ジェフユナイテッドはみんなの心の拠り所になれるのか [ジェフ一般]
どうも、わたしです。
おととい(10月19日)の日経新聞のコラム「フットボールの熱源」が面白かったので、
それを紹介するとともに、考えたことを書きたいと思います。
コラムは、天皇杯にも出場した強豪、「FC KAGOSHIMA」を紹介するもので、
その創設のきっかけは、関東在住の鹿児島県出身者たちが望郷の念から、地元にJを目指すクラブチームをつくったことだという。
東京に出てきたさびしい思いの中、サッカーとチームをきっかけに世代を超えた交流をすることができ、それによって鹿児島を元気にというのが、発足の源泉であり、求めるところのようだ。
そしてコラムは、発起人の夢は、各地の試合では、その地の鹿児島県人会が集まってチームを励まし、そして自分たちも元気になり、鹿児島が元気になることだ、と締めておられます。
地域に根差すやり方というのはいろいろだと思いますけど、
地域を離れた出身者たちの心の拠り所となれるチームというのもまた、
魅力あるチームとしての存在価値だなと思います。
チームやサッカーという存在を通じて、みんなが集まり、つながりを感じ安らげること。
心の拠り所となること。
これはJクラブチームの存在価値としては非常に重要な部分ではないかと思うのです。
安らげない組織には長くは関れないし、心の拠り所とはならない。
チームを愛するというつながりを、みんなが安心して共有できることが必要ではないだろうか。
余談だが、偶然、昨日変わったコメントがあったので、紹介させていただいてしまいますが、
ブログのマナーとして決して褒められないコメント内容でもあるので、通常は申し訳ないが消させていただくのだが、
今回はネタにさせていただく。
コメントは、
わたし(筆者)の文は、”いつもチームを信じていて、宗教がかっていて”気持ち悪い””
との旨のコメント。
日本では新興宗教という名目の詐欺被害にあうこともあり、宗教というのは悪いものという誤解があるが、
宗教思想が国家理念や経済理念などの基本となっている国も多く、
宗教は、いわば多くの組織の”心の拠り所”なのである。
アメリカなど基督教を理念とする国を世界から除いてしまうと、世界は成り立たないだろう。
わたしのブログは、”チームを信じ、応援すること”というのが基本理念の重要なひとつなので、
文章がそうなるというのは、それはそれで当然なのだ。
ある意味、宗教がかっているというのは間違っていないのかもしれない。
基本理念に忠実に書いているということだ。
そして、ジェフユナイテッドというチームは、
わたしの大事な”心の拠り所”なのである。
で、考えるのは、
”ジェフユナイテッドは、みんなの心の拠り所になっているのか”ということ。
ジェフというチームは、東京近郊をホームとしており、オリジナル10であり、Jリーグ発足時からあるチームでもある。
そのため、J開幕時に一時的に盛り上がったファンは離れてきた経緯と、
ロッテやレイソル、その他の多くの心の拠り所となるものが存在する点、
そして、あまり首都圏外に人が出ていかず、望郷の念をもとにした地域の結びつきが弱いことが、
それぞれ、ジェフが多くの人の心の拠り所となりえていない理由の一つだろう。
そしてなにより、いままで、ジェフにかかわる人々は”心”を大事にできてこなかった経緯があるのだ。
チームは貢献してくれた選手たちを追い、ファンは追ったフロントを批判する。
選手、ファン、フロント、それぞれの信頼は非常に弱いもののように思う。
結果、選手は入れ替わり、フロントは入れ替わった。
チームを愛してくれたそれぞれの”心”も、それと一緒に失われた。
サポももしかすると、そうではなかろうか。
昔からのサポは、心が離れ、新たに入れ替わったサポで運営されているのかもしれない。
その原因は、それぞれが”心”を大事にできなかったことではないかと思っている。
経緯は闇の中であり、わたしの偏見ではあるが、
”心”を大事にできていれば、巻は、トーミは、祖母井さんは、そして淀川社長でさえも、
あのような形にならなかっただろう。
そんなことから、わたしはすこし、心が安らげる場所には、なっていないのではないかと思う。
また、堂々とチームが前向きになるようなことをブログに書き、批判を浴びる。
批判を恐れ、自由に意見が述べられず、周りの様子に合わせなければならなくなったら、
それは心の拠り所ではないのかもしれない。
結果も大事であるが、それはニの次ではなかろうか。
チームは、J2という地位に甘んじ、今期も昇格が絶対にできるかとはいえない状況になっている。
それはチームを愛する人たちが、減っていることも原因ではなかろうかと思う。
チームという核に、人が集まってこそ目指せるのが、成績であり、昇格であろう。
水戸戦では選手達はプレッシャーでガチガチだったというが、何のプレッシャーからガチガチだったのか。
勝ち点だけを求める理念や、サッカーの質を追い求めることも、存在理念のひとつだと思うし、
認めるけれど、
それについていけなくなってくる選手、サポ、そしてジェフを愛する人々の”心”は、
どうなってしまうのだろうか。
一方で、チームは、内部昇格者を内定させ、外部に流出した生え抜き選手やユース出身者をチームに戻してきた。
ジェフ愛を持った選手たちでチームを構成することで、チームへの求心力を高める目的だと思っている。
それを心から喜び、スタジアムに戻ってくるサポも多かろうと思う。
そんな風に一方では、そういう”心”を中心としたチーム作りもできてきたのではないかと思っている。
わたしの知り合いには、ジェフの試合観戦を通じてお付き合いを深め、結婚したカップルがいる。
結婚式は、ジェフイエローに染まった、素晴らしいものだったそうだ。
そのご夫婦は、まだ、ジェフを心の拠り所としてくれているだろうか。
きっと、心から、愛してくれているであろう。
そして、次のホームゲームでも、フクアリで出会う人々は、きっといて、
ジェフ愛という絆をもとに、
きっと新しいコミュニティを作っていけると思う。
わたしが勝手に目指す、ジェフユナイテッドは、”心”を大事にする、
心の拠り所となれるチームである。
ジェフを愛するという基本理念をもとに、人が集まり、
安らげる新しいコミュニティや人とのつながりが生まれていく。
サポの中には、目指すサッカーやチームの方向性が違う者もいるだろうが、みなそれぞれを尊重し、
温和な納得のいく”心”を大事にした運営で、チームを作っていく。
勝てばみんなが喜び、負ければ次に向け奮起する。
そしてみんなで栄光の瞬間を目指すのだ。
そんなチームはいかがだろうか。
みんなの求めるものとは、どのようなものだろうか。
少し違うのだろうか。
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なんて、そんなチームを勝手に目指して、
自分に何か力があるわけではないですが、
読んでくれた人が、少しでも考えてくれるよう、
心を大事にしたブログづくりを、
ひっそりと続けていこうと思っています。
賛同してくれる方がいたら、大っぴらに賛同を唱える必要はないので、
ジェフユナイテッドというチームをひっそりと心の拠り所にしていただければ、
幸いです。
書きつづける事で、必ず芽を出し、根を張り、花開いていくものと信じています。
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おととい(10月19日)の日経新聞のコラム「フットボールの熱源」が面白かったので、
それを紹介するとともに、考えたことを書きたいと思います。
コラムは、天皇杯にも出場した強豪、「FC KAGOSHIMA」を紹介するもので、
その創設のきっかけは、関東在住の鹿児島県出身者たちが望郷の念から、地元にJを目指すクラブチームをつくったことだという。
東京に出てきたさびしい思いの中、サッカーとチームをきっかけに世代を超えた交流をすることができ、それによって鹿児島を元気にというのが、発足の源泉であり、求めるところのようだ。
そしてコラムは、発起人の夢は、各地の試合では、その地の鹿児島県人会が集まってチームを励まし、そして自分たちも元気になり、鹿児島が元気になることだ、と締めておられます。
地域に根差すやり方というのはいろいろだと思いますけど、
地域を離れた出身者たちの心の拠り所となれるチームというのもまた、
魅力あるチームとしての存在価値だなと思います。
チームやサッカーという存在を通じて、みんなが集まり、つながりを感じ安らげること。
心の拠り所となること。
これはJクラブチームの存在価値としては非常に重要な部分ではないかと思うのです。
安らげない組織には長くは関れないし、心の拠り所とはならない。
チームを愛するというつながりを、みんなが安心して共有できることが必要ではないだろうか。
余談だが、偶然、昨日変わったコメントがあったので、紹介させていただいてしまいますが、
ブログのマナーとして決して褒められないコメント内容でもあるので、通常は申し訳ないが消させていただくのだが、
今回はネタにさせていただく。
コメントは、
わたし(筆者)の文は、”いつもチームを信じていて、宗教がかっていて”気持ち悪い””
との旨のコメント。
日本では新興宗教という名目の詐欺被害にあうこともあり、宗教というのは悪いものという誤解があるが、
宗教思想が国家理念や経済理念などの基本となっている国も多く、
宗教は、いわば多くの組織の”心の拠り所”なのである。
アメリカなど基督教を理念とする国を世界から除いてしまうと、世界は成り立たないだろう。
わたしのブログは、”チームを信じ、応援すること”というのが基本理念の重要なひとつなので、
文章がそうなるというのは、それはそれで当然なのだ。
ある意味、宗教がかっているというのは間違っていないのかもしれない。
基本理念に忠実に書いているということだ。
そして、ジェフユナイテッドというチームは、
わたしの大事な”心の拠り所”なのである。
で、考えるのは、
”ジェフユナイテッドは、みんなの心の拠り所になっているのか”ということ。
ジェフというチームは、東京近郊をホームとしており、オリジナル10であり、Jリーグ発足時からあるチームでもある。
そのため、J開幕時に一時的に盛り上がったファンは離れてきた経緯と、
ロッテやレイソル、その他の多くの心の拠り所となるものが存在する点、
そして、あまり首都圏外に人が出ていかず、望郷の念をもとにした地域の結びつきが弱いことが、
それぞれ、ジェフが多くの人の心の拠り所となりえていない理由の一つだろう。
そしてなにより、いままで、ジェフにかかわる人々は”心”を大事にできてこなかった経緯があるのだ。
チームは貢献してくれた選手たちを追い、ファンは追ったフロントを批判する。
選手、ファン、フロント、それぞれの信頼は非常に弱いもののように思う。
結果、選手は入れ替わり、フロントは入れ替わった。
チームを愛してくれたそれぞれの”心”も、それと一緒に失われた。
サポももしかすると、そうではなかろうか。
昔からのサポは、心が離れ、新たに入れ替わったサポで運営されているのかもしれない。
その原因は、それぞれが”心”を大事にできなかったことではないかと思っている。
経緯は闇の中であり、わたしの偏見ではあるが、
”心”を大事にできていれば、巻は、トーミは、祖母井さんは、そして淀川社長でさえも、
あのような形にならなかっただろう。
そんなことから、わたしはすこし、心が安らげる場所には、なっていないのではないかと思う。
また、堂々とチームが前向きになるようなことをブログに書き、批判を浴びる。
批判を恐れ、自由に意見が述べられず、周りの様子に合わせなければならなくなったら、
それは心の拠り所ではないのかもしれない。
結果も大事であるが、それはニの次ではなかろうか。
チームは、J2という地位に甘んじ、今期も昇格が絶対にできるかとはいえない状況になっている。
それはチームを愛する人たちが、減っていることも原因ではなかろうかと思う。
チームという核に、人が集まってこそ目指せるのが、成績であり、昇格であろう。
水戸戦では選手達はプレッシャーでガチガチだったというが、何のプレッシャーからガチガチだったのか。
勝ち点だけを求める理念や、サッカーの質を追い求めることも、存在理念のひとつだと思うし、
認めるけれど、
それについていけなくなってくる選手、サポ、そしてジェフを愛する人々の”心”は、
どうなってしまうのだろうか。
一方で、チームは、内部昇格者を内定させ、外部に流出した生え抜き選手やユース出身者をチームに戻してきた。
ジェフ愛を持った選手たちでチームを構成することで、チームへの求心力を高める目的だと思っている。
それを心から喜び、スタジアムに戻ってくるサポも多かろうと思う。
そんな風に一方では、そういう”心”を中心としたチーム作りもできてきたのではないかと思っている。
わたしの知り合いには、ジェフの試合観戦を通じてお付き合いを深め、結婚したカップルがいる。
結婚式は、ジェフイエローに染まった、素晴らしいものだったそうだ。
そのご夫婦は、まだ、ジェフを心の拠り所としてくれているだろうか。
きっと、心から、愛してくれているであろう。
そして、次のホームゲームでも、フクアリで出会う人々は、きっといて、
ジェフ愛という絆をもとに、
きっと新しいコミュニティを作っていけると思う。
わたしが勝手に目指す、ジェフユナイテッドは、”心”を大事にする、
心の拠り所となれるチームである。
ジェフを愛するという基本理念をもとに、人が集まり、
安らげる新しいコミュニティや人とのつながりが生まれていく。
サポの中には、目指すサッカーやチームの方向性が違う者もいるだろうが、みなそれぞれを尊重し、
温和な納得のいく”心”を大事にした運営で、チームを作っていく。
勝てばみんなが喜び、負ければ次に向け奮起する。
そしてみんなで栄光の瞬間を目指すのだ。
そんなチームはいかがだろうか。
みんなの求めるものとは、どのようなものだろうか。
少し違うのだろうか。
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なんて、そんなチームを勝手に目指して、
自分に何か力があるわけではないですが、
読んでくれた人が、少しでも考えてくれるよう、
心を大事にしたブログづくりを、
ひっそりと続けていこうと思っています。
賛同してくれる方がいたら、大っぴらに賛同を唱える必要はないので、
ジェフユナイテッドというチームをひっそりと心の拠り所にしていただければ、
幸いです。
書きつづける事で、必ず芽を出し、根を張り、花開いていくものと信じています。
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いつも楽しく拝見しています
いつも読むたび、その通りだと
私も古いサポですが、ジェフには
毎年一喜一憂、週末の成績により
仕事への気持ちが変わります
拠り所なんですよね
いうなれば、こちらのブログ自体が
今や拠り所です
毎試合のたび、どんな意見か
気になりますわ
いつもありがとうです
これからもよろしくです
昇格あきらめません
by 勇 (2011-10-21 07:34)
> 勇 さん
はじめまして。
コメントどうもです!!
読んでいただけていて感謝です。
また、古くからのサポがずっとジェフを愛してくれていることがわかって嬉しいです。
我々の大事な心の拠り所ですから、一緒に応援していきましょう。
わたしも昇格あきらめません。
これからも宜しくです。
ではでは。
by nuruinu (2011-10-21 08:52)
おはようございます。
よりどころ、意味はもちろん知ってますが、
あらためて辞書で引きたくなったのですが
頼みとするところ、支えになるものとありました。
支えがしっかりしてないと倒れてしまいますが。。
それはサポーター側も同じ。気持を一つにして、
選手たちをしっかり支えていかなくちゃ。
バタバタした出勤前の朝ですが、
そんなことを思いました。
by WAON_WAON (2011-10-21 10:55)
はじめまして。
いつも楽しく拝見しています。
先日のユナパ祭りに来月3歳になる娘を連れて行きました。
選手にサインをもらったりマスコットと写真を撮ったりと楽しく過ごし、ふと思い出しては「ミナちゃんだーい好き。またお背中に名前書いてもらう」とか言ってます。
父が試合結果に一喜一憂している横で、
TVに映ったジェフの姿を見てるだけで喜ぶ娘。
こういう姿を見ていると我が家にとってジェフは心の拠り所なっているんだろうなと感じます。
(もっとも娘はまだサッカーのルールなど全くわかりませんが…)
まだ昇格の可能性は残されています。
来年はJ1で戦うジェフを見に娘をフクアリに連れて行きたいと思います。
WIN BY ALLで頑張りましょう。
by はっすぃ~ (2011-10-21 12:54)
> WAON_WAON さん
こんにちは
辞書の意味、ありがとうございます。
書いていただいて、考えさせられますね。
チームにもたれかかれば良いという姿勢はもちろん良くなく、関わる人が自分に足りないところを支え合う、自分も支えるけど相手にも支えてもらう、こんな感じを目指したいと思います。
それには、まず、わたし自身が自分の姿勢をもう一度正さないといけないとも思いますね。
チームももたれかかる部分が期待できないほど、ふらふらな状態ですが、
監督交代の発表もあり、全員が姿勢を正すチャンスをしっかりトップである社長が作ったので、まずは姿勢を正して、全員で支え合っていければと思います。
仕切り直して、昇格目指して頑張りましょう。
by nuruinu (2011-10-21 12:57)
>はっすぃ~さん
はじめまして。
コメントどーもです!!
お父さん、お母さん、お子さんと3人でそれぞれの楽しみ方で、ジェフを応援してくれるというのも嬉しいですね。
コメントいただいて、自分たちの子どもの世代のためにも、いまこそジェフは変わっていかないといけないと思ってしまいます。
うちの息子も同い年で再来月で3歳ですが、
来年はJ1の舞台で、みんなでフクアリに行きたいですね。
応援よろしくお願いします。
ではでは。
by nuruinu (2011-10-21 13:07)
初めてコメントをさせていただきます。
いつも適切な文章を楽しみに拝見させていただいております。
私は東京在住なので、ジェフの応援はもっぱらスカパーです。
でも土曜日の試合の時にはちょくちょくスタジアムに足を運びます。
ジェフを心から応援を始めたのは、降格争いをするようになってからだと思います。
しかし実際にJ2に落ちてしまうと、早くJ1に復帰して欲しくてジェフ関連のブログなどをいろいろと探して毎日パソコンでみなさんの意見・コメントを共感させてもらっています。
私も最後まで昇格を信じています。
最後まであきらめないで頑張りましょう。
by ま~ちん (2011-10-21 15:09)
>ま~ちんさん
はじめまして。
コメントどーもです!!
東京からきていただけるのは、嬉しいですね。
わたしも多くの試合がテレビになってしまっていますが、愛する人たちが、それぞれの付き合い方で、関わって行けるのがいいと思っています。
そんななか、パソコンとブログ、ネットというものは、みんなのつながりを感じる素晴らしいものともなってますね。
こうやってコメントを交わせるのも嬉しいです。
最後まで全力で頑張っていきましょう。
ではでは。
by nuruinu (2011-10-21 17:57)