空転ー湘南戦即レポ

ジェフ０－２湘南


どうも、わたしです。



昨季はJ1で戦った湘南とのゲームで、寄せの早さや走力に定評のあるチームだけに、

ジェフが走りや圧力で上回っていくのを見たかったゲームでしたが、



湘南のチームの熟練にうまく消され、

ジェフの圧力は空転したゲームに感じました。



ゲームは、両軍球際に強く当たり、

攻守の入れ替わりの早いアグレッシブな展開で始まりました。



序盤はジェフのコンパクトさが上回り、ボールを動かしながらサイドで起点を作る動きができ、

つなぎながら相手を崩しにかかるも、なかなか前線にボールが入らない。



湘南はややコンパクトさを落とし、ジェフのボールの入り先にしっかりマークを付けるようになると、

ジェフはボールを入れることができず、逆にカウンターを受けるシーンが増えた。



31分にファウルを取られると、FKの流れからクロスをGK前で合わせられ、

失点してしまう。



やや攻め手を見つけられない展開のまま、

前半を０－１で終えた。



後半に入ると、真希、ラリベイ、真紀人らを投入し、前線で起点を作ろうとするも、

出所でボールにしっかりと寄せられ、前線に入らず。



逆に76分、カウンターからライン裏に抜け出され、

GK戻りどころをファーに決められて失点した。



最後まで攻めようとするも攻め手が見つけられず、逆にカウンターを受け、

０－２で敗戦となったゲームでした。



さて、今期のジェフの良さは、ボールに向かって圧力をかけ、先にボールに触り、

ゴールに向かってどんどん圧力をかけていくスタイルだと思いますが、



湘南にボールの出どころをしっかり抑えられ、

そんな圧力が空転した印象を受けました。



ボールは持てて、

動かすこともできましたが、



湘南の寄せがボールホルダーにしっかりとまとわりついているので、

ジェフがどこにボールを出すかも読みやすかったですし、湘南がボールの入りどころの選手の前に出てパスカットするケースが多かったです。



ボールの出し先が限定させられてしまうので、

ジェフは守備を少なくして前線を多くしていますが、前線の多さは感じられない、そんなゲームになってしまいました。



本来であれば、相手がついてこられないほどに後方で早くボールを動かして揺さぶり、

ボールの入り先では、多い人数の前線が一斉にゴールに向かう形が作りたいですが、



ボールの出しどころでも、

ボールの入りどころでも、ジェフの圧力が空転させられてしまったなと思います。



ただ、それをやっていたのは湘南の選手たちが自分たちで考えて対応していたように見え、

考えてプレーすることができているなと思いますし、



ジェフはそういう状況になったときに、

対応策がうまく打てず、空転し続けているようにも感じました。



最初は湘南もコンパクトに布陣し、応戦してきましたが、

徐々にポジションをあけて、ボールの入りどころで勝負するようになっていったと思います。



これは、湘南のチームとして長く同じスタイルでやっている熟練なのかなとも思いますし、

ジェフが空転してしまうのも、まだまだ、熟練が足りないかなとも思います。



ジェフとしては、極端なスタイルを取っているので、

相手が予測できないようなプレー、ついてこられないようなプレーを繰り出し、



常にジェフのペースで、ジェフが先手を取って、

プレーしたいところ。



それを空転させられて、圧力がかけられず、

良さを消されるというのは、屈辱でもあります。



これからチームが成熟していくに従い、

どんな場面でも、どんな劣勢でも、圧力をかけて相手を崩し、破っていく、



そんな有無を言わせないような強い圧力を、

身に着けていこう。




がんばれジェフユナイテッド

　　　
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