強みのわからないゲームだったと思います＜2016年第33節東京V戦＠味スタ＞

ジェフ１－１東京V


どちらかというと東京Vペースで進み、球際で奪われライン間で起点を作られるゲームであったと思いますが、

終盤は決定機をたくさん作る展開でありました。



バランスはよくなっていますが、

はっきりした強みもほしいと感じます。


内容を簡単に振り返ります。

ゲーム開始からジェフ・東京Vともにコンパクトに強い球際でゲームにのぞむが、東京Vが早く玉際に入り、ペースを握った。ジェフはしっかりコンパクトな陣を敷きなかなか崩させなかったが、最終ライン近くでも玉際で負けることもあり、苦しい立ち上がりとなった。ペースを握られていた24分、CKの流れから失点。その後はややジェフがボールを握るが、東京Vの帰陣が早く、前線で起点が作れず、０－１で前半を終えた。後半に入ってもなかなかジェフは前線で寄せられ、起点が作れず逆にカウンターを受けることも増えた。互角の展開が続いたが、74分に吉田、79分にアドを投入すると、ややルーズになってきた前線でカウンターが機能。87分に也真人からのサイドのボールに抜け出たアドがクロス、クロスに飛び込んだ吉田がゴールを決め、同点とした。最後はルーズになった前線で勢いをもって攻め続けたジェフが複数の得点機を作ったが、決めきれず、１－１で引き分けたゲームでした。



思うところを書いていきます。



①強みのわからないゲームだったと思います。


序盤から東京Vに球際で負けてしまい、

すぐにライン間で起点を作られてしまい、やや下がって、コンパクトさも失ったゲームだと思います。



いい時のジェフは、奪われても選手間の距離がちかく、

すぐ後ろの選手が詰めてセカンドボールをとれているのですが、


今回は東京Vの攻撃への転換が早く、

後ろの選手はやや引きことに専念し、選手間のギャップが空いたのかなと思います。



そうするとジェフの強みは少しなくなってしまい、

エウトンや也真人が孤立してしまうと、やや攻め手に欠けて、ペースも奪えないように感じました。



今のジェフはバランスがいいので、簡単に失点もしないですし、スタミナも無駄にせず、

今節の終盤にペースを握ってゴールに迫ったのは、そんな背景があると思います。



ただ、そこで、少ないチャンスでも決めきれることが強みであれば、勝てますが、

決めきれないと、バランスよくゲームを進めただけになってしまいます。



距離感の作り方であったり、得点力であったり、

どこか、どこが相手でもここは絶対に負けないという、強みが必要であると感じます。



データを調べると、ここまでジェフはPKや直接FKなどの得点がなく、

セットプレーでの得点もやや少なめな数字でした。



バランスの取れてきたチームになっているだけに、自信をもってできる強みと、

その強みを生かして、組み立てられるサッカー、


そんなところも、

見えてきてもいいのかなと思います。




がんばれジェフユナイテッド。

　　　
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