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明日は昇格プレーオフ準決勝横浜FC戦@ニッパ球 [プレビュー(2012)]

どうも、わたしです。




最終戦を三連勝で飾り意気揚々と昇格プレーオフに駒を進めたわれらがジェフは、

敵地で横浜FCと衝突します。




引き分けも許されず、絶対に勝利をしなければいけない戦い、

気持ちをもって戦いたい一戦です。




横浜FCとジェフの対戦成績は、リーグ戦で、
ジェフの5勝1敗2分け(15得点3失点)、
J2では、ジェフの3勝1敗2分け(10得点3失点)です。



前回対戦は、今年7月にJ2第24節をアウェイで戦い、
1-0で勝利しています。
強風の中で行われたゲーム。前半追い風を背に攻勢に出る。なかなか攻め崩せない中迎えた26分、左サイドでスローインのボールを受けた兵働が深井とのワンツーで抜け出し先制。その後はやや中盤で競り負け横浜FCペースの猛攻を受ける時間も作られるなど苦戦するが、守備陣が粘り強い戦いで守り切ったゲームだと記憶しています。




ここ5試合の横浜FCは、4勝1敗0分け(9得点4失点)です。
(ジェフは、3勝1敗1分け(9得点3失点))
現在4連勝中。前回7月対戦時と戦術や布陣はほとんど変わらず、チームとして成熟が感じられる。攻撃であればドリブル、パス、ポストプレー、飛び出し、すべて高次元でそろえ、守備でもバランスの良いゾーン守備を構築している。選手個人の力も高い。サイドハーフにボールを入れ起点とし、クロスを入れれば長身FW大久保がおり、パスを選択すればMF野崎、高地、武岡らがゴールに絡む形は、複雑だが洗練されている。しいて言えば以前と比べ、カイオがゲームを作るためやや低い位置で全体が下がり、クロスが減り中央での切り込みを攻撃の中心としている印象か。



今期の成績は、
横浜FCは、22勝13敗7分け(62得点45失点)で、勝ち点73の4位。
ジェフは、21勝12敗9分け(61得点33失点)で、勝ち点72の5位。



個人的注目点を書いていきます。




①気持ちを持って攻め、先制をもぎ取れ


横浜FCは、序盤こそ不調でしたが、

山口監督の元、着実にチーム力を高め、プレーオフに進出してきました。



チームとしての成熟もそうですが、

絶対に勝つんだという気迫がチームからも感じられ、



前節の最終節では、残留のかかる気迫のFC岐阜に先制を許すも、気迫の戦いで勝利をものにし、

昇格プレーオフのホーム開催にこぎつけています。




ジェフにとっては、今期2勝している相手ではありますが、

順位的にも、上位と対戦するという気持ちでなければいけないでしょう。



一方のジェフですが、最終節までを3連勝で締め、

プレーオフへ臨みます。



チームには自信と信頼関係と勢いがあり、

サッカーも、スペースへボールを入れていくパス回しや、同じくスペースへ突破していくドリブルなど、

多岐にわたる攻撃が機能していて、



また、守備でもボランチ、CBを中心に、

高い位置でプレッシャーをかけ、陣形を整える体制がしっかり作られています。




五分五分のルールの戦いであれば、恐れるものはないといいたいところですが、

昇格プレーオフは、上の順位のチームが有利にできており、



上位チームのホーム開催というだけでなく、

引き分けの場合、上の順位のチームが勝ち上がるというルールのため、




横浜FC側は、やや守備的な戦いをしてくる可能性もあり、

また、カウンターや、少人数での個の力での得点能力も高いチームであることから、

引いての戦ったとしても得点能力が高く、警戒をしなければなりません。




特に、横浜FCのSH野崎や武岡が好調を継続しており、

ドリブルや、裏への抜け出しで、引いて攻撃に人数がかからない状態からでも得点を狙ってくるでしょう。




それでもジェフは、リスクを負って高いポジショニングをとり、

先制を狙っていけるかが注目点です。



横浜FCは通常、ゾーン守備を2列で敷き、

ボールホルダーへ一番近い選手が激しいプレッシャーをかけてくる守備だと思いますが、



素早く縦に攻められたり、粘り強くパスを回されることで、

最終ラインが下がり、やや2列目と最終ラインの間があき、そのスペースを利用されたり、

全体的に内側に守備が寄りサイドがあき、クロスをあげられていることがあります。



つまり、ジェフらしくボールをしっかりポゼッションし、

要所に数的優位を作りショートパスをつなぎ、スペースができれば一気に縦にパスを入れ、

相手が下がったところや内に寄せたところで、フィニッシュに持っていく、

そんなジェフらしいサッカーをすることが、効果的でしょう。



前がかりになりリスクを負ったり、

または、相手が引いて攻めあぐねたりもありますが、

それでも粘り強く、恐れず、自分たちのサッカーをする必要があるでしょう。




引いた相手にもジェフらしいサッカーで、

先制を狙っていくジェフのサッカーに注目です。





②攻撃はジェフらしいサッカーを



ジェフの攻撃についてです。


前述のとおり、

攻撃についてはジェフらしい攻撃をすることが一番です。



いま、今期一番いいサッカーができており、

とくに注文もありません。



信頼しています。



横浜FCは、しっかりブロックを敷き、ボールホルダーと、パスの入りどころに、

厳しいチェックがいくと思います。



個の力が非常に高く、

ここで多くのチームはボールロストしてしまいます。



それに対し、ジェフはここ数戦で、同じくボールチェックの厳しいチーム、

特に松本らと対戦していますが、



前線ではドリブル突破や裏に抜ける形などと織り交ぜることにより、

守備を寄せさせずスペースを作り、そこから攻めることに成功しています。



横浜FCは、そのボールホルダーへの寄せと、パスの入り先への寄せは、

生命線です。



これが寄らなかったことにより、前節岐阜戦では、

先制を許し2点目も奪われる苦しい戦いとなっていました。



今節、横浜FCが引いて守備をする意識が強ければ、

逆にチャンスかもしれません。



引いてがっちりと人数がいることで、

寄せが甘くなるチームというのは、意外に多いからです。




ジェフには、リスクを負ってもドリブルをしかけたり、裏へのログボールを入れたりし、

スペースを作り、



スペースにどんどん走り込んでいくとともに、中央の藤田・兵働を起点に、

突破を図っていく攻撃を期待しています。



ジェフらしい戦いで、横浜FCの守備を切り裂いていく、

ジェフの攻撃に注目です。




③横浜FCのドリブル突破を警戒、それでも寄せて当たれ


ジェフの守備についてです。


横浜FCの攻撃は、多彩です。



FWカイオが広い範囲で動いて起点になると、

FW大久保も長身を生かし、ポストで起点を作っていきます。



起点があることにより陣地を前に押し上げると、

ボランチが高いパス能力で、SHへ展開。



突破力のあるSH野崎、武岡が、

ドリブルや、裏への抜け出しで、得点を狙って来るのが、最大の得点パターンと見ています。



そのほかにも、全体的に押し上げて、パスで守備を崩してくることもありますし、

SHをサイドに展開させ、SBを絡めてサイド攻撃もあるなど、多彩ですが、



まずは、SHのドリブル突破を警戒したい。



前述のとおり、SH野崎、武岡のドリブル突破は、

かなり警戒が必要です。



通常だと寄せすぎると抜かれる可能性があり、少し引いての守備が必要ですが、

今節は、それでもリスクを冒して、がっちり寄せて、当たっての守備が必要だと思います。



がっちりあたって、起点にさせないことが重要です。



ジェフの両ボランチサトケン・勇人や、SB圭二・峻希がSHを見ることが多くなるかもしれませんが、

がっちりといって欲しいと思います。



そして、しっかりと攻撃に転じ、

相手の位置を押し込んでいければ、申し分ない戦いです。



他にも、横浜FCのFWを起点にさせないためにも、

ジェフのCB智・竹内にもがっちりあたってもらう必要があります。



ドリブル突破のリスクを見つつも、

しっかり寄せてがっちりあたるジェフの守備に注目です。





さて、奪還を目指し、

ジェフは、初のプレーオフに挑む。



横浜FCの士気も高く、

舞台はアウェイ戦となり、敵地での厳しい戦いになるだろう。



その中で、ツイッター上では、

「#ニッパツを黄色に」の掛け声のもと、



多くのサポーターたちがジェフイエローに染めるべく、

参戦を呼び掛けている。



早期に自由席が完売となるなど、

もう戦いがはじまっているのだ。



春の時期に、

選手の呼びかけでネット上などで広めていったが、

達成できなかった、1万人キャンペーン。




その後、ジェフは6連勝などもあったが、

その時期と違い、




選手の誰かが呼びかけたから、提案したからということでなく、

サポーターが自発的にみんなで行動して、

ジェフのために団結して、戦うことができているといえるだろう。



松本戦ではフクアリに1万4千人を動員し、

敵地徳島戦では、嵐の中、ジェフサポーターは相手を上回る応援を繰り広げた。




この1戦、サポーターも選手とともに一緒に戦い、

そして勝ちを奪っていこう。




スタジアムに参戦するものは、その声で動きで選手たちを鼓舞し、

いけないものも、ネットやテレビの前から声援を送るとともに、

勝利を祈ろう。



さあ、昇格への大事なゲーム、

全員がジェフらしさを魅せよう。



WIN BY ALL!!



さあ戦いの時間だ。



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明日はJ2徳島戦@鳴門大塚 [プレビュー(2012)]

どうも、わたしです。



前節、フクアリ最終戦を勝利で飾り、プレーオフ進出を決めたジェフは、

敵地徳島に乗り込みます。



プレーオフでの順位をあげ、最後まで戦っていくため、

鬼門鳴門で、強敵徳島から勝利を奪いたい一戦です。




ジェフと徳島の対戦成績は、リーグ戦で、
ジェフの1勝3敗1分け(5得点6失点)です。



ジェフと徳島の最終対戦は、今年3月にJ2第5節をフクアリで戦い、
3-0で勝利しています。
序盤からジェフがポゼッションし、徳島は後方でブロック守備に回る時間が多い。ジェフはショートパスでつなぎを作りペースを握ると、前半前半16分中盤で奪ったクリアボールを藤田、兵働、深井とつなぎ深井がゴール。31分にはCKから大岩がヘッドで決め2-0とした。後半の85分には大岩がミドルシュートを突き刺し3-0とした試合であった。ジェフが完勝した一方、徳島は前年から選手・戦術ともに大きく変わっていて、チームが出来上がっておらず、特徴である激しい守備もまだ発展途上であった印象のゲームだった。




ここ5試合の徳島は、2勝1敗2分け(8得点6失点)です。
(ジェフは、3勝1敗1分け(8得点3失点))
前半戦こそやや停滞していたものの、後半戦は戦術が浸透し、もともと高い戦力とともにJ2上位レベルの実力を発揮。激しく寄せる守備が定着すると、終盤戦では3トップ3バックの攻撃的な布陣に変更。激しい守備でボールを奪うと、サイドを起点にどんどん前へ出てくる。太田・鈴木達というスタミナのある選手をWBに配置し、那須川・花井らを絡めるサイド攻撃から津田を飛び込ませる形に勢いがある。FWドゥグラス、アレックスをゴール前で起点にし、特にアレックスを司令塔にサイドやライン裏にボールを供給する形が得点源の一つである。




ここまでの徳島は、13勝16敗12分け(45得点46失点)で、勝ち点51の15位。
ジェフは、20勝12敗9分け(58得点33失点)で、勝ち点69の6位。




個人的注目点を書いていきます。





①サイドの攻防がカギ


ジェフは、ここ数戦、

中央で粘って、サイドから攻め込む形に、非常に勢いを感じます。



数的優位を作りパスをつないでの崩しだけでなく、ドリブル突破やサイドチェンジなどを駆使したサイド攻撃が、

相手のラインを押し下げ、スペースを作りだし、

圧倒的優位の状況を作り上げていました。



一方で、今節対戦の徳島も、

サイド攻撃に主軸を置いているチームと見ています。



ここ数戦3バックのシステムをとり、

サイドは人数が少ない布陣ですが、




WBとしてサイドに入るメンバーは、MF太田、鈴木達ら、スタミナ・スピード・テクニックを兼ね備えており、

攻撃から守備まで激しく上下動すると、

ボールをしっかり収め、攻撃の起点になっています。



さらに、DF那須川、花井ら、精度高いクロスをあげてくる選手がサポートに入り、

非常に怖いサイド攻撃を行ってきます。




今節、このサイドの攻防をどう有利に進めるかが、

注目点です。



徳島のサイドは能力が高いとはいえ、

基本的にはWBのみで守っていると言えます。



相手WBが守備で寄せてきたところに、

ジェフはSH、SB、ボランチを含めて数的優位を作り、ショートパスでかわして、

徳島の弱点でもある相手WBの裏のスペース(3バックの両脇)にボールを入れていく攻撃が望まれます。



押し込む時間を作り、徳島のサイドが下がってくれれば、

徳島の攻撃の良さを消すことにもつながります。




共にサイド攻撃を主軸にするチーム同士の、

サイドの攻防に注目です。




②高い位置から寄せてくる相手に、粘ってサイドへ展開を



ジェフの攻撃についてです。



徳島の守備の特徴は、ややライン間の幅が広く構え、スペースを埋め、

ボールに近い選手がしっかり寄せて、奪うと素早く前へ攻撃にうつるような感じだと思います。



コンパクトさは感じませんが、ボールホルダーへの寄せは非常に厳しく、

自由を作らせてはくれません。



そこで、ジェフは、その激しい寄せに対し、粘って、

サイドに展開できるかが注目点です。



ジェフは前節同様、サトケン、勇人のダブルボランチが高い位置取りをとって、

相手の守備の間でボールを展開するような試合展開が望まれます。



そのためには、相手の最終ラインとボランチの間をあけさせ、スペースを作ることと、

相手の寄せに対して、ボールを奪われず、粘ることが必要です。



徳島の守備は、最終ラインはかなり高い位置取りをしますが、

コンパクトにプレスをかける形ではないので、

ロングボールやドリブル突破などで最終ラインを押し下げると、ボランチラインとのスペースは空きます。



そのため、ジェフは前節同様、

SHの3バックの両脇のスペースからのドリブル突破や、

後方からのロングボールを使い、どんどん最終ラインを押し下げ、中盤のスペースを作るのがよいでしょう。



それでも、徳島の選手は競り合いに強く、1対1でしっかり守ってきます。



それを中盤でしっかり粘って、引きつけたうえで、

サイドに展開できれば、鋭い攻撃につながると思います。



今節も、サトケン、勇人の、”ジェフの心臓”が、

しっかり仕事をしてくれるでしょう。



相手の寄せににも、中盤からサイドに展開する、

ジェフの攻撃に注目です。




③徳島の中央の起点をしっかり止めよう


ジェフの守備についてです。




徳島の攻撃の起点として、

前述のとおりサイドをあげましたが、



一方で、徳島の得点源となっているのは、

中央の最終ライン前のところでボールをポストする、FWドゥグラス、アレックスのところからの、

展開がカギとなっているとみています。



縦パスをFWドゥグラスに入れ収め、

つないだアレックスを司令塔にし、




サイド太田に振っていき、

太田からのクロスにFW津田を飛び込ませる形や、



アレックスに収まったところから、

そのままスルーパスを通し、太田、津田、鈴木達などが裏に抜け出る形など、



FWドゥグラス、アレックスのコンビに絡んで、

多くの得点機を演出してきています。



この自陣ゴール前中央での起点を止める守備が、

注目点です。



徳島でワントップで出場が予想されるのは、

FWドゥグラスのほか、

FWキムジョンミン、ジオゴなど、いずれもあたりに強く、テクニックのある選手です。



2シャドーの一角にアレックスのほか、花井、徳重などテクニックのある選手、

そして、言わずと知れたFW津田の3トップは強力です。



得意のサイド攻撃に持ち込まれる前に、

この中央の起点を絶対につぶさなくてはいけません。



相手FWに対し、

ジェフの誇るCB智、竹内が、体を張って守るとともに、

アレックスからのスルーパスに、GK岡本が鋭く反応して寄せてくれるでしょう。



徳島の中央での起点に対し、

ジェフの体を張った激しい守備に注目です。





さて、ジェフは今期最終節を、

鬼門、鳴門で迎えることとなった。




強風の吹きすさぶ鳴門は、

ジェフにとって厳しい環境である、まさに鬼門。



また、太田、福元、アレックスら、元ジェフの選手たちも、

徳島の主力として、古巣戦に闘志を燃やしてきて、

ジェフにとっても激しい向かい風になるだろう。



しかし、われわれは、

昇格へ向け、どんな困難にも、

前に進む。



サポーターの応援、そして、昇格への願いが、

向かい風の中でも、選手たちの背を押す、追い風となるだろう。




敵地での最終節、強敵から勝利を奪い、

ふたたびフクアリへ。





さあ、戦いの時間だ。



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明日はJ2松本戦@フクアリ [プレビュー(2012)]

どうも、わたしです。



前節、アウェイで勝利し、昇格戦線に踏みとどまったジェフは、

ホームに松本を迎えます。



ホーム最終戦、そして、昇格にむけ絶対に負けられない試合に、

強敵を迎えることになった。



クラブ、選手、サポーター、

一丸となって総力で勝利をつかみたいゲームです。




ジェフと松本の対戦成績は、
ジェフの0勝1敗0分け(0得点1失点)です。



ジェフと松本の最終対戦は、今年4月にJ2第9節をアウェイで戦い、
0-1で敗戦しています。
序盤からジェフがボールポゼッションしサイドからの攻めを展開するが、ややパスが安定せず、松本の左からのカウンターをあびる展開。後半に入り、さらにジェフポゼッションは強まり押し込む展開が続くが、決定的なプレーができない。終盤84分に与えたCKを決められ、敗戦となったゲームだと記憶しています。



ここ5試合の松本は、3勝1敗1分け(7得点5失点)です。
(ジェフは、2勝1敗2分け(8得点5失点))
前節こそ敗戦したが、そこまで7戦負けなしと好調を誇る。高い連動性で人がスペースに動いていき、そこにパスがつながっていくサッカーを見せている。どの位置の選手もゴール前に絡むべく上がってきて、予想のできない人の動きをし、それに連動してボールが動いてくるサッカーは脅威である。守備は、ゾーンながらマンマーク気味に選手についていき、球際でしっかりあたっての激しい守備を見せる。高い位置をとったときにカウンターからの失点や、3バックのサイドを起点としての失点が目立つ。



ここまでの松本は、15勝12敗13分け(46得点41失点)で、勝ち点58で、11位。
ジェフは、19勝12敗9分け(56得点33失点)で、勝ち点66の6位。




個人的注目点を書いていきます。



①出足勝負、集中力を研ぎ澄ましボールに飛び込め



ジェフは、湘南戦こそやや消極的な戦い方になってしまいましたが、

ここ数戦、コンパクトな陣形を保ち、下がりすぎずに前に出ていく攻撃も守備もあり、

ジェフらしい戦いができていると思います。



一方で、松本は、夏場以降非常に好調で、

8月以降で、わずか2敗しかしておらず、安定感のあるチームに成長しています。




その好調さは、チーム戦術の浸透と、それによる自信がある思い切りのよいプレーができることにあるとみていますが、

選手が敵陣のスペースにうまく動き、もしくは、敵陣の選手をうまく引き付けてできたスペースへ動き、

そこへワンタッチでパスがつながっていく、

人もボールも動くサッカーを見せています。



松本のその攻撃は、決まったパターンがあるわけではなく、その時の状況により選手が考えて動いているようであり、

ワンタッチで自信を持ってつなげてくるパスワークに、相手チームの守備はついていけていないのが、現状といえるでしょう。



今節は、

ジェフのコンパクトなプレスによる守備と、松本の人もボールも動くサッカーが、

どのように絡んでいくかが注目ですが、

その中で、選手の出足勝負に注目したい。




松本の攻撃は、前述のとおり、ワンタッチでつないでくるので、

ワンテンポ遅れて反応するとおいていかれてしまい、守備を寄せることができず、

スペースを抜け出されてしまいます。




そのため、中盤では集中力を高く保ち、

相手のスペースへの動きに反応し、出足よく寄せていく必要があります。




また、ジェフの攻撃時にも、

松本の守備はマンマーク気味についてくる激しい守備を見せてきます。




素早く寄せられてしまえば、激しく足を出してきて、

ボールがかき出されてしまい、

ジェフの特徴であるパス回しが寸断されてしまいます。



こちらでも、相手の守備より出足よくスペースでボールを受けパスをつなぐ必要がありますし、

仮にボールがはじかれても、出足よくセカンドボールを抑えることで、

チャンスにつなげることができます。



出足よく動くためには、展開をよく読み、相手の動きをよく見る、

頭脳と集中力が必要です。



松本のサッカーには、そこがあり、

頭の部分でも上回っていかなくてはいけないでしょう。




大事な一戦、

集中力を高く保ち、出足よく相手を上回っていく、ジェフのサッカーに注目です。




②ボランチ、SHがどれだけ高い位置をとれるか



ジェフの攻撃についてです。




ジェフのポイントとなるのが、

ボランチと、SHの位置だとみています。



松本は、3バックの布陣をとり、

どうしても3バックの外側のスペースというのは、弱点になります。



そこをうまく使っていくためには、

まずSHが高い位置をとれなくてはいけないでしょう。



そしてそこをうまく使っていくのが、

ボランチからのつなぎだと思います。



前述のとおり、出足勝負で相手の寄せがこないうちにパスをつなぎ、

もしくはセカンドボールをおさえて、

サイドで展開するSHに振っていく流れがいいのではないかと思います。



中央でいいボールを供給し、出足よくボールを抑えるためにも、

ボランチにもやや高い位置取りを期待したい。




そのためには、全体的にコンパクトに前で我慢する守備が、

必要でしょう。



中盤でボールを抑え、

相手が寄せてくるのを我慢して、サイドから攻め込めれば、

ジェフらしい攻撃で、相手を押し込んでいくことが可能でしょう。



また、一方で、相手のパスがつながってしまい、

押し込まれる時間帯もあると思いますが、




松本は、押し込んで来た時にカウンターで失点するケースもあり、

カウンターで3バックの裏や、ボランチとの間のスペースを狙われるのは苦手としているようです。



ここでも、相手に押し込まれていた状況を恐れず、

逆にカウンターチャンスととらえ、相手を引き込むとともに、

ボールを奪ったら出足よく、ボランチと、一気に展開を受けるSHが高い位置まで出ていく必要があるでしょう。



遅攻でもカウンターでも、

高い位置で躍動する、ボランチとSHを絡めたサイド攻撃に注目です。




③相手のスペースへの動きについていき、二手三手先を読む守備を



ジェフの守備についてです。



松本の攻撃は、

スペースへ選手が複雑に入ってきて、

そこにワンタッチでパスがつながっていく、非常に読みづらい攻撃だと思います。



しかし、松本側もそれを完璧につなぐというのはなかなか難しいところもあり、

激しく寄せられたり、ボールをひっかけられたりすることで、

リズムを失い、ボールが回らなくなる可能性も持っています。



それでも、ここ3カ月の好調を見る限りだと、

しっかりボールがつながっているといえるでしょう。




ジェフとすれば、しっかり出足よく相手のスペースへの動きについていく必要がありますし、

連動して動く二手三手先を読んで、対応をとっていく、

頭脳戦が要求されるでしょう。



サトケン、智、竹内という、

百戦錬磨の守備陣が、要所をしっかりと押さえてくれると思います。



相手の動きにもしっかり対応する、

ジェフの守備に注目です。






さて、今期J2に参入してきた松本であるが、

初年度とは思えないような好調ぶりで快進撃を続けている。




その好調を支えるのが、

平均観客動員で2位を誇るサポーターの力もあるだろう(ジェフは4位)。



今節も、フクアリでの一戦に向け、

多数の松本サポーターが動員されると予想される。



ジェフは、昇格へ向けた大事な一戦に、

そして、リーグ戦のホーム最終戦の負けられないゲームに、

強敵を迎えた。



しかし、

戦いの舞台は、フクアリだ。



前節は、アウェイながら、竹内が多くのサポーターの後押しを受け、

気迫のゴールを決めて見せた。



選手たちの気持ちは、

最高潮に高まっている。



それを全力で後押しするためにも、

フクアリで、ジェフサポーターが後れを取らず、

絶対的な雰囲気を作りださねばならないだろう。




泣いても笑っても、

ホーム最終戦である。



全員で力を出し切り、戦いぬき、

喜びに満ちた瞬間を、フクアリで迎えよう。




WIN BY ALL!!



さあ、戦いの時間だ。


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