「腹を割って話そう!!」が言える関係はいい関係 [閑話休題]
どうも、わたしです。
表題の「腹を割って話そう!!」は、
わかる人にはわかると思いますが、
HTBの名物番組、あのご存じ大泉洋さんの「水曜どうでしょう」の名言の一つです。
この名言は、番組中では、
深夜、酔っぱらったディレクターが、大泉洋さんの部屋に押しかけ、
早く眠りたい大泉を、つきあわせるために発した言葉でした。
大泉さんも、ディレクターも腹を割って話せる間柄だからこそ、
ただの酔っぱらったやり取りが、強烈に印象に残る名場面となっているのです。
で、
真面目な話。
日経新聞のコラム「クールダウン」の2月7日分が面白かったので紹介するとともに、
思うところを書きたいと思います。
コラムは、野球選手の契約更改についてのもの。
シーズン中は厳しい軍規に服している選手が、年に一度だけ球団に思いの丈をぶつけられる機会が、契約更改の場なのだとか。
コラムで紹介されているのは、阪神の久保投手。
マスコミの質問に年棒を応えない選手が多い中、「4千万円ダウンの1億4千万円です」とはっきり答えたという。
これには筆者も、きっぷのいいマウンドさばきはこの肝っ玉があってこそと、感心しています。
しかし、そんな久保投手も口を閉ざしたのが、年棒以外の要求の話。
球団施設の改善などを求めたらしいが、「僕の中にとどめておきます」と。建設的な要求でも、外に漏らせば、不満分子と言われかねないからなのだとか。
筆者は、そんな選手たちの立場を気遣いつつ、各球団に新しい施設が並んでいれば、それは誰かの交渉の成果かもしれない、と締めておられました。
これは、いろいろ考えさせられます。
スポーツチームとはいえ、
組織である以上、規律に従って、発言したりということが求められるでしょうし、
文句を言っているようにとられれば、
反対分子として処罰されるでしょう。
これはある程度は仕方ないのかもしれません。
組織である以上、クラブや監督に決定権があり、
選手がそれに異論を唱えれば、
組織としては選手を外していくしかないでしょうし、
選手も従うことが大事だと思います。
ただし、
できるできないにかかわらず、
建設的な話し合いがいつでもできる風通しの良い組織でないと、
不満が募っていくのではないかと思います。
自由な発言ができないつらさが、
コラムに出ている久保投手のように豪気な方でも、
発言に気を使わなければいけなくなっているところにも出ていると思います。
そこで”腹を割って話そう!!”である。
サッカーや会社では、
どうしても、監督・クラブと選手、
上司と部下という、
上下の人間関係があって、
思うような発言はできないかもしれない。
しかし、上司も部下も、
相手が真剣に組織のためにやっているのを理解したうえで、
”腹を割って話す”ことが、
大事なんじゃないかと思う。
部下が変なことを言っても、
100個に1個は素晴らしいアイデアが含まれているだろう。
だめな99個を言っても怒らないで聞いてやれる上司、
そして、99個駄目出しされても腐らない部下、
夜中だろうが100個の意見を交わせる人間関係、
これができたら、
それが素晴らしい組織の第1歩だと思う。
そういう意味では、
昨今の、契約更改に代理人が立ち会うような状況というのは、
あんまりいい関係ではないんだろう。
球団も、選手をごまかして、いい条件で契約してしまおうというのが見え隠れするし、
選手側も、交渉は誰かにお願いしないと、ごまかされたり、球団とケンカになったりということを、
心配せざるを得ないんだと思う。
しかし、
真剣勝負を魅せることを仕事にしている、
スポーツマンたちが、
腹を割って話せないなんて、
ファンにとっても残念な話だ。
チームのため、組織のため、
正々堂々と、クリーンに腹を割って話せる交渉が、
できたらいいのにと思います。
そんな関係が作れていければ、
ディレクターの”腹を割って話そう!!”に対して、
”一生どうでしょうします!!”と名言で答えた大泉洋さんのような、
素晴らしい受け答えの関係が生まれ、
「一生ここで頑張ります」と、
選手たち部下たちも答えるに違いない。
ジェフでいえば、
若い監督と選手たちが、腹を割って話して、
”一生ジェフしたい”、
と思えるようになって欲しいものだ。
にほんブログ村
わたしも、”一生ジェフします!!”と宣言したいところでもありますが、
将来50、60にもなって、おんなじようなことができるかというと、
それもまた荷が重いって・・・・・
まあ、適度にやっていきます。
表題の「腹を割って話そう!!」は、
わかる人にはわかると思いますが、
HTBの名物番組、あのご存じ大泉洋さんの「水曜どうでしょう」の名言の一つです。
この名言は、番組中では、
深夜、酔っぱらったディレクターが、大泉洋さんの部屋に押しかけ、
早く眠りたい大泉を、つきあわせるために発した言葉でした。
大泉さんも、ディレクターも腹を割って話せる間柄だからこそ、
ただの酔っぱらったやり取りが、強烈に印象に残る名場面となっているのです。
で、
真面目な話。
日経新聞のコラム「クールダウン」の2月7日分が面白かったので紹介するとともに、
思うところを書きたいと思います。
コラムは、野球選手の契約更改についてのもの。
シーズン中は厳しい軍規に服している選手が、年に一度だけ球団に思いの丈をぶつけられる機会が、契約更改の場なのだとか。
コラムで紹介されているのは、阪神の久保投手。
マスコミの質問に年棒を応えない選手が多い中、「4千万円ダウンの1億4千万円です」とはっきり答えたという。
これには筆者も、きっぷのいいマウンドさばきはこの肝っ玉があってこそと、感心しています。
しかし、そんな久保投手も口を閉ざしたのが、年棒以外の要求の話。
球団施設の改善などを求めたらしいが、「僕の中にとどめておきます」と。建設的な要求でも、外に漏らせば、不満分子と言われかねないからなのだとか。
筆者は、そんな選手たちの立場を気遣いつつ、各球団に新しい施設が並んでいれば、それは誰かの交渉の成果かもしれない、と締めておられました。
これは、いろいろ考えさせられます。
スポーツチームとはいえ、
組織である以上、規律に従って、発言したりということが求められるでしょうし、
文句を言っているようにとられれば、
反対分子として処罰されるでしょう。
これはある程度は仕方ないのかもしれません。
組織である以上、クラブや監督に決定権があり、
選手がそれに異論を唱えれば、
組織としては選手を外していくしかないでしょうし、
選手も従うことが大事だと思います。
ただし、
できるできないにかかわらず、
建設的な話し合いがいつでもできる風通しの良い組織でないと、
不満が募っていくのではないかと思います。
自由な発言ができないつらさが、
コラムに出ている久保投手のように豪気な方でも、
発言に気を使わなければいけなくなっているところにも出ていると思います。
そこで”腹を割って話そう!!”である。
サッカーや会社では、
どうしても、監督・クラブと選手、
上司と部下という、
上下の人間関係があって、
思うような発言はできないかもしれない。
しかし、上司も部下も、
相手が真剣に組織のためにやっているのを理解したうえで、
”腹を割って話す”ことが、
大事なんじゃないかと思う。
部下が変なことを言っても、
100個に1個は素晴らしいアイデアが含まれているだろう。
だめな99個を言っても怒らないで聞いてやれる上司、
そして、99個駄目出しされても腐らない部下、
夜中だろうが100個の意見を交わせる人間関係、
これができたら、
それが素晴らしい組織の第1歩だと思う。
そういう意味では、
昨今の、契約更改に代理人が立ち会うような状況というのは、
あんまりいい関係ではないんだろう。
球団も、選手をごまかして、いい条件で契約してしまおうというのが見え隠れするし、
選手側も、交渉は誰かにお願いしないと、ごまかされたり、球団とケンカになったりということを、
心配せざるを得ないんだと思う。
しかし、
真剣勝負を魅せることを仕事にしている、
スポーツマンたちが、
腹を割って話せないなんて、
ファンにとっても残念な話だ。
チームのため、組織のため、
正々堂々と、クリーンに腹を割って話せる交渉が、
できたらいいのにと思います。
そんな関係が作れていければ、
ディレクターの”腹を割って話そう!!”に対して、
”一生どうでしょうします!!”と名言で答えた大泉洋さんのような、
素晴らしい受け答えの関係が生まれ、
「一生ここで頑張ります」と、
選手たち部下たちも答えるに違いない。
ジェフでいえば、
若い監督と選手たちが、腹を割って話して、
”一生ジェフしたい”、
と思えるようになって欲しいものだ。
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わたしも、”一生ジェフします!!”と宣言したいところでもありますが、
将来50、60にもなって、おんなじようなことができるかというと、
それもまた荷が重いって・・・・・
まあ、適度にやっていきます。
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