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昨年のジェフを今年はどう越えていこう【2013年J2第6節vs北九州戦@フクアリ】 [レポート(2013)]

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ジェフ6-1北九州




どうも、わたしです。



6得点大勝で、ケンペスのハットトリックもあり、

ゴール裏も大盛り上がりのゲームになりましたが、



ゲーム内容的には、反省の残るゲームになったのではないかと、

思います。



内容を簡単に振り返ります。



両軍ともかなりコンパクトに布陣しプレッシャーをかけ合う中、ジェフが4分にファーストシュートを大岩が決めて先制に成功。15分にもCKをケンペスが決め、加点した。前半はジェフがボールを持つが無理に運ばずも、局面で北九州に上回られ、攻撃を許す場面も目立った。前半終了間際、ジャイールのクロスをケンペスが一度はじかれながらも押し込みさらに加点した。後半に入り、46分に前線でボールを回すジェフはナムが粘ったところからケンペスにボールが入り、ひとりかわして撃ったシュートが決まり、ケンペスはハットトリックを達成。60分にもFKに合わせた智のシュートの跳ね返りにケンペスが詰めて、加点した。その後北九州に押し込まれ、ディフェンスが下がると67分にミドルで失点。アーリークロスをあわせられ苦しむ時間が続いたが、89分にヨネのクロスにジャイールが合わせ加点。後半はかなり攻められ相手のシュート数が上回ったゲームとなった。





思うところを書いていきます。




①昨年のジェフを今年はどう越えよう


今節は、

ケンペスの良さが光ったと思います。



ワントップに入ったケンペスが、

多くの場面で、サイドのフォローに動き、



フォローしたところからゴール前にすぐに入っていき、

ゴールに絡むことで、


ゴールに直結するプレーができたと思います。



例では、

45+2分のケンペスのゴールで、



左サイドで下がってパスを受けたケンペスは、

ジャイールにボールを渡すと、ゴール前へ猛ダッシュ。



左サイドをジャイールが突破するのと合わせてゴール前に入り、

クロスにあわせシュート、跳ね返りをさらに押し込んでいます。




このサイドを中心としたフォローと、ゴール前に顔を出す運動量が、

良かったのではないかと思います。




ちょうどこの役割をやっていたのが、昨年は藤田選手で、

ケンペス選手がその役割を十分にこなせたゲームでは、ジェフは爆発力があるといえるのかもしれません。



ここで、少し気になるのは、

ジェフのここ数戦の仕上がりが、



昨年のチームに似てきている点。




ワントップの選手を起点にし、縦パスを収めて陣を押し上げ、

サイドバックも上がって、パスをつないでいく攻撃と、



高いラインを引き、カウンターを受けてもボランチ陣らがボールホルダーに寄せて攻撃を遅らせ、

その間にしっかり陣を引き、ブロックする堅い守備が特徴であったと思います。



ここで、藤田選手のやっていた役割を、

ケンペス選手が引き継いだような形になっているのではないかと思います。



藤田選手が非常に運動量と高いポストの能力、決定力のある選手だったですが、

ケンペス選手は、近いかそれ以上の力を持っていることは、今節の結果からもいえるのではないでしょうか。



とはいえ、ここ数戦の試合を見る中では、

ケンペス選手が、ゲームにマッチするかどうかにバラツキもあるように感じ、




昨年、やや藤田頼みになっていたジェフの、

悪い点を引き継いでしまうように思います。



昨年のジェフの良さを踏襲するのはいいことですが、

今年のジェフが、ケンペス頼みになってしまうのは、ちょっともったいない。



そこで、どうするかというのは、

ケンペス以外の中盤の選手が縦パスを受けたときに、どう前を向くかというやり方のパターンを増やすことで、



ケンペスがボールに関わらなくても、中盤で前を向くことができれば、

ケンペスをおとりに、別の方法で点がとれるチームになり、



ジェフが昨年のジェフを超え、

さらに幅が広いチームに、なるのではないかと思います。



そのヒントの一つが、このゲームで見せた竹内の飛び出しで、

後ろの選手が、スペースに飛び出せることで、前を向くパターンというのは増えるでしょう。



前から下がってきて受けるだけでなく、

後ろからスペースへ出て来る選手が増えればいいと思います。



ここまでのゲームでは、前線の選手がスペースへ動く動きというのも少なく、

後方からボールをどう入れるのか、やや停滞感のある時が多かったように思うからです。




また、ナムやヤザ・ジャイールは、

前の位置でボールを受けて、粘って前を向くやり方も試行錯誤しているように思いますが、



選手の個の力で前を向いて、

他の選手は、さらに前に入ってパスを受けてあげる形というのも、ありだと思います。



どう中盤で、前を向くかということに、

これから着目してみるのが面白いのではないかと思います。




さらに守備についてですが、

昨年より、やや前線選手が守備に戻ってくる意識がないようなので、



ジェフの守備陣は、引いて固めることに意識が行っていて、

ボールホルダーへの寄せが甘く、自由にさせる傾向があります。



このゲームでも、相手ボールホルダーが自由になり、ミドルを決められるとともに、

アーリークロスをFWに正確に入れられ、決定機を多数与えています。



最後の最後で、最終ラインが非常に強固に守っていますが、

やはり、ボールホルダーへ寄せるため、前線選手の運動量をあげて、

コンパクトな布陣をとる必要性があるでしょう。




中盤での前の向き方、コンパクトでボールホルダーへ寄せる守備、

まずはこの2つを改善し、



昨年のジェフを超える、

新しいジェフを作っていって、

勝利を重ねてほしいと思っています。




さて、ジェフは6得点圧勝で、

ホーム初勝利をあげた。



次は、群馬との対戦であるが、

正田醤油スタジアムは、昨年こそ勝利をしているものの、

ジェフにとっては、鬼門であり、



群馬は、ジェフOBである孝太・秋葉監督を擁し、

ジェフには今年から着任した副島U-18監督が昨年まで群馬を指揮していたことなど、



非常に因縁のある、

対戦となるように感じます。




しかし、ジェフは、

過去の因縁を越え、



新しいジェフとして、昨年までのジェフを越え、

勝利を作っていくことができるだろう。



今節の大爆発を機に、

さらに大きく成長を遂げ、勢いにのろう。



がんばれジェフユナイテッド。



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WAON_WAON

おはようございます\(^^)/
勝ち点3という結果を得られたのはよかったですが、
まだまだこれから修正しなくちゃいけない点がありますね。
この試合怪我で出られなかった勇人選手も上から見ていてハッキリわかったと言っていますし、
チーム全員が助け合って高めあえるといいですね。
まぁ、でも何度見てもゴールシーンはいいですね~。
彬にぃさんの前への気持ちが、近いうちにゴールを生んでくれるでしょう!!

by WAON_WAON (2013-04-02 08:37) 

nuruinu

>WAON_WAON さん
こんにちは!!
参戦お疲れ様でした!!

修正点も多いですが、前節スタメン落ちしたケンペス選手が活躍したり、今節出られなかった勇人選手が修正点を感じてくれたり、良くなっていく手ごたえを感じますね。

やっぱゴールは盛り上がりますね。竹内のゴールや、兵さんの芸術的FKゴールや、ジャイールのキャノン砲とか、すっごいゴールがどんどん生まれていってくれると思います。パスがつながってのゴールも欲しい。

次節以降も期待大ですね。
ではでは。
by nuruinu (2013-04-02 12:20) 

はっすぃ~

nuruinuさん、こんにちは。

参戦、お疲れ様でした。
当日は寒かったでしょうが、お祭りのような試合を生で楽しんでこられたのは正直羨ましいです。

攻撃陣は良くなっている印象があるものの、守備の課題はなかなか修正されて無いようですね。
今節もやはりラインの低さが気になりました。
後半は特に最終ラインが下がり気味で決められたミドルは確かフリーで打たれていたように思います。
バーを直撃したミドルも打たれてましたし、バイタルエリアでのプレッシャーが弱いように感じます。
あの辺りで相手にプレッシャーを与えシュートコースを切るか絞ることが出来れば、そう簡単に失点することもなくなるのではないかと思います。

逆にJEFとしては、あの辺りでのミドルシュートを増やしていきたいですね。
ケンペスに当てて、その返りをミドルで打てれば相手DFも上がらざるをえないので、今度はヨネやジャイールが裏を狙いやすくなる加奈と思います。
ガンバ戦でも思いましたが、攻撃陣はミドルを増やすのが課題かなと感じました。

次節以降は課題を修正し、勝ち星を積み重ねて欲しいですね。
孝太の恩返し弾はもういりません。。

>WAON_WAON さん
こんにちは。突然失礼致します。
私も竹内の上がりにはワクワクしながら見てました。
竹内がゴールするとチームが盛り上がるので次節は期待したいですね。

by はっすぃ~ (2013-04-02 12:37) 

nuruinu

> はっすぃ~さん
こんにちは!!

いやあ、気温を忘れる盛り上がりになりました!!
次の日に足元からダメージがきましたが、全然OKです(笑)

さて、ディフェンスやっぱり下がり気味で、寄せが弱いんですね。下がって一番怖いプレーを切るというリスクヘッジだと思うので、チーム全体で変えていくしかないんでしょう。あの失点の時間帯、5点差があったので前線が下がるというのも一つの手だったと思うので、下がってコンパクトにして前がボールホルダーに寄せるとか、チーム全体ですぐに対応できる適応力も欲しいなと思います。

攻撃でミドルも欲しいですね。他チームは逆にどんどん前から寄せてくるので、なかなか前を向けないしシュートコースもあかないように思います。もっと積極的にうつと、相手はドリブル・パスのほかにシュートにも対応しないといけないので、シュートと見せかけて引きつけてラストパスにつなげたり、可能性は広がりますね。群馬は3バックにしたりやや守備が混乱中なので、ガンガンやってほしいと思います。

群馬は、副島さん獲っちゃったのでみんな怒ってないといいなあ。
孝太も好調なので、怖い怖い。

ではでは。
by nuruinu (2013-04-02 12:53) 

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