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明日はJ2山形戦@NDスタ [プレビュー(2012)]

どうも、わたしです。



湘南との上位決戦を引き分けたジェフは、

上位連戦3戦目、山形戦を、アウェイにて戦います。




昇格へ向け絶対に落とせないゲーム、

敵地で強い気持ちで戦いたいゲームです。




ジェフと山形の対戦成績は、リーグ戦で、
ジェフの1勝2敗0分け(3得点3失点)、
J2ではジェフの1勝0敗0分け(2得点0失点)です。



前回対戦は、今年3月にJ2第1節をフクアリで戦い、2-0で勝利しています。
中盤でのプレスの掛け合いで、山形のパスミスを誘う守備を展開し、徐々にペースを持っていく。前半こそ無得点だったが、後半入ってすぐの46分、カウンターのロングパスに深井が追いつきクロス、このクロスに藤田が合わせ先制。得点後押し込む時間が増えると、69分、左サイド武田のクロスにふたたび藤田があわせ2点目。無失点に抑え、快勝したゲームだと記憶しています。



ここ5試合の山形は1勝2敗2分け(3得点6失点)です。
(ジェフは1勝1敗3分け(8得点7失点))
38節まで7戦勝ちが無かったが前節8試合ぶりの勝利をあげた。前回対戦時は3トップでアンカーを置く布陣だったが、2トップダブルボランチの布陣に変わっている。サイドにコンパクトな守備からボールを奪うと、開いて布陣した攻撃陣が長めのパスをつないで攻撃する。SHを起点とするサイド攻撃が基本であるが、ボランチ秋葉が上がってゴール前中央に人数を集めたパワープレーも迫力がある。一方で守備を寄せられるとパスがつながらず、ずるずると下がる傾向があり不調が続いていたが、前節は北九州相手に前へつなぐサッカーが復調した。



ここまでの山形は16勝10敗13分け(51得点42失点)で、勝ち点61の8位。
ジェフは、18勝12敗9分け(54得点33失点)で、勝ち点63の6位。



個人的注目点を書いていきます。




①相手にあわせず自分たちの距離で



ジェフはこのところ大分戦、草津戦と、コンパクトに守備してくる相手に対し、前へ押し上げ、

サイドから攻め込むとともに、相手守備にはじかれてもボランチが高い位置でセカンドボールを抑え、さらに前へ押し込む戦いを見せていましたが、



前節湘南戦では、やや後方でパスを回す慎重な戦い方となり、

ボランチも低めのポジションで押しあげられず、湘南にうまく守られる展開となりました。



一方で、今節の対戦相手の山形は、ここ3戦の相手の守備傾向とはやや違い、

最終ラインはあまり押し上げてこず、縦へのコンパクトさはあまりなく、横へのコンパクトさでプレッシャーをかけてくる印象です。



攻撃時も、選手間がやや距離を空けて、長目のパスをどんどん前へつなぎ、

サイドを中心に攻め込んでくる印象です。



つまり、山形の布陣はサイドに寄せて、縦にやや間延びしたような形になっており、

守備ラインと守備ラインの間には、ややスペースがあります。



選手間が距離を空けて布陣しているため、パスがつながってしまえば、

一気にゴール前まで攻め込まれてしまいます。



山形は、後ろにはボールをほとんど戻さず、

一気に前へパスをつないでくるチームといえると思います。



ジェフとは、かなり違うサッカーといえるのではないでしょうか。






その違う距離感の相手に対し、

自分たちの距離感を維持できるかが注目点です。




ジェフは、中盤のコンパクトさを維持し、数的優位を活かしたプレッシャーやパス回しをしていく狙いがありますが、

山形の開いた布陣についていってしまうと、ジェフも陣形が間延びしてしまい、

ジェフの良さが失われてしまいます。



そのため、コンパクトさをしっかり維持し、

中盤で激しくプレスし、相手の逆サイドから展開するサイド攻撃をするか、

下がってコンパクトに守備をし、間延びした相手の陣内に一気にカウンターをかけるか、

この2通りの戦術の複合した戦い方が効果的といえるでしょう。




相手の陣形には、ややスペースがあり、選手間の距離は空いていますので、

スペースにボールを入れるとともに、選手が動いて、要所要所に数的優位を作り出し、

一気にボールを前へ進めていくことが望ましいです。





しかし弊害として、相手が開いて運動量少なくプレーするのに対し、

ジェフは全体がコンパクトに上下動し、プレスをかけるため、スタミナ面で消費が激しくなります。


そのため、やはり、

自分たちでペースを握って戦わなければいけません。



自分たちのコンパクトさを保ち、

自分たちのペースでゲームを進めるジェフに、注目です。






②前を向いてスペースに飛び込め



ジェフの攻撃についてです。



前述のとおり、山形の布陣はやや縦に間延びしており、スペースはあるものの、

そのスペースをうまく生かしていかなければなりません。



前線のスペースをどう活かすかが、

注目点です。



相手の選手と選手の間のスペースに、ジェフの選手が動いてボールを受ける必要がありますが、

相手も当然、そのスペースを使いたいジェフの意図は読んでおり、

そこには守備が寄せてくるでしょう。



守備を寄せられてしまえば、結局戻すことになり、

あまりいい攻撃になりません。



そのため、相手のラインをもっと引き下げ、

スペースを広げる必要があります。



山形の最終ラインが、後方からのロングボールの速攻などで下がったとき、

山形のボランチや前線選手の戻りはイマイチで、最終ラインの前に大きなスペースが生まれることがよくあります。



ジェフとすれば、相手のラインを下げ、

ボランチの裏のスペースをうまく使いたいところです。


SHがドリブルで突っかけて下がらせるか、FWにロングボールを入れて下がらせ、

そこで起点を作れればベストですし、はじかれても相手のボランチの裏でセカンドボールを奪い、

攻撃に転じたい。



そのためには、

ジェフのボランチの飛び出しが必要です。


前節は、ややボランチが下がり目になってしまいましたが、

高い位置をとって、押しあげてほしいと思います。


ボランチがセカンドボールを奪えば、

そこからサイドに展開することも、ゴール前にスルーパスを入れることも、ミドルを打つこともでき、

自在に攻撃することができます。



そのために前を向いて、最終ラインと勝負し、

スペースをつくる攻撃を見せてほしいです。





③守備は下がりすぎずしっかり寄せて


ジェフの守備についてです。



山形は、攻撃時は選手がかなり広く構え、

後ろには戻さずどんどん前へつないでくる特徴があります。



ボールが後ろにあっても、FW、SHともに前のほうに布陣してきて、

少ない手数で、あっという間につないでくる怖さはあります。



しかし、それを怖がり、FWやSHの位置に合わせて、

守備位置を引いてしまうのは危険です。



山形のここ数戦の不調の原因として、

ボールホルダーにプレスが掛かったときに、

選手間が広いことから、ボールの回しどころが無くなり、攻撃が停滞したことがあげられます。



一方で、前節の北九州戦では、中盤でのプレスが弱かったことで、

山形は、少ない手数で前線へボールを入れ、早い時間帯に先制をし、勝利しています。



ジェフとすれば、下がってしまうより、

自分たちの持ち味である中盤のコンパクトさを活かし、ボールホルダーにしっかり寄せ、

局面局面で数的優位をしっかり作っていくことが必要です。



あとは、山形の攻撃陣の個の力を抑える部分で、

どの選手も中央で起点にもなれるし、ボールへ飛び込んでも行ける、

非常に高い能力を持っています。



中央ではしっかり寄せて、攻撃を寸断し、

攻防の舞台をサイドに持っていき、サイドで勝負するのが良いと思います。



下がりすぎず、しっかり寄せるジェフの守備に、

注目です。





さて、ジェフは6位に位置し、

昇格へ向け瀬戸際に立たされた。




この瀬戸際の一戦が、アウェイ戦になってしまったのは、

非常に残念なことである。



敵地でのこの大事な一戦をなんとしても乗り切り、

ホームへつないでほしい。



山形もまた、プレーオフに向け、

全身全霊で戦ってくるだろう。



アウェイでの戦いは、

気を抜く暇もなく、過酷な戦いとなろう。



しかし、この過酷な戦いをくぐり抜け、

前へ進もう。




敵地での強敵をなんとしても跳ね返し、

残り三戦を戦いぬき、J1へ。






さあ、戦いの時間だ。


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コメント 4

WAON_WAON

おはようございます。山形へ向かう新幹線の中です。
いよいよ、瀬戸際に立たされたジェフ。
どれだけここから這い上がりたいという気持ちが出せるか、
気持ちが入ったプレーを期待したいですね。
本当に昇格したいです。
じゃ、選手の背中を押してきますね。
by WAON_WAON (2012-10-27 07:59) 

秋津蜻蛉

nuruinuさん
こんにちは。いや~最後まで目が離せませんねぇ~。
6位までOKという絶妙なさじ加減。POの仕掛け人はだれなんでしょ?

けんたろのまさかの恩返し弾で激勝!

妄想してみました。

by 秋津蜻蛉 (2012-10-27 13:32) 

nuruinu

>WAON_WAON さん
こんばんは!!

前泊で山形に乗り込んでいるんですね!!何から何まで山形を食い尽くしてきてください!!

このアウェイ戦は気持ちの戦いになりそうですね。上がりたい気持ちがどちらが強いか、相手より自分たちが強いんだという気持ちがどちらが強いか。気持ちの弱かったほうが相手の戦い方に合わせてしまい、自分たちを見失ってしまうと思います。

ジェフらしい戦いが出来るかどうかは、遠征のサポの声にもかかっています。プレッシャーをかけてしまうようで申し訳ないですが、遠征組が選手達の背を押し、それに選手達が応える、WIN BY ALLの戦いを期待したいと思います。

千葉より魂を送りたいと思います。
明日、よろしくお願いします!!
by nuruinu (2012-10-27 21:31) 

nuruinu

>秋津蜻蛉さん
こんばんは!!
久々のコメントありがとうございます!!あいたのでさみしかったっすよ(はあと)

ホントにPO導入でこんなに盛り上がってしまうとは思いませんでした。PO争い、残留争いでいまだに殆どのチームが消化試合にはならないですからね。

リーグ戦の中盤くらいにコメントいただいたときに、秋津蜻蛉さんはこの山形戦で優勝、わたしは次節松本戦で優勝という予想を立てていたのが懐かしいです。こんなに混戦になってしかも巻き込まれてしまうとは・・・・・・

ケンタローは、表情を変えずともかなり古巣戦に闘志を燃やしていると思うので、やってくれる気がします。山形のSHの外国人当たりを完璧に抑えてくれれば、かなりジェフ有利なゲームになるはず。いぶし銀な活躍に期待してます。

それと、ヨネゴールがみたい!!ヘイヘイヘイ!!

ではでは。
by nuruinu (2012-10-27 21:41) 

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