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人もボールも動くサッカー【2012年J2第41節 vs松本戦@フクアリ】 [レポート(2012)]

ジェフ2-0松本


どうも、わたしです。



「今日の千葉は、今季戦ったチームの中で一番強かったです。ウチがプレスをかけてもボールを取れなかった。相手はパスを出して、またボールをもらいに行ってとワンタッチとかツータッチとか少ないタッチ数でボールも人も動いていた。(松本・鐡戸選手)(J'sGOAL)」



昨日の即レポでも書きましたが、

ジェフは”人”が動くサッカーを見せましたね。



参考記事
松本山雅、人とボールが動くサッカーを魅せてます。(弊ブログ10月26日記事)



夏以降、J2で旋風を巻き起こした松本の人もボールも動くサッカーに対し、

”本家”ジェフのサッカーが、力を発揮できたことは、本当にうれしいことです。




そんな話を書いていこうと思います。



流れを簡単に書いていきます。


序盤、松本はロングボールでジェフの陣を下げてパスで崩す姿勢を見せるが、ジェフは逆に両サイドからの
突破やロングボールで相手の陣形を押し下げ、中盤にスペースを作りだし主導権を握る。縦パスがつながりだした前半14分、右サイドヨネが切り込みキーパーにはじかれたボールをヤザが左サイドで拾いさらに切り込んでクロス、そのボールを藤田が押し込み先制。その後25分くらいから松本の守備の寄せが強くなり、早いつなぎで劣勢になるが、相手選手の出足にしっかりついていき、くい止めた。後半ジェフは押し込む時間を作り、カウンターを受けてもボールホルダーに寄せるとともにスペースを消し、松本の攻撃を寸断。59分にはCKを智が決め2点目。その後も終始中央でパスをつなぎ、サイドに起点を作ったジェフが、優勢に進めた試合となった。



思うところを書いていきます。



①ジェフの人もボールも動くサッカー




ジェフの攻撃では、先ほどもあげた、松本の鐡戸選手の談のように、

ワンタッチ・ツータッチでパスをつないだところに、しっかり選手が動いてくる、

人もボールも動くサッカーが体現できていたと思います。



選手がスペースに入ってパスを受け、その間にまたスペースに入ってきた選手へつないだり、

ドリブルでスペースに入って行って、連動して動いてきた選手につないだりと、

人が入り乱れてのパス回しに、松本を翻弄させることが出来たように思います。



これが出来た要因は、

ドリブル突破やロングボールでのスペースを突いていく意識があったことと、

引かずに高い位置で対応しようとする守備の意識にあったと思います。



ジェフの最初のシュートは前半3分でしたが、

ここで作った形は、左サイドの中盤からヤザがするっと突破し、クロスを藤田につないだものでした。



その後も14分の先制までに、ヤザ、圭二、ヨネ、峻希と、次々にサイドでドリブルで切り込んでいくと共に、

最終ラインからはロングボールも供給し、普段のジェフらしくないちょっと異質な攻撃が続きました。



このジェフの切り込みとロングボールによる攻撃によった攻撃の効果は、

すぐに現れ、




松本の守備の寄せがかなり甘くなりました。





松本は、ジェフのドリブル突破やロングボールに対応する意識が強くなり、

守備を寄せすぎて突破を許すより、後方でスペースを埋めようという意識になってしまったものと思います。




これにより、ジェフのボールホルダーに松本の守備が寄せてくるのに時間が掛かるようになると共に、

最終ラインは下がり、中盤が間延びし、スペースができたように感じました。




これにより、ジェフはボールをかなり余裕をもって前を向いて扱えるとともに、

できたスペースを使って、周囲の選手が動いていけるようになったと思います。




一方の松本の守備の特徴は、

激しく寄せて、またマンマーク気味についていって奪い、

スペースにボールを入れ、そこに選手が動いていく速攻にあるように思いますが、




守備のため選手が引いてしまって寄せられなくなったことで、

松本の良さもだいぶ消すことが出来たように思います。




これがドリブル突破やロングボールでスペースを作った攻撃であり、

人もボールも動くサッカーにつながった要因のひとつだと見ています。




これだけだと、人が動いたことにより、守備体型が大幅に狂っていたり、

守備の弊害があります。




ジェフはここまでの試合では、選手が前に出て前がかりになったところで、

カウンターを受け、逆に引いてしまい、ゲームを崩してしまうこともあり、

前に出て行って攻めるだけでは、うまくいかないのだと感じています。




それに対し、今節は、

ボールを奪われてカウンターを受けても、前で対応し、その間に後ろでスペースを埋める守備が、

うまく出来たと思います。



人が動いている分、守備体型は崩れていましたが、

相手のカウンター時に、ボールホルダーにかなり早く中盤の守備が寄せて、

ボールを遅らせて、その間に自陣のスペースを埋めてしまうという感じだと思います。



その中で、かなり高い位置をとって、

前での守備を行ったのが、ボランチ2人と、センターバック2人。



勇人、サトケンが相手の2シャドーにボールが入ったところにしっかり寄せて留めたり、

松本のワントップが下がってきてカウンターのボールを受けるのに、竹内が素早くついて行ってパスカットしたりと、

高い位置で出足良く寄せているシーンが目立ちました。




これにより、松本も前線で起点が作れなくなり、

逆にジェフは、ボランチが高い位置を取ったことで中盤でセカンドボールがどんどん奪える状況となり、

押し込んだゲームにつながったと思います。



突破やロングボールなどを使える攻撃や、

高い位置を取って守る守備は、

当然リスクも伴なうものですが、しっかり出来ていけば活性化するのだと思います。




オシム御大が言っていたように、

リスクを冒さないサッカーは、スパイスが効いてないスープ(だったけ?)のようで、

後方でパスを回して崩すという選択だけでは、活性化していかないのかもしれません。



今節、ドリブルで突破し、高い位置で守るという、積極的にリスクを冒していったプレーが、相手のスペースを生み、

さらにそのスペースに人が動いていくという、

さらに積極的な攻撃が展開できたのではないかと思います。



こういう状況が出来てくというのも、

チームの状態が良く、士気が高く、選手が同じ意識をもってプレーできているからだと思います。



この積極的な意識をプレーオフまでさらに高め、

人もボールも動き、大旋風を巻き起こして欲しいと思います。






さて、

リーグ戦で連勝を果たした一方で、




5日の練習試合では、

ロボ、荒田、トーレがゴールをあげた。




昨日のゲームでも、藤田はゴールをあげ、

深井やヨネの動きも良く、

佑昌も練習のピッチが上がってきているときき、

攻撃陣の勢いが増してきているように感じる。



短期決戦のプレーオフに向け、

士気が最高潮に高まっている証だろう。



誰かが短期決戦のプレーオフでヒーローとなり、

短期決戦での戦いを盛り上げてくれるに違いない。



ここからの約3週間で、サポーターが出来ることは何か。




士気をさらに高めるため、

全員で雰囲気を盛り上げていくことだろう。



われわれは、勝てる。



今一番、波ににのってきたのはジェフであり、

ここに来て、一番いいサッカーが出来、今年一番の好調をこの終盤にあわせてきた。




ここから3週間、お祭りだと思って、

全力で盛り上がろう。



選手もサポーターも士気高く、

奪還を目指そう。



がんばれジェフユナイテッド。




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