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フクアリはジェフがサッカーがしやすい空間【2012年J2第15節 vs熊本戦@フクアリ】 [レポート(2012)]

ジェフ4-0熊本



どうも、わたしです。



【J2:第15節 千葉 vs 熊本】高木琢也監督(熊本)記者会見コメント(12.05.20)(J'sGOAL)


昨日のゲームについて、熊本の高木監督からもコメントがでました。



即レポでも書きましたが、

サポーターが作り出した熊本がサッカーをやりにくい雰囲気。



これは、確実に相手を苦しめているものでしょう。



詳しくは後述しますけど、

ホームでの勝利に、

われわれサポーターができることを、もう一度考えて、

奪還へ向け、サポーター自身も上昇気流へノッテいきたいです。


試合の流れを簡単に振りかえります。



試合開始から高い位置で熊本がプレスに来て押し込まれるも、ジェフはいなして逆に自分たちのパスサッカーに持っていく。10分、左サイドからの武田のクロスに藤田がニアに走り込み、流し込んで先制。その後も引き切らない相手に対し、スペースをついて崩していく。19分には中央でのパス回しから大介が、21分には右の大岩からのクロスを佑昌がニアで合わせて、3-0とした。前半はほぼジェフがポゼッションし、安定して進める展開となった。後半攻勢に出る熊本に対し、ジェフはすぐの48分、兵働が奪ったショートカウンターから、佑昌が決め4-0。試合の趨勢を決めた。その後は、ジェフの選手は足が止まり、相手のカウンターから押し込まれる時間も増えるが、要所を締め、岡本のビッグセーブもあり、4-0で締めた試合となった。


思うところを書いていこうと思います。




①フクアリはジェフがサッカーがしやすい空間に


わたしはテレビ観戦ですけど、今節は、

サポーターの応援が、

非常に熊本選手のプレッシャーになるようなやり方であったと感じています。


まず、熊本はコイントスをとると、

コートをチェンジ。


これに対して、ジェフサポーターが早い段階で、

ブーイングを浴びせました。


また、熊本の高木監督のコメントにもあるように、ゴールキックが遅れた場合のブーイング、

また、ファウルがあった場合のブーイングなど、

相手の悪い行動、クリーンでない行動、男らしくない行動に、

ブーイングを浴びせました。


観客の中には、

不快感を覚える方もいると思いますが、



”敵”に対しては、

わたしはこれがサポーターのすべき仕事のひとつだと思います。


現に、

相手の監督が、GKが早く蹴ってしまいリズムが狂ったというように、

試合内容や結果に影響が出るような、

サポーターが担う重要な役割だからです。



相手は、コイントスでコートをチェンジしてブーイングを受ければ、

ルール内の行為だとしても、相手は正々堂々としない策をとった自分のチームに対して疑問を持つでしょうし、

ファウルした際にブーイングを受ければ、次タックルに行く際は、出足が鈍るかもしれません。


サポーターの声によって、

相手の全力の動きを封じることができるものなのです。



だから、サポーターには、

フクアリで全力で敵と”戦って”欲しいと思います。



サポーターが声を出し、戦うことが、ジェフの勝利に、

つながるのです。



ただし、なんにでもブーイングを浴びせればいいというわけでもありません。



相手の不正、ラフプレー、正々堂々としないプレー。

これに限定すべきです。



で、なければ、

われわれジェフサポーターは、ガラの悪い、いやがらせ集団になってしまうでしょう。



また味方選手には、

ブーイングをすべきではないと考えています。



ジェフの選手がサッカーをしやすい空間を作るのが、

サポーターの仕事。

(ジェフがサッカーをしやすい=相手がやりにくいということでもあります)




いいプレーを拍手で讃え、ジェフの選手が思い切り挑戦していけるよう、

サポーターが盛り上げていかなくてはいけないでしょう。



またピンチの時や、足が止まってきた時は、

後押しすることや、注意喚起することも必要でしょう。



つまり、そういった声を出していくには、

的確なサッカー眼が、

サポーターにも必要です。



試合の流れをつかみ、

プレーを見たうえで、

相手の不正に的確にブーイングし、

味方のプレーを援護する。



選手が我慢し遅らせているときにはときには、焦らせずサポーターも我慢し、

一気加勢するときには、サポーターも流れに乗って爆発する。



すべて、ジェフのサッカーと試合の流れを理解しないと、

的確な応援はできないのかもしれません。



しかし、今節、

サポーターの担った仕事というのは大きく、

これから、もっと大きな役割が担えるよう、



サポーター自身も勉強し、サッカー眼を磨き、

フクアリで何をすべきか、

考えていきましょう。





②中央からのパスによる崩しで得点


さて、本題のサッカーの話に戻ります。


今節は、相手の固めてくるゴール前をどう崩すか、

というところが課題だったんですが、



熊本は、ガチガチには固めず、ゴール前には適度なスペースがあったので、

引いた相手を崩したゲームとは言い切れないですが、

いい形があったと思います。



それは、2点目の大介のゴール。



19分、右サイドから、左サイドの兵働にサイドチェンジすると、兵働は中央の大介に入れる。

大介は、ペナルティエリア外まで引いてきた藤田にタテパスを入れ、藤田はポストし、近くで深井が前を向いて受ける。

深井はパスを戻し藤田が受けるところ、藤田はスルーし、走り込んだ大介が前を向いてミドルシュート、ゴール、

という流れでした。



ここには、ジェフのやりたいサッカーが凝縮されたと、

個人的には考えています。



まず、右から左へのサイドチェンジから始まる部分。

ここではピッチを広く使い、相手を揺り動かし、

スペースを広げます。


右からのサイドチェンジを左サイドで受けた兵働は、

左サイドからコーナー付近へ展開もしくはドリブルすることもできたはずで、

相手は、左からの攻めと中央からの攻め両方に対応すべく、マークが甘く、スペースができた状態になると思われます。


この、サイドチェンジによりピッチを広く使うやり方は、

ジェフの行う中盤での、オーソドックスなやり方でしょう。



そして、さらに、中央で大介が受けると、

縦に一気に藤田へ入れ、藤田はポストし、深井が前を向きます。

そして、狭いところでパスをスペースに返して、走り込む選手(大介)がシュートを決める。




ピッチを広く使える場所から、

一気に縦に狭いところに入れ、前を向く選手をつくる動きと、スペースへボールを入れ同時にフリーな選手が走り込む動き、

これは狭い空間に味方選手が密集し、パスをつないでいく状況です。




今回のこのゴールは、

広く使ってスペース作る動きと、

できたスペースを有効に使って、狭いところでパスを回す動き、

スペースにボールを出し、そこに選手が走り込む動きが、

一体となって機能したゴールと見ています。



このようなゴールは、

ジェフが相手をうまくこじ開けてゴールを奪っていく形にたどり着いたケースだと思いますし、

今後、こういった流れのゴールが増えることで、

どんな相手からも点を奪える、

もう一段上のレベルのサッカーを実現していけるんじゃないかと思います。





さて、

ジェフは、ホームで4得点をあげ、

5連勝を果たし、上位へ食い込んできた。



各チーム、ジェフのサッカーを注目し、

対策をとってくるだろう。



昨年は、”戦術オーロイ”が分析され、

勢いを失った。



今期は、ジェフのサッカーは、厚みを増し、

パターンを広げているように感じる。



なにより、最後まで貪欲にあきらめず走り、

尽きない闘争心が選手たちから感じとれる。



連勝の喜びをかみしめつつ、

気を抜かず、

つねに全力で高めていかなければ、昨年の轍を踏む。



しかし、

いま、誰かが激を飛ばさなくても、


選手はよくわかっており、

監督が締めてくれているだろう。



そういう信頼できる監督・選手のそろった今期、

心配せず、

われわれはついていくことができる。



監督のコメントにもあったが、

次のゲームは、今期の趨勢を占う重要な試合だと思う。



しかし、どんな時も、作り上げてきた自分たちのサッカーを信じ、貫いていけば、

いまのジェフならば大丈夫だろう。



自分たちを信じ、

最後まで、貫け。


がんばれジェフユナイテッド。



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コメント 4

WAON_WAON

こんにちは。
高木監督のコメント、私たちジェフサポにとって
力になるコメントでしたね。
改めて、一緒に戦う事の大事さがわかります。
大分戦は逆にアウェイの洗礼を浴びるでしょう。
でも、今の選手たちには私たち全国のサポがついてますよね。
今から千葉から魂を飛ばしたいと思います(笑)

by WAON_WAON (2012-05-22 10:27) 

はっすぃ~

nuruinuさん、こんにちは。

今節はいつも以上にサポーターが戦ってましたね。
私は家庭の事情でほとんどスタジアムに行けてないので、現地で戦っているサポの皆さんには頭が下がります。

コイントスのコートチェンジ、2年前札幌の石崎監督にやられて以来あまりいい思い出がないのですが、今節はサポーターのおかげで嫌な影響が出なくて良かったです。
今年は、今までの色々嫌なものを1つずつ払拭していってる感じがして、本当に頼もしいですね(コートチェンジとか苦手のAWAYや徳島撃破だったり)

2点目の大ちゃん、素晴らしかったですね。
あれだけパス回されて最後にあのシュートじゃ相手は止められないですね。
ああいうプレーをジェフのスタイルとして確立出来るようになれば、一段上のレベルに行けるのかなと思います。

サブ組も調子良さそうだし、週末が楽しみですね。
(大岩の代表での活躍と、代役が誰かも楽しみです)
by はっすぃ~ (2012-05-22 12:47) 

nuruinu

>WAON_WAON さん
こんばんは!!
熊本戦のコメントからはジェフの選手だけでなく、相手からもジェフサポが評価された内容でしたね。やはり戦う意義というのは大きいと思います。WAON_WAON さんをはじめ、戦ってくれているジェフサポの力は大きいのだとあらためて感じました。

大分は遠隔アウェイで明らかに敵地という感じになりますね。しかし、ジェフは確か無敗の地でもあり、互角以上の戦いを期待したいです。九州にも多くのサポがいらっしゃると思いますので、サポーターの戦いも期待したいです。

まだまだ早いですが、わたしも魂飛ばしていきます!!(笑)

ではでは
by nuruinu (2012-05-22 23:19) 

nuruinu

>はっすぃ~さん
こんばんは!!
お子さんも小さいとなかなかスタジアムにはいけませんね。わたしもなかなか行けず、ブログで発散している状況です。でも、どこからでも戦う空気というのは作れていけると思うので、ぜひこのコメント欄など使って、戦ってください!!わたしとではなく、対戦相手とですが(笑)

今期は本当に苦手意識のあるものを攻略していけていると思います。おっしゃるとおり、徳島、アウェイ戦、水戸ケーズ電気、熊本、そしてコートチェンジ。そして、ジェフらしい攻撃サッカーが取り戻せているような気がしてます。もっともっと見ていてワクワクするようなチームになっていってくれると思います。大介のゴールには、そういう要素がぎっしり入った素晴しいものだったと思います。「崩してゴール」というのも苦手意識のあるものですし(笑)。もう一段上に上がっていくということは期待十分だと思います。

大岩君とミルジの穴は、埋める選手が沢山いますから、ここをチャンスに活躍してくれるのを期待してます。個人的には良太と慶がポジション奪取に燃えて欲しいと思ってます。あと久保ちゃんもみたいです。

ではでは。
by nuruinu (2012-05-22 23:31) 

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