バランスの悪いゲームになってしまいました【2012年J2第36節 vs愛媛戦@ニンスタ】 [レポート(2012)]
どうも、わたしです。
即レポの方にも書きましたが、
アディショナルタイムの失点が問題というわけでなく、
試合全体を通してボールホルダーに寄せられなかった守備に問題があると思います。
また、その寄せられないというところには、
全体のバランスの悪さが影響したのではないかと思います。
試合を簡単に振り返ってみます。
ジェフは4-4-2、愛媛は前節から試している3-4-3の布陣で試合に入った。愛媛は予想されたよりラインを高くし、プレスをかけてくる守備。ジェフも中盤で応戦し、ボールを縦に入れる。前半11分、中盤のクリアボールを深井がチップキックで中央に入れると兵働がさらに浮かせてつないだボールが裏に抜け、走り込んだ荒田が決め、先制に成功。その後ジェフは、後ろに引き、ブロックで守備を固めるが、サイド中心に愛媛の攻撃にさらされるがなんとか1-0で前半を折り返した。後半に入りゴール前でしのぐ展開が続くが、65分、ゴール前へのロングボールをゴール前でポストされ、FW有田に押し込まれ失点。やや劣勢の中苦しい展開となったが、すぐの69分兵働がFKを直接決め、リードすることに成功。岡本のスーパーセーブもあり、逃げ切りを模索したが、アディショナルタイムにアーリークロスをふたたびFW有田に押し込まれ、2-2で引き分けたゲームとなりました。
思うところを書いていきたいと思います。
①バランスの悪いゲームになってしまいました。
即レポの方に書きましたが、
先制後、ブロック守備を固める戦術をとったジェフは、
後方で固めるものの、相手ボールホルダーへの寄せが甘かったため、
フリーで、ロングボールをゴール前に入れられたり、サイドチェンジを相手ウイングバックへ通されたりで、
精度高く攻められたことから、
ゴール前は常に厳しい競り合いを続け、
ついには2失点をあびてしまいました。
問題点を考えていこうと思います。
まず、先制したことで、ジェフは守備的に戦う選択をしたと思いますが、
それ自体は間違いではないと思います。
アウェイですので、
1点を守りきるサッカーというのは、悪くないと思います。
ただし、即レポにも書いたとおり、
相手のボールホルダーを空けて、後ろに引くことは、
相手のやりやすい戦術に合わせてしまったように思います。
そういう意味で、
ボールホルダーに寄せきれずに、下がってしまったことが、問題点としては第1だと思います。
この問題に対し、寄せる以外で、対処するとすれば、
相手は3バックを選択していたことから、サイドの人数は薄いので、
できるだけ高い位置でプレーして、相手のサイドを押し下げ、5バック気味にプレーさせる時間を長くすることだったと思います(これはスカパーの解説でもありました。)。
ここで出てきたのが、
智と、藤田の不在という問題。
ジェフが、シンプルに相手を押し下げようとするには、
①後方からロングボールをあげ、FWを走らせて、前線でボールを収めている間に押し上げるというのが、
手っ取り早く、
次に、②後方からショートパスをつないで、
全体的に少しずつ上がっていく、というやり方です。
①では、ロングボールの精度と、前線での競り合う力が、
②でも、後方からのパス出しと、前線での安定した起点が必要ですが、
ここに、藤田と智の不在が効いてしまったように思います。
①のようにロングボールで押しあげるなら、FW荒田・深井というコンビなら、裏にうまく抜けるか、
中盤も押しあげて、セカンドボールを抑えなければいけなかったが、
中盤の押し上げの部分とセカンドボールを抑える部分が、うまくいかず、
ジェフは②のように後方からつなぐ選択をしましたが、
落ち着いた起点がなかなかできず、ずっとヤザが下がってきてプレーすることとなり、
なかなか高い位置までボールを運ぶことができなかったように思います。
そのため、ジェフ側とすれば、
悪いところもはっきりしているのに、選手の不在という理由から強気の対策が取れず、
前線でうまく起点が作れないので、前に出ることもできず、
押し込まれ、相手のやりやすいように試合を運ばれてしまった、
なんともバランスの悪いゲームになってしまったのかなあと思います。
ケガのメンバーが不在というのは、どうしようもない問題ですが、
それで弱気になる必要はなく、
対策というのもやりようがあると思いますが、
それが、チームプレーの部分。
攻撃守備共に、前線、後方での起点がいなくなり、
中盤でのつなぎや寄せる守備が停滞してしまったのなら、
チームプレーで中盤から圧力をかけ、
チームプレーでスペースを作り、つないでいくことというのも、
また、できるはずです。
どうしても、個の力というのは、サッカーでは重要ですが、
足りないところを全員で補う、チームプレーを見せてほしいと、
思います。
さて、
ジェフは2試合続けて、アディショナルタイムに失点し、
勝利を逃した。
勝利を目前に、失点をするというのは、
落胆も大きい。
わたし自身は、録画でのテレビ観戦であったが、
スカパーの画面からは、
失点後、すぐに姿勢をただし、手をたたきながら、もう一点取るぞと、
コールに入ったサポーターの姿が映し出された。
アディショナルタイムが過ぎての失点に、落胆せず、
気持ちを切り替えたゴール裏のサポーターたちは、
台風で開催がわからないのに、愛媛に参集した、
最精鋭のつわものたちである。
われわれは落胆している場合でなく、
彼らに続かなくてはいけない。
厳しい状況でも、気持ちを切り替え、
残り時間が短くとも、勝利を、そして優勝を目指して、戦いぬかねばならない。
われわれも落胆せず、最精鋭たちのあとに続き、
全力で戦い抜こう。
あきらめなければ、何かが起こる。
その何かを過去に起こしてきたのは、われわれジェフユナイテッドだ。
あきらめてしまい、何かを起こしていけないというのは、
ジェフらしくない。
気持ちを切り替え、
最後まで全力で戦い、昇格をそして優勝をもぎ取っていこう。
がんばれジェフユナイテッド。
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即レポの方にも書きましたが、
アディショナルタイムの失点が問題というわけでなく、
試合全体を通してボールホルダーに寄せられなかった守備に問題があると思います。
また、その寄せられないというところには、
全体のバランスの悪さが影響したのではないかと思います。
試合を簡単に振り返ってみます。
ジェフは4-4-2、愛媛は前節から試している3-4-3の布陣で試合に入った。愛媛は予想されたよりラインを高くし、プレスをかけてくる守備。ジェフも中盤で応戦し、ボールを縦に入れる。前半11分、中盤のクリアボールを深井がチップキックで中央に入れると兵働がさらに浮かせてつないだボールが裏に抜け、走り込んだ荒田が決め、先制に成功。その後ジェフは、後ろに引き、ブロックで守備を固めるが、サイド中心に愛媛の攻撃にさらされるがなんとか1-0で前半を折り返した。後半に入りゴール前でしのぐ展開が続くが、65分、ゴール前へのロングボールをゴール前でポストされ、FW有田に押し込まれ失点。やや劣勢の中苦しい展開となったが、すぐの69分兵働がFKを直接決め、リードすることに成功。岡本のスーパーセーブもあり、逃げ切りを模索したが、アディショナルタイムにアーリークロスをふたたびFW有田に押し込まれ、2-2で引き分けたゲームとなりました。
思うところを書いていきたいと思います。
①バランスの悪いゲームになってしまいました。
即レポの方に書きましたが、
先制後、ブロック守備を固める戦術をとったジェフは、
後方で固めるものの、相手ボールホルダーへの寄せが甘かったため、
フリーで、ロングボールをゴール前に入れられたり、サイドチェンジを相手ウイングバックへ通されたりで、
精度高く攻められたことから、
ゴール前は常に厳しい競り合いを続け、
ついには2失点をあびてしまいました。
問題点を考えていこうと思います。
まず、先制したことで、ジェフは守備的に戦う選択をしたと思いますが、
それ自体は間違いではないと思います。
アウェイですので、
1点を守りきるサッカーというのは、悪くないと思います。
ただし、即レポにも書いたとおり、
相手のボールホルダーを空けて、後ろに引くことは、
相手のやりやすい戦術に合わせてしまったように思います。
そういう意味で、
ボールホルダーに寄せきれずに、下がってしまったことが、問題点としては第1だと思います。
この問題に対し、寄せる以外で、対処するとすれば、
相手は3バックを選択していたことから、サイドの人数は薄いので、
できるだけ高い位置でプレーして、相手のサイドを押し下げ、5バック気味にプレーさせる時間を長くすることだったと思います(これはスカパーの解説でもありました。)。
ここで出てきたのが、
智と、藤田の不在という問題。
ジェフが、シンプルに相手を押し下げようとするには、
①後方からロングボールをあげ、FWを走らせて、前線でボールを収めている間に押し上げるというのが、
手っ取り早く、
次に、②後方からショートパスをつないで、
全体的に少しずつ上がっていく、というやり方です。
①では、ロングボールの精度と、前線での競り合う力が、
②でも、後方からのパス出しと、前線での安定した起点が必要ですが、
ここに、藤田と智の不在が効いてしまったように思います。
①のようにロングボールで押しあげるなら、FW荒田・深井というコンビなら、裏にうまく抜けるか、
中盤も押しあげて、セカンドボールを抑えなければいけなかったが、
中盤の押し上げの部分とセカンドボールを抑える部分が、うまくいかず、
ジェフは②のように後方からつなぐ選択をしましたが、
落ち着いた起点がなかなかできず、ずっとヤザが下がってきてプレーすることとなり、
なかなか高い位置までボールを運ぶことができなかったように思います。
そのため、ジェフ側とすれば、
悪いところもはっきりしているのに、選手の不在という理由から強気の対策が取れず、
前線でうまく起点が作れないので、前に出ることもできず、
押し込まれ、相手のやりやすいように試合を運ばれてしまった、
なんともバランスの悪いゲームになってしまったのかなあと思います。
ケガのメンバーが不在というのは、どうしようもない問題ですが、
それで弱気になる必要はなく、
対策というのもやりようがあると思いますが、
それが、チームプレーの部分。
攻撃守備共に、前線、後方での起点がいなくなり、
中盤でのつなぎや寄せる守備が停滞してしまったのなら、
チームプレーで中盤から圧力をかけ、
チームプレーでスペースを作り、つないでいくことというのも、
また、できるはずです。
どうしても、個の力というのは、サッカーでは重要ですが、
足りないところを全員で補う、チームプレーを見せてほしいと、
思います。
さて、
ジェフは2試合続けて、アディショナルタイムに失点し、
勝利を逃した。
勝利を目前に、失点をするというのは、
落胆も大きい。
わたし自身は、録画でのテレビ観戦であったが、
スカパーの画面からは、
失点後、すぐに姿勢をただし、手をたたきながら、もう一点取るぞと、
コールに入ったサポーターの姿が映し出された。
アディショナルタイムが過ぎての失点に、落胆せず、
気持ちを切り替えたゴール裏のサポーターたちは、
台風で開催がわからないのに、愛媛に参集した、
最精鋭のつわものたちである。
われわれは落胆している場合でなく、
彼らに続かなくてはいけない。
厳しい状況でも、気持ちを切り替え、
残り時間が短くとも、勝利を、そして優勝を目指して、戦いぬかねばならない。
われわれも落胆せず、最精鋭たちのあとに続き、
全力で戦い抜こう。
あきらめなければ、何かが起こる。
その何かを過去に起こしてきたのは、われわれジェフユナイテッドだ。
あきらめてしまい、何かを起こしていけないというのは、
ジェフらしくない。
気持ちを切り替え、
最後まで全力で戦い、昇格をそして優勝をもぎ取っていこう。
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2012-10-02 00:03
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