ジェフがほしいのはどんな形か＜2014年第28節岡山戦@カンスタ＞

ジェフ０－１岡山


どうも、わたしです。



ジェフと岡山の順位の近い同士の、1点を奪い合う激戦となりましたが、

得点の形がはっきりしなかったジェフに対し、岡山は狙った得点が取れていたように見えました。


ケンペスはいるとはいえ、ともに絶対的なストライカー不在な状況で、

得点の形を意識することは必要かなと思います。


内容を簡単に振り返ります。


前半開始からボールポゼッションは五分五分ながら、やや岡山に高い位置でプレーされシュートを打たれる場面が目立った立ち上がりだった。ジェフは岡山の高い位置からのプレスに苦戦しつつも、サイドから落ち着いてつなげることを意識し、岡山の速いテンポに対し、ゆっくりとしたテンポで前半を終えた。後半に入り岡山のゲーム入りの攻勢をしのぐとジェフはケンタローや大岩らも攻撃参加し攻勢の時間を作り決定機を作るがポストに阻まれる。ケンペスも決定機でゴールを狙うがキーパーと接触し長時間の治療を要するなどリズムを狂わせてしまった。逆にその時間の60分にカウンターをくらいクロスに飛び込まれジェフは失点した。その後はＦＷでアドや森本らを投入し攻勢をかけ、8分あったアディショナルタイムをパワープレーに持ち込むが岡山の守備もかたく、０－１で敗戦したゲームでした。



思うところを書いていきます。



①ジェフがほしいのはどんな形か。


ジェフは、ケンペスというストライカーがいますが、安定して点が取れなくなってきており、

いまはどこからでも点を取れることを目指す体制になっているように思っています。


そのため、アタッカーの数を増やし、

いろいろな方法でゴールを目指していますが、



どれも決定的な形ができていないように思います。



理想形が見えないので、選手も思い切って飛び込めないし、

スペースに飛び込まず足元を狙えば、相手もマークしやすく、守備で阻まれてしまうのではないかと思います。



一方、岡山も前線に決定的なエースはおらず、ＦＷも調子のいい選手を回していますが、

形があるのでそれぞれの選手が次に飛び込むところがイメージでき、得点につなげた印象があります。



たとえばですが、カウンターからサイドでＷＢが収め、クロスにＦＷが飛び込む形で得点を奪うとともに、

同じくＷＢのクロスをファーサイドでポストして折り返し、中央にＦＷが飛び込む形は何度も決定機を作りました。


そこそこタイミングを求められたり、ゴール前での競り合いを制しないといけないプレーなんですが、

決まったスペースに選手が走りこんでつなぐため、割と精度よく形を作ってきたと思いました。


ジェフ側も、ある程度、選手がイメージできる”形”が必要かなと思います。


いまジェフが作った形では、天皇杯で得点した形、そして岡山戦55分くらいに決定機を作った形、

相手のラインの脇からサイドの選手が裏に抜けてそこにスルーパスを通し、クロスを入れていく形かなと思います。


この形はこの2ゲームで決定機を作っていて、

選手もそれぞれの選手が絡んで似た形を作ったと思います。


ただ、こういった形を作るにはゴール前に押し込んだ展開が必要で、

ゴール前にある程度の人数も必要になってきます。


スルーパスを出す起点の選手も必要です。



そうすると、もう1パターン、

サイドからの形というのも必要だと思います。


昨年はヨネが上がってきたところを、ケンペスがファーサイドに走りこむ形というのがありましたが、

今年はどうもクロスにケンペスが走りこむ形というのが少ないように思います。


岡山がやっているように、ある程度外したファーサイドなどで一度折り返すことなどを狙い、

そこに選手が走りこんでいくような、ジェフ独特の形ができてくると、


その時のアイデアが選手間で伝わらなくとも、

予測のもとに走りこめるようになり、いい攻撃につながるのではないかと思います。


ジェフがジェフらしくできる攻撃の形、

少しずつ増えていったらいいと思います。


さて、ジェフは５・６位の直接対決を落とし、

無敗記録が途切れただけでなく、8月を未勝利で終える危機に立たされた。


次のゲームは、

ホームゲームである。


次のゲームでは点を取って勝つことが、

必要になるだろう。


フクアリでは、相手のゴールネットを揺らし、

勝利をつかもう。




がんばれジェフユナイテッド


　　　
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