ジェフはJ2でのアウェイ戦経験を活かしていけるか [ジェフトップチーム]
どうも、わたしです。
日経新聞のコラム”フットボールの熱源”の2月8日分が面白かったので、
紹介するととともに、思うところを書きたいと思います。
コラムは、”遠征、あえてアジアへ”と題されたもの。
全日本大学選抜は3月にインドネシア遠征を行う。チーム強化を考えると欧州で行うことが考えられるが、大学サッカー連盟は、あえてアジアを選択したのだとか。
近年、Jリーグ勢がACLでのアウェイのコンディションの悪さや気候風土・食事の違いに苦しんでいることから、プロ入り前に経験させたいというのが1つの狙いだとか。しかし、狙いはそんな強化を目的としたものだけではない。
学生選抜の選手でも、多くはプロになれず社会人として働くことになる。大学サッカー協会の高橋事務局長は、「学生たちに、アジアを知り、視野を広げ、国際感覚を身につけ、日本がアジアでどう見られているか感じてほしい」「移動バスからはバラックが見え、街を歩けば、物売りの子どもに言い寄られる、そこで感じたことを大事にしてもらいたい。」と話しているという。
筆者は、この遠征は楽なものではないだろうが、たぶん欧米の先進国への遠征では得られないものが手に入るだろうと、コラムを締めておられました。
これはけっこういいことだと思います。
サッカー強化を目的とした合宿ではありますが、
大学サッカー連盟は、
学生の行く末を考えた上での、
”教育”を目的とした、遠征先の選択ということができている例じゃないかと思います。
ドイツ、イングランドなどにいけば、
進んだサッカーを感じるにはいいかもしれない。
しかし、日本のサッカー環境も進んできた今、
遠征することで感じてほしいのは、
外国でサッカーすることや、仕事をすることの難しさを感じること、
しいて言えば、
外国でコミュニケーションを取り、ご飯を食べ、生活をすることの難しさを感じること、
ではないかと思います。
それがより感じられるのは、
先進国ではなく、アジアでしょうし、
参加した学生たちも、より多くのものが体感でき、
今後の人生に役立っていくんじゃないかと思います。
さて、ジェフに置き換えて考えてみる。
ジェフユナイテッドは、
いまJ2を主戦場に戦っている。
J2は、
遠隔での開催も多いし、移動時間も長いであろう。
また、ピッチもJ1ほど整っていないところもあるだろう。
実際に、その難しさは、
アウェイでの勝率に現れていると思う。
とても苦々しい経験をここ2年でさせてもらったと思う。
この経験というのは、
学生がアジアで体験すべきものと同じであろう。
これを糧に、次に活かしていくべき経験だろう。
次に活かせなかったら、
お金を払って、観光に行ったのと同じだ。
大事な大事な勝ち点3を参加費として出し、
観光させてもらったということだろう。
来季以降、ジェフユナイテッドは、J1に上がらなくてはいけないチームであろう。
J1に上がってしまったら、
J2でのアウェイ戦の遠征経験は、忘れてしまって、
J1での経験を積み上げればいいのか。
いや、そうじゃない。
J2でのアウェイ戦経験は、
選手も、クラブとしても、
しっかり蓄積しなければいけないものだと思う。
クラブはいま、
高い目標をもち今期に挑むが、
将来のACL挑戦を見据え、
まずはJ2でのアウェイ遠征の経験の蓄積をしていってほしい。
J2では、国内の移動とはいえ、
九州、四国など半日近くの移動を要する戦いがある。
宿を選定し、移動手段を選択し、
ときには、渋滞に巻き込まれ、雪で身動きが取れなくなり、強風で飛行機が飛ばなかったり、
予定外、予想外の事態に巻き込まれ、
試合に影響することもあるだろう。
そういった事態を回避し、
いつでもベストコンディションで、心を乱さず試合にのぞむことというのは、
想像するよりも難しく、
経験を積んでいかなければできないことだと思う。
日々、どんなことでも勉強だろう。
必ず役に立つ日が来る。
選手たちも、クラブも、われわれサポーターすらも、
移動のバスから見えるもの、
アウェイのスタジアムで感じたこと、
そして、悔しい想い、
すべて、その場で見逃さず、しっかり心に刻んで、
明日に活かしていこう。
われわれの高い理想への戦いは、
もう始まっているのかもしれない。
日々感じたことを、明日に活かしていこうじゃないか。
そして、その経験を足場に、
高みへ登って行くんだ。
にほんブログ村
日経新聞のコラム”フットボールの熱源”の2月8日分が面白かったので、
紹介するととともに、思うところを書きたいと思います。
コラムは、”遠征、あえてアジアへ”と題されたもの。
全日本大学選抜は3月にインドネシア遠征を行う。チーム強化を考えると欧州で行うことが考えられるが、大学サッカー連盟は、あえてアジアを選択したのだとか。
近年、Jリーグ勢がACLでのアウェイのコンディションの悪さや気候風土・食事の違いに苦しんでいることから、プロ入り前に経験させたいというのが1つの狙いだとか。しかし、狙いはそんな強化を目的としたものだけではない。
学生選抜の選手でも、多くはプロになれず社会人として働くことになる。大学サッカー協会の高橋事務局長は、「学生たちに、アジアを知り、視野を広げ、国際感覚を身につけ、日本がアジアでどう見られているか感じてほしい」「移動バスからはバラックが見え、街を歩けば、物売りの子どもに言い寄られる、そこで感じたことを大事にしてもらいたい。」と話しているという。
筆者は、この遠征は楽なものではないだろうが、たぶん欧米の先進国への遠征では得られないものが手に入るだろうと、コラムを締めておられました。
これはけっこういいことだと思います。
サッカー強化を目的とした合宿ではありますが、
大学サッカー連盟は、
学生の行く末を考えた上での、
”教育”を目的とした、遠征先の選択ということができている例じゃないかと思います。
ドイツ、イングランドなどにいけば、
進んだサッカーを感じるにはいいかもしれない。
しかし、日本のサッカー環境も進んできた今、
遠征することで感じてほしいのは、
外国でサッカーすることや、仕事をすることの難しさを感じること、
しいて言えば、
外国でコミュニケーションを取り、ご飯を食べ、生活をすることの難しさを感じること、
ではないかと思います。
それがより感じられるのは、
先進国ではなく、アジアでしょうし、
参加した学生たちも、より多くのものが体感でき、
今後の人生に役立っていくんじゃないかと思います。
さて、ジェフに置き換えて考えてみる。
ジェフユナイテッドは、
いまJ2を主戦場に戦っている。
J2は、
遠隔での開催も多いし、移動時間も長いであろう。
また、ピッチもJ1ほど整っていないところもあるだろう。
実際に、その難しさは、
アウェイでの勝率に現れていると思う。
とても苦々しい経験をここ2年でさせてもらったと思う。
この経験というのは、
学生がアジアで体験すべきものと同じであろう。
これを糧に、次に活かしていくべき経験だろう。
次に活かせなかったら、
お金を払って、観光に行ったのと同じだ。
大事な大事な勝ち点3を参加費として出し、
観光させてもらったということだろう。
来季以降、ジェフユナイテッドは、J1に上がらなくてはいけないチームであろう。
J1に上がってしまったら、
J2でのアウェイ戦の遠征経験は、忘れてしまって、
J1での経験を積み上げればいいのか。
いや、そうじゃない。
J2でのアウェイ戦経験は、
選手も、クラブとしても、
しっかり蓄積しなければいけないものだと思う。
クラブはいま、
高い目標をもち今期に挑むが、
将来のACL挑戦を見据え、
まずはJ2でのアウェイ遠征の経験の蓄積をしていってほしい。
J2では、国内の移動とはいえ、
九州、四国など半日近くの移動を要する戦いがある。
宿を選定し、移動手段を選択し、
ときには、渋滞に巻き込まれ、雪で身動きが取れなくなり、強風で飛行機が飛ばなかったり、
予定外、予想外の事態に巻き込まれ、
試合に影響することもあるだろう。
そういった事態を回避し、
いつでもベストコンディションで、心を乱さず試合にのぞむことというのは、
想像するよりも難しく、
経験を積んでいかなければできないことだと思う。
日々、どんなことでも勉強だろう。
必ず役に立つ日が来る。
選手たちも、クラブも、われわれサポーターすらも、
移動のバスから見えるもの、
アウェイのスタジアムで感じたこと、
そして、悔しい想い、
すべて、その場で見逃さず、しっかり心に刻んで、
明日に活かしていこう。
われわれの高い理想への戦いは、
もう始まっているのかもしれない。
日々感じたことを、明日に活かしていこうじゃないか。
そして、その経験を足場に、
高みへ登って行くんだ。
にほんブログ村
コメント 0