劣勢をくつがえし勝ち点3奪取【2011年J2第24節 vsFC岐阜戦@長良川】 [レポート(2011)]
J2第24節
ジェフ千葉 2-0 FC岐阜
テレビ観戦でしたが、暑さ熱気が伝わってくるゲームになりました。
スカパーの情報では、気温33.8度、湿度53%で、外で走っていたら確実に熱中症を起こすような気候。
観戦者でもうちわで仰ぎながらという人が多かったですし、選手の表情からも暑さが伝わってきました。
その中で、ジェフは苦しいながらも勝ち点3を取ることが出来ました。
感じたポイントは次の通りです。
①流れを変えた後半
試合開始すぐ決定機があったものの、前半は次第に岐阜ペースに。岐阜のショートカウンターは、最下位チームのそれではなく、いい時期の鋭さがありました。
とはいえ、前半はジェフの選手は球際の競り合いに強くいけないところもあり、プレスも思い切りが悪く、相手の中盤でパスの出し手に前を向かせてしまっていました。岐阜はペース配分お構い無しで先制を狙ってきていて、走り負けしてしまっている感じでした。
この岐阜の攻撃を、後でも触れますが、岡本のセーブでしのぎます。
ただ、走り負けした前半の様子に、サポからも大ブーイング。
かなり走らされた感じで、選手の顔色も悪く、「ちょっとまずいかな」と思った前半でした。
しかし、ハーフタイムでドワイトがしっかり動きました。
林に替えて、孝太を投入。
この采配が的中。
孝太は、通常のトップ下のポジションよりかなり下がり目に入ったように見えました。
ここで、彼は気迫を持った走りで、その中盤の真ん中のエリアを支配。
攻撃では、ボールをよく収めてヨネや深井に散らし、守備では相手ボランチへのパスを遮断してカウンターの基点を消した。
セットプレーでゲッセルのゴールがあった後、
孝太は、プレッシャーを与えてボールの出し先がなくなっている相手ボランチを激しいチェイスで追い込むと、ボールを奪い、ドリブルで独走。そのままシュートし、得点。
孝太は得点もすばらしかったですけど、今節はその守備が光ったように思います。
2点とった後は、岐阜が疲労してきたこともあり、落ち着いてゲームが進み、勝利。
勝ち点3を取ることが出来ました。
岡本、孝太の頑張りもよかったですけど、ドワイトの采配が当たりました。
的確に前半の悪い点を分析し、それを修正するような交代と配置。
いつもは交代の遅い監督ですけど、見事な采配でした。
②久保、悔しいがガンバレ
オーロイ不在の中、久保がワントップで先発。試合前には、今節の注目点は久保を挙げました。
私としては大島がフィットするまでに、久保が点を取って、エースとして名乗りを上げて欲しいとおもっています。ジェフの未来を担う逸材だと思っています。
今節の久保は、守備の時間も長く、マークも厳しく、イライラしていた様子。暑かったせいか運動量もそれほど多くなく、ボールも収まらず、あまりよくないように見えました。
それでも後半も足がつるまで走り、ルーキーとしては十分及第点の試合だったと思います。
ゲッセルの得点シーンでは、オーロイ裏ならず、「久保裏」でゲッセルが決め、しっかりオーロイの代役もしたと思います。
ただ彼に期待するジェフサポから見れば不満な内容かもしれない。
スカパーもジェフサポの中での久保の存在感をよくわかっているのか、ベンチの中での表情なんかも映してました。
久保自身もとても悔しそうな顔をしていましたので、次節札幌ではさらにやってくれるような気がします。
巻のような気迫のある思い切りのいいプレーを期待したいと思います。
③岡本のビッグセーブ
今節は、MOMは岡本だと思います。
前半の流れの悪い時間帯、DFラインを抜けてくる岐阜選手のシュートを次々にビッグセーブ。
手元集計で前半6、後半1の相手の決定機をしのぎきりました。
今節の岡本は、相手の動きをよく見て、飛び出しやシュートの反応が早く、思い切りがよかったと思います。
ジェフの失点が増えてきた頃から、ちょっと思い切りが悪くミスも増えていたようだったので、この2週間の中断で何かを掴んで成長したように思いました。
これで、失点数も平均1点を下回り(19試合、18失点)ました。
このまま、リーグ後半もやってくれるような気がします。
アウェイで厳しい試合を取ることが出来ました。
こういう試合が取れると昇格にぐっと近づいた感じがします。
昨年はおとしてしまったアウェイ岐阜戦を今年は取って、このまま勢いに乗っていきましょう。
がんばれジェフユナイテッド。
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ジェフ千葉 2-0 FC岐阜
テレビ観戦でしたが、暑さ熱気が伝わってくるゲームになりました。
スカパーの情報では、気温33.8度、湿度53%で、外で走っていたら確実に熱中症を起こすような気候。
観戦者でもうちわで仰ぎながらという人が多かったですし、選手の表情からも暑さが伝わってきました。
その中で、ジェフは苦しいながらも勝ち点3を取ることが出来ました。
感じたポイントは次の通りです。
①流れを変えた後半
試合開始すぐ決定機があったものの、前半は次第に岐阜ペースに。岐阜のショートカウンターは、最下位チームのそれではなく、いい時期の鋭さがありました。
とはいえ、前半はジェフの選手は球際の競り合いに強くいけないところもあり、プレスも思い切りが悪く、相手の中盤でパスの出し手に前を向かせてしまっていました。岐阜はペース配分お構い無しで先制を狙ってきていて、走り負けしてしまっている感じでした。
この岐阜の攻撃を、後でも触れますが、岡本のセーブでしのぎます。
ただ、走り負けした前半の様子に、サポからも大ブーイング。
かなり走らされた感じで、選手の顔色も悪く、「ちょっとまずいかな」と思った前半でした。
しかし、ハーフタイムでドワイトがしっかり動きました。
林に替えて、孝太を投入。
この采配が的中。
孝太は、通常のトップ下のポジションよりかなり下がり目に入ったように見えました。
ここで、彼は気迫を持った走りで、その中盤の真ん中のエリアを支配。
攻撃では、ボールをよく収めてヨネや深井に散らし、守備では相手ボランチへのパスを遮断してカウンターの基点を消した。
セットプレーでゲッセルのゴールがあった後、
孝太は、プレッシャーを与えてボールの出し先がなくなっている相手ボランチを激しいチェイスで追い込むと、ボールを奪い、ドリブルで独走。そのままシュートし、得点。
孝太は得点もすばらしかったですけど、今節はその守備が光ったように思います。
2点とった後は、岐阜が疲労してきたこともあり、落ち着いてゲームが進み、勝利。
勝ち点3を取ることが出来ました。
岡本、孝太の頑張りもよかったですけど、ドワイトの采配が当たりました。
的確に前半の悪い点を分析し、それを修正するような交代と配置。
いつもは交代の遅い監督ですけど、見事な采配でした。
②久保、悔しいがガンバレ
オーロイ不在の中、久保がワントップで先発。試合前には、今節の注目点は久保を挙げました。
私としては大島がフィットするまでに、久保が点を取って、エースとして名乗りを上げて欲しいとおもっています。ジェフの未来を担う逸材だと思っています。
今節の久保は、守備の時間も長く、マークも厳しく、イライラしていた様子。暑かったせいか運動量もそれほど多くなく、ボールも収まらず、あまりよくないように見えました。
それでも後半も足がつるまで走り、ルーキーとしては十分及第点の試合だったと思います。
ゲッセルの得点シーンでは、オーロイ裏ならず、「久保裏」でゲッセルが決め、しっかりオーロイの代役もしたと思います。
ただ彼に期待するジェフサポから見れば不満な内容かもしれない。
スカパーもジェフサポの中での久保の存在感をよくわかっているのか、ベンチの中での表情なんかも映してました。
久保自身もとても悔しそうな顔をしていましたので、次節札幌ではさらにやってくれるような気がします。
巻のような気迫のある思い切りのいいプレーを期待したいと思います。
③岡本のビッグセーブ
今節は、MOMは岡本だと思います。
前半の流れの悪い時間帯、DFラインを抜けてくる岐阜選手のシュートを次々にビッグセーブ。
手元集計で前半6、後半1の相手の決定機をしのぎきりました。
今節の岡本は、相手の動きをよく見て、飛び出しやシュートの反応が早く、思い切りがよかったと思います。
ジェフの失点が増えてきた頃から、ちょっと思い切りが悪くミスも増えていたようだったので、この2週間の中断で何かを掴んで成長したように思いました。
これで、失点数も平均1点を下回り(19試合、18失点)ました。
このまま、リーグ後半もやってくれるような気がします。
アウェイで厳しい試合を取ることが出来ました。
こういう試合が取れると昇格にぐっと近づいた感じがします。
昨年はおとしてしまったアウェイ岐阜戦を今年は取って、このまま勢いに乗っていきましょう。
がんばれジェフユナイテッド。
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王者のサッカーには遠い【2011年J2第23節 vs横浜FC戦@フクアリ】 [レポート(2011)]
前日にFC東京が負け、栃木が引き分けたことから、勝って首位奪還を目指したゲーム。
また、アウェイの三ツ沢で悪い内容のの試合をしたことのリベンジの機会でもありました。
なんですが、結果は1-1でドロー。ここぞの試合に勝ち切れず。
今期は、J2で優勝してJ1へあがることが目標ですが、王者のサッカーには程遠い印象を受けた試合でした。
序盤は、米倉や林の鋭い飛び出しから決定機を作り、良い流れであったと思います。
これは、今週の練習で序盤の入り方についてかなり時間を費やしてトレーニングしたとの事だったので、
その準備がうまくいったのだと思います。
そしてその飛び出しがPKを呼び、先制。ここまではとてもよかった。
ただし、この後、流れが悪くなってきます。
相手のプレスでパスが回らなくなり、ロングボールのこぼれ球も横浜FC側に出るように。
これは、アウェイでの試合と同様な流れ。
結局、うまくパスを回せず、どたばたした感じで、失点、そして試合終了。
選手は、プレスにもパスにも、ディフェンスにも、かなりファイトしていたように感じます。
悪い動きではなかった。全員から気迫を感じ、ゴールまでもあと一歩のところまで迫っていた。
でも引き分けとなってしまった。
今日の試合を見て思うのは、選手の動き方が後手後手であること。
横浜FCは、攻撃でも守備でも、各選手が横に縦に複雑な動きをしているように思います。
で、一人の選手が動くと他の選手が連動して動き、空いたスペースを埋めたり、カバーしたり、ボールを受けたり、組織で連動しているようです。全員が同じルールで動くため、考えて対応する相手より早く動くことが出来ます。。
ジェフはそれに対しどうだったかというと、一人が動いていくとそれに対して他の選手も動こうとするけど、初めの一人が動いた動きを見てどうしようか決めるような感じで、ワンテンポ遅れているようです。
札幌戦ではプレスが弱く、あまり動かなかったから十分に戦えたけど、統率された相手には少し遅れてしまう。
それを改善するためどうするのか。
おそらく、選手個人の判断力が急に上がることはないでしょうから、練習で体が覚えこんでいくまでトレーニングするしかないのかもしれません。
っていうのもオシム流が頭から離れないからなのかもしれませんけど。もっと、選手全員が、同じ意図をもってプレーできるまで、オシムのときのように練習が必要じゃないかなと思います。
今期必要とされるのは、王者のサッカー。苦手な相手だろうが、きっちり勝ち点を取っていけるサッカー。
今のジェフにすぐに王者のサッカーをしろとは言いませんが、
ここで2週間空きが出来るので、プレーに迷いがなく、自信をもってプレーできるまで、組織全員で練習をして欲しいと思います。
とはいえ、この暑い時期、選手は大変です。我々サポは、少しでも選手の気持ちになり、
頑張っている選手には熱い声援を送りましょう。
すぐには結果には結びつかないかもしれないが、おそらく、選手が今できることは練習のみ。
結果が出なければブーイングも必要かもしれないが、
沢山練習して試合にのぞむ選手達には、声援を送りましょう。
サポの声援で、彼らはくじけず練習に打ち込めるはず。
そして、今期最後には、みんなで最高の達成感を得ましょう。
いまこそWIN BY ALLだ。
完勝!!【2011年J2第22節 vs札幌戦@フクアリ】 [レポート(2011)]
7月23日のフクアリでのJ2第22節コンサドーレ札幌戦を観戦してきました。
前節のアウェイでの負け。
優勝のためには連敗できないので、気合い十分でスタジアムに向かいました。
完勝の内容
終わってみれば2-0での完勝の内容。素晴らしい試合を見たなあ、という感じです。
こういういい試合の感想って、悪い時と違って逆に書くことが見つからない(笑)
今日感じたのは以下。
・玉ぎわがとにかく強かった。
ルーズボールは、ほとんど取れたんじゃなかろうか。相手に出そう
な場面でも必死に足を出し、何とかマイボールにする気迫が見てと
れました。
・序盤からのボール回しで、終盤は相手が疲弊。
放り込みと併用で行っている、最終ラインからのパス回しからのビ
ルドアップですけど、サイドチェンジを繰り返すことで、相手は疲
弊していきますね。地味だけど効果的です。
・攻撃のバランスがよかった。
放り込み、パス回しからのビルドアップに加えて、今節はドリブル
での切れ込みが多く見られて、バランスが良かった。相手からのプ
レスが少なかったのもあるけれど、ドリブルでボールを保持してい
ることができたので、後ろの攻め上がりやポジションチェンジがス
ムーズで、多彩な攻撃につながったと思う。
新境地・村井のボランチ
このゲームは活躍した選手は多かったけれど、まずは村井のゲームだったでしょう。
ここまで深井が好調であったこともあり、本職の左サイドでの出場は少なかったけれど、新境地での存在感を示してくれたと思います。
パスを散らし、ドリブルでするするっと持ちあがってシュートまで行ける、セットプレーをけり、右でも左でもボールを蹴れる。いままでジェフになかったボランチ像に感じました。
ファンゲッセルとのレギュラー争いは楽しみに感じます。
山口の右サイド
いつも注目して見てるんですが、いい感じです。だんだんいい感じになってきます。
守備にもよく走ってくれてますし、1対1でとても安定しています。
今節は攻撃参加もよかったし、切れ込んでシュートの場面も。
あまり目立たずに任務を遂行するような役割になってますが、今季もそろそろミドルでも決めってもらって、ぜひお立ち台にと思っております。
エルゴラ採点が6.0だったようですが、私が付けるなら6.5です。いや、採点って主観が入るのでかなりばらつくでしょうけど。
ホームで勝ち点を伸ばし、もうすぐ今季も半分終わります。今年はここからが勝負。いい試合の後こそ、いい内容の試合が続けられるよう頑張ってほしい。
がんばれジェフユナイテッド
前節のアウェイでの負け。
優勝のためには連敗できないので、気合い十分でスタジアムに向かいました。
完勝の内容
終わってみれば2-0での完勝の内容。素晴らしい試合を見たなあ、という感じです。
こういういい試合の感想って、悪い時と違って逆に書くことが見つからない(笑)
今日感じたのは以下。
・玉ぎわがとにかく強かった。
ルーズボールは、ほとんど取れたんじゃなかろうか。相手に出そう
な場面でも必死に足を出し、何とかマイボールにする気迫が見てと
れました。
・序盤からのボール回しで、終盤は相手が疲弊。
放り込みと併用で行っている、最終ラインからのパス回しからのビ
ルドアップですけど、サイドチェンジを繰り返すことで、相手は疲
弊していきますね。地味だけど効果的です。
・攻撃のバランスがよかった。
放り込み、パス回しからのビルドアップに加えて、今節はドリブル
での切れ込みが多く見られて、バランスが良かった。相手からのプ
レスが少なかったのもあるけれど、ドリブルでボールを保持してい
ることができたので、後ろの攻め上がりやポジションチェンジがス
ムーズで、多彩な攻撃につながったと思う。
新境地・村井のボランチ
このゲームは活躍した選手は多かったけれど、まずは村井のゲームだったでしょう。
ここまで深井が好調であったこともあり、本職の左サイドでの出場は少なかったけれど、新境地での存在感を示してくれたと思います。
パスを散らし、ドリブルでするするっと持ちあがってシュートまで行ける、セットプレーをけり、右でも左でもボールを蹴れる。いままでジェフになかったボランチ像に感じました。
ファンゲッセルとのレギュラー争いは楽しみに感じます。
山口の右サイド
いつも注目して見てるんですが、いい感じです。だんだんいい感じになってきます。
守備にもよく走ってくれてますし、1対1でとても安定しています。
今節は攻撃参加もよかったし、切れ込んでシュートの場面も。
あまり目立たずに任務を遂行するような役割になってますが、今季もそろそろミドルでも決めってもらって、ぜひお立ち台にと思っております。
エルゴラ採点が6.0だったようですが、私が付けるなら6.5です。いや、採点って主観が入るのでかなりばらつくでしょうけど。
ホームで勝ち点を伸ばし、もうすぐ今季も半分終わります。今年はここからが勝負。いい試合の後こそ、いい内容の試合が続けられるよう頑張ってほしい。
がんばれジェフユナイテッド