女子サッカーの基盤作りに注目したい [サッカー]
どうも、わたしです。
ちょっと前の記事ですが、
日経新聞のコラム”スポートピア”の2月14日分が面白かったので、
紹介するとともに、思うところを書きたいと思います。
コラムは、女子の日テレベレーザ監督の野田朱美さんが寄稿したもの。
日本には、現在、監督のS級ライセンス保持者は347人いるが、女性はたった3名しかいないのだとか。なでしこリーグも10チーム中、野田監督を含め女性監督は3名だけで、代表監督も含め代々男性が監督を務めていることがい多い。
日本サッカー協会は、女性指導者を増やす政策を取っているが、資格を役立てる市場も小さく、数もなかなか増えない。野田監督ももともとは監督志望ではなく、協会のフロントや異業種にも挑戦してきた経験を持っているという。
女性が女性を指導するメリットは野田監督も感じており、厳しく言って泣かせてしまうという男性コーチの悩みを持たない強みがあるという。また、戦術的肉体的限界を同姓として把握しやすいこともあり、私生活の部分にも入っていきやすいのだとか。一方で、女子選手の方が、監督の選手時代の実績を問う傾向にあり、選手としても監督としても「あなたたちより上」というのをしっかり示さないとついてきてくれない、という。
女子監督のS級保持者3人を先頭に、これから野田監督らがやることなすことが、サンプル数の少ない女子サッカーの前例になってしまう責任の重さを感じるという。男子に対し女子のサンプル数が小さく、教え方にも違うアプローチが必要であるが、提言する際もそれが本当に正しいのか不安になるという。
そしてコラムは、男子と同一プログラムでなく、女性指導者を育成するコースを設ければ受講者がもっと増えると思う、女性コーチを増やすことが女子全体のパワーアップにつながると思う、と締められました。
これは、なるほどと思いました。
わたしも女子の代表戦やなでしこリーグはそんなには見ないので、
間違っているかもしれませんが、
男子と比べると、体力や体格面などで違いがあり、
男子の風潮とは違った戦術の取り方が必要でしょう。
しかし、監督も男性であり、お手本となるのも男子サッカーでしょうから、
独自の文化が発展しにくいんじゃないかと思います。
しかし、なでしこジャパンがW杯制覇したことで、
女子サッカーに対する注目度が上がっていることもあり、
そういった風潮を脱出するまたとない機会ではないかと思います。
女子選手が増え、女性指導者が増え、女子リーグなどが整備されていく。
これによって、女子がサッカーするにあたり、
男子といっしょくたにされてきて、不都合のあった部分や、
女子ならではのいいところも伸ばしていければ、
女子サッカーがよりよいものになっていくでしょう。
特に、
コラムにあったように、
女子の指導については前例のないところを作っていくという、
”基盤作り”が求められていくという点に注目したい。
男子の日本サッカーは、
ヨーロッパやブラジルでやっていることを真似していくということで、
伸びていく部分もあったでしょう。
しかし、女子の場合、
日本がリーダーとして、
作っていく、引っ張っていく立場にあるでしょう。
女子サッカーの基盤を作っていくという作業は、
並大抵ではない困難があると思いますが、
それを作っていける過程の楽しみというものを感じられるというのも、
なかなかできないことだと思います。
野田監督をはじめとして、
多くの女子サッカーにかかわる人々が、
その基盤作りを、
苦労もありつつも楽しんでやってくれれば、
いいですね。
日本を中心に作っていく、
女子サッカーの基盤作りに、
これから、注目していきたいと思います。
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ちょっと前の記事ですが、
日経新聞のコラム”スポートピア”の2月14日分が面白かったので、
紹介するとともに、思うところを書きたいと思います。
コラムは、女子の日テレベレーザ監督の野田朱美さんが寄稿したもの。
日本には、現在、監督のS級ライセンス保持者は347人いるが、女性はたった3名しかいないのだとか。なでしこリーグも10チーム中、野田監督を含め女性監督は3名だけで、代表監督も含め代々男性が監督を務めていることがい多い。
日本サッカー協会は、女性指導者を増やす政策を取っているが、資格を役立てる市場も小さく、数もなかなか増えない。野田監督ももともとは監督志望ではなく、協会のフロントや異業種にも挑戦してきた経験を持っているという。
女性が女性を指導するメリットは野田監督も感じており、厳しく言って泣かせてしまうという男性コーチの悩みを持たない強みがあるという。また、戦術的肉体的限界を同姓として把握しやすいこともあり、私生活の部分にも入っていきやすいのだとか。一方で、女子選手の方が、監督の選手時代の実績を問う傾向にあり、選手としても監督としても「あなたたちより上」というのをしっかり示さないとついてきてくれない、という。
女子監督のS級保持者3人を先頭に、これから野田監督らがやることなすことが、サンプル数の少ない女子サッカーの前例になってしまう責任の重さを感じるという。男子に対し女子のサンプル数が小さく、教え方にも違うアプローチが必要であるが、提言する際もそれが本当に正しいのか不安になるという。
そしてコラムは、男子と同一プログラムでなく、女性指導者を育成するコースを設ければ受講者がもっと増えると思う、女性コーチを増やすことが女子全体のパワーアップにつながると思う、と締められました。
これは、なるほどと思いました。
わたしも女子の代表戦やなでしこリーグはそんなには見ないので、
間違っているかもしれませんが、
男子と比べると、体力や体格面などで違いがあり、
男子の風潮とは違った戦術の取り方が必要でしょう。
しかし、監督も男性であり、お手本となるのも男子サッカーでしょうから、
独自の文化が発展しにくいんじゃないかと思います。
しかし、なでしこジャパンがW杯制覇したことで、
女子サッカーに対する注目度が上がっていることもあり、
そういった風潮を脱出するまたとない機会ではないかと思います。
女子選手が増え、女性指導者が増え、女子リーグなどが整備されていく。
これによって、女子がサッカーするにあたり、
男子といっしょくたにされてきて、不都合のあった部分や、
女子ならではのいいところも伸ばしていければ、
女子サッカーがよりよいものになっていくでしょう。
特に、
コラムにあったように、
女子の指導については前例のないところを作っていくという、
”基盤作り”が求められていくという点に注目したい。
男子の日本サッカーは、
ヨーロッパやブラジルでやっていることを真似していくということで、
伸びていく部分もあったでしょう。
しかし、女子の場合、
日本がリーダーとして、
作っていく、引っ張っていく立場にあるでしょう。
女子サッカーの基盤を作っていくという作業は、
並大抵ではない困難があると思いますが、
それを作っていける過程の楽しみというものを感じられるというのも、
なかなかできないことだと思います。
野田監督をはじめとして、
多くの女子サッカーにかかわる人々が、
その基盤作りを、
苦労もありつつも楽しんでやってくれれば、
いいですね。
日本を中心に作っていく、
女子サッカーの基盤作りに、
これから、注目していきたいと思います。
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