<妄想シリーズ3>モンバーン(門番)兄弟グピ・タクオ、大事なものを守りぬけ!!(第4章後編) [妄想シリーズ]
どうも、わたしです。
ジェフをモチーフに、
ドラゴンクエスト風に妄想していくこのシリーズ、
第4章の後篇です。
第1章、第2章、第3章、第4章前編を読んでいない方はこちらからどぞ。
<妄想シリーズ3>戦士タケウチの冒険(第1章)
<妄想シリーズ3>やんちゃ王子コウタ、武者修行の旅にでる(第2章)
<妄想シリーズ3>ぶきっちょ武器屋オローイ、北国から冒険に出る(第3章)
<妄想シリーズ3>モンバーン(門番)兄弟グピ・タクオ、大事なものを守りぬけ!!(第4章前編)
<モンバーン(門番)兄弟グピ・タクオ、大事なものを守りぬけ!!(第4章後編)>
ジェフ王国の大手門を守備する”モンバーン(門番)”である、
グピ、タクオ兄弟は、
魔王軍にとらわれた、先代モンバーンのタテ先輩を救出に向かっていた。
タテ先輩を捕えたという魔王軍の将軍”アオエンドウ”に、
国土の一部を勢力圏とされているというナニワ王国へ、
二人はひたすらに進んでいた。
その2人の方に向かい、
はげしく傷ついた謎の兵士が走ってきた。
謎の兵士「君達は、ジェフ王国の?・・・・」
グピ「大丈夫か?傷だらけじゃないか。」
サトシ「わたしはナニワ王国の守備隊長”サトシ”という。ナニワ王国は、魔王軍の将軍”アオエンドウ”の部隊により・・・・・、壊滅した・・・・・。」
タクオ「なんだって。わたし達は、ナニワ王国へ行くところだったのです。」
サトシ「わたしは他国の増援を求めに走ってきたのだ。君達はジェフ王国の名のある戦士と見た。わたしも連れて行ってくれないか。ナニワ王国の地理も把握していて、絶対に力になれるだろう。」
グピ「わかりました。わたし達は、アオエンドウにとらわれた”タテ”という人物を救出に行くところです。」
タクオ「一緒に行きましょう」
サトシ「ありがとう。」
サトシが一行に加わった。
サトシ「ジェフ王国に”タテ”さんという優秀なモンバーンがいるというの話は、ナニワ王国にも届いている。しかし、どこにとらわれているかまでは・・・。都市の裏から侵入し、何とか探し出そう。」
グピ「よろしくお願いします。」
サトシの案内により、
彼らは、ナニワ王国の奥深くに魔王軍に見つからずに侵入していった。
ナニワ城の地下深くには牢獄があり、
サトシはそこに牢があることを知っていた。
水掘から侵入した3人は、
牢に捕らわれたタテ先輩を発見した。
グピ「タテ先輩!!」
タテ先輩「お前達!!来てくれたのは嬉しいが、ここは危険だ。早く逃げろ!!」
タクオ「一緒に逃げましょう!!」
タテ先輩にはめられた手錠と足かせを、
タクオは力任せに破壊した。
しかし、タテ先輩は、身動きできないほどに痛めつけられていた。
タテ先輩「わたしは、世界の窮地に生れ落ちるという勇者の手掛かりを掴んだんだ。しかし、そのことが魔王軍にばれてこのザマだ。魔王軍は、わたしから勇者の居場所を吐かせたいようだが、なんとか生き延びることが出来た。早くジェフ王国に帰り、一刻も早く、生まれた勇者を保護しなければ・・・・・・」
ズズーン!!
タテ先輩が話していたその瞬間に、
後ろから地響きがした。
振り返ると、青い巨大な魔物が、立ちはだかっていた。
将軍アオエンドウ「貴様等!!逃がすか。」
アオエンドウは、利き足である右足を振り上げ、
素早く振り切ると、
強烈な竜巻が一行を襲った。
一行は、巻き上げられ、
壁や鉄格子に激しく叩きつけられた。
タクオ「うわー!!」
グピ「まずい、力が違いすぎる。タクオ!!おれが食い止める。タテ先輩を連れて逃げろ!!」
タクオ「しかし・・・・・」
グピ「早くしろ!!」
タクオ「グピ、すまん!!」
タクオは、タテ先輩を抱えて逃げた。
タテ先輩は考えた。
このまま逃げられなかったら、勇者の情報は、もう持ち帰れないかもしれない。
しかし、ここで話したら、アオエンドウの耳にも入ってしまう。
タテ先輩「グピ!!タクオ!!よく聞け!!ネズミだ!!いいな。!ネズミだ!!」
タクオ「ネズミ?」
タテ「わかったか!!」
グピ、タクオ「はい!!」
タテ「よしそれでいい。」
タクオは、タテ先輩を抱えて必死に逃げた。
将軍アオエンドウ「ネズミだと!!おれの出っ歯のことを言っているのか!!邪魔しおって。こうしてやる!!」
グピ、サトシ「うわー!!」
将軍アオエンドウ「こいつ等は魔王様へのいけにえにする。生きたまま魔王様のところに送り届けろ!!」
小物の魔物「はっ!!」
グピとサトシは、
拘束され、
荷物として魔王の元へ送られようとしていた。
しかし・・・・・・・・・・
サトシ「おい、グピ、生きているか・・・・・」
グピ「はっ。サトシ、大丈夫か。タクオとタテ先輩は?」
サトシ「気付いた時彼らはいなかった。逃げられたのかもしれないし、捕えられたかもしれない。若干わたしの手錠がゆるくて逃げられそうだ。」
グピ「そうか、タクオとタテ先輩は・・・・。逃げられていればよいが。」
サトシ「勇者のヒントである”ネズミ”とは何のことだ。」
グピ「わたしにもわかりません。タテ先輩が逃げられていなければ、勇者の情報を得ているのは、わたし達だけ。その情報は、タテ先輩が必死に守ってくれたものです。ジェフ王国と、ナニワ王国のためにも、何とか脱出し、勇者の手掛かりを持ち帰りましょう。」
ここは、荷物の集配所。
グピとサトシは、いけにえとして魔王の元へ運ばれる荷物の中に入れられていた。
隣には、トウキョウ王国行きの荷物もある。
グピ「こっちにまぎれて抜け出そう」
グピたちは、ジェフ王国の隣国であるトウキョウ王国行きの荷物に、
入り込んで息を潜めた。
小物の魔物A「さあ、荷物をおくるか。」
小物の魔物B「アオエンドウのヤツ、出っ歯なくせに偉そうにしやがって」
魔王軍の小物達は気づかずに、
グピたちが入った荷物を船に乗せる。
小物の魔物C「船をだせーー!!」
グピとサトシを載せた船は、
ゆっくり進みだした。
彼らは、
勇者への希望をつなぐため、
命がけで敵の輸送船に紛れ込んだのであった。
傷ついた彼らは、トウキョウ王国へたどり着けるのか。
逃げたタクオとタテ先輩の行方は。
そして、
勇者の手掛かり”ネズミ”とは。
魔王軍の力は強大であったが、
彼らの希望はまだ消えていなかった。
彼らは、
息を潜め、
命がけの帰途についたのであった。
チャラチャ、チャラチャ、チャラチャチャー、ポポポポー!!
第4章 モンバーン(門番)兄弟グピ・タクオ、大事なものを守りぬけ!!
完
冒険の書に記録しますか?
→ はい
いいえ
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第5章はどうしようかな・・・・
いよいよ最終章「導かれし者たち(仮)」、
で予定します。
そのままやんか・・・・・
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ジェフ王国の大手門を守備する”モンバーン(門番)”である、
グピ、タクオ兄弟は、
魔王軍にとらわれた、先代モンバーンのタテ先輩を救出に向かっていた。
タテ先輩を捕えたという魔王軍の将軍”アオエンドウ”に、
国土の一部を勢力圏とされているというナニワ王国へ、
二人はひたすらに進んでいた。
その2人の方に向かい、
はげしく傷ついた謎の兵士が走ってきた。
謎の兵士「君達は、ジェフ王国の?・・・・」
グピ「大丈夫か?傷だらけじゃないか。」
サトシ「わたしはナニワ王国の守備隊長”サトシ”という。ナニワ王国は、魔王軍の将軍”アオエンドウ”の部隊により・・・・・、壊滅した・・・・・。」
タクオ「なんだって。わたし達は、ナニワ王国へ行くところだったのです。」
サトシ「わたしは他国の増援を求めに走ってきたのだ。君達はジェフ王国の名のある戦士と見た。わたしも連れて行ってくれないか。ナニワ王国の地理も把握していて、絶対に力になれるだろう。」
グピ「わかりました。わたし達は、アオエンドウにとらわれた”タテ”という人物を救出に行くところです。」
タクオ「一緒に行きましょう」
サトシ「ありがとう。」
サトシが一行に加わった。
サトシ「ジェフ王国に”タテ”さんという優秀なモンバーンがいるというの話は、ナニワ王国にも届いている。しかし、どこにとらわれているかまでは・・・。都市の裏から侵入し、何とか探し出そう。」
グピ「よろしくお願いします。」
サトシの案内により、
彼らは、ナニワ王国の奥深くに魔王軍に見つからずに侵入していった。
ナニワ城の地下深くには牢獄があり、
サトシはそこに牢があることを知っていた。
水掘から侵入した3人は、
牢に捕らわれたタテ先輩を発見した。
グピ「タテ先輩!!」
タテ先輩「お前達!!来てくれたのは嬉しいが、ここは危険だ。早く逃げろ!!」
タクオ「一緒に逃げましょう!!」
タテ先輩にはめられた手錠と足かせを、
タクオは力任せに破壊した。
しかし、タテ先輩は、身動きできないほどに痛めつけられていた。
タテ先輩「わたしは、世界の窮地に生れ落ちるという勇者の手掛かりを掴んだんだ。しかし、そのことが魔王軍にばれてこのザマだ。魔王軍は、わたしから勇者の居場所を吐かせたいようだが、なんとか生き延びることが出来た。早くジェフ王国に帰り、一刻も早く、生まれた勇者を保護しなければ・・・・・・」
ズズーン!!
タテ先輩が話していたその瞬間に、
後ろから地響きがした。
振り返ると、青い巨大な魔物が、立ちはだかっていた。
将軍アオエンドウ「貴様等!!逃がすか。」
アオエンドウは、利き足である右足を振り上げ、
素早く振り切ると、
強烈な竜巻が一行を襲った。
一行は、巻き上げられ、
壁や鉄格子に激しく叩きつけられた。
タクオ「うわー!!」
グピ「まずい、力が違いすぎる。タクオ!!おれが食い止める。タテ先輩を連れて逃げろ!!」
タクオ「しかし・・・・・」
グピ「早くしろ!!」
タクオ「グピ、すまん!!」
タクオは、タテ先輩を抱えて逃げた。
タテ先輩は考えた。
このまま逃げられなかったら、勇者の情報は、もう持ち帰れないかもしれない。
しかし、ここで話したら、アオエンドウの耳にも入ってしまう。
タテ先輩「グピ!!タクオ!!よく聞け!!ネズミだ!!いいな。!ネズミだ!!」
タクオ「ネズミ?」
タテ「わかったか!!」
グピ、タクオ「はい!!」
タテ「よしそれでいい。」
タクオは、タテ先輩を抱えて必死に逃げた。
将軍アオエンドウ「ネズミだと!!おれの出っ歯のことを言っているのか!!邪魔しおって。こうしてやる!!」
グピ、サトシ「うわー!!」
将軍アオエンドウ「こいつ等は魔王様へのいけにえにする。生きたまま魔王様のところに送り届けろ!!」
小物の魔物「はっ!!」
グピとサトシは、
拘束され、
荷物として魔王の元へ送られようとしていた。
しかし・・・・・・・・・・
サトシ「おい、グピ、生きているか・・・・・」
グピ「はっ。サトシ、大丈夫か。タクオとタテ先輩は?」
サトシ「気付いた時彼らはいなかった。逃げられたのかもしれないし、捕えられたかもしれない。若干わたしの手錠がゆるくて逃げられそうだ。」
グピ「そうか、タクオとタテ先輩は・・・・。逃げられていればよいが。」
サトシ「勇者のヒントである”ネズミ”とは何のことだ。」
グピ「わたしにもわかりません。タテ先輩が逃げられていなければ、勇者の情報を得ているのは、わたし達だけ。その情報は、タテ先輩が必死に守ってくれたものです。ジェフ王国と、ナニワ王国のためにも、何とか脱出し、勇者の手掛かりを持ち帰りましょう。」
ここは、荷物の集配所。
グピとサトシは、いけにえとして魔王の元へ運ばれる荷物の中に入れられていた。
隣には、トウキョウ王国行きの荷物もある。
グピ「こっちにまぎれて抜け出そう」
グピたちは、ジェフ王国の隣国であるトウキョウ王国行きの荷物に、
入り込んで息を潜めた。
小物の魔物A「さあ、荷物をおくるか。」
小物の魔物B「アオエンドウのヤツ、出っ歯なくせに偉そうにしやがって」
魔王軍の小物達は気づかずに、
グピたちが入った荷物を船に乗せる。
小物の魔物C「船をだせーー!!」
グピとサトシを載せた船は、
ゆっくり進みだした。
彼らは、
勇者への希望をつなぐため、
命がけで敵の輸送船に紛れ込んだのであった。
傷ついた彼らは、トウキョウ王国へたどり着けるのか。
逃げたタクオとタテ先輩の行方は。
そして、
勇者の手掛かり”ネズミ”とは。
魔王軍の力は強大であったが、
彼らの希望はまだ消えていなかった。
彼らは、
息を潜め、
命がけの帰途についたのであった。
チャラチャ、チャラチャ、チャラチャチャー、ポポポポー!!
第4章 モンバーン(門番)兄弟グピ・タクオ、大事なものを守りぬけ!!
完
冒険の書に記録しますか?
→ はい
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第5章はどうしようかな・・・・
いよいよ最終章「導かれし者たち(仮)」、
で予定します。
そのままやんか・・・・・
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<妄想シリーズ3>やんちゃ王子コウタ、武者修行の旅にでる(第2章)
<妄想シリーズ3>ぶきっちょ武器屋オローイ、北国から冒険に出る(第3章)
<妄想シリーズ3>モンバーン(門番)兄弟グピ・タクオ、大事なものを守りぬけ!!(第4章前編)
<妄想シリーズ3>モンバーン(門番)兄弟グピ・タクオ、大事なものを守りぬけ!!(第4章後編)
<妄想シリーズ3>導かれし者たち(第5章前編)
<妄想シリーズ3>導かれし者たち(第5章中編)
こんにちは。
とうとうサトシが登場してくれましたねっっ!(^^)!
たしかサトシは海を渡った
黒潮リョーマ国の生まれだと聞きましたが(爆)、
持ち前のいごっそう、いっちゃれいっちゃれ精神で
敵をバッタバッタと倒してくれることでしょう(笑)
前回のアオエンドウ。。って一瞬わからなかったんですが
ナニワ王国で「おォォォッ」と大納得(笑)
とうとう最終章にむかうんですね。
ハンカチ待機でたのしみに待っています。
by WAON_WAON (2012-02-13 14:36)
> WAON_WAON さん
こんばんは!!
サトシさんは、そういう過去をお持ちだったのですね(笑)
ジェフ王国出身だと思っていたんですが、調べてみて少しびっくりしました。そうするとWAON_WAONさんと縁の深いキャラクターですね。これから大活躍してもらわないと困るキャラクターです。
アオエンドウは、悪役にしてしまったので、あんまりはっきりいえませんが、”アオ”色のユニを着た”エンドウ”だったんですねえ(笑)。サトシは、ナニワ王国を追われ、アオエンドウと戦うことになるという設定です。第4章はキャラが多すぎて、あまり凝った設定が出来ませんでした(汗)
最終章、少しずつ書き始めてますが、登場人物が多すぎて、訳がわかりません(笑)まとまるかな?
ではでは。
by nuruinu (2012-02-13 21:35)