統一されてきたチーム意識が勝利を呼び込む【2013年J2第15節vs松本戦@フクアリ】 [レポート(2013)]
ジェフ1-0松本
どうも、わたしです。
強敵松本を接戦の末に破り、
ジェフは4連勝を飾りました。
ゲームでは、細部にわたり意識が統一されてきたことが、
勝利につながっているように思います。
流れを簡単に書いていきます。
ジェフ松本ともに中盤で素早く寄せて競り合いながらの前半となった。前半ペースを握ったのはジェフで、相手の寄せる前にパスを素早くつなぎ、縦パスも積極的に入れ、チャンスを作ろうとした。相手が寄せる前に前を向くと、ミドルシュートも積極的に放ち、無得点ではあったが前半で10本のシュートを放った。松本は、長いボールを2トップに入れてきて起点を作る攻撃を狙ったが、ジェフの寄せも早く収まらなかった。前半38分にはFW長澤から塩沢に交代があり、裏へのボールも入れるようになった。後半は全体的に間延びしてきてスペースが増えるが、両軍早い寄せで自由が無く、こう着状態となった。一時ジェフの運動量が落ちたが、いいポジショニングやサイドを使った展開で再びペースを握りだすと、後半の77分、ジャイールが右サイドからまた抜きドリブルで抜いてクロスをあげると、ヤザが飛び込みヘッドで先制。その後は松本の猛攻にさらされたが闘志を持って寄せて何とか逃げ切り、4連勝となったゲームでした。
思うところを書いていきます。
①統一されてきたチーム意識が勝利を呼び込む
このゲームでは、
ジェフは、
対松本に対しては、スカウティングで対策したゲームを遂行するとともに、
自分たちの中での意識統一も進み、自分たちのサッカーをできるようになった感じを受けました。
まず、対松本としては、
中盤での相手の早い寄せをどうするかというところが重要で、
寄せられる前につなぐこと、奪われたら逆に早く寄せて潰すこと、
この2つで、、中盤でのペースを競り合いの中から作っていくことが必要だったと思いますが、
ジェフは、この中盤での争いを、
優位性を持って進めて、
相手の密集するエリアでは、数的優位と早いパス回しを作って寄せをかわして、
少し戻したところから、大きくサイドチェンジして、サイドから攻めるという流れも、しっかりできたと思います。
ここで、対松本という、
スカウティングからゲームを作ることはしっかりできたと思います。
さらには、相手と関係なく、
チーム全体の意識が統一されてきたなと感じます。
攻撃では、以前は各ポジションで止まっていた選手たちが、
下がってきて受けたり、上がっていって受けたりと、縦への流動性が高まってきたように思います。
例えば前半26分のプレーですが、
クリアボールを左サイドで大岩が受けると、前から下がってきたヤザがパスを受けます。
ヤザから兵働へ縦パスが入ると、後ろから上がってきたヨネに縦パスがつながり、
さらにヨネの脇まで上がってきた兵働にパスが戻り、
兵働から、最初の起点であり上がってきた大岩にサイドチェンジのパスが入ると、
大岩→ケンペス→大岩とワンツーで抜け出し、大岩くんがシュートに持ち込んだプレーがありました。
この流れ、たくさんパスがつながっているんですが、
自陣からシュートまでにつながった多くの選手が、2回以上ボールに絡んでいて、
下がってきて受けたり、上がっていってつないだりと、
スペースに飛び出したり、フォローに入ったりして、つなげる意識がでてきたと言えるでしょう。
これは、無駄に動きまわってボールを受けるのではなく、
チームとして、ここにボールを出したいというようなことが、統一されてきて、
出しやすいところに無駄なく受け手が入るようになってきたので、
スムーズなパス回しが見えてきたのではないかと思います。
そういった選手の動きだしがスムーズに行ってきたので、
ワンタッチでパスがつながっていくケースも増え、相手の寄せより早くパスが回り、
前を向いてボールを動かせるケースも増えたのではないかと思います。
さらに守備でも統一感がでてきたと感じており、
序盤戦でそれぞれのラインが独立して動いていたのとは違って、一体感がでてきたように思いました。
前線は、下がってプレッシャーをかける回数もぐっと増えましたし、
それにより、相手を前と後ろで囲んで奪う回数というのも増え、
相手にとっては、
自由を与えないように思います。
さらに最終ラインは、ラインを押し上げる意識が強くなり、
相手がボールを下げたのに合わせて、一気にラインを押し上げるようなシーンもありました。
これにより、
全体の布陣をコンパクトにし、相手には自由なスペースが無くなってきていると思います。
ただし、やはり後半になると、全体的に布陣が間延びしてしまい、
前線は戻れなくなり、最終ラインは下がり気味になってしまうので、
後半疲れてきたときに、
どう守るかという点は、継続的に改善が必要ですが、
疲れてきたときでも、前から寄せたり後ろが押し上げる意識というのは定着していて、
それはいい傾向なのではないかと思います。
チームとしての意識の土台ができあがってきて、
ここからは得点への形をさらに深めていくことになると思います。
昨期のジェフは、どんな相手でも自分たちのサッカーをぶつけていくようなサッカーであったように思いますが、
今年は相手に合わせ、カスタマイズした柔軟なサッカーをしているように思います。
意識があってきた土台がベースになり、
さまざまなバリエーションを持つことで、どのゲームでも相手の良さを消し、自分たちの優位性を出していけるサッカーが近づいてきたように思います。
この調子で、チーム意識をしっかり定着させ、
ふところ深いサッカーを作り上げていってほしいと思います。
さて、ジェフは4連勝をあげ、
次節は、J2で初対戦となる長崎との対戦である。
遠隔のアウェイであり、
選手たちも準備が大変なゲームとなるだろう。
相手も相当な警戒を持って、
ゲームに臨んでくるだろう。
しかし、そんなゲームだからこそ、
しっかりしたスカウティングとそれによる戦術の準備、
さらにコンディションを最高に持っていくことが望まれるだろう。
遠い敵地でも戦えるよう、
的確な準備をすすめ、相手から初勝利をあげ、連勝を継続しよう。
がんばれジェフユナイテッド
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どうも、わたしです。
強敵松本を接戦の末に破り、
ジェフは4連勝を飾りました。
ゲームでは、細部にわたり意識が統一されてきたことが、
勝利につながっているように思います。
流れを簡単に書いていきます。
ジェフ松本ともに中盤で素早く寄せて競り合いながらの前半となった。前半ペースを握ったのはジェフで、相手の寄せる前にパスを素早くつなぎ、縦パスも積極的に入れ、チャンスを作ろうとした。相手が寄せる前に前を向くと、ミドルシュートも積極的に放ち、無得点ではあったが前半で10本のシュートを放った。松本は、長いボールを2トップに入れてきて起点を作る攻撃を狙ったが、ジェフの寄せも早く収まらなかった。前半38分にはFW長澤から塩沢に交代があり、裏へのボールも入れるようになった。後半は全体的に間延びしてきてスペースが増えるが、両軍早い寄せで自由が無く、こう着状態となった。一時ジェフの運動量が落ちたが、いいポジショニングやサイドを使った展開で再びペースを握りだすと、後半の77分、ジャイールが右サイドからまた抜きドリブルで抜いてクロスをあげると、ヤザが飛び込みヘッドで先制。その後は松本の猛攻にさらされたが闘志を持って寄せて何とか逃げ切り、4連勝となったゲームでした。
思うところを書いていきます。
①統一されてきたチーム意識が勝利を呼び込む
このゲームでは、
ジェフは、
対松本に対しては、スカウティングで対策したゲームを遂行するとともに、
自分たちの中での意識統一も進み、自分たちのサッカーをできるようになった感じを受けました。
まず、対松本としては、
中盤での相手の早い寄せをどうするかというところが重要で、
寄せられる前につなぐこと、奪われたら逆に早く寄せて潰すこと、
この2つで、、中盤でのペースを競り合いの中から作っていくことが必要だったと思いますが、
ジェフは、この中盤での争いを、
優位性を持って進めて、
相手の密集するエリアでは、数的優位と早いパス回しを作って寄せをかわして、
少し戻したところから、大きくサイドチェンジして、サイドから攻めるという流れも、しっかりできたと思います。
ここで、対松本という、
スカウティングからゲームを作ることはしっかりできたと思います。
さらには、相手と関係なく、
チーム全体の意識が統一されてきたなと感じます。
攻撃では、以前は各ポジションで止まっていた選手たちが、
下がってきて受けたり、上がっていって受けたりと、縦への流動性が高まってきたように思います。
例えば前半26分のプレーですが、
クリアボールを左サイドで大岩が受けると、前から下がってきたヤザがパスを受けます。
ヤザから兵働へ縦パスが入ると、後ろから上がってきたヨネに縦パスがつながり、
さらにヨネの脇まで上がってきた兵働にパスが戻り、
兵働から、最初の起点であり上がってきた大岩にサイドチェンジのパスが入ると、
大岩→ケンペス→大岩とワンツーで抜け出し、大岩くんがシュートに持ち込んだプレーがありました。
この流れ、たくさんパスがつながっているんですが、
自陣からシュートまでにつながった多くの選手が、2回以上ボールに絡んでいて、
下がってきて受けたり、上がっていってつないだりと、
スペースに飛び出したり、フォローに入ったりして、つなげる意識がでてきたと言えるでしょう。
これは、無駄に動きまわってボールを受けるのではなく、
チームとして、ここにボールを出したいというようなことが、統一されてきて、
出しやすいところに無駄なく受け手が入るようになってきたので、
スムーズなパス回しが見えてきたのではないかと思います。
そういった選手の動きだしがスムーズに行ってきたので、
ワンタッチでパスがつながっていくケースも増え、相手の寄せより早くパスが回り、
前を向いてボールを動かせるケースも増えたのではないかと思います。
さらに守備でも統一感がでてきたと感じており、
序盤戦でそれぞれのラインが独立して動いていたのとは違って、一体感がでてきたように思いました。
前線は、下がってプレッシャーをかける回数もぐっと増えましたし、
それにより、相手を前と後ろで囲んで奪う回数というのも増え、
相手にとっては、
自由を与えないように思います。
さらに最終ラインは、ラインを押し上げる意識が強くなり、
相手がボールを下げたのに合わせて、一気にラインを押し上げるようなシーンもありました。
これにより、
全体の布陣をコンパクトにし、相手には自由なスペースが無くなってきていると思います。
ただし、やはり後半になると、全体的に布陣が間延びしてしまい、
前線は戻れなくなり、最終ラインは下がり気味になってしまうので、
後半疲れてきたときに、
どう守るかという点は、継続的に改善が必要ですが、
疲れてきたときでも、前から寄せたり後ろが押し上げる意識というのは定着していて、
それはいい傾向なのではないかと思います。
チームとしての意識の土台ができあがってきて、
ここからは得点への形をさらに深めていくことになると思います。
昨期のジェフは、どんな相手でも自分たちのサッカーをぶつけていくようなサッカーであったように思いますが、
今年は相手に合わせ、カスタマイズした柔軟なサッカーをしているように思います。
意識があってきた土台がベースになり、
さまざまなバリエーションを持つことで、どのゲームでも相手の良さを消し、自分たちの優位性を出していけるサッカーが近づいてきたように思います。
この調子で、チーム意識をしっかり定着させ、
ふところ深いサッカーを作り上げていってほしいと思います。
さて、ジェフは4連勝をあげ、
次節は、J2で初対戦となる長崎との対戦である。
遠隔のアウェイであり、
選手たちも準備が大変なゲームとなるだろう。
相手も相当な警戒を持って、
ゲームに臨んでくるだろう。
しかし、そんなゲームだからこそ、
しっかりしたスカウティングとそれによる戦術の準備、
さらにコンディションを最高に持っていくことが望まれるだろう。
遠い敵地でも戦えるよう、
的確な準備をすすめ、相手から初勝利をあげ、連勝を継続しよう。
がんばれジェフユナイテッド
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こんにちは。
ジェフの勝利で家庭円満が続いています(笑)
いやぁ、途中苦しい展開はありましたが、前への気持ちはより強く感じました。
大岩くんも勇人選手も得点のにおいのする動きがありましたしね。
今度の長崎戦も厳しい試合になりそうですね。
お昼のキックオフ、あんまり暑くならないでほしいですね。
by WAON_WAON (2013-05-21 16:20)
>WAON_WAONさん
こんにちは!!
ジェフが勝つと一週間楽しい気分で過ごせますね!!
ここからは毎週楽しい気分でいきましょう。
ヨネはいつも通り前に出てきてましたし、大岩くん、勇人と飛び出してシュートの場面が多かったですね。ゴール前で飛び出た選手が絡んでいくと、やはり相手も混乱してゴールに結びつくような感じがします。積極的にどんどんいってほしいですね。
今日が暑いので、長崎の13:00キックオフはきつそうな感じがありますね。両軍同じ環境なので、しっかり準備して、勝ち点を持ちかえって欲しいなあと思います。
ではでは。
by nuruinu (2013-05-21 16:36)