明日はJ2熊本戦@フクアリ [プレビュー(2012)]
どうも、わたしです。
アウェイで相手にポゼッションを握られながらも、大量得点で4連勝をあげたジェフは、
凱旋し、ホームに熊本を迎えます。
この連勝の勢いで、熊本の堅い守備を破り、
本物の実力にしていけるか、
注目の一戦です。
ジェフと熊本の対戦成績は、
すべてリーグ戦で、ジェフの1勝0敗3分け(ホーム1勝0敗1分け)です。
最終対戦は、昨年7月にJ2第20節をフクアリで戦い、
1-1で引き分けています。
前半5分にCKから失点も、すぐの9分に林のブレ球FKをGKがはじいたところに竹内が詰めて同点とする。その後は相手は退場者が出たこともあり、引き、ジェフはオーロイへのロングボールを駆使し攻めるも、熊本の堅守を破れずドローとなった一戦だと記憶しています。
最近5試合の熊本は、0勝1敗4分け(1得点3失点)です。
(ジェフは、4勝0敗1分け(12得点3失点))
激しいプレスと堅い守備を誇るも、攻撃陣に怪我人が多く、得点力不足は深刻である。3-4-3のシステムをひくが、守備的な試合では5バック気味に引き、堅守を見せている。
ここまでの熊本は2勝6敗6分け(10得点17失点)で、勝ち点12の17位。
ジェフは、8勝3敗3分け(22得点8失点)で勝ち点27の4位。
個人的な注目点を書いていきます。
①永遠の課題、引いた相手をどう崩すか
ジェフは、ここ数節、
町田、愛媛、草津、北九州と、
ラインを下げず真っ向勝負してきたチームを破り4連勝を果たしました。
しかし、
引いた相手をどう崩していくか、
これが上位に来たジェフにとっての、今年ずっとの課題となっていくでしょう。
その引いた相手をどう崩すのかが、
注目点です。
熊本は、3バックで守り、
中盤にボールがある際は、前線は高い位置からプレスし、チーム全体が間延びしたような布陣ですが、
中盤から先に攻め込まれそうになると一気に下がり、5バック気味になり、前線も下がって守備対応する傾向があります。
そして奪ったら、
最終ラインからでも前線に一気にパスを入れ、カウンターを仕掛けてくると思われます。
守備時のゴール前は、熊本の選手が密集した状態になり、
スペースは無く、
この状態をどう打開するか。
攻撃の形については、後述しますけど、
まずは、ジェフらしいパスサッカーをすることでしょう。
前半はしっかりパスを回し、焦らず、
後半相手がつかれ、対応が遅れてきたところで、
中盤の選手が飛び出し、一気に勝負を決める。
また、広くピッチを使ったサイド攻撃だけでなく、
ミドルや、カウンターを含めて、多彩な攻撃を繰り出し、相手を惑わせるとともに、
兵働を中心にゴール前に混戦を作り、押し込んでいくようなサッカーも効果があると思います。
やり方は一つじゃない。
全力でガムシャラに崩し、
ゴールに押し込んでいきましょう。
②中盤からの飛び出しが鍵を握る
ジェフの攻撃についてです。
今節、相手が引いてきた場合は、
相手ゴール前はかなりの人数が守り、
ジェフの選手はフリーになることが難しいと思います。
ここ数節、
ミルジや大介が飛び出すことで、フリーの状態を作ったり、
町田戦では、相手セットプレーのカウンターという形で、相手がジェフ陣内に上がった状態から一気に得点に持っていく形で、
得点を奪ってきました。
今節もどうやってフリーの選手を作るかが課題の一つですが、
中盤からの飛び出しが鍵を握ると思っています。
ボランチの選手やセンターバックが飛び出せれば、
相手陣内でフリーの選手が飛び出せる状況となります。
ここにクロスを合わせていく形というのが、
効果的と思います。
また前節のように、
カウンターを素早く展開することも、
効果があるでしょう。
相手の分厚い守備を貫いていくため、
中盤からの勢いある隙をついての一気の飛び出しを、
期待します。
③裏に抜けさせない最終ラインの守備
ジェフのディフェンスについてです。
ここまでジェフの守備陣は8失点で、
J2リーグ最少失点を誇ります。
高い最終ラインのライン管理をしっかりとしながら、
飛び出しに対応し、
GK岡本と連携高くしっかりと守っていると思います。
熊本は、
ボールを奪ったところから、
一気に裏にパスを入れてくると思われます。
まん中でFWチェクンシクにポストさせ、さらに裏に抜けるか、
FW斉藤、片山、五領らをサイドのスペースに走らせていくかの2通りになると思います。
どちらにしても、奪ったらすぐに出してくるので、
パスを止めるのはなかなか難しく、
ジェフの最終ラインと相手FWの走り合いになるのは必至でしょう。
いつも通り、しっかりマークに付き、
落ち着いてはじき返すとともに、
セカンドボールをとられないよう、味方に向けクリアをする、
この2点を両方こなすというのは非常にハードルは高いですが、
ジェフの守備陣はやってくれると思います。
最終ラインと、相手FWの、裏へぬけ出させない攻防に、
注目です。
さて、ジェフはフクアリでのホームゲームを、
5連勝をかけて戦う。
首位と勝ち点3差につけ、
得失点差からも、
首位取りを狙うゲームと位置づけることもできるだろう。
しかし、何も変えることも必要とせず、
意識する必要もない。
今期、奪還×脱甘を目指し、
われわれは志高く発進した。
しかし道半ば。
われわれが必要とするのは、
勝ち点でなく、連勝の数でもない。
われわれはどんな時も、見る相手は首位ではなく、今まさに対峙する対戦相手を見据え、
選手たちは自分たちのサッカーを目指し、
サポーターは自分たちの応援がしっかりとできる体制を作り上げなくてはいけない。
熊本から得点を奪うのは、
容易ではない。
しかし、
選手、サポーターが、最後まで全力を出し切れば、
熊本の堅守もこじ開けることができるだろう。
目の前の相手に対峙し、
その先の勝利へ全力で向かおう。
さあ戦いの時間だ。
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アウェイで相手にポゼッションを握られながらも、大量得点で4連勝をあげたジェフは、
凱旋し、ホームに熊本を迎えます。
この連勝の勢いで、熊本の堅い守備を破り、
本物の実力にしていけるか、
注目の一戦です。
ジェフと熊本の対戦成績は、
すべてリーグ戦で、ジェフの1勝0敗3分け(ホーム1勝0敗1分け)です。
最終対戦は、昨年7月にJ2第20節をフクアリで戦い、
1-1で引き分けています。
前半5分にCKから失点も、すぐの9分に林のブレ球FKをGKがはじいたところに竹内が詰めて同点とする。その後は相手は退場者が出たこともあり、引き、ジェフはオーロイへのロングボールを駆使し攻めるも、熊本の堅守を破れずドローとなった一戦だと記憶しています。
最近5試合の熊本は、0勝1敗4分け(1得点3失点)です。
(ジェフは、4勝0敗1分け(12得点3失点))
激しいプレスと堅い守備を誇るも、攻撃陣に怪我人が多く、得点力不足は深刻である。3-4-3のシステムをひくが、守備的な試合では5バック気味に引き、堅守を見せている。
ここまでの熊本は2勝6敗6分け(10得点17失点)で、勝ち点12の17位。
ジェフは、8勝3敗3分け(22得点8失点)で勝ち点27の4位。
個人的な注目点を書いていきます。
①永遠の課題、引いた相手をどう崩すか
ジェフは、ここ数節、
町田、愛媛、草津、北九州と、
ラインを下げず真っ向勝負してきたチームを破り4連勝を果たしました。
しかし、
引いた相手をどう崩していくか、
これが上位に来たジェフにとっての、今年ずっとの課題となっていくでしょう。
その引いた相手をどう崩すのかが、
注目点です。
熊本は、3バックで守り、
中盤にボールがある際は、前線は高い位置からプレスし、チーム全体が間延びしたような布陣ですが、
中盤から先に攻め込まれそうになると一気に下がり、5バック気味になり、前線も下がって守備対応する傾向があります。
そして奪ったら、
最終ラインからでも前線に一気にパスを入れ、カウンターを仕掛けてくると思われます。
守備時のゴール前は、熊本の選手が密集した状態になり、
スペースは無く、
この状態をどう打開するか。
攻撃の形については、後述しますけど、
まずは、ジェフらしいパスサッカーをすることでしょう。
前半はしっかりパスを回し、焦らず、
後半相手がつかれ、対応が遅れてきたところで、
中盤の選手が飛び出し、一気に勝負を決める。
また、広くピッチを使ったサイド攻撃だけでなく、
ミドルや、カウンターを含めて、多彩な攻撃を繰り出し、相手を惑わせるとともに、
兵働を中心にゴール前に混戦を作り、押し込んでいくようなサッカーも効果があると思います。
やり方は一つじゃない。
全力でガムシャラに崩し、
ゴールに押し込んでいきましょう。
②中盤からの飛び出しが鍵を握る
ジェフの攻撃についてです。
今節、相手が引いてきた場合は、
相手ゴール前はかなりの人数が守り、
ジェフの選手はフリーになることが難しいと思います。
ここ数節、
ミルジや大介が飛び出すことで、フリーの状態を作ったり、
町田戦では、相手セットプレーのカウンターという形で、相手がジェフ陣内に上がった状態から一気に得点に持っていく形で、
得点を奪ってきました。
今節もどうやってフリーの選手を作るかが課題の一つですが、
中盤からの飛び出しが鍵を握ると思っています。
ボランチの選手やセンターバックが飛び出せれば、
相手陣内でフリーの選手が飛び出せる状況となります。
ここにクロスを合わせていく形というのが、
効果的と思います。
また前節のように、
カウンターを素早く展開することも、
効果があるでしょう。
相手の分厚い守備を貫いていくため、
中盤からの勢いある隙をついての一気の飛び出しを、
期待します。
③裏に抜けさせない最終ラインの守備
ジェフのディフェンスについてです。
ここまでジェフの守備陣は8失点で、
J2リーグ最少失点を誇ります。
高い最終ラインのライン管理をしっかりとしながら、
飛び出しに対応し、
GK岡本と連携高くしっかりと守っていると思います。
熊本は、
ボールを奪ったところから、
一気に裏にパスを入れてくると思われます。
まん中でFWチェクンシクにポストさせ、さらに裏に抜けるか、
FW斉藤、片山、五領らをサイドのスペースに走らせていくかの2通りになると思います。
どちらにしても、奪ったらすぐに出してくるので、
パスを止めるのはなかなか難しく、
ジェフの最終ラインと相手FWの走り合いになるのは必至でしょう。
いつも通り、しっかりマークに付き、
落ち着いてはじき返すとともに、
セカンドボールをとられないよう、味方に向けクリアをする、
この2点を両方こなすというのは非常にハードルは高いですが、
ジェフの守備陣はやってくれると思います。
最終ラインと、相手FWの、裏へぬけ出させない攻防に、
注目です。
さて、ジェフはフクアリでのホームゲームを、
5連勝をかけて戦う。
首位と勝ち点3差につけ、
得失点差からも、
首位取りを狙うゲームと位置づけることもできるだろう。
しかし、何も変えることも必要とせず、
意識する必要もない。
今期、奪還×脱甘を目指し、
われわれは志高く発進した。
しかし道半ば。
われわれが必要とするのは、
勝ち点でなく、連勝の数でもない。
われわれはどんな時も、見る相手は首位ではなく、今まさに対峙する対戦相手を見据え、
選手たちは自分たちのサッカーを目指し、
サポーターは自分たちの応援がしっかりとできる体制を作り上げなくてはいけない。
熊本から得点を奪うのは、
容易ではない。
しかし、
選手、サポーターが、最後まで全力を出し切れば、
熊本の堅守もこじ開けることができるだろう。
目の前の相手に対峙し、
その先の勝利へ全力で向かおう。
さあ戦いの時間だ。
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こんばんは。
セットプレーから智・竹内ぃぃ!!
終了間際オーロイィィ!!
もしくは大ちゃん曲げてきたぁぁぁ!!
そんなの見たいです。
勝ってほしいなぁーっ!!
by 秋津蜻蛉 (2012-05-19 01:09)
nuruinuさん、こんにちは。
引いた相手をどう崩すか。確かに永遠の課題ですね。
オシム監督が代表のインタビューか何かで、「相手がガチガチに引いてくるなら、闇雲攻めるのではなく、こっちもラインを下げて相手を釣り出して、その裏を狙うというのも1つの方法」と言っていたのを覚えてますが、前回の町田戦の飛び出しを考えるとこれも有効かも知れませんね。
個人的には、バルサのように相手ブロックの隙間を抜けるショートパスの応酬で崩す、というのが見てみたい。
それが出来るようになれば、どんな相手でも主導権を握って戦えるようになると思います。
秋津蜻蛉さんのおっしゃるように、セットプレイからの得点も期待したいですね。
去年のことがあるので、そろそろ竹内には目覚めて頂きたい。
それか大岩にヘッドかスーパーミドルで決めてもらって、気持ちよくU-23に行ってほしいですね。
毎度長々とスミマセン。
明日の試合も楽しみですね。
by はっすぃ~ (2012-05-19 17:12)
こんばんは。
今のジェフの力を知るうえで、
大切な試合になりそうですね。
私も明日、気合いを入れて
早くフクアリに行きたいと思います。
昨日久しぶりにユナパに行ってきました。
練習見てるとあっという間に過ぎます。
選手たちもいい練習してましたよ。
by WAON_WAON (2012-05-19 20:16)
> 秋津蜻蛉 さん
こんばんは!!
名前が出てきた智、竹内、オーロイ、大介は、ダイナミックなセットプレーの攻防を魅せてくれそうですね。わたしも彼らが絡んでのゴールを見たいです。プラス、武田の無回転FKが個人的にけっこう期待してます。
今節、熊本の”あの”GK南が不在な可能性が高いので、ゴール前の攻防はさみしいし、”何か”が起こる可能性は低いのかもしれないですが、セットプレーでの熊本ゴール前の攻防は、見物だと思います。
ではでは。
by nuruinu (2012-05-19 23:31)
>はっすぃ~さん
こんばんは!!
そうかー、大岩はこの試合の後、もってかれてしまうんですね。いただいたコメント見て気がつきました。この試合での活躍と、代表での成長を期待したいですね。
引いた相手を崩すというのが、今期ずっと付きまとう課題になると思います。だって、やり方はいっぱいあっても、どれが出来るかは相手次第ですもんね。相手がゼロゼロ狙いで守るだけしかしなかったら90分間なら守りきれるんだと思います。それを破るのは容易じゃないですよね。木山監督の手腕と、実行する選手たちに期待したいです。
わたしも相手ゴール前でブロックのスキマをショートパスで崩していくのに賛成の一票!!です。ちばぎんカップのころはずいぶんそういうやり方を意識しているように見えたんですが、前節の町田戦の1点目で、また相手ゴール前で密集を作る意図もあるのかなと思うゴールもありました。せっかく藤田、兵働のようにゴール前で競り負けない力のある選手と、佑昌、深井のようなスピードある選手がそろったので、2~3人でゴール前に密集を作って細かく素早く崩すというのが、大理想だと思います。そういうサッカーこそ目指してほしい。
明日の熊本戦で、引いた相手にやりたいことというのがけっこう見えてくると思いますので、楽しみです。
ではでは!!
by nuruinu (2012-05-19 23:50)
>WAON_WAON さん
こんばんは!!
まったくおっしゃるとおり、この熊本戦がジェフの力を図るのに大きな転機となると思っています。わたしもそう感じます。そして次節の大分戦が前半戦の天王山2つ目だと思います(一つ目は水戸戦)。明日の試合はものすごく大事だと思いますので、気合の応援よろしくお願いします!!
ジェフはいい練習が出来ているようですね。J'sGOALのプレビューでも練習の話が載っていたので、大期待してます。
大事な試合、みんなで気合入れて臨みたいですね。
ではでは。
by nuruinu (2012-05-20 00:00)