セカンドチームの意義というのをあらためて考えさせられる [Jリーグ]
どうも、わたしです。
日経新聞のコラム、フットボールの熱源の2月5日分が面白かったので、
要旨を紹介すると共に、考えたことを書こうと思います。
コラムは、「世界に羽ばたかせる」と題されたものです。
アルビレックス新潟シンガポール(アルビS)の是永CEO(36)は、クラブの存在意義は何かという問いへの答えを「世界で堂々と戦える日本人を育てる」という指針とした。就任前からアルビSを踏み台にしている選手は存在し、末岡龍二がインドのスター選手となり、柴村がラトビアなど、和久井がスロベニアなどで活躍し、中島がカナダ代表、和泉がインド代表に育った。そこで彼らをモデルに「選手を世界に羽ばたかせるクラブ」という看板を掲げたのだという。
選手には40歳までの未来予想図を書かせ、何歳でどんなクラブにいて、どんな車に乗り、何歳で結婚するのか、そしてそのためにそこに行くまでに何をするのかを意識させるのだという。
構想どおり、これまでに50人ほどが30カ国のリーグに渡っていったという。クラブの価値も高まりシンガポールで他クラブの4倍ほどの4億円ほどの収入を上げ、08年から黒字を続ける。昨秋にはアルビレックス新潟プノンペンも設立され、カンボジアリーグにも参戦しているのだという。「日本のクラブ運営の手法を見本として示したい」と語り、これは世界と渡り合えるスポーツ人の養成にもつながるのかもしれない。
と、コラムは締められました。
これを読んで驚きました。
アルビレックス新潟シンガポールの存在は、
知っていましたが、
日本から移籍でシンガポールに渡っても、
Jリーグに帰ってくる選手が少ないので、
育成はうまく行っていないものと、
勘違いしていました。
主要国のリーグではないにしろ、
各国のスター選手をも輩出するようになっており、多くの国にプロ選手を輩出する立場になっているのですね。
経営面でもうまく行っているようですし、
クラブ側は利益を上げてかつ海外での知名度を上げ、
選手は日本では活躍できなかったものの、海外での足がかりとして経験をつませてもらう、
WINWINの関係が、
出来上がっているように思います。
育成というと、下部リーグなどでプレーさせて経験をつませ、
トップチームに戻すという考えが、わたしのイメージにも強いですが、
セカンドチームを育成の場とするというやり方には、
それだけではなく、
世界に羽ばたかせる場とすることで、
成り立っていくものがうまく行っているんだなあと驚いています。
このシンガポールでの経験は、アジア各国で活かされるでしょうし、
近い将来、各国で活躍した選手が戻ってくる足がかりにもなるでしょうし、
アジアの外国人が、アルビレックスとのつながりを作る場にも、
なっていくと思います。
この試みにも、
注目を続けたいと思います。
さて、ジェフでは、セカンドチームというと、
ジェフリザーブスが思い出されますね。
当時もいまも、
選手の出場機会の場は限られていることから、
JFLにセカンドチームを持ち、
そこにトップチームからプロ選手を送って育成させたり、アマから選手を育てようという試みは、画期的なことだったと思います。
岡本選手や、ヨネなど、
リザーブスを経由した選手も多くいますし、
アンドレア選手、鳥養選手など、
J2、J3などに名を連ねる選手も、輩出するに至りましたが、
予算上の問題で、
独立して利益を上げることには至らず、うまくいかなかった試みになってしまいました。
うまくは行かなかったのではありますが、
画期的なジェフの挑戦だったと思います。
おそらくはこれをひとつの例として、
新潟や横浜FCが海外にセカンドチームを作り、岡山や岐阜もセカンドチームをもっていますが、
ジェフがトップチームの底上げとしてチームを持っていたのに対し、
アルビSのように、選手を世界に送り出すという形も、面白いなと思います。
世界のサッカービジネスでは、
選手を育成して売ることに特化しているようなクラブもありますし、
ジェフがそうなって欲しいとは思いませんが、
セカンドチームの運営として、それを目指していくことは、
クラブにとっても、選手にとっても、ファンにとっても、
みんながうまくいく関係をつくれているようにも思います。
セカンドチームの存在意義、
非常に難しい課題だと思いますが、
どんどん新しいものを取り入れて、
新しいスタイルを生み出していって欲しいと思いますし、
ジェフも、いづれは、
新生ジェフリザーブスや、海外でのセカンドチームを立ち上げて欲しいと、思います。
まずは、ユース以下の育成で実績を上げ、
たくさんの選手を育てて、
Jリーグに、そして世界に、
選手を羽ばたかせていけるクラブになってイきたいですね。
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日経新聞のコラム、フットボールの熱源の2月5日分が面白かったので、
要旨を紹介すると共に、考えたことを書こうと思います。
コラムは、「世界に羽ばたかせる」と題されたものです。
アルビレックス新潟シンガポール(アルビS)の是永CEO(36)は、クラブの存在意義は何かという問いへの答えを「世界で堂々と戦える日本人を育てる」という指針とした。就任前からアルビSを踏み台にしている選手は存在し、末岡龍二がインドのスター選手となり、柴村がラトビアなど、和久井がスロベニアなどで活躍し、中島がカナダ代表、和泉がインド代表に育った。そこで彼らをモデルに「選手を世界に羽ばたかせるクラブ」という看板を掲げたのだという。
選手には40歳までの未来予想図を書かせ、何歳でどんなクラブにいて、どんな車に乗り、何歳で結婚するのか、そしてそのためにそこに行くまでに何をするのかを意識させるのだという。
構想どおり、これまでに50人ほどが30カ国のリーグに渡っていったという。クラブの価値も高まりシンガポールで他クラブの4倍ほどの4億円ほどの収入を上げ、08年から黒字を続ける。昨秋にはアルビレックス新潟プノンペンも設立され、カンボジアリーグにも参戦しているのだという。「日本のクラブ運営の手法を見本として示したい」と語り、これは世界と渡り合えるスポーツ人の養成にもつながるのかもしれない。
と、コラムは締められました。
これを読んで驚きました。
アルビレックス新潟シンガポールの存在は、
知っていましたが、
日本から移籍でシンガポールに渡っても、
Jリーグに帰ってくる選手が少ないので、
育成はうまく行っていないものと、
勘違いしていました。
主要国のリーグではないにしろ、
各国のスター選手をも輩出するようになっており、多くの国にプロ選手を輩出する立場になっているのですね。
経営面でもうまく行っているようですし、
クラブ側は利益を上げてかつ海外での知名度を上げ、
選手は日本では活躍できなかったものの、海外での足がかりとして経験をつませてもらう、
WINWINの関係が、
出来上がっているように思います。
育成というと、下部リーグなどでプレーさせて経験をつませ、
トップチームに戻すという考えが、わたしのイメージにも強いですが、
セカンドチームを育成の場とするというやり方には、
それだけではなく、
世界に羽ばたかせる場とすることで、
成り立っていくものがうまく行っているんだなあと驚いています。
このシンガポールでの経験は、アジア各国で活かされるでしょうし、
近い将来、各国で活躍した選手が戻ってくる足がかりにもなるでしょうし、
アジアの外国人が、アルビレックスとのつながりを作る場にも、
なっていくと思います。
この試みにも、
注目を続けたいと思います。
さて、ジェフでは、セカンドチームというと、
ジェフリザーブスが思い出されますね。
当時もいまも、
選手の出場機会の場は限られていることから、
JFLにセカンドチームを持ち、
そこにトップチームからプロ選手を送って育成させたり、アマから選手を育てようという試みは、画期的なことだったと思います。
岡本選手や、ヨネなど、
リザーブスを経由した選手も多くいますし、
アンドレア選手、鳥養選手など、
J2、J3などに名を連ねる選手も、輩出するに至りましたが、
予算上の問題で、
独立して利益を上げることには至らず、うまくいかなかった試みになってしまいました。
うまくは行かなかったのではありますが、
画期的なジェフの挑戦だったと思います。
おそらくはこれをひとつの例として、
新潟や横浜FCが海外にセカンドチームを作り、岡山や岐阜もセカンドチームをもっていますが、
ジェフがトップチームの底上げとしてチームを持っていたのに対し、
アルビSのように、選手を世界に送り出すという形も、面白いなと思います。
世界のサッカービジネスでは、
選手を育成して売ることに特化しているようなクラブもありますし、
ジェフがそうなって欲しいとは思いませんが、
セカンドチームの運営として、それを目指していくことは、
クラブにとっても、選手にとっても、ファンにとっても、
みんながうまくいく関係をつくれているようにも思います。
セカンドチームの存在意義、
非常に難しい課題だと思いますが、
どんどん新しいものを取り入れて、
新しいスタイルを生み出していって欲しいと思いますし、
ジェフも、いづれは、
新生ジェフリザーブスや、海外でのセカンドチームを立ち上げて欲しいと、思います。
まずは、ユース以下の育成で実績を上げ、
たくさんの選手を育てて、
Jリーグに、そして世界に、
選手を羽ばたかせていけるクラブになってイきたいですね。
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タグ:フットボールの熱源
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