混戦J2前半戦をチーム別に振り返ってみる [Jリーグ]
どうも、わたしです。
J2は前半戦を終え、
首位から勝ち点5差以内に7チームがひしめく大混戦となりました。
昨年はジェフが半分の19試合終了時の8月13日(震災のため日程がずれています)で、
首位と勝ち点差5以内は4チームでした(首位FC東京、ジェフ、栃木、徳島)。
そのうち3チームは昇格から脱落してしまった昨期のように、
今年も波乱があるのか、
前半戦を各チームの印象を個別に振り返ってみたいと思います。
あくまでジェフサポーターである、
わたし個人の、かなり適当でひいき目のある意見なので、
他サポの方、あんまり気を悪くしないでね。
それではいきます。
参考記事
現時点のJ2の順位予想をしてみる (弊ブログ1月25日記事)
<1位>モンテディオ山形
新戦力の活躍と組織の構築に成功、堂々の首位
首位にたったのは山形。
昨年のJ1での戦いを見る限りでは崩壊していた守備と、入れ替わった攻撃陣の組織の構築は簡単ではなく数年を要すると思っていたが、前半戦早い時期から安定した戦いを見せた。ボランチ宮坂を筆頭に、中島、山崎、萬代らFWの新戦力も力を発揮。守備も安定し、今後も上位での戦いが注目される。
個人的注目選手:MF宮坂、FW中島
<2位>ジェフユナイテッド千葉
安定の守備をベースに優勝候補の筆頭へ
われらジェフは勝ち点1差の2位に位置。
中盤でのプレスとCB、GKの堅い守りをベースに抜群の守備の安定をみせ、J2最少失点数を誇る。序盤はアウェイで苦しむも、速攻が機能し始め得点力アップ。リカルドロボの補強も決まり、米倉も復帰。抜群の守備をベースに得点を重ねて行くことが予想され、優勝候補の筆頭と位置づけられるだろう。
個人的注目選手:MF兵働、MF伊藤大介
<3位>東京ヴェルディ
攻撃力とテクニックは随一、安定感のあるチームへ成長
3位は東京ヴェルディで、順当な位置。昨年同様鋭いパスワークからの攻撃力が機能。個々の選手のパス、トラップ、ドリブルなどの高い技術をベースに、ハードワークする守備、ライン統率に至るまでそつがなく、安定感のあるチームへ成長。FW阿部に得点が集中していることと、外国人の不調、そして若いチームであることが今後のカギを握るか。
個人的注目選手:MF小林、FW阿部
<4位>湘南ベルマーレ
旋風を巻き起こした前半戦。波のあるチーム状況で好調維持できるか
前半戦の台風の目となったのが、湘南ベルマーレ。初戦から9戦負けなしと断トツの戦いを見せるも、その後8戦勝ちなしと失速。中盤での組み立てを再構築し、上り調子で前半戦を終えた。ハイプレスをベースに速攻を見せるが、ゴール前でのコンビネーションは完成形が見えてきた。これからの暑い時期で運動量を維持し、好調を維持できるかがカギか。
個人的注目選手:MFハングギョン、MF菊池
<5位>大分トリニータ
地力をつけてきた大分、派手さは無いが強い
昨年12位の大分が5位ながら首位と勝ち点差1の位置に躍進。シンプルながらサボることのなく崩れないサッカーを見せ、少失点数18はJ2で3位。僅差のゲームを勝ち抜いてきた大分は、シンプルで無駄のないサッカーを強みにし、これからの夏場に力を発揮してきそうであり、当初の予想通り、対抗の○をつけさせていただきたい。
個人的注目選手:FW森島、MF宮澤
<6位>ヴァンフォーレ甲府
接戦の引き分けを勝ちに持ち込める力をつければ優勝も
攻撃陣にタレントをそろえた今期、ダヴィが前半戦を得点王で推移し、高崎も力を見せ、個の力が目立った。守備も安定している。厳しい試合で個を抑えられたときに引き分けが目立った。これを勝ちにつなげる力がつけば優勝の可能性も十分。城福監督の人もボールも動くサッカーがどう甲府のサッカーとフィットしていくかが今後の注目か。
個人的注目選手:FW高崎、DF山本
<7位>京都サンガ
大本命チームの前半戦は苦戦。長身プレーヤーは組み込めるのか
シーズン開始前、多くの解説者が本命に挙げた京都は、苦戦が続く。中盤での細かいパスワークからゴールまでつなぐ攻撃は機能しており、中山、中村ら中盤の選手も好調。FW陣は宮吉、原は好調も、一方で久保、長澤が不調で、宮吉は離脱中。今期は長身プレーヤーを使うことでバリエーション増が期待されたが、長澤はフィットせず、チョンウヨンは守備的な起用が続き、今後の得点力に不安が。今後のバリエーション増をどの点に持ってくるのか、注目したい。
個人的注目選手:MF工藤、FW宮吉
<8位>ファジアーノ岡山
勝負強さをみせる岡山。堅守速攻が光る。
昨年13位の岡山が上位をうかがう位置へ進出。ストヤノフの退団で3バックに心配あったが、人数をかけての堅守と運動量が光る。堅い守りで最終ラインで奪ったクリアボールをボランチを経由し攻撃陣につなげる速攻の鋭さに特徴があり、ワンチャンスを得点につなげる。今後も上位を脅かす存在となるだろう。
個人的注目選手:FW川又、MF千明、MF竹田
<9位>愛媛FC
堅守を維持し、エヒメッシの離脱を感じさせない鋭い攻撃を構築
昨季攻撃で比重の高かったFW斉藤の個人突破がなくなり苦戦が予想されたが、上位を破る奮闘を見せている。激しい守備は今年も健在。トミッチを経由して、ドリブルを絡める速攻は鋭さがある。前に出てくるチームには大勝している半面、守備を固めるチームには苦戦しており、今後の戦いが注目される。
個人的注目選手:MFトミッチ、FW有田、DF前野
<10位>横浜FC
監督交代の失意を感じさせず6連勝もあった前半戦。後半戦のカギを握るチーム
3節のジェフ戦で敗戦すると、監督を解任。苦難のシーズン開始となったが、山口新監督のもと、一致団結を見せ、進化。岸野前監督時代のハードワークを軸に、攻撃のパスワークが機能。前半戦途中では6連勝も記録した。もともと有力選手が多く、後半戦では優勝を争う位置まで伸びてくることが予想される。
個人的注目選手:MF野崎、MF佐藤謙介、FWカイオ
<11位>水戸ホーリーホック
玉際の強さを見せ、しっかりした戦いも得点力に不安
昨期終盤に粘り強い戦いで、今期の躍進を予感させていた水戸だが、今期も闘志あふれる守備をベースにしっかりした戦いをつづける。一方で得点力に不安が。中盤での玉際の強さは随一であるので、得点パターンを確立できるかどうかが今後のカギか。
個人的注目選手:MFロメロフランク、FW鈴木隆行、GK本間
<12位>栃木SC
徐々にペースが上がってきた栃木が本来の力を発揮する
多くの主力が移籍した今期、一番苦戦してきたチームと言えるが、徐々にチームがフィットしてきた。激しい守備だけでなく攻撃への転換が機能し始め、得点も増えてきた。チャヨンファンの離脱などマイナス要因もあるが、フィットしてくる選手が増えれば、上昇気流に乗る可能性もある。
個人的注目選手:MF菅、FW棗、DF當間
<13位>アビスパ福岡
接戦を勝ちきれず。核となる選手の不在が痛い。
昨期から主力の多くが離脱し、核となれる選手が不足。組織の質も選手の質も低くないが、特徴に欠けるチームになってしまった印象。ここ11戦で7引き分けと勝ちきれておらず、勝負所での1点が獲れる存在が必要か。
個人的注目選手:FW坂田、FW高橋
<14位>徳島ヴォルティス
まさかの大苦戦。スムーズな展開が見えず。
今期も上位で昇格に絡む戦いを予想されていた徳島が、まさかの苦戦。昨期は人数をかけた分厚い攻撃が機能したが、今期の少人数での攻撃は怖さがいまいちだ。DFもエリゼウ、大久保が長期離脱中。この状況の打開には大きなテコ入れが必要かもしれない。
個人的注目選手:DF那須川、FWドゥグラス、MF太田
<15位>ギラヴァンツ北九州
今期はやや苦戦もいい戦いは健在
昨期は大旋風を起こした北九州は、今期は戦力もアップして臨んだが、昨年から現状維持という印象。昨年同様勢いある突破とハードワークの守備は健在も、新戦力のフィットには時間がかかっている。ヤス監督が今年は大人しい感じがしているのが、一番不安。
個人的注目選手:MF木村、MF安田、FW池元
<16位>松本山雅FC
堅実なチーム作りで、まずは合格点
J2昇格初年で、ここまで互角に戦ったチームはいないんじゃなかろうか。堅実なチーム作りでしっかり守り、ワンチャンスも奪っていく。ジェフはしっかり喰われてしまいました。新戦力の外国人FWも加入し、後半戦の戦いも期待される。益山がんばれー。
個人的注目選手:MF鐡戸、FWチェ
<17位>ザスパ草津
今期は大苦戦。攻撃的か守備的か揺れる思い
昨期9位の草津が主力の移籍により苦戦。攻撃的でポゼッション率の高いサッカーを志向していたが中盤では機能するもののゴールが遠かった。そのため割り切って守備的に固めて1点を守りきるサッカーも増えてきた。実際にシュート数で下回った京都戦でも1-0で勝利を奪っている。理想と現実のはざまでどう戦っていくのか。
個人的注目選手:MF熊林、MF松下、MF小林
<18位>ロアッソ熊本
前半戦の不調も、攻撃的チームに変貌を遂げ再出発
下位チームの中でもっとも浮上の勢いを感じるのが熊本。前半戦とは全く違うチームを作ってきたような印象。前半戦は中盤が間延びしラインの間を抜かれ守備が決壊していた。しかしここ数試合ではハードワークが機能しだすと、攻撃のパスワークも構築が進み、上位並みの戦いができるチームに変貌した。昨期リーグワーストの33得点を上回る攻撃を後半戦は見せてくるだろう。
個人的注目選手:MF養父、FW武富、
<19位>FC岐阜
この順位にいるチームではないと思うんだが、最少得点の改善を
今年も苦しい戦いになっている岐阜ですが、激しい走りは健在。服部、李のいる中盤は安定するも、最終ラインの隙を突かれている。得点力がリーグ最少となっていて、セットプレーなどでテコ入れが必要ではなかろうか。ハードワークできるチームの姿勢からみると、この順位にいるチームには正直見えず、もっと上にいていいと思うが、浮上のきっかけを見つけてほしい。
個人的注目選手:MF染谷、DF野垣内、MF服部
<20位>ガイナーレ鳥取
混乱の前半戦。もう一度一丸となってほしい
前半戦で最も混乱の見えたチームが鳥取か。ハードワークを信条とするも、最終ラインの競り合いで負けると守備が崩壊する試合が続いた。組織的な改善が必要だと思うが決定的な改善点が見えず、混乱が終息していない。モチベーションが低下する前にチームとして決断が必要だと思うが。
個人的注目選手:MF実信、MF奥山、FW美尾
<21位>カターレ富山
怪我人の多さに泣いた前半戦、後半立て直しを
昨期の戦力を維持した今期、いい戦いを期待していたところ、主力のほとんどが怪我で離脱するという事態に。ベンチメンバーに空席の目立つ戦いは不運としか。守備的な戦いを余儀なくされているが、後半戦はMFソヨンドクら中心に攻撃にも注目したい。
個人的注目選手:MFソヨンドク、DF足助
<22位>FC町田ゼルビア
ポゼッションサッカーは間違っていない、貫いてほしい
ポゼッション率がJ2No1であるとのデータがある(らしく)が、J2の堅守に苦戦している。パスサッカーの形は美しく、これからの飛躍が期待される。アタッキングサードの崩しをできるくらいに構築されたら、一気に脅威的な存在に変貌するだろう。それまで貫いてほしい。
個人的注目選手:MFコリンマーシャル、FW平本
以上書いてきましたが、
簡単に予想も書いていきます。
優勝争いをするチーム、
ジェフ、大分、東京V、山形、
プレーオフ争いに加わりそうなチーム、
湘南、京都、甲府、横浜FC、岡山、熊本、
中位争いで上位を脅かす
愛媛、水戸、福岡、栃木、北九州、徳島、
中位争いへ加わりたい
松本、富山、岐阜、町田、草津、鳥取
こんな感じですが、
いかがでしょう。
激闘J2はどうなるのか。
今後も注目していきたいと思います。
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J2は前半戦を終え、
首位から勝ち点5差以内に7チームがひしめく大混戦となりました。
昨年はジェフが半分の19試合終了時の8月13日(震災のため日程がずれています)で、
首位と勝ち点差5以内は4チームでした(首位FC東京、ジェフ、栃木、徳島)。
そのうち3チームは昇格から脱落してしまった昨期のように、
今年も波乱があるのか、
前半戦を各チームの印象を個別に振り返ってみたいと思います。
あくまでジェフサポーターである、
わたし個人の、かなり適当でひいき目のある意見なので、
他サポの方、あんまり気を悪くしないでね。
それではいきます。
参考記事
現時点のJ2の順位予想をしてみる (弊ブログ1月25日記事)
<1位>モンテディオ山形
新戦力の活躍と組織の構築に成功、堂々の首位
首位にたったのは山形。
昨年のJ1での戦いを見る限りでは崩壊していた守備と、入れ替わった攻撃陣の組織の構築は簡単ではなく数年を要すると思っていたが、前半戦早い時期から安定した戦いを見せた。ボランチ宮坂を筆頭に、中島、山崎、萬代らFWの新戦力も力を発揮。守備も安定し、今後も上位での戦いが注目される。
個人的注目選手:MF宮坂、FW中島
<2位>ジェフユナイテッド千葉
安定の守備をベースに優勝候補の筆頭へ
われらジェフは勝ち点1差の2位に位置。
中盤でのプレスとCB、GKの堅い守りをベースに抜群の守備の安定をみせ、J2最少失点数を誇る。序盤はアウェイで苦しむも、速攻が機能し始め得点力アップ。リカルドロボの補強も決まり、米倉も復帰。抜群の守備をベースに得点を重ねて行くことが予想され、優勝候補の筆頭と位置づけられるだろう。
個人的注目選手:MF兵働、MF伊藤大介
<3位>東京ヴェルディ
攻撃力とテクニックは随一、安定感のあるチームへ成長
3位は東京ヴェルディで、順当な位置。昨年同様鋭いパスワークからの攻撃力が機能。個々の選手のパス、トラップ、ドリブルなどの高い技術をベースに、ハードワークする守備、ライン統率に至るまでそつがなく、安定感のあるチームへ成長。FW阿部に得点が集中していることと、外国人の不調、そして若いチームであることが今後のカギを握るか。
個人的注目選手:MF小林、FW阿部
<4位>湘南ベルマーレ
旋風を巻き起こした前半戦。波のあるチーム状況で好調維持できるか
前半戦の台風の目となったのが、湘南ベルマーレ。初戦から9戦負けなしと断トツの戦いを見せるも、その後8戦勝ちなしと失速。中盤での組み立てを再構築し、上り調子で前半戦を終えた。ハイプレスをベースに速攻を見せるが、ゴール前でのコンビネーションは完成形が見えてきた。これからの暑い時期で運動量を維持し、好調を維持できるかがカギか。
個人的注目選手:MFハングギョン、MF菊池
<5位>大分トリニータ
地力をつけてきた大分、派手さは無いが強い
昨年12位の大分が5位ながら首位と勝ち点差1の位置に躍進。シンプルながらサボることのなく崩れないサッカーを見せ、少失点数18はJ2で3位。僅差のゲームを勝ち抜いてきた大分は、シンプルで無駄のないサッカーを強みにし、これからの夏場に力を発揮してきそうであり、当初の予想通り、対抗の○をつけさせていただきたい。
個人的注目選手:FW森島、MF宮澤
<6位>ヴァンフォーレ甲府
接戦の引き分けを勝ちに持ち込める力をつければ優勝も
攻撃陣にタレントをそろえた今期、ダヴィが前半戦を得点王で推移し、高崎も力を見せ、個の力が目立った。守備も安定している。厳しい試合で個を抑えられたときに引き分けが目立った。これを勝ちにつなげる力がつけば優勝の可能性も十分。城福監督の人もボールも動くサッカーがどう甲府のサッカーとフィットしていくかが今後の注目か。
個人的注目選手:FW高崎、DF山本
<7位>京都サンガ
大本命チームの前半戦は苦戦。長身プレーヤーは組み込めるのか
シーズン開始前、多くの解説者が本命に挙げた京都は、苦戦が続く。中盤での細かいパスワークからゴールまでつなぐ攻撃は機能しており、中山、中村ら中盤の選手も好調。FW陣は宮吉、原は好調も、一方で久保、長澤が不調で、宮吉は離脱中。今期は長身プレーヤーを使うことでバリエーション増が期待されたが、長澤はフィットせず、チョンウヨンは守備的な起用が続き、今後の得点力に不安が。今後のバリエーション増をどの点に持ってくるのか、注目したい。
個人的注目選手:MF工藤、FW宮吉
<8位>ファジアーノ岡山
勝負強さをみせる岡山。堅守速攻が光る。
昨年13位の岡山が上位をうかがう位置へ進出。ストヤノフの退団で3バックに心配あったが、人数をかけての堅守と運動量が光る。堅い守りで最終ラインで奪ったクリアボールをボランチを経由し攻撃陣につなげる速攻の鋭さに特徴があり、ワンチャンスを得点につなげる。今後も上位を脅かす存在となるだろう。
個人的注目選手:FW川又、MF千明、MF竹田
<9位>愛媛FC
堅守を維持し、エヒメッシの離脱を感じさせない鋭い攻撃を構築
昨季攻撃で比重の高かったFW斉藤の個人突破がなくなり苦戦が予想されたが、上位を破る奮闘を見せている。激しい守備は今年も健在。トミッチを経由して、ドリブルを絡める速攻は鋭さがある。前に出てくるチームには大勝している半面、守備を固めるチームには苦戦しており、今後の戦いが注目される。
個人的注目選手:MFトミッチ、FW有田、DF前野
<10位>横浜FC
監督交代の失意を感じさせず6連勝もあった前半戦。後半戦のカギを握るチーム
3節のジェフ戦で敗戦すると、監督を解任。苦難のシーズン開始となったが、山口新監督のもと、一致団結を見せ、進化。岸野前監督時代のハードワークを軸に、攻撃のパスワークが機能。前半戦途中では6連勝も記録した。もともと有力選手が多く、後半戦では優勝を争う位置まで伸びてくることが予想される。
個人的注目選手:MF野崎、MF佐藤謙介、FWカイオ
<11位>水戸ホーリーホック
玉際の強さを見せ、しっかりした戦いも得点力に不安
昨期終盤に粘り強い戦いで、今期の躍進を予感させていた水戸だが、今期も闘志あふれる守備をベースにしっかりした戦いをつづける。一方で得点力に不安が。中盤での玉際の強さは随一であるので、得点パターンを確立できるかどうかが今後のカギか。
個人的注目選手:MFロメロフランク、FW鈴木隆行、GK本間
<12位>栃木SC
徐々にペースが上がってきた栃木が本来の力を発揮する
多くの主力が移籍した今期、一番苦戦してきたチームと言えるが、徐々にチームがフィットしてきた。激しい守備だけでなく攻撃への転換が機能し始め、得点も増えてきた。チャヨンファンの離脱などマイナス要因もあるが、フィットしてくる選手が増えれば、上昇気流に乗る可能性もある。
個人的注目選手:MF菅、FW棗、DF當間
<13位>アビスパ福岡
接戦を勝ちきれず。核となる選手の不在が痛い。
昨期から主力の多くが離脱し、核となれる選手が不足。組織の質も選手の質も低くないが、特徴に欠けるチームになってしまった印象。ここ11戦で7引き分けと勝ちきれておらず、勝負所での1点が獲れる存在が必要か。
個人的注目選手:FW坂田、FW高橋
<14位>徳島ヴォルティス
まさかの大苦戦。スムーズな展開が見えず。
今期も上位で昇格に絡む戦いを予想されていた徳島が、まさかの苦戦。昨期は人数をかけた分厚い攻撃が機能したが、今期の少人数での攻撃は怖さがいまいちだ。DFもエリゼウ、大久保が長期離脱中。この状況の打開には大きなテコ入れが必要かもしれない。
個人的注目選手:DF那須川、FWドゥグラス、MF太田
<15位>ギラヴァンツ北九州
今期はやや苦戦もいい戦いは健在
昨期は大旋風を起こした北九州は、今期は戦力もアップして臨んだが、昨年から現状維持という印象。昨年同様勢いある突破とハードワークの守備は健在も、新戦力のフィットには時間がかかっている。ヤス監督が今年は大人しい感じがしているのが、一番不安。
個人的注目選手:MF木村、MF安田、FW池元
<16位>松本山雅FC
堅実なチーム作りで、まずは合格点
J2昇格初年で、ここまで互角に戦ったチームはいないんじゃなかろうか。堅実なチーム作りでしっかり守り、ワンチャンスも奪っていく。ジェフはしっかり喰われてしまいました。新戦力の外国人FWも加入し、後半戦の戦いも期待される。益山がんばれー。
個人的注目選手:MF鐡戸、FWチェ
<17位>ザスパ草津
今期は大苦戦。攻撃的か守備的か揺れる思い
昨期9位の草津が主力の移籍により苦戦。攻撃的でポゼッション率の高いサッカーを志向していたが中盤では機能するもののゴールが遠かった。そのため割り切って守備的に固めて1点を守りきるサッカーも増えてきた。実際にシュート数で下回った京都戦でも1-0で勝利を奪っている。理想と現実のはざまでどう戦っていくのか。
個人的注目選手:MF熊林、MF松下、MF小林
<18位>ロアッソ熊本
前半戦の不調も、攻撃的チームに変貌を遂げ再出発
下位チームの中でもっとも浮上の勢いを感じるのが熊本。前半戦とは全く違うチームを作ってきたような印象。前半戦は中盤が間延びしラインの間を抜かれ守備が決壊していた。しかしここ数試合ではハードワークが機能しだすと、攻撃のパスワークも構築が進み、上位並みの戦いができるチームに変貌した。昨期リーグワーストの33得点を上回る攻撃を後半戦は見せてくるだろう。
個人的注目選手:MF養父、FW武富、
<19位>FC岐阜
この順位にいるチームではないと思うんだが、最少得点の改善を
今年も苦しい戦いになっている岐阜ですが、激しい走りは健在。服部、李のいる中盤は安定するも、最終ラインの隙を突かれている。得点力がリーグ最少となっていて、セットプレーなどでテコ入れが必要ではなかろうか。ハードワークできるチームの姿勢からみると、この順位にいるチームには正直見えず、もっと上にいていいと思うが、浮上のきっかけを見つけてほしい。
個人的注目選手:MF染谷、DF野垣内、MF服部
<20位>ガイナーレ鳥取
混乱の前半戦。もう一度一丸となってほしい
前半戦で最も混乱の見えたチームが鳥取か。ハードワークを信条とするも、最終ラインの競り合いで負けると守備が崩壊する試合が続いた。組織的な改善が必要だと思うが決定的な改善点が見えず、混乱が終息していない。モチベーションが低下する前にチームとして決断が必要だと思うが。
個人的注目選手:MF実信、MF奥山、FW美尾
<21位>カターレ富山
怪我人の多さに泣いた前半戦、後半立て直しを
昨期の戦力を維持した今期、いい戦いを期待していたところ、主力のほとんどが怪我で離脱するという事態に。ベンチメンバーに空席の目立つ戦いは不運としか。守備的な戦いを余儀なくされているが、後半戦はMFソヨンドクら中心に攻撃にも注目したい。
個人的注目選手:MFソヨンドク、DF足助
<22位>FC町田ゼルビア
ポゼッションサッカーは間違っていない、貫いてほしい
ポゼッション率がJ2No1であるとのデータがある(らしく)が、J2の堅守に苦戦している。パスサッカーの形は美しく、これからの飛躍が期待される。アタッキングサードの崩しをできるくらいに構築されたら、一気に脅威的な存在に変貌するだろう。それまで貫いてほしい。
個人的注目選手:MFコリンマーシャル、FW平本
以上書いてきましたが、
簡単に予想も書いていきます。
優勝争いをするチーム、
ジェフ、大分、東京V、山形、
プレーオフ争いに加わりそうなチーム、
湘南、京都、甲府、横浜FC、岡山、熊本、
中位争いで上位を脅かす
愛媛、水戸、福岡、栃木、北九州、徳島、
中位争いへ加わりたい
松本、富山、岐阜、町田、草津、鳥取
こんな感じですが、
いかがでしょう。
激闘J2はどうなるのか。
今後も注目していきたいと思います。
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町田のポゼッション率がNo.1と言っても、後ろでダラダラ回してるだけの一位であり、PA内進入率は、下から二番目です。相手からしたら全然怖さを感じないでしょうね。私はこのまま進んで行くのが心配ですね。監督他を信じるしかないと、言いますがそんなことを、言ってるうちに前半が最下位で終わりましたから。
by 町田サポーター (2012-06-28 07:58)
>町田サポーターさん
コメントありがとうございます。
町田サポーターの気持ちは良くわかりますが、我慢の時だと思います。
過去J2昇格してきたチームは、北九州や徳島など悔しい想いをして上っていきました。昇格して半年、いまは我慢の時です。
多くのチームはJ2に昇格一年目は何もできず、ほとんどボールに触ることができないようなサッカーをさせられてきた中、ポゼッション率一位という特徴を出せたことは脅威です。多くの強豪がポゼッションを志向しJ2の激しいプレッシャーの中ポゼッションできない状況が続く中、それを昇格一年目のチームにされてしまったのは、悔しい想いすらあります。これから夏場を迎え、ポゼッションしスタミナを奪うのは必要な技術です。そうではないと思いますが、仮に後ろでタラタラ回すだけだったとしても、脅威です。
町田は首都圏に立地するメリットやサポーターの団結の具合から考えると、将来的にはもっと上にいくチームだと他サポのわたしは思っています。ここで我慢して攻撃サッカーを志向して上に行くのか、我慢できず守備を固めてJ2の盟主になるのか、それはゼルビア次第ですが、わたしが思うに今の経営陣の先見は間違っていないと、思います。
記事ではスペースが足りず文章短かったですが、こんな感じで考えていますが、いかがでしょうか。反論しているのか褒めているのか良くわからない文章になってしまいましたが(笑)伝わるかな?
ではでは。
by nuruinu (2012-06-28 10:03)