日本人監督たちに荒波に揉まれてほしい [サッカー]
どうも、わたしです。
日経新聞のコラム”フットボールの熱源”の2月22日分が面白かったので、
紹介するとともに、思うところを書きたいと思います。
コラムは、”外国人監督なら安泰か”と題されたもの。
コラムは、日本サッカー界は外国人指導者から学ぶべきことがまだまだあり、「監督は外国人の方がいい」と聞くが、外国人では密接なコミュニケーションがとりにくく、「監督は日本人の方がいい」という意見もある、と始まる。いまイングランドでは代表監督の選任に際し、同様の議論が起こっているのだとか。
筆者は、この手の議論が起こるたびに、問題にすべきは国籍ではなく、その力量だろうと、言っている。
2008年にイングランドサッカー協会は代表監督にイタリア人のカペロ監督を招へいしたのは、イングランド人では力不足と判断してのことだという。同協会は、「欧州CLを戦っているイングランドの強豪はみな外国人に率いられている。つまりイングランド人監督は最高峰の戦いで揉まれていない。」と話し、厳しい戦いを知る外国人に代表を託したのだという。
実は日本も同じ問題を抱えており、今期ACLに出場する4チームはすべて外国人監督であるという。07年までさかのぼっても、ACLで修羅場をくぐったのは元G大阪の西野監督、元川崎の高畠、関塚両監督3人だけ。
日本代表を託せる日本人指導者がなかなか見当たらないのは、そういうこととも関係している、
と、コラムは締められました。
このコラムを読ませていただいて、理にかなっているなあと思います。
コミュニケーションのメリットがあり、
同じ民族性を理解できるということからも、
選ぶなら日本人監督のほうがいいに決まっているのに、
結果的に外国人監督ばかりが活躍している現実というのは、
実力の差ということなんだろう。
ただこの実力の差を生んでいるのは、
コラムでも述べられている、
”揉まれているか”
ということではないかと思う。
日本人は、基本的に、
従順で礼儀正しい民族だと思う。
監督として選手を率いるのに、
これほど”楽な”国は無いんじゃないだろうか。
つまり日本人監督は、経験をつんでいるようで、
実は楽をしてしまっているんじゃないかと思う。
外国の下部リーグを率いたりしたら、
選手同士の人種差別やいざこざ、クラブの金銭問題、練習場の確保といった問題から、
そもそも自分の生活をやりくりするところから、
あらゆる問題を解決して、はじめてサッカーが出来るような状況ではないかと思う。
そんな問題解決を繰り返し、
たたき上げられた人間が、
世界で通用するんじゃないだろうか。
現在のJリーグで、
海外リーグの監督経験がある人というのは、
あまり聞かない。
ぜひ、海外の下部リーグでたたき上げたような監督が、
Jリーグにも現れて欲しいと思う。
また、
語学の習得にも力を入れて欲しいと思う。
日本人監督の中には、
英語もろくに話せない人が多いと思うが、
ドイツ語、ポルトガル語(ブラジル)あたりが、
流暢に話せれば、それだけで才能だと思う。
これは、
努力さえすれば出来ることだと思う。
人を惹き付ける魅力や生まれ持った才能は簡単には手に入れられないけど、
語学は手に入れられるのだ。
選手に努力を要求する人間が、
努力を惜しんでいるようではダメなのだ。
努力を惜しまず、語学習得し、
外国人選手も、日本人選手からも尊敬される監督であって欲しいと思う。
ジェフでは、木山監督という、
日本人監督に今期を託した。
彼は、若くして、
大学の監督、J2水戸の監督、J1清水のヘッドコーチと、
たたき上げてきた人間だと思う。
わたしは、彼のような監督がジェフで長くやってくれるのは、
それはとても嬉しいことだと思うけれど、
いずれはジェフを踏み台にして、
世界に羽ばたいて欲しいと思う。
そして帰って来てくれて、
日本人の代表監督を務めるような存在に、
なって欲しいなと思います。
そのためには、
まずジェフを昇格させ、
チームとしての基盤整備を、
しっかりやるところをみせて欲しい。
たたき上げてきた監督の力というのを、
Jリーグで示し、
日本人監督の行く道を示して欲しい、
そんな風に思います。
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日経新聞のコラム”フットボールの熱源”の2月22日分が面白かったので、
紹介するとともに、思うところを書きたいと思います。
コラムは、”外国人監督なら安泰か”と題されたもの。
コラムは、日本サッカー界は外国人指導者から学ぶべきことがまだまだあり、「監督は外国人の方がいい」と聞くが、外国人では密接なコミュニケーションがとりにくく、「監督は日本人の方がいい」という意見もある、と始まる。いまイングランドでは代表監督の選任に際し、同様の議論が起こっているのだとか。
筆者は、この手の議論が起こるたびに、問題にすべきは国籍ではなく、その力量だろうと、言っている。
2008年にイングランドサッカー協会は代表監督にイタリア人のカペロ監督を招へいしたのは、イングランド人では力不足と判断してのことだという。同協会は、「欧州CLを戦っているイングランドの強豪はみな外国人に率いられている。つまりイングランド人監督は最高峰の戦いで揉まれていない。」と話し、厳しい戦いを知る外国人に代表を託したのだという。
実は日本も同じ問題を抱えており、今期ACLに出場する4チームはすべて外国人監督であるという。07年までさかのぼっても、ACLで修羅場をくぐったのは元G大阪の西野監督、元川崎の高畠、関塚両監督3人だけ。
日本代表を託せる日本人指導者がなかなか見当たらないのは、そういうこととも関係している、
と、コラムは締められました。
このコラムを読ませていただいて、理にかなっているなあと思います。
コミュニケーションのメリットがあり、
同じ民族性を理解できるということからも、
選ぶなら日本人監督のほうがいいに決まっているのに、
結果的に外国人監督ばかりが活躍している現実というのは、
実力の差ということなんだろう。
ただこの実力の差を生んでいるのは、
コラムでも述べられている、
”揉まれているか”
ということではないかと思う。
日本人は、基本的に、
従順で礼儀正しい民族だと思う。
監督として選手を率いるのに、
これほど”楽な”国は無いんじゃないだろうか。
つまり日本人監督は、経験をつんでいるようで、
実は楽をしてしまっているんじゃないかと思う。
外国の下部リーグを率いたりしたら、
選手同士の人種差別やいざこざ、クラブの金銭問題、練習場の確保といった問題から、
そもそも自分の生活をやりくりするところから、
あらゆる問題を解決して、はじめてサッカーが出来るような状況ではないかと思う。
そんな問題解決を繰り返し、
たたき上げられた人間が、
世界で通用するんじゃないだろうか。
現在のJリーグで、
海外リーグの監督経験がある人というのは、
あまり聞かない。
ぜひ、海外の下部リーグでたたき上げたような監督が、
Jリーグにも現れて欲しいと思う。
また、
語学の習得にも力を入れて欲しいと思う。
日本人監督の中には、
英語もろくに話せない人が多いと思うが、
ドイツ語、ポルトガル語(ブラジル)あたりが、
流暢に話せれば、それだけで才能だと思う。
これは、
努力さえすれば出来ることだと思う。
人を惹き付ける魅力や生まれ持った才能は簡単には手に入れられないけど、
語学は手に入れられるのだ。
選手に努力を要求する人間が、
努力を惜しんでいるようではダメなのだ。
努力を惜しまず、語学習得し、
外国人選手も、日本人選手からも尊敬される監督であって欲しいと思う。
ジェフでは、木山監督という、
日本人監督に今期を託した。
彼は、若くして、
大学の監督、J2水戸の監督、J1清水のヘッドコーチと、
たたき上げてきた人間だと思う。
わたしは、彼のような監督がジェフで長くやってくれるのは、
それはとても嬉しいことだと思うけれど、
いずれはジェフを踏み台にして、
世界に羽ばたいて欲しいと思う。
そして帰って来てくれて、
日本人の代表監督を務めるような存在に、
なって欲しいなと思います。
そのためには、
まずジェフを昇格させ、
チームとしての基盤整備を、
しっかりやるところをみせて欲しい。
たたき上げてきた監督の力というのを、
Jリーグで示し、
日本人監督の行く道を示して欲しい、
そんな風に思います。
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タグ:フットボールの熱源
2012-03-01 00:12
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