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課題の克服とアウェイでの落ち着き【2012年J2第18節 vs甲府戦@中銀スタ】 [レポート(2012)]

ジェフ2-0甲府


どうも、わたしです。



昇格のライバルである甲府との対戦で、

しかも孝太を含め、強力なFWを擁しているチームとの対戦なので、

かなり警戒していましたが、

ジェフの戦いは、総合的にも、それぞれの部分的にも素晴しいものでした。



アウェイでの今後のお手本としたい内容と、

いっていい試合ではないかと思います。



簡単に流れを振り返ります。


序盤、甲府にペースを握られ裏への突破を許すも、守備陣の奮闘により失点を許さない。迎えた30分、中央で受けた兵働からの浮き球の裏へのパスを佑昌がつなぎ、飛び込んだヨネがゴールし先制。すぐの35分自陣で奪い返すと勇人が最終ライン裏へ絶妙なロングパス、受けたヨネが後ろから倒されPK奪取し、智が決めた。前半45分には相手DFが退場となったこともあり、その後は守備中心に落ち着いて試合を運んだジェフがアウェイでの勝利を収めた試合であった。



思うところを書いていきたいと思います。



①課題の克服とアウェイでの落ち着き


昨日の試合、

わたしが思うに、勝因は、

監督やスタッフによるスカウティングと分析ではないかと思います。



チーム全体として、甲府の特徴を良く把握した上で、

ぶれない戦いが出来ていたと思います。



その中で出来ていたのが、

前節の課題であった前線の動き出しと、縦パスの入り先のマークを外す動き。



ここが入っていなかった前節、うまく試合を運べず、

先制を許し、敗戦しました。



今節は、そこをしっかり改善し、

甲府の弱いところを把握した上で、

前線が動き、マークをしっかり外して、

リズム良く縦のパスが入っていたように見えました。



甲府の弱かった場所は、

最終ラインの前のエリア。


プレビューでも書きましたが、

甲府の攻撃は縦に早い特徴があり、

陣形が縦に長くなる特徴があるので、

最終ラインとボランチの間にギャップが生まれやすく、

そのスペースを使えるかどうかがポイントであると見ていました。


ジェフは、そのポイントにどんどん前線選手が走りこみ、

縦パスを通していき、

リズムをつくっていました。



先制の場面では、

兵働がそこでノーマークで受け、佑昌にパスを入れています。


相手DFが退場になる場面でも、

藤田が戻ってそこで受けて起点となろうとしたところで、

後ろから倒されたプレーでした。


ともに、最終ラインの前のギャップにノーマークで走りこみ、

甲府にとって危険なプレーになっていると思います。


他にも、ヨネがこのエリアでうまくプレーしていました。


つまり甲府の弱点をしっかりスカウティングし、

パスを受ける選手、出す選手、みんながその特徴を理解した上で、

そのエリアを上手に使い、

前節の課題をうまく克服した、

そんな試合だったんじゃないでしょうか。


さらに、

その最終ラインの前のスペースをいうのは相手にも使われる恐れのある危険な場所ですが、

ジェフはしっかり抑えていました。



ジェフはわりと守備的に守っていたので、

自陣では2列のラインになることが多く、最終ラインと2列目の間には、やはりスペースがあります。



しかし、ジェフは、

ここに勇人をうまく配置。


もともと甲府はそのエリアでボールを納められる人材が少なく、

ダヴィに使われて個人技でもって行かれるのが嫌だったんですが、

勇人が埋めてくれたおかげで、

そこを使われるケースというのは、少なかったと思います。



その配置というのも、

スカウティングがしっかりしていたからこそであり、

勇人の先発復帰という形で、

甲府対策が取られたのではないかと見ています。



そのへんの守備の部分もスカウティングがしっかりなされ、

対策が採られ、

そういう対策をしっかりとったことで、

選手にも落ち着きがもたらされたのではないかなと思います。


前半のピンチも何とかしのぐと、

一気に攻撃に転じ先制。

相手は退場者を出し、

後半はしっかり試合をコントロールし、相手をシュート1本に抑える試合展開は、

アウェイ戦では、最高の展開だと思います。



相手の攻撃が脅威的であるのでピンチもありましたが、

アウェイでの戦いとしては、想定どおりの戦いではないかと、

思います。



今後は、

ジェフのほうが研究される対象となっていくでしょうけれど、

このように相手チームをしっかり研究し、

選手が把握することで、

チームとして自信がつき、最高の流れにもって行くことが出来ると思っています。


しっかり研究し、

試合へ生かしていって欲しいと思います。



さて、

ジェフは敵地での試合を制したが、

スタッフは見事なスカウティングをし、

守備陣は無失点に抑え、攻撃陣はしっかりパスを入れて点を取り、

サポーターは敵地に多くの動員を果たし、



ジェフにかかわるもの全員で、

前節の悔しさから、勝利を取り返した。



しかし、前節の敗戦から得たものは、

大きいだろう。



課題を克服し、

多くの経験をつむことが出来た。



ここを基点とし、

われわれはさらに上を目指す。



しかし、

何よりも、

ホームでの連敗は許されない。


われわれの意地と誇りをかけ、

水曜は必勝のゲームを。


がんばれジェフユナイテッド。


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