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サッカーは日本人が当然知っているもの(?) [サッカー]

9月2日の日経新聞のコラム、武智 幸徳さんの「アナザービュー」の「市民権得たサッカー語」が面白かったので紹介します。



先日も書きましたけど、日経のサッカーに関するコラムがとても面白い。

Webでも載せてくんないかなあ。



さて、8月31日に野田新首相が民主党の両院議員総会でこんなことをおっしゃったそうです。

「みなさんにはMFになって欲しい。私も含めてセンターFWになりたい人は沢山いるが、この党に今一番必要な役割は一人ひとりのかけがえのない能力が存分に発揮できる組織作りだ。」
「全体を見渡して戦略的にパスをまわせるMFの集団が必要です。」

筆者の武智氏はJリーグ発足当時には、専門用語から「オフサイド」というような基礎的な用語まで、記事を書く上で説明が必要かどうか悩んだそうです。
それが今や、日本のトップがサッカーをイメージしながら国政について語るようにまでなったと、驚いてらっしゃいます。
そして、最後には政治家はFW気質なのに対し、日本のMFにエゴイスティックにシュートが打てる選手が見当たらないことは、生息する場所が違っているのか、
と日本の中盤を皮肉って、コラムの締めとしておられます。



ちょっとうまく筆者の文意を伝えられない部分が多いですけど、

これは面白いと思いました。



筆者の文意とは違うかもしれませんが、

確かにいろいろなことをサッカー用語で説明されることで、大まかなイメージが通じてしまうのです。

一国の首相が、"おじいさん"世代の議員相手に話しても違和感が無い、というのは凄いことだと思います。

サッカーのシステム論を概ねの国民が理解し、それを例として話すことは当然だということが示されたということでしょう。




サッカーが根付いてない頃から、それを皆が理解するまで、メディアや新聞記者などの努力というのは大変だったと思います。


だって、自分のことを考えてみれば、昔はキャプテン翼のイメージが強いので、

センターFW = 翼君 = みんなのヒーロー = モテる

DF = 高杉君・石崎君 = でかいの・ガッツマン = モテなさそうだがいいやつ

というくらいのイメージでも「俺ってサッカーくわしいぜ」みたいなことを話していたような気がする。



それが、メディアの努力により、システム論に基づいて会話が出来るようにまでなっている。

感謝しないといけないですね。



とはいえ、首相にも例えとしてサッカー用語を使うにしても、慎重にお願いしたいと思います。

国民全体に浸透してきたといっても、知らないひとは当然いるでしょうし、

やっぱり顔と体格でポジションを判断してしまうもんですよ、我々は。

「野田くんは、太っちょだからディフェンスね。」って。

というのは冗談ですけど。



麻生元首相が、漫画文化を広めようとしましたが、我々若い世代には受け入れられる部分はあっても、

結局、中高年には受け入れられず、反発を受けたように思います。

サッカーを当然知っているものとして、発言に取り入れていくというのはいい試みですが、

受け入れられない世代から反発が出る可能性というのはあり、

それがサッカーにも影響してくる可能性というのもある。

考えすぎかな。




とまあ、いつもどおりまとまりませんけど、

そんなことを考えてみました。



まあ、新しい言葉が生まれていくのはいい事。

野田首相も、失言の無いようにがんばって欲しいと思います。増税は嫌だけど。

私も変なこと書いて炎上したりしないようにしないと・・・


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