クロスにアイデアがあり、ゴールまであと少し【2013年J2第19節ｖs横浜FC戦＠フクアリ】

ジェフ１－１横浜FC



どうも、わたしです。



いやあ、全体の内容だけ見ると、

勝ちたかったゲームだと思いました。



コンパクトな守備で、局面でも数的優位を作って、

攻撃ではサポートが、守備では囲むことができていたので、いいゲームでした。



あとどうすれば、

ということを考えていきたいと思います。



全体を簡単に振り返っていきます。



ジェフも横浜FCもコンパクトな布陣で陣を敷くが、プレスが強く当たったジェフに対し、横浜FCはゾーンで固める展開。セカンドボールに走れたジェフがポゼッションを握るが、バイタルに縦パスを入れさせてもらえず、サイドから崩す展開となった。20・24・41分とヨネからのクロスにFWが飛び込む決定機を作るも惜しくもゴールを奪えないなどややジェフペースの前半となった。後半に入り、ジェフは裏を狙う攻撃も見せるが、すぐの51分にCKから失点。ややゾーンで守備的な横浜FCの陣形を崩せず苦戦が続く。ポゼッションを続けていた72分、ヨネのクロスにヤザがヘッドで飛び込み何とか同点とした。74分にはカウンターから黒津に抜けられPKを献上するも、岡本がセーブ。その後は両軍運動量が落ちたが、ポゼッションを続けるジェフが優勢に進めるもゴールをこじ開けられずドローとなったゲームでした。



思うところを書いていきます。



①クロスに工夫があった、ゴールはもうすぐ



ジェフの攻撃は、

今節（今節も）、サイドからが中心になりました。



これは、ジェフ側も狙っていたし、

横浜FC側も、SBが高い位置をとったり、バイタルを使わせないよう内側に寄せたりで、



サイドで主導権を握るのが、

必然的だったのかもしれません。



このサイドに、ジェフは攻撃の中心となる兵働・佑昌を配置して、

さらに、プレーエリアが非常に広かったと思うケンペス・ヤザ・大介が、フォローに入り、

もひとつ、攻撃的なサイドバック峻希とヨネが上がってくるわけで、





サイドで数的優位を作って、

クロスにつなげる攻撃を見せることができました。



ただし、前節同様で、得点につながったのはヨネのクロスだけ、

ということは、他は崩せていないということなのですが、




ことクロスに関しては、

アイデアを持ってプレーできていたように思いました。




前半戦のジェフは、サイドで崩しても、

時間がかかって、ゴール前を固められ、



同じようなクロスを、

同じようにはじき返されることが多かったように思いますが、



今節は、いろいろなタイプのクロスが見られ、

期待感のあるプレーもありました。



ヨネからのクロスは、アーリークロスで早く、

得点につながっているのは、キーパーとDFの間に入れていくタイプですが、



ファーサイドに入れたり、

少しタイプをずらしたものも、出てきたように思います。



左サイド、峻希そして、ヤザがこちらから入れたクロスは、

切り込んでマイナスに入れるタイプが多かったように思います。



マイナスクロスは、そもそも相手が後ろ向きで、ジェフの選手が前向きにボールを見られるので、

クロスとしては得点につなげやすいボールを入れられると思います。



それだけでなく、今節は、ゴール前に入れる動きと、

ペナルティエリア手前に戻し、ミドルを打つ動きと併用して、シュートまでつなげていたと思います。



なんとなく、いろいろなパターンで、シュートまでいっており、

期待感が持てるサイド攻撃だと思います。



ヨネがボールを持つと、

ケンペスが信じて飛びこめるように、


昨年で言うと、エージローがボールを持つと、

藤田がニアに飛びこめたように、



”ここにクロスが来そうだ”というパターンができてくると、

おのずと、そこに阿吽の呼吸が生まれてくるでしょう。



右サイド、左サイド、

それぞれのサイドから阿吽の呼吸で、ゴールが量産するまで、




あと少しだと、

そんな感じを受けた、今節でした。




②守備には一体感、あとはセットプレー


ジェフの守備ですが、

よくなってきていると思います。



コンパクトさを作って、ボールの入り先にはしっかり寄せて、

相手のラインから離れないポジショニングから、縦パスの入り先やセカンドボールには詰めていける、



いい守備ができているように思います。



今期初頭に、やや前線の守備意識と、後方の守備意識がずれていましたが、

やっとチームの守備の意識が、統一されたように思います。



あとは、セットプレーの守備ですが、

こればかりは、自信を取り戻して、強く当たっていけるようにしたいところだと思います。




繰り返しですが、守備について、

悪くないと思います。



高い位置でボールをひっかけたのが、

いいところへはじくことができて、チャンスにつながる回数も増えてます。



この調子で、意識を統一し、

いい守備から、早い攻撃へつなげてほしいと思います。




さて、ジェフは、

次は、アウェイで徳島との1戦を迎える。



徳島の戦術面を考えると、

横浜FCと近いと考えることもでき、



先週、神戸でやった課題を横浜FC戦で試せたように、

来週も、徳島で効果測定ができるようなゲームになるだろう。



今節、中盤で悪くないゲームを展開できたので、

徳島では、ゴール前の崩しを見せたいところ。



アウェイでゴール前を崩し切り、

勝利をあげ、凱旋しよう。




がんばれジェフユナイテッド。



　　　
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