明日ははちばぎんカップ柏戦@日立柏 [プレビュー(2013)]
どうも、わたしです。
今期初めての公式戦となるちばぎんカップを迎え、
今年は日立柏へ乗り込みます。
われわれの永遠のライバル柏は、
昨期の天皇杯王者であり、一番最近のカップ戦のウィナーであります。
ジェフは、鈴木監督を擁してのはじめての実戦で、
勝利と手ごたえの欲しい大事な一戦です。
ちばぎん杯の対戦成績は、
ジェフの3勝12敗3分け(15得点30失点)(3分けのPKはジェフの3勝0敗)です。
昨年の柏は、リーグ戦で15勝12敗7分け(57得点52失点)で、6位。
(ジェフは、J2で21勝12敗9分け(61得点33失点)で、5位。)
中盤での寄せが早い守備でボールを奪い、サイドハーフ(SH)の外国人レアンドロドミンゲス・ジョルジワグネルの2人を経由しての攻撃が鋭い。攻撃の形は、細かいパス回しでつなぐことも、ロングボールを入れることもでき、自由に攻撃を構築。相手守備の寄せが甘ければ、どの選手もドリブルで仕掛けてきて、貪欲にシュートを狙ってくる。ややSBとSHの間に起点を作られ、失点するケースが多かったが、右SBには韓国代表キムを獲得し、補強しているなど、死角は少ない。ディフェンスラインは、オフサイドを狙うより下がって対応するので、そこで寄せられず起点を作られると失点につながっている。
個人的注目点を書いていきます。
両軍とも、今期のプレーを見ておらず、天皇杯でのプレーを参考にしていますので、
ご了承ください。
①動いてボールをもらう動き、ボールを粘ってスペースへ出す動きに注目
今期のジェフのサッカーをまだ見ていないですが、
基本的には、パスをしっかりつなぎ、ピッチを大きく使うことが大事だと思います。
そのためには、センターラインでしっかりボールを収めて、
サイドのスペースへ振っていき、そこを起点にフィニッシュへ持っていくイメージを持っています。
激しい守備でしっかり競り、
ボールをGK岡本(碓井)、CB智(キム)、ボランチサトケン(大介・慶)、トップ下兵働(大塚)、ワントップケンペス(戸島)ら、センターラインの足元がしっかりして収められる選手を起点に、
サイドのヤザ、佑昌、圭二、峻希、ヨネ、深井、ジャイールらが大きく開いて作ったスペースに出していき、
攻撃の起点として欲しいなと思います。
そのためには、競り合いで出足よく落とし、センターラインの選手にしっかり渡すこと、
そして、センターラインの選手は粘って相手をひきつけつつも、しっかりスペースへ振ることだと思います。
これにより、後述する、
サイドからの攻撃の起点を作ることができると思います。
一方、柏ですが、
守備の寄せが早く、ボールを自由に出させないことが特徴であると思います。
柏は、相手のボールホルダーへ一番近い選手がしっかり寄せ、
奪って素早く攻撃に転じるプレーをしてくるように思います。
ジェフとすれば、パスを素早く回すことも大事ですが、
受ける選手が相手の寄せを外して、スペースへ動いて受けることが大事だし、
そしてさらに寄せてくる相手の寄せに対しても、
奪われず粘って、守備をひきつけた上でサイドへ振っていくことができるかどうかが、注目点です。
今期のジェフは、展開力のある選手がそろっているし、
サイドで余裕をもってボールを持たせたら、自在に切り込める選手もそろっています。
動いてボールをもらう動き、ボールを粘ってスペースへ出す動きができることで、
センターラインとサイドのよさを引き出せると思っています。
柏の鋭い寄せにも動じず、
動いてボールをもらう動き、ボールを粘ってスペースへ出す動きをできるかどうかに、注目です。
②相手SBの前で起点を作り、ゴールを狙え
ジェフの攻撃についてです。
前述の通り、ジェフの中盤でのつなぎでは、
センターラインで粘って、サイドに大きく展開し、サイドに起点を作りたいと書きました。
ここで柏の守備についてですが、
ディフェンスラインは、オフサイドを狙うよりも下がって、ラインの前で相手を対応することが多く、
激しい守備で守りきってはいますが、そこに起点を作られることも多く、
ディフェンスラインの前を横切るように、ドリブルで内に持ち込まれ、そのままシュートを受けるケースも散見されました。
ジェフとしては、ココを狙いたいと、
思っています。
大きく展開され、SHにボールが入ったら、
サイドからクロスをあげるよりも、内側に切り込んでいく狙いをもって、仕掛けていくのがよいのではないでしょうか。
相手DFは一歩引いているので、ドリブルを仕掛ける余裕もありますし、
先に書いたように、ディフェンスラインの前を横切るように内に動いていくことはわりとできます。
今期のジェフには、左サイドには、ヤザ・ジャイール・深井、
右サイドには、ヨネ・峻希・佑昌、大塚と、
ドリブルで切り込んでいくには、強烈な面々がそろっています。
サイドを起点に、相手SBの前で起点を作り、
ゴールに向かい切り込んでいく攻撃に注目です。
③とにかくしっかり走り、寄せとセカンドボール、そして攻守の切り替えを早く
ジェフの守備についてです。
柏の攻撃は、
まず、がっちりした守備で守り、早い切り替えから始まると見ています。
中盤では、高い位置から相手のボールホルダーへ寄せ、競り合いを仕掛けてきますし、
自軍のゴール前まで持ち込まれれば、ディフェンスラインは引いて、ブロックを組み、
激しい守りで跳ね返します。
奪えば、素早くパスを回していきますが、
中盤で粘って、大きく逆サイドのSHに入れていき、
左ジョルジワグネル、右レアンドロドミンゲスの両外国人を起点に、崩してくる印象です。
中盤で粘ってプレスの逆サイドへ振り、両SHの外国人にパスを入れるので、
両外国人ともフリーで受けるケースが多く、マークがつく前にドリブルでバイタルエリアに仕掛けてくるのです。
他の選手も寄せが甘ければ、ドリブルでボールを運ぶ意識が強く、
寄せが甘いことで、守備陣形は大きく崩されてしまうでしょう。
そして、崩れて、フォローのため守備がいっせいに寄せてきてできたスペースで、
外国人が躍動してくるという、攻めパターンに持ち込まれてしまいます。
そのため、ジェフは、
しっかりと走り、中盤で守備を寄せられるかが、注目点です。
しっかりと寄せることで、相手の自由なパス出しをおさえ、
両外国人へフリーで入るケースを消さなければなりません。
寄せることで、
相手のドリブルでの崩しを消すことにもつながります。
また、両外国人がボールを持つと、ドリブルで内側に絞ってくるため、
ボールを奪ったら、柏のサイドバックの前のスペースはやや人が少なくなります。
前述したとおり、ジェフに狙って欲しいのは、ジェフのSHで起点を作ることですが、
これは柏側の弱点ともマッチしています。
相手の攻撃を防いだら、素早く切り替え、カウンターを仕掛け、
相手SBの前で、ジェフのSHが起点を作る鋭い攻撃にも期待したい。
以上のように、中盤での素早い寄せ、
そして、早い切り替えからの鋭い攻撃に、注目です。
さて、ジェフは鈴木新体制になって、
初の公式戦に挑む。
ここまでの練習試合などは、メンバーが非公表となっており、
ジェフサポーター諸氏も、どんなメンバーでどんなサッカーをするのか、やきもきしているところだろう。
しかし、この一戦はプレシーズンマッチである。
チームでここまで作ってきたチームプレーを確認しつつ、
各選手は、開幕スタメンを勝ち取るための、個人の戦いも待っているだろう。
鈴木監督は、チーム内のレギュラー争いや競争を言っておられ、
サカマガのインタビューでも、「今期に関しては鈴木淳という物差しでやってもらう」と、
強いメッセージを送っている。
昨期の悔しかった想いを振り切り、J1にチームを導くためには、
まず、チーム内の競争を制し、鈴木監督へアピールをしなければならないだろう。
若手は、ベテランからポジションを奪い取り、
ベテランは、若手に豊富な経験を見せつけ、
また”真の助っ人”と呼ばれつつある外国人からもポジションを奪い取る気概を魅せよう。
2010年の江尻監督就任時のスローガンは、
「走りきる!そして、その先へ。」 であった。
”絶対J1”の今期、
江尻さんをコーチに擁し、走りきったその先に、J1の舞台があるだろう。
スタートラインで走りを止めるわけにはいかない。
走りきり、個人の戦い、そしてチームの戦いを戦いぬいていく、
今年の第一戦を全力で奪い取ろう。
さあ、戦いの時間だ。
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今期初めての公式戦となるちばぎんカップを迎え、
今年は日立柏へ乗り込みます。
われわれの永遠のライバル柏は、
昨期の天皇杯王者であり、一番最近のカップ戦のウィナーであります。
ジェフは、鈴木監督を擁してのはじめての実戦で、
勝利と手ごたえの欲しい大事な一戦です。
ちばぎん杯の対戦成績は、
ジェフの3勝12敗3分け(15得点30失点)(3分けのPKはジェフの3勝0敗)です。
昨年の柏は、リーグ戦で15勝12敗7分け(57得点52失点)で、6位。
(ジェフは、J2で21勝12敗9分け(61得点33失点)で、5位。)
中盤での寄せが早い守備でボールを奪い、サイドハーフ(SH)の外国人レアンドロドミンゲス・ジョルジワグネルの2人を経由しての攻撃が鋭い。攻撃の形は、細かいパス回しでつなぐことも、ロングボールを入れることもでき、自由に攻撃を構築。相手守備の寄せが甘ければ、どの選手もドリブルで仕掛けてきて、貪欲にシュートを狙ってくる。ややSBとSHの間に起点を作られ、失点するケースが多かったが、右SBには韓国代表キムを獲得し、補強しているなど、死角は少ない。ディフェンスラインは、オフサイドを狙うより下がって対応するので、そこで寄せられず起点を作られると失点につながっている。
個人的注目点を書いていきます。
両軍とも、今期のプレーを見ておらず、天皇杯でのプレーを参考にしていますので、
ご了承ください。
①動いてボールをもらう動き、ボールを粘ってスペースへ出す動きに注目
今期のジェフのサッカーをまだ見ていないですが、
基本的には、パスをしっかりつなぎ、ピッチを大きく使うことが大事だと思います。
そのためには、センターラインでしっかりボールを収めて、
サイドのスペースへ振っていき、そこを起点にフィニッシュへ持っていくイメージを持っています。
激しい守備でしっかり競り、
ボールをGK岡本(碓井)、CB智(キム)、ボランチサトケン(大介・慶)、トップ下兵働(大塚)、ワントップケンペス(戸島)ら、センターラインの足元がしっかりして収められる選手を起点に、
サイドのヤザ、佑昌、圭二、峻希、ヨネ、深井、ジャイールらが大きく開いて作ったスペースに出していき、
攻撃の起点として欲しいなと思います。
そのためには、競り合いで出足よく落とし、センターラインの選手にしっかり渡すこと、
そして、センターラインの選手は粘って相手をひきつけつつも、しっかりスペースへ振ることだと思います。
これにより、後述する、
サイドからの攻撃の起点を作ることができると思います。
一方、柏ですが、
守備の寄せが早く、ボールを自由に出させないことが特徴であると思います。
柏は、相手のボールホルダーへ一番近い選手がしっかり寄せ、
奪って素早く攻撃に転じるプレーをしてくるように思います。
ジェフとすれば、パスを素早く回すことも大事ですが、
受ける選手が相手の寄せを外して、スペースへ動いて受けることが大事だし、
そしてさらに寄せてくる相手の寄せに対しても、
奪われず粘って、守備をひきつけた上でサイドへ振っていくことができるかどうかが、注目点です。
今期のジェフは、展開力のある選手がそろっているし、
サイドで余裕をもってボールを持たせたら、自在に切り込める選手もそろっています。
動いてボールをもらう動き、ボールを粘ってスペースへ出す動きができることで、
センターラインとサイドのよさを引き出せると思っています。
柏の鋭い寄せにも動じず、
動いてボールをもらう動き、ボールを粘ってスペースへ出す動きをできるかどうかに、注目です。
②相手SBの前で起点を作り、ゴールを狙え
ジェフの攻撃についてです。
前述の通り、ジェフの中盤でのつなぎでは、
センターラインで粘って、サイドに大きく展開し、サイドに起点を作りたいと書きました。
ここで柏の守備についてですが、
ディフェンスラインは、オフサイドを狙うよりも下がって、ラインの前で相手を対応することが多く、
激しい守備で守りきってはいますが、そこに起点を作られることも多く、
ディフェンスラインの前を横切るように、ドリブルで内に持ち込まれ、そのままシュートを受けるケースも散見されました。
ジェフとしては、ココを狙いたいと、
思っています。
大きく展開され、SHにボールが入ったら、
サイドからクロスをあげるよりも、内側に切り込んでいく狙いをもって、仕掛けていくのがよいのではないでしょうか。
相手DFは一歩引いているので、ドリブルを仕掛ける余裕もありますし、
先に書いたように、ディフェンスラインの前を横切るように内に動いていくことはわりとできます。
今期のジェフには、左サイドには、ヤザ・ジャイール・深井、
右サイドには、ヨネ・峻希・佑昌、大塚と、
ドリブルで切り込んでいくには、強烈な面々がそろっています。
サイドを起点に、相手SBの前で起点を作り、
ゴールに向かい切り込んでいく攻撃に注目です。
③とにかくしっかり走り、寄せとセカンドボール、そして攻守の切り替えを早く
ジェフの守備についてです。
柏の攻撃は、
まず、がっちりした守備で守り、早い切り替えから始まると見ています。
中盤では、高い位置から相手のボールホルダーへ寄せ、競り合いを仕掛けてきますし、
自軍のゴール前まで持ち込まれれば、ディフェンスラインは引いて、ブロックを組み、
激しい守りで跳ね返します。
奪えば、素早くパスを回していきますが、
中盤で粘って、大きく逆サイドのSHに入れていき、
左ジョルジワグネル、右レアンドロドミンゲスの両外国人を起点に、崩してくる印象です。
中盤で粘ってプレスの逆サイドへ振り、両SHの外国人にパスを入れるので、
両外国人ともフリーで受けるケースが多く、マークがつく前にドリブルでバイタルエリアに仕掛けてくるのです。
他の選手も寄せが甘ければ、ドリブルでボールを運ぶ意識が強く、
寄せが甘いことで、守備陣形は大きく崩されてしまうでしょう。
そして、崩れて、フォローのため守備がいっせいに寄せてきてできたスペースで、
外国人が躍動してくるという、攻めパターンに持ち込まれてしまいます。
そのため、ジェフは、
しっかりと走り、中盤で守備を寄せられるかが、注目点です。
しっかりと寄せることで、相手の自由なパス出しをおさえ、
両外国人へフリーで入るケースを消さなければなりません。
寄せることで、
相手のドリブルでの崩しを消すことにもつながります。
また、両外国人がボールを持つと、ドリブルで内側に絞ってくるため、
ボールを奪ったら、柏のサイドバックの前のスペースはやや人が少なくなります。
前述したとおり、ジェフに狙って欲しいのは、ジェフのSHで起点を作ることですが、
これは柏側の弱点ともマッチしています。
相手の攻撃を防いだら、素早く切り替え、カウンターを仕掛け、
相手SBの前で、ジェフのSHが起点を作る鋭い攻撃にも期待したい。
以上のように、中盤での素早い寄せ、
そして、早い切り替えからの鋭い攻撃に、注目です。
さて、ジェフは鈴木新体制になって、
初の公式戦に挑む。
ここまでの練習試合などは、メンバーが非公表となっており、
ジェフサポーター諸氏も、どんなメンバーでどんなサッカーをするのか、やきもきしているところだろう。
しかし、この一戦はプレシーズンマッチである。
チームでここまで作ってきたチームプレーを確認しつつ、
各選手は、開幕スタメンを勝ち取るための、個人の戦いも待っているだろう。
鈴木監督は、チーム内のレギュラー争いや競争を言っておられ、
サカマガのインタビューでも、「今期に関しては鈴木淳という物差しでやってもらう」と、
強いメッセージを送っている。
昨期の悔しかった想いを振り切り、J1にチームを導くためには、
まず、チーム内の競争を制し、鈴木監督へアピールをしなければならないだろう。
若手は、ベテランからポジションを奪い取り、
ベテランは、若手に豊富な経験を見せつけ、
また”真の助っ人”と呼ばれつつある外国人からもポジションを奪い取る気概を魅せよう。
2010年の江尻監督就任時のスローガンは、
「走りきる!そして、その先へ。」 であった。
”絶対J1”の今期、
江尻さんをコーチに擁し、走りきったその先に、J1の舞台があるだろう。
スタートラインで走りを止めるわけにはいかない。
走りきり、個人の戦い、そしてチームの戦いを戦いぬいていく、
今年の第一戦を全力で奪い取ろう。
さあ、戦いの時間だ。
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