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ゲームの流れを変えた先制点【2013年J2第37節vs熊本戦@フクアリ】 [レポート(2013)]

ジェフ6-0熊本

どうも、わたしです。



6得点圧勝で、ケンペスハット、森本・峻希初ゴール、クリーンシート達成と、

すばらしい出来事ばかりなんですが、


すこしマイナスの視点からも、

振り返ってみようと思います。


流れを簡単に振り返ります。



ジェフ・熊本共にコンパクトな布陣で前からプレッシャーを掛け合うと、ジェフは中央から縦パスを通し、熊本はサイドを走らせる展開を狙った、攻守の入れ替わりの激しいゲームで始まった。接戦が続いたが、やや熊本のボールがつながり、10~30分くらいでは熊本ペーストなりジェフディフェンスは下がる展開となった。しかし31分に前線でFKを得るとその流れで33分に慶のスルーパスで抜け出したヨネのクロスを佑昌が決めて先制に成功。寄せの弱まった熊本に対し、ジェフは35分、38分と加点し、前半で3-0として逆にペースを不動のものにした。後半もジェフのポゼッションが続き、52分、67分、90分にも加点し、6-0のゲームとなった。前線のプレッシャーも良かったが、守備ラインのポジション取りもよく、全体的に良かったゲームであった。



思うところを書いていきます。



①ゲームの流れを変えた先制点


今節、多くの時間帯でジェフのペースとなり、

後半は、押し込んだ時間が非常に長いゲームとなりました。



前からプレッシャーをかけたり、

ディフェンスにも良く戻り、


運動量でも相手を上回った印象のあるゲームですが、

結果的に、大勝という結果になリました。



ただ、気になるところは、

わたしの印象だと、



ジェフが先制する33分の直前の前半の30分くらいまでは、

熊本がペースを握り、ジェフ的にはちょっとやばいゲームになるのではと思っていました。



というのは、熊本は比較的守備をがっちり固めてくる印象もあり、

序盤は、相手が引いてしまうと、ジェフがバイタルを崩すのに手間取っていたところもありますし、



そこまでの流れというのは、

熊本ペースになっていた部分が強かったと思います。



ジェフは、コンパクトさを作って、熊本のボールを中盤より前で抑え、

どんどん前に入れていこうという意識があったと思いますが、



熊本の攻撃で、左サイドの片山選手にサイドチェンジを通されてしまったり、アバウトな浮き玉をウーゴ選手と競り合ったりなどで、

かなりディフェンスラインを下げられてしまい、


ジェフの前線と、ボランチ、最終ラインの間がかなり間延びし、

ジェフの最終ライン前のバイタルで相手に起点を作られるところまで、ペースを握られていたところだったので、


かなりまずい状況だったと、

思っています。


一方の熊本のほうは、ここ数戦リーグ戦で負け無しで好調なプレーをしていて、

この30分までの時間帯では、非常にコンパクトさを作って、選手間も近く、


前線でも、自陣でも、

ボールに行く選手の近くに、必ずフォローがいるような状況で、


かなりいいサッカーをしているように感じました。



しかし、このジェフ不利熊本ペースな流れが、

先制の場面から一変しました。



31分にジェフが前線でFKを得ると、

この流れで選手が上がった状況を続け、先制に成功。



やや下がっていたディフェンスラインに関係なく、

セットプレーの流れで前に出ていた時間帯で先制できたことで、



不利な状況に関係なく、

流れを引き寄せたように思います。



ここで流れが一変。



熊本はそこまで積極的な守備を見せていたのが、

少し引いて、寄せなくなりました。



これにより、ジェフは中盤で兵働が前を向ける状況ができ、

35分、38分ともにスルーパスを通して、得点を演出。



3-0で、

ペースを完全なものにしてしまいました。



そこまでが、熊本のペースで、

しかもジェフの悪い状況の代表例であるような、守備が引いてしまう状況になっていたので、


この数分での3得点は、

驚きました。



流れを変えた先制点、

この得点に感謝したい一戦であります。




ただ、そこまでの流れでも何とか失点を免れ、

先制につなげたという粘り強さや勝負強さも出てきましたし、


前からのプレッシャーが強かったので、

熊本に後方からのロングボールは許しておらず、


全体的に守備にしやすい状況も、

つくっていたと思います。



苦しい時間を耐えて、

いい流れを掴んでいく、


強いチームになってきた、

証拠なのかもしれませんね。



さて、ジェフは、

6得点圧勝で、4位に順位を上げた。



首位神戸、そして4戦負け無しの熊本を破っての連勝だが、

次も、6戦負け無しの横浜FCとのゲームである。



だが、この勢いをもって、

連勝を続けていけるだろう。



負けられない戦いが続くが、

昇格へ向け、連勝を継続しよう。



がんばれジェフユナイテッド


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積極的な守備がうまくまわってきた【2013年天皇杯3回戦vsFC東京戦@フクアリ】 [レポート(2013)]

ジェフ1-1FC東京
(PK5-6)

どうも、わたしです。



後半アディショナルタイムに同点弾を叩き込み、

PK戦も8人目までもつれる激闘になりました。



パスサッカーをするFC東京相手にも、パスを回せたという点でも素晴しい結果ですが、

守備の面で、積極性からうまく回ってきた面が多いと思います。



内容を簡単に書いていきます。



ジェフ・FC東京共に、ラインを高くしコンパクトな布陣で臨んだ。ジェフは森本が、FC東京は渡辺が裏を狙ってくる展開で序盤から決定機もつくっていく展開が続いた。その中でもややジェフがポゼッションを握り、サイドから攻めるケースが多かったが、起点を作りきれなかった。FC東京は、ロングボールが多くなり、こちらもコンパクトな陣形に手を焼いた印象であった。前半の41分にルーカスを倒してしまいPKで失点。前半は0-1で終えた。後半、ややブロックを固めたFC東京に対し、ジェフもポゼッションを高めて奮闘するもなかなか点を奪えず。森本を下げ、谷澤・深井・大塚らを投入したゼロトップ体制で、なかなか起点を作りきれない戦いが続いたが、後半アディショナルタイムに、大塚からのパスを也真人がヒールで落としたボールを、深井が決めて同点とした。延長でも決着がつかず、PK戦で岡本も2本を止めるも、8人目で差がついて敗退となったゲームであった。



思うところを書いていこうと思います。



①積極的な守備がうまく回ってきた。


ジェフの今期の苦しんできたところとして、

守備の面があると思います。



前半戦は、

失点の少なさで首位にたつこともあったジェフですが、



苦しくなると、ゴール前にブロックを固め、

とにかくはじき返すという雰囲気であったと思います。



それがだんだんと、ブロックがボールへ寄せてこないことが研究され、

ミドルを打ち込まれたり、内側に寄せて不在となったサイドを起点に失点したりと、



リーグ戦中ごろに、

守備の堅さというのは感じられなくなってしまっていました。




また、前線がなかなか守備に走るケースも少なく、

守備の面で苦戦を強いたれたのではないでしょうか。




それが、リーグ戦での神戸戦や、このFC東京戦では、

改善されてきたと思います。



ここまでリスクを負わず引いてしまってきた最終ラインは、

高くコンパクトに配置し、



ラインの裏を狙われるケースというのはありますが、

相手は高い位置でジェフのコンパクトな守備で起点を作ることができないことから、

ボールの出所は後ろの方からとなり、

怖さも少なくなっているように思います。




また、そのコンパクトな守備への前線選手の貢献というのも大きくて、

前の選手がボールホルダーの後ろからもしっかりプレッシャーをかけて、相手に自由を与えないようにしていると思います。



こういった守備により、相手のパスも苦し紛れなケースというのが増えてきて、

競ったセカンドボールも増え、コンパクトな陣形の中ではジェフの選手が前に出てセカンドボールも抑えられるようになって、



相手のボールが継続しないで、

ジェフボールになる回数も増えたように感じます。



いままでだと、引いてしまっていたことで、

クリアしても、相手ボールでずっと押し込まれた状況が続く悪い時間帯があったんですが、



それが無くなるとともに、

逆にジェフが全体で押し込んで、相手のクリアボールもモノにする時間すらできてきたように思います。



守備の姿勢を積極的にすることで、リスクもありますが、

相手に自由にボールを持たせる時間は減り、ジェフがボールを持てる時間も長くなったように感じます。



今後は、カウンター重視の相手などでは、すこし変えていかないといけないかもしれないですが、

この守備の積極性を、継続して、ボールを持てるチームをあらためて作っていってほしいと思います。




さて、ジェフは、天皇杯を敗退したものの、

J1のチーム相手に納得できるサッカーを繰り広げることができた。


ここからのゲームは落とせないゲームばかりであるが、

内容を維持しつつ、結果も残さなければいけない。



気持ちを強く持って、

積極的なゲームで、勝利を奪い取っていこう。




がんばれジェフユナイテッド



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前節からの継続と改善【2013年J2第36節vs神戸戦@フクアリ】 [レポート(2013)]

ジェフ2-1神戸


どうも、わたしです。


いやあ、

劇的な勝利でした。


ただ、この勝利の背景には、

0-3で敗れた岡山戦からの継続と改善があると思います。



流れを簡単に振り返ります。



ジェフ・神戸ともに激しくプレッシャーをかけ、コンパクトな布陣を組むと、ロングボールを狙うアバウトな展開から始まった。神戸は前からプレッシャーが厳しいが、ジェフは兵働・也真人を経由し縦パスをつなぐとともに、ケンペスをターゲットにロングボールも収まった。前半24分にジェフが中央からの決定機を逃すと、26分に神戸は左サイドからのクロスに飛び込んで先制する。中央では間あいだでつなぐジェフだが、サイドではやや神戸がつなぐ展開で0-1で前半を折り返した。後半に入り、やや間延びした神戸に対し、ジェフがつなぐ展開をつくると、52分右サイドヨネのクロスにファーサイドケンペスが折り返し、佑昌が決めて同点とした。65分にはカウンターから、ケンペスが左からミドルを突き刺し逆転に成功した。76分にケンペスが2枚目のイエローで退場すると、ジェフは守備を固め、逃げ切りを図り、コーナーで時間を稼ぐなど、何とか逃げ切り勝利を掴んだ一戦でした。



思うところを書いていきます。


①前節からの継続


前節の岡山戦では、0-3といいところなく敗れていたわけですが、

この一戦からの継続と改善があったと思います。



まず継続の点ですが、

ジェフは、縦にパスを通す意識が強く、


特にサイドでなくセンターラインで、

相手のラインとラインの間に、ずばずばとパスを入れていました。


即レポでもあげましたが、前半の43分がそんな例で、

戻した岡本から、相手の前線選手の間にポジショニングした兵働に縦パスが入り、


兵働は、相手選手の間で受けたのですぐ前を向くことができ、

さらに前のライン近くのケンペスに縦パスを入れ、ケンペスは収めてシュートまでもって行っています。



センターラインを使って、縦パスをつないだ流れですが、

積極的に相手のラインとラインの間で縦パスをつなごうという意識がはっきり見えたプレーだと思います。



こういった狙いが要所要所に見え、

前節は、大塚くんがうまく起点になっていましたが、

今節は、也真人・兵働のセンターラインが、機能し、



也真人・兵働を中心に、ケンタロ・勇人のボランチ陣、CB、GK、FWケンペスまで、

縦のラインが、しっかり機能した攻撃だったと思います。



これは、岡山戦から、

しっかり継続してプレーできた点だと思います。


ジェフらしい、サッカーをしっかり実践し、

それをやり抜いて勝ったゲームといえるんじゃないかと思います。


②前節からの改善点


前節は、カウンターからの失点が多く、

プレッシャーを受けると弱い面もありましたが、


今節は、その対策は、

しっかりできたように思います。



神戸はブロックこそ組まないですが、

前からのプレッシャーを強く、奪ったら縦に早く、


カウンターを重視したチームではないかと、

思います。



前節のジェフであると、

プレッシャーに負け、カウンターでやられていましたが、



今節は、

対策が取れていたように思います。



カウンターを受けても、ボランチを中心に、ボールにプレッシャーも早く

また、こぼれたボールにもボランチが詰めて、セカンドボールを早く奪えており、


積極的な守備で、

守りきったと思います。


これにより早いカウンターをできるだけ遅らせるとともに、

引いてしまう時間帯を減らし、ボールホルダーに対し前へ前へと当る守備が敢行できたと思います。


それにより、神戸のロングボールで裏に抜けるパスも少なかったですし、

FW田代が投入された後にも、田代をターゲットにする正確なロングボールも少なかったように思います。



これも、前へ前へとディフェンスがプレッシャーに行ったからでしょうし、

カウンター対策が取れていたからだと思います。



前節の対策が、しっかり取れて、

これによって得られた勝利とも言えるのかもしれません。



さて、ジェフは首位神戸を破り、4試合ぶりの勝利を、

挙げることができた。



退場者まで出したが、逆転勝利で逃げ切りに成功した、

なんとも久しぶりな劇的勝利と言えるゲームだろう。



この勝利をきっかけに、

強いジェフを再び取り戻したい。



それには今節のように継続と改善を積み重ね、

勝利を重ねていくことが必要だろう。


プレーオフ圏も混沌としているが、

ひとつでも高い順位にあげ、プレーオフを勝ち取ろう。


がんばれジェフユナイテッド。


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