受動－栃木戦即レポ

ジェフ０－０栃木



どうも、わたしです。



参戦していただいたサポの皆様、

お疲れ様です。



このアウェイ戦、多くのサポーターが栃木まで参戦し、

両軍で黄色く染め上げてくれたと思います。



わたしは、録画観戦です、

あしからず。




さて、ゲームですが、

非常に多くの時間を栃木ペースで進めることとなり、



ジェフとしては、なかなかペースをつかめず、

自分たちの持ち味を出せた時間が少なかったのではないでしょうか。



その原因は、栃木が非常に前に出てきていて、ジェフはそこまで出なく、

相対的に受身になってしまったためと見ています。



ジェフは後方でポゼッションできることは多くありましたが、

前に入れる段階では栃木の激しいプレスを受け、



ボールホルダーに強く寄せられてしまったので、

味方の足元に出すのか、スペースに出すのか、あいまいになっていたように思います。


そのあいまいさを突いて、栃木は、

どんどんスペースにボールを入れると共に、ジェフの攻撃時もスペースを埋め、

マイボールにしてしまっていきました。



ジェフは、栃木につながれ、自分たちではつなげないことから、

ディフェンスラインが下がり目に対応し、



ずっと課題として上がっていた、

コンパクトさがなく間延びした状況になっていたゲームといえるでしょう。



全体的には、栃木が積極的に前に出る動きをしていて、

ジェフは受身で、相手に先回りされてしまうような展開であったと思います。



しかし、一方でジェフに決定機がなかったというわけではなく、

決定機の数ではひけをとらない攻撃も見せました。



決定機を作っていたのは、

相手を揺さぶる形から。




例としてあげるのは、

前半32分、



ジェフはボールを持つが、栃木のプレスに押し返され、

ディフェンスの智まで戻したシーン。



智が戻されたボールに前を向くと、

前方のジャイールに一気にフィード、


このパスが通り、

ジャイールは切り返しシュートに持ち込みましたが、DFにはじき返されたシーンでした。



この場面では、戻したことにより縦に相手の陣形を揺さぶった形になり、

相手の守備を間延びさせ、有利な形を作るに至ったケースといえるでしょう。



その他にも、横に揺さぶることにより、

決定機につながったケースがありました。



また相手が疲れ、間延びしてきた70分～85分くらいまでは、

ほぼジェフのペースになっており、



ジェフが主体的に相手を揺さぶったり、

相手が間延びし、相手のスペースを利用できるようなときは、

自分たちのペースでゲームができていたのです。




今節は、

引き分けという結果に終わりましたが、



こういう試合を、

勝ちにもって行く力が欲しい。



相手に合わせ、

受動的なサッカーをするよりは、



自らが揺さぶりをかけ、

相手が間延びし、スペースを作っていくようなサッカーをしていかないといけないでしょう。



まだまだどんな試合でも絶対的にペースを握るには、

至らないのだなと感じました。



しかし、一方で、緊張感が切れて崩れてしまうことなく、ゼロで抑え、

終盤には、自分たちのペースとなる時間もできたという点では、



評価もできる、

ゲームであったのかなと思います。


ゼロで抑えて、ワンチャンスを沈めて、勝ちを奪い取るという、

老獪な勝ち方というのも、できる可能性もあったからです。



しかし、

そういう受動的なゲームを狙うよりは、




今後、こういう劣勢なゲームでも、

主体的に揺さぶり、相手からペースをもぎ取っていくジェフのサッカーを作り上げて欲しいと思います。





さて、ジェフは、

栃木とのゲームをアウェイで引き分けた。



ペースを握った栃木、

それをゼロで抑えきったジェフ、



おそらく両軍ともに、

相手が昇格のライバルであることを、再確認したゲームとなったのではないだろうか。



次回対戦のフクアリでは、

決着をつけなくてはいけない。



そこまでに、自分たちのサッカーを完成させ、

栃木相手にも、主体的にペースを握れるようなサッカーを作り上げていこう。



フクアリでのペースメイクには、

応援のパワーの有無もかかっている。



次なる決戦へ向け、

全員が力を付けていこう。



がんばれジェフユナイテッド。


　　　
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タグ：ジェフ千葉 栃木 栃木グ J2

コメント 4

こんにちは
昨日のジェフはボールをほんとに持たせてもらえませんでしたね。
ナム選手が途中で入っていい展開になりましたが決められず、残念でした。
明後日はもう鳥取戦。
もっと選手たちの積極的な攻めを期待したいと思います。
by WAON_WAON (2013-03-18 14:58) 

>WAON_WAON さん

こんばんは！！

参戦お疲れ様でした！！

後半ペースを握りかけたんですが、得点を奪うにはいたらなっかったですね。3連戦ですから、気持ちをさらに高めて、鳥取戦に臨んで欲しいですね。

ではでは。
by nuruinu (2013-03-18 23:36) 

nuruinuさん、こんにちは。

前半終了時にはどうなることやらという感じでしたが、後半はペースを握るシーンもあり、あれだけ攻められたにも関わらず引き分けで終われた、というのは評価すべきかなと思います。

もちろん勝てれば言うこと無しでしたが、それでも終了間際に大岩を投入し、はっきりと引き分け狙いということをピッチの選手に示した監督采配は今後に期待が持てそうです。
なにせここ数年はその勝ち点1が足りず、ラスト数分を引き分けられなかった苦い経験がありますから…

理想を追い求めつつも、現実をしっかりと見て、一歩ずつ積み上げていってほしいですね。
by はっすぃ～ (2013-03-19 12:25) 

>はっすぃ～さん

こんばんは！！

勝ち点１の差の重さというのは、昨年嫌というほど味わいましたからね。引き分けも大事に重ねていく必要もあるかもしれませんね。まさに、”現実”の部分ですね。

鈴木監督の交代戦術は、まだ全貌がわからないところですね。大きくは変えずに、活きのいい選手を入れるという感じかなと思っています。大岩くんが入ったように守備的な選手も入れてきますね。今後、リードされた場面などでどういう交代を見せるか楽しみにしているところです。

余談ですが、前節、深井がベンチに居ず、大塚くんが入ったんですが、スーパーサブ的な後半出てきてすぐゴールに直結するような選手がいない気がしました。パワープレーや一発狙いはないのかな、相手を崩してゴールとって勝つんだという、メッセージにも見えるベンチ要因な気がしました。
鳥取戦では、どんなベンチになるのかも注目かなと思います。

ではでは。
by nuruinu (2013-03-19 23:19)