サッカーに関わる者たちすべてのドラマが伝わる放送を [閑話休題]
どうも、わたしです。
日経新聞のコラム、フットボールの熱源の3月14日分が面白かったので、
紹介するとともに、思うところを書きたいと思います。
コラムは、「本質伝える中継番組」と題されたもの。
オランダのサッカー中継ではピッチを広く見せる引いた映像が多く、お隣ベルギーでは選手の表情を映すカット映像を多く入れるのだとか。オランダ人は戦術を論じることを好み、ベルギーは女性ファンも多いからなのだという。
先日亡くなった米CBSのプロデューサーのチャキニアン氏は、マスターズの中継に長く携わり、「ゴルフ中継の父」と言われ、同じカメラ位置と同じサイズの絵を作り続けた。
そして「オーガスタの18番ホールならこの絵」というものを完成させた。彼が同じ絵にこだわったのは、それが最高の絵だと信じたからだという。それぞれのホールを攻略する醍醐味、ゴルフの本質を伝えるカメラ位置、サイズを探っていき、最高の絵に行きついたのだろう。同氏は4度、エミー賞に輝いている。
そうした仕事がきちんと評価される米国の放送文化を、スカパーの田中専務はうらやましく思っているという。残念ながら放送文化基金賞や日本民間放送連盟賞にはスポーツ中継部門がない。解説者の優劣は語られるが、絵づくりや番組全般の優劣はあまり語られない。
田中専務は、「番組のつくり手にフィロソフィー、スポーツに対する見識がないと、スポーツの本質をありのままに伝えることはできない」と話しているという。スポーツの本質を伝える番組を作れば、みる側の眼も肥え、その目がまた中継番組の質を上げる。欧米のスポーツ中継の成熟は、そのサイクルがもたらしたものだろう。
とのコラムでした。
サッカー中継を見ていて、面白く感じる試合と、そうでない試合は分かれると思います。
余談ですが、
わたしは昨日の夜、J2の某試合の録画をみていましたが、
みながら寝てしまいました。
決してサッカーの内容がつまらなかったわけではなく、
J2へ昇格してきたチームが、昇格候補のチーム相手に奮闘しており、
見ごたえはあったんですが、
映像から熱気が伝わってこなかったのです。
スタジアムの形状によっては、
カメラが遠すぎたりして、
試合の熱気がわからないTV中継というのはあり、
そういう試合というのは、
みていてもとても残念な気持ちになるとともに、
まだスタジアムで見る臨場感には、TV中継というのはかなわないと改めて実感します。
わたしがスポーツを見る理由は、
それぞれの選手が、ドラマを持っていて、
それぞれの想いを実現するために必死に戦っている姿を見て、
自分も前を向いて戦おうと思いたいからです。
選手であれば、
一流になるため切磋琢磨する若手や、
現役であり続けるベテランなど、
それぞれの選手が、それぞれの想いを持ってプレーしています。
それだけじゃなく、
監督、レフェリー、サポーターもそれぞれの想いとドラマを持って試合に臨んでいる。
みんな真剣である。
真剣に戦っている姿は、
TVを通じても伝わってくる。
それを報じる側にも、
おそらくひとりひとりにドラマがあると思う。
先日、このブログでも紹介させていただいた、チコちゃんは、
昨年ジェフの番組を卒業することになったが、
サッカーにかかわる仕事をするため、
新たに昇格してきたFC町田ゼルビアの、
スカパーのリポーターの座を勝ち取り、
すぐまたサッカー放送の舞台に戻ってきた。
長年愛し、携わってきたジェフというチーム、
しかし、それ以外のチームであっても、
サッカーとかかわっていくために、
真剣に取り組まれたのだと思います。
その初リポートの放送をみたが、
一生懸命な姿に感動もしたし、安心もした。
彼女をはじめ、各リポーター、カメラマン、プロデューサーら、
それぞれが、ドラマを抱えて、
放送に携わっているだろう。
そんなサッカーに関わるすべての人々の熱意や、抱えるドラマが、
見る側に伝わり、
感動を与えてくれるような、
そんなサッカー放送になっていってくれればいいなと、
思います。
そして、われわれ見ている側も、
その熱意をしっかり受け止め、
自分たちの中で活かしていこう。
ALL WE NEED IS FOOTBALL!!
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日経新聞のコラム、フットボールの熱源の3月14日分が面白かったので、
紹介するとともに、思うところを書きたいと思います。
コラムは、「本質伝える中継番組」と題されたもの。
オランダのサッカー中継ではピッチを広く見せる引いた映像が多く、お隣ベルギーでは選手の表情を映すカット映像を多く入れるのだとか。オランダ人は戦術を論じることを好み、ベルギーは女性ファンも多いからなのだという。
先日亡くなった米CBSのプロデューサーのチャキニアン氏は、マスターズの中継に長く携わり、「ゴルフ中継の父」と言われ、同じカメラ位置と同じサイズの絵を作り続けた。
そして「オーガスタの18番ホールならこの絵」というものを完成させた。彼が同じ絵にこだわったのは、それが最高の絵だと信じたからだという。それぞれのホールを攻略する醍醐味、ゴルフの本質を伝えるカメラ位置、サイズを探っていき、最高の絵に行きついたのだろう。同氏は4度、エミー賞に輝いている。
そうした仕事がきちんと評価される米国の放送文化を、スカパーの田中専務はうらやましく思っているという。残念ながら放送文化基金賞や日本民間放送連盟賞にはスポーツ中継部門がない。解説者の優劣は語られるが、絵づくりや番組全般の優劣はあまり語られない。
田中専務は、「番組のつくり手にフィロソフィー、スポーツに対する見識がないと、スポーツの本質をありのままに伝えることはできない」と話しているという。スポーツの本質を伝える番組を作れば、みる側の眼も肥え、その目がまた中継番組の質を上げる。欧米のスポーツ中継の成熟は、そのサイクルがもたらしたものだろう。
とのコラムでした。
サッカー中継を見ていて、面白く感じる試合と、そうでない試合は分かれると思います。
余談ですが、
わたしは昨日の夜、J2の某試合の録画をみていましたが、
みながら寝てしまいました。
決してサッカーの内容がつまらなかったわけではなく、
J2へ昇格してきたチームが、昇格候補のチーム相手に奮闘しており、
見ごたえはあったんですが、
映像から熱気が伝わってこなかったのです。
スタジアムの形状によっては、
カメラが遠すぎたりして、
試合の熱気がわからないTV中継というのはあり、
そういう試合というのは、
みていてもとても残念な気持ちになるとともに、
まだスタジアムで見る臨場感には、TV中継というのはかなわないと改めて実感します。
わたしがスポーツを見る理由は、
それぞれの選手が、ドラマを持っていて、
それぞれの想いを実現するために必死に戦っている姿を見て、
自分も前を向いて戦おうと思いたいからです。
選手であれば、
一流になるため切磋琢磨する若手や、
現役であり続けるベテランなど、
それぞれの選手が、それぞれの想いを持ってプレーしています。
それだけじゃなく、
監督、レフェリー、サポーターもそれぞれの想いとドラマを持って試合に臨んでいる。
みんな真剣である。
真剣に戦っている姿は、
TVを通じても伝わってくる。
それを報じる側にも、
おそらくひとりひとりにドラマがあると思う。
先日、このブログでも紹介させていただいた、チコちゃんは、
昨年ジェフの番組を卒業することになったが、
サッカーにかかわる仕事をするため、
新たに昇格してきたFC町田ゼルビアの、
スカパーのリポーターの座を勝ち取り、
すぐまたサッカー放送の舞台に戻ってきた。
長年愛し、携わってきたジェフというチーム、
しかし、それ以外のチームであっても、
サッカーとかかわっていくために、
真剣に取り組まれたのだと思います。
その初リポートの放送をみたが、
一生懸命な姿に感動もしたし、安心もした。
彼女をはじめ、各リポーター、カメラマン、プロデューサーら、
それぞれが、ドラマを抱えて、
放送に携わっているだろう。
そんなサッカーに関わるすべての人々の熱意や、抱えるドラマが、
見る側に伝わり、
感動を与えてくれるような、
そんなサッカー放送になっていってくれればいいなと、
思います。
そして、われわれ見ている側も、
その熱意をしっかり受け止め、
自分たちの中で活かしていこう。
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タグ:フットボールの熱源
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