さあ気持ちが興奮してきたよ【2011年J2第4節 vs東京V戦@フクアリ】 [レポート(2011)]
ジェフ1-1東京V
わたしはテレビ観戦でしたが、試合が終了しても気持ちが高ぶって抑えられない感じを受けた試合でした。
試合の中盤は、少し疲れた時間帯もあったけれど、少ないガードで殴りあったような試合であったと感じました。
もう1点ずつが序盤に入っていたら、多分どろどろの殴り合いになり、大変な試合になったと思いますが、
両軍ともFWが1点とって痛みわけという締まった結果に落ち着きました。
わたしが事前に書いていた注目点は多くがアテが外れてしまい、ちょっと拍子抜けたところもありましたが、とても見どころのある試合になったと思います。
しかしレポートするには困るんです。
こういう試合は。
とはいえ一度書いた注目点、
それに沿って書いていこうと思います。
①基礎力は見せられたか?
これがですねえ、評価が難しいですねえ。
私は、両軍ともショートパスをつなぐサッカーを見せていくと思っていました。
東京Vがパスをつないでくるのに対し、
ジェフは中盤でプレスしてボールを奪い、ポゼッションを高めることで前線へ押し出していくような内容を期待してましたが、ちょっとずれました。
序盤に、両軍とも中盤で玉際で強くいったことと、ディフェンスラインが高かったことあり、
シンプルにディフェンスラインの裏に出していく攻撃が中心だったように思います。
だから、すこし大味な内容にはなりました。
また中盤以降は、両軍とも選手が疲労したこともあり、トップ下くらいの位置でボールが収まるようになり、
攻撃が活性化され、チャンスが生まれました。
ここで、パスをつなぐ選択をしてきたのは東京Vですが、こちらはパスをうまくつないできました。
うまく早かったと思いますが、ジェフは試合の中盤意向、疲労のせいかプレッシャーにあまりいけず、
パスを回させたという感じもあったので、あまり技術の高さというのはみえず。
ジェフはカウンターに早さがあり、チャンスをつくりますが、両軍ともぎりぎり守りきったような印象です。
なので、注目点とは少し外れました。
だけれど、両軍ともラストパス、シュート共にぎりぎりの精度で打ってきており、見ごたえのある技術でした。
ちょっと興奮してしまう試合になりました。
②自信を持った鋭い攻撃
土屋と福元。あとミリガン。
私が注目したかったCBプレーヤーがいない試合となりました。
残念。
結果、両軍ともディフェンスはちょっと物足りない感じがありました。
何が試合を面白くさせたのか。
両軍ともすばらしく攻撃に勢いがあり、自信に満ちた思い切りがあった。
だから、ナイフで切りあったような凄い攻防を感じたと思っています。
ジェフ側で言えば、56分の攻撃と、84分の攻撃。
56分は、勇人から右の太田にロングパスが通ると、太田はいい勢いで右サイドを疾走。
その勢いのまま止まらずに一緒のタイミングで走りこんでいる深井、大島へクロス。
深井がDFをひきつけて、大島が前を向いてヘディングで突っ込むというシーン。
キーパーがセーブしましたが、スピードのある攻撃で、見ごたえがありました。
84分は、太田が左サイドで受けると、内側に切れ込んで、思い切りシュートを打った。
ボールはキーパーをかすめ、入るかと思われたが、惜しくもゴールポストというシーン。
どちらもゴールにはならなかったけれど、
ここまでのジェフの攻撃には無かった流れの中での勢いを感じました。
今まではパス回しで崩していく場合、DFラインからゆっくり崩していくため、スピードが無く、
ゴール前でのマークもきつくなり、いい攻撃は出来なかった。
これに対し、今節は、鋭いスピードでボールが出て、フィニッシュまでもっていく力がありました。
今までには無かったものだと感じました。
そして何より思い切りよく自信をもってプレーしていた。
これが攻撃の鋭さを増させたと思います。
これだけ自信をもって出来ているということは、選手間で共通意識ができているということだと思います。
続けていけば、終盤戦までに必ずモノになっていくでしょう。
昨日の即レポでは、最強の矛としてもう一度戦える、と書きました。
新しい刃は、鋭く研ぎあがってきたと思っています。
物騒な言い方ですけど、今期終盤は、昇格ライバルの断末魔を聞いていくことになるかもしれません。
終盤戦で複数得点されれば、気持ちから叩きつぶされるでしょう。
そういうマッドな期待も膨らむ、楽しみな攻撃でした。
③私の気持ちにヒットしたファンゲッセル
今節、いろいろ見てましたが、
私の気持ちにもっともヒットした選手は、ファンゲッセル。
ここまで、飄々としたプレーで、冷静にボールをさばくプレーヤーとしてみていましたが、
マイペースな印象も受けて、ちょっと物足りなかった。
この助っ人は、本当にジェフのために戦ってくれるのだろうか。
俺たちと一緒に戦っているのだろうか。
そういう疑念があった。
前節、オウンゴールで失点した。
レポートでも書きましたが、飄々とプレーする中でも、頑張りが見え、
リスクを冒した失敗は責められないと書きました。
そして、今節。
ファンゲッセルは、いつもの飄々としたプレーとは違っていたと思う。
普段あまり顔色を変える選手ではないと思うが、今節は必死にボールを追い、プレスに行った。
攻撃では常に高い位置にいて、ボランチの位置からトップ下の位置くらいまでを彼がやっていたように思う。
そして、必死にボールを追った。
前半、ゴール前のライン際までボールを追い、相手DF小林をひっくり返した。小林はもんどりうって倒れ、しばらく起き上がれない。
なんでその位置でゲッセルがボールを追っているのか、という疑問と、なんでひっくり返すまでボールを追っていったのかという2つの疑問があるけど、
そんな答えはどうでも良い。
そういったプレーのひとつひとつに、男意気みたいなものを感じてしまった。
前節の失敗を取り返すべくなのか、今節以降の昇格争いに対する意気込みなのか、
それはわからないけれど、
彼はジェフのために戦い、全力で走ったと感じた。
だからいままで感じていた、疑念は無くなった。
ファンゲッセル無しで戦うのは嫌になったし、ファンゲッセル中心のチームであって欲しいと思う。
どんなに上手い助っ人を入れようが、チームと一緒に戦ってくれるゲッセルのような選手が私は好きだ。
さあ、なにか、気持ちがどんどんひとつになっていく感じがあるよ。
一緒に行こうぜ、J1へ。
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そして、最後に。
プレビューで書いた福元について。
彼もまた、昇格への大事なワンピース。
絶対に試合に出てきて欲しい。
がんばれジェフユナイテッド。
わたしはテレビ観戦でしたが、試合が終了しても気持ちが高ぶって抑えられない感じを受けた試合でした。
試合の中盤は、少し疲れた時間帯もあったけれど、少ないガードで殴りあったような試合であったと感じました。
もう1点ずつが序盤に入っていたら、多分どろどろの殴り合いになり、大変な試合になったと思いますが、
両軍ともFWが1点とって痛みわけという締まった結果に落ち着きました。
わたしが事前に書いていた注目点は多くがアテが外れてしまい、ちょっと拍子抜けたところもありましたが、とても見どころのある試合になったと思います。
しかしレポートするには困るんです。
こういう試合は。
とはいえ一度書いた注目点、
それに沿って書いていこうと思います。
①基礎力は見せられたか?
これがですねえ、評価が難しいですねえ。
私は、両軍ともショートパスをつなぐサッカーを見せていくと思っていました。
東京Vがパスをつないでくるのに対し、
ジェフは中盤でプレスしてボールを奪い、ポゼッションを高めることで前線へ押し出していくような内容を期待してましたが、ちょっとずれました。
序盤に、両軍とも中盤で玉際で強くいったことと、ディフェンスラインが高かったことあり、
シンプルにディフェンスラインの裏に出していく攻撃が中心だったように思います。
だから、すこし大味な内容にはなりました。
また中盤以降は、両軍とも選手が疲労したこともあり、トップ下くらいの位置でボールが収まるようになり、
攻撃が活性化され、チャンスが生まれました。
ここで、パスをつなぐ選択をしてきたのは東京Vですが、こちらはパスをうまくつないできました。
うまく早かったと思いますが、ジェフは試合の中盤意向、疲労のせいかプレッシャーにあまりいけず、
パスを回させたという感じもあったので、あまり技術の高さというのはみえず。
ジェフはカウンターに早さがあり、チャンスをつくりますが、両軍ともぎりぎり守りきったような印象です。
なので、注目点とは少し外れました。
だけれど、両軍ともラストパス、シュート共にぎりぎりの精度で打ってきており、見ごたえのある技術でした。
ちょっと興奮してしまう試合になりました。
②自信を持った鋭い攻撃
土屋と福元。あとミリガン。
私が注目したかったCBプレーヤーがいない試合となりました。
残念。
結果、両軍ともディフェンスはちょっと物足りない感じがありました。
何が試合を面白くさせたのか。
両軍ともすばらしく攻撃に勢いがあり、自信に満ちた思い切りがあった。
だから、ナイフで切りあったような凄い攻防を感じたと思っています。
ジェフ側で言えば、56分の攻撃と、84分の攻撃。
56分は、勇人から右の太田にロングパスが通ると、太田はいい勢いで右サイドを疾走。
その勢いのまま止まらずに一緒のタイミングで走りこんでいる深井、大島へクロス。
深井がDFをひきつけて、大島が前を向いてヘディングで突っ込むというシーン。
キーパーがセーブしましたが、スピードのある攻撃で、見ごたえがありました。
84分は、太田が左サイドで受けると、内側に切れ込んで、思い切りシュートを打った。
ボールはキーパーをかすめ、入るかと思われたが、惜しくもゴールポストというシーン。
どちらもゴールにはならなかったけれど、
ここまでのジェフの攻撃には無かった流れの中での勢いを感じました。
今まではパス回しで崩していく場合、DFラインからゆっくり崩していくため、スピードが無く、
ゴール前でのマークもきつくなり、いい攻撃は出来なかった。
これに対し、今節は、鋭いスピードでボールが出て、フィニッシュまでもっていく力がありました。
今までには無かったものだと感じました。
そして何より思い切りよく自信をもってプレーしていた。
これが攻撃の鋭さを増させたと思います。
これだけ自信をもって出来ているということは、選手間で共通意識ができているということだと思います。
続けていけば、終盤戦までに必ずモノになっていくでしょう。
昨日の即レポでは、最強の矛としてもう一度戦える、と書きました。
新しい刃は、鋭く研ぎあがってきたと思っています。
物騒な言い方ですけど、今期終盤は、昇格ライバルの断末魔を聞いていくことになるかもしれません。
終盤戦で複数得点されれば、気持ちから叩きつぶされるでしょう。
そういうマッドな期待も膨らむ、楽しみな攻撃でした。
③私の気持ちにヒットしたファンゲッセル
今節、いろいろ見てましたが、
私の気持ちにもっともヒットした選手は、ファンゲッセル。
ここまで、飄々としたプレーで、冷静にボールをさばくプレーヤーとしてみていましたが、
マイペースな印象も受けて、ちょっと物足りなかった。
この助っ人は、本当にジェフのために戦ってくれるのだろうか。
俺たちと一緒に戦っているのだろうか。
そういう疑念があった。
前節、オウンゴールで失点した。
レポートでも書きましたが、飄々とプレーする中でも、頑張りが見え、
リスクを冒した失敗は責められないと書きました。
そして、今節。
ファンゲッセルは、いつもの飄々としたプレーとは違っていたと思う。
普段あまり顔色を変える選手ではないと思うが、今節は必死にボールを追い、プレスに行った。
攻撃では常に高い位置にいて、ボランチの位置からトップ下の位置くらいまでを彼がやっていたように思う。
そして、必死にボールを追った。
前半、ゴール前のライン際までボールを追い、相手DF小林をひっくり返した。小林はもんどりうって倒れ、しばらく起き上がれない。
なんでその位置でゲッセルがボールを追っているのか、という疑問と、なんでひっくり返すまでボールを追っていったのかという2つの疑問があるけど、
そんな答えはどうでも良い。
そういったプレーのひとつひとつに、男意気みたいなものを感じてしまった。
前節の失敗を取り返すべくなのか、今節以降の昇格争いに対する意気込みなのか、
それはわからないけれど、
彼はジェフのために戦い、全力で走ったと感じた。
だからいままで感じていた、疑念は無くなった。
ファンゲッセル無しで戦うのは嫌になったし、ファンゲッセル中心のチームであって欲しいと思う。
どんなに上手い助っ人を入れようが、チームと一緒に戦ってくれるゲッセルのような選手が私は好きだ。
さあ、なにか、気持ちがどんどんひとつになっていく感じがあるよ。
一緒に行こうぜ、J1へ。
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そして、最後に。
プレビューで書いた福元について。
彼もまた、昇格への大事なワンピース。
絶対に試合に出てきて欲しい。
がんばれジェフユナイテッド。
プロなんだから、実力が伴っていないといけない。
がんばるだけなら中学生でもできる。
ゲッセルが頑張ってる様に見えるのは、ポジショニングが下手くそで無駄な動きが多いから。ゲッセルの意味不明な動きのせいで、勇人やDFラインに負担をかけてる。
ゲッセルは明らかにジェフの穴なのに、彼を中心にチームを作るなんて狂気の沙汰としか思えない。
by サハ (2011-09-06 14:47)
>サハさん
コメントどーもです。
意見はいろいろあると思いますので、そういう意見もありですね。
まあ、わたしの意見は少数派であることが多いので、寛大な気持ちで読んでやってくださいよ(笑)
今回は気持ちの面を大きく書きましたけど、
戦術的にもゲッセルが与えられているタスクは多くて、なかなか大変な役回りになってきていると思います。ポジショニングは戦術的なものだと思ってます。
いま、怪我をされて一番困る選手が勇人とゲッセルかなあ。それこそ替えの選手がいないですからね。ゲームコントロールまでできる選手というのは貴重ですよ。
まあ、いろいろご意見もあろうかと思いますが、また読んでやってくださいね。
じゃあ、どうすべきかというところまで言及していただけると面白い議論ができそうですね。ご意見もお待ちしてます。
by nuruinu (2011-09-06 17:09)