プロとはすごいものだ

【J2日記】千葉:眞田雅則GKコーチから学んだもの（11.09.21）（J'sGoal）

むうっ。

J'sGoalの、赤沼さんがお書きになった、

先日お亡くなりになり、私も弊ブログで哀悼の記事を書かせていただいた眞田コーチの記事である。

ジェフ愛を感じる赤沼さんの記事はいつも楽しく読ませていただいており、

今回の記事も眞田コーチへの想いとジェフへの愛を感じるすばらしい記事であった。




おそらく筆者である赤沼さんの伝えたいものとは全く違うひねた所から感想を書いてしまい、

全く申し訳ないのであるが、

プロのライターとは凄いものだと、感じてしまう。



もちろん簡潔に、明瞭に、正確に、平等な見方で、冷静にといった文章が必要であろうし、

かなりのサッカー眼がなければ出来ないのも当然であり、

その技術については、わたしなどが言うまでもなくすばらしい。




凄いと思ったのは、この記事をこのタイミングで、このすばらしい内容で出せることだ。





わたしは伝える技術というものなど全くないのだけど、ブログを始めて、出来る限り、

ジェフの、そしてサッカーの感動をブログに書き、

そしてそれをジェフサポ、ジェフファン、ジェフとは関係ない方、皆に伝えたいと思ってきた。

それが、ジェフを支える活動のひとつだと思っている。



眞田コーチが亡くなった報を聞き、すぐに哀悼の記事を載せた。

悲しかった感情をすぐに吐き出したかった。

そして、眞田コーチに対する想いもすぐに吐き出したかった。

皆にもその感情を感じて欲しかったのだ。

半分は眞田コーチに対する哀悼であり、皆に何かを伝えたいというジェフのための活動という名目であるが、

半分は自分の悲しい感情を吐き出すためだけの自己満足であったのかもしれない。



そして赤沼さんの記事である。


記事を読んでよくお分かりになると思うが、

おそらく、わたしなどとは比べてはいけないほど、眞田コーチへの想いがあったであろう。

読者に伝えたい眞田コーチについての想いが、この記事の紙面で書ききれないほどあったのが伝わってくる。

それを書きたかったのは、読者に伝えたかったのは、その感情の発生した”お亡くなりになった報を聞いてすぐ”のタイミングであっただろう。



しかし、記事になったのは、このタイミングである。

ジェフが”無失点”で勝利した、このタイミングである。



ジェフのコーチは既に退任されている眞田コーチのことを書く記事でもあり、

記事の内容は指導を受けたGK岡本と櫛野の話を中心にまとめて下さっている。

ご自身の想いは殆ど書かず、

岡本と櫛野の話を中心にまとめ、ジェフというチームの記事として纏め上げている。

だが、チョイスした話題は眞田コーチへの深い哀悼とジェフへの愛を感じるものである。



そして、この無失点勝利のタイミングまで追悼記事を待っていたこと。

ここまで、自己の書きたい感情を抑え、

ジェフのチームの記事として、この記事を載せることの出来る一番すばらしいタイミングで、

この記事を載せてくださったと思っている。

それが、ジェフのサポだけでなく、

J'sGoalを読むサッカーファン全体に上手に伝わるタイミングでもあると思うし、冷静な伝え方なのだが、

我々ジェフサポへは、

このタイミングでこの記事が出るということは、眞田コーチへの哀悼をささげる上で、

この無失点勝利を勝ち取って、初めて追悼しなければならない

と、長くジェフを愛してくださる”先輩”から諭された瞬間でもあります。



プロのライターとは凄いものだ。

わたしは、今回の記事で多くのことを感じ、多くの感動をいただいたと思っている。

それは赤沼さんの記事のすばらしさはもちろんであるが、

その根底にある熱い想いを、自己の感情は押し殺し、冷静に、正しいタイミングで伝えて下さるからだと思う。



プロのライターとは凄いものだ。



わたしも、ジェフについて、読者様に何かを感じていただける記事を書けるよう頑張りたいと思う。



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タグ：J'sGoal