SSブログ

強気のチームと弱気のチームの対戦が結果に【2012年J2第34節 vs北九州戦@フクアリ】 [レポート(2012)]

ジェフ0-3北九州



どうも、わたしです。


昨日のゲームは、序盤2分での失点と退場劇で、

イレギュラーな感じの試合となってしまい、

書くかどうか迷ったんですが、書いていこうと思います。


内容を簡単に振り返ります。



序盤からジェフ、北九州ともに中盤で激しくボールを奪うと最終ラインへボールを入れていく攻撃を見せるが、ジェフの最終ラインがなかなか落ち着かない。前半2分にビルドアップのボールを自陣内で奪われると、最終ライン前の端戸につながれ寄せる前にシュートされ失点。前半3分にもロングボールの対応ミスで決定機を作られるなど北九州に狙われた。前半6分には良太がつなぐところを後ろから狙われ、倒して退場となった。このFKを決められ2失点となった。10人となったジェフは北九州の守備の間を縫ってパスをつなぎ攻撃に転じ、多くの決定機も作り、人数のハンデを感じさせない戦いを演じたが、得点をあげることはできず、逆に隙を突かれ3失点目を献上し、0-3となったゲームであった。



思うところを書いていきたいと思います。



①強気のチームと弱気のチームの対戦が結果に



ジェフは、前半2分に最終ラインからのビルドアップのボールを後ろからのチェックにより奪われ、

FWにつながれ、寄せる前にシュートされて、

あっという間に失点してしまいました。



これは、技術云々というよりは、

メンタルの部分ではないかと思います。




北九州は連勝で強気にどんどんアタックをかけられるメンタルであったところに、

ジェフは、先週金曜日の富山戦の敗戦でディフェンスラインを変えて、弱気になっているところを、

ばっちり突かれてしまったと言えるでしょう。



ジェフは、6月の鳥取戦で同じような開始1分のゴールを記録していますが、

やはり6連勝を絡めていたジェフと、直前3試合で12失点していた鳥取の試合でした。



調子の悪いチームは、何とかしようと、後方からもつなぐことを考え、

思い切りクリアもできないのでしょう。




強気のメンタルで攻めるチームと、弱気のメンタルで守るチームが当たると、

こういうことが起こりうるのだと思います。



つまり、誰が悪いということではなく、チーム全体の気持ちの問題で、

こればかりは時間をかけても解消していくほかないでしょう。



常に後ろを意識していれば、

攻撃もなかなかできません。



メンタルの部分は、どうすれば、という答えがなかなかはっきりしませんが、

まずはゲームの中で、小さなノルマをしっかりこなすようにし、達成することを積み重ねていくことでしょう。


これには、ミスした選手も参加し、乗り越えていかなければならないでしょう。



ミスした選手にもチャンスを与えられるかどうか、これはチームとしての冒険ですが、

ミスした選手を外してしまって乗り切ればよいというのは、



このメンタルを克服できたことにはならないでしょう。



この弱いメンタルをチームとして乗り越えていくことが、

課題といえるでしょう。




②運動量をみせたパスをつなぐ攻撃



退場で1人減ったジェフは、攻撃に転じますが、

がっちり引いてカウンターというだけではなく、

比較的人数をかけた攻撃を展開しました。



そのなかで、見せたのは、

しっかりしたパスサッカー。



相手はリードし、ディフェンスの寄せが甘かったというのもありますが、

11人の北九州がしっかり陣形を整えているところに対し、



ディフェンスとディフェンスの間にジェフの選手が入り込み、

ディフェンスが寄せる前につなぎ、

ボールを進めていく攻撃が見られました。



これにより相手はやや中央を固めるようになり、

右サイド、左サイドを崩しての決定機を作ることにつながったと思います。



多くの選手が、前に後ろに守備と攻撃で運動量豊富に走り、

また相手の陣形の間に、しっかり入り込む動きを見せたことで、

人数が少なくても、きれいな攻撃を見せることにつながったと思っています。



この動きは、

次節以降11人で戦うときにも観たい攻撃。



スタミナへの負担もあるでしょうが、

運動量豊富な動くサッカーを突きつめていってほしいと思います。




③魅せた櫛野のスーパーセーブ



失点のある試合なので書きにくいですが、

ジェフの誇る守護神、クッシーが、

多くのスーパーセーブを見せてくれました。



多くの場面で打たれたシュートに対しゴールマウスを守ると、

73分ごろには、端戸のシュートを横っ跳びではじくと、ボールはポストに当たりゴールマウスを逸れ、

ぎりぎりのセービングも見せてくれました。



きびしい試合でも気迫の守備を見せてくれ、

本当に頼りになる選手といえるでしょう。


岡本とのレギュラー争いも激しいですが、

まだまだこれからも素晴らしいセービングを見せてほしい選手です。





さて、ジェフは、

フクアリでの試合で連敗を喫した。




他のブログさんを読ませていただいたが、

昨年までの夏の失速を思い出すサポーターも多く、

多くのサポーターが、弱気になっているようだ。



前述のとおり、弱気は強気のチームの餌食になるだけである。



われわれは、自分たちを信じ、

強気を取り戻し進んでいかなければならないだろう。




敗戦に対し、

誰かに責任を押し付けるのではなく、

自分の力で変え、切り開いていくのが、チームのための行動だろう。



文句を言うだけでは、足を引っ張ってしまうのだ。




われわれサポーターは、

チームの一員である。




チームの一員としての自覚を持ち、

チームを盛り上げ、この状況を切り開くための行動を起こそう。



今こそ、

WIN BY ALLの精神が試される時だろう。



がんばれジェフユナイテッド。




にほんブログ村 サッカーブログ ジェフユナイテッド千葉へ   ブログランキング・にほんブログ村へ
  にほんブログ村     にほんブログ村

nice!(0)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 0

コメント 4

はっすぃ~

nuruinuさん、こんにちは。

先日は前半途中からテレビの前で固まったまま観戦してました。
圭二の飛び込みも、荒田のオフサイドとなったゴールも、竹内のバー直撃のシュートも、どれも可能性を感じるプレイだったけど、入らないときはホントに入らないものだなぁ…。
かなりヘコたれてましたが、nuruinuさんのポジティブな視点を拝見して、私も顔を上げて次節に挑もうと思います。
某大人気漫画で「諦めたらそこで試合終了ですよ」って言ってましたし。。

ただ、個人的に櫛野の部分だけは同意できないんです。
確かに端戸のシュートをはじいた辺りは素晴らしいと思いますが、この試合に限らずここ数試合のパフォーマンスを見るとウ~ンと思ってしまうことが結構あって。
思い返せば、DFラインが突破されても岡本の飛び出しやスーパーセーブで助かったシーンが結構あって、岡本がいるから大丈夫と思っていたのですが、櫛野の場合そこまで安心して見てられないんです。
鳥取戦だったかな、ペナルティエリアギリギリのハイボールを飛び出すのか飛び出さないのか中途半端になってやられた試合があったと思うのですが、ああいうのを見ると同じようなボールが来るとちょっと心配になります。

nuruinuさん、及び、櫛野ファンの皆様、ゴメンなさい。
あんまり個人のことをどうこう言うのは好きじゃないのですが、岡本と比較するとちょっと物足りないかなと思い書いてみました。

nuruinuさんの「文句を言うだけでは、足を引っ張ってしまうのだ。」を心に焼き付けて、不満はこれでおしまいにします。
次節はすっきり勝って、笑顔で語り合いたいですね。
by はっすぃ~ (2012-09-19 12:51) 

たるみづき

コメント失礼します。

私もメンタルの差が、そのまま勝敗を分けたと思います。
北九州の1点目のミドルシュートは、北九州の勢いをそのまま表していたのではないかと。
良太君の退場シーンでも、やはり勢いがあるからこそ、あの早い時間帯にあそこまでハイプレスに出て来れたと思います。
逆に千葉は、連敗は許されない、でも先制点を取られた事によりちょっと消極的になってしまったのかもしれませんね。
竹内選手の気迫の籠もったボレーシュートが決まっていれば・・・なんて思ってしまった試合でした。

連敗しようが、3点差で負けようが、次の試合はすぐにやってきます。
1分1秒を無駄にしない様に選手やスタッフには準備して貰いたいです。

今こそWIN BY ALL!!
by たるみづき (2012-09-19 13:28) 

nuruinu

>はっすぃ~さん
こんばんは!!

そうです、安西先生も言っていたように、あきらめちゃいけません。われわれがそう言われたら、「先生、ジェフの応援がしたいです・・・・」と応えるでしょう。まだまだ行けると思うので、どこまでも行きましょう!!

櫛野については、言われてみると、持ち味である飛び出しはちょっと甘いような気もしてきました。今節の混乱の試合の中で、1点モノのセーブを多く魅せてくれて、最後まで気迫をもってプレーしてくれたので、そのへんの評価だと思ってお読みいただければと思います。大久保、慎之介も含め、GK争いも混戦です。若手にも期待しつつも、生え抜きベテランががんばっているのも嬉しいものです。

次節東京Vは、今節どん底から勝利をあげました。ジェフと生き残りをかけた決戦になりますね。おそらくヴェルディも前からプレッシャーをかけてきて、ガンガンにCBにアタックしてくると思います。逆にジェフ側は、東京Vの弱点を握れるような動きを今節見せることが出来たと思います。詳しくはプレビューで書きたいと思いますが、時節のフクアリで相手の弱いところをついてしっかり勝利する、強いジェフが見られるよう期待したいと思います。

ではでは。
by nuruinu (2012-09-19 20:55) 

nuruinu

>たるみづきさん
こんばんは!!

まさにおっしゃるとおりで、良く考えれば北九州もあの高い位置に何人も置いておいて全体を間延びさせて戦うのは結構リスクだったと思います。それだけのリスクが冒せるだけの心理状態だったのでしょうね。

おっしゃるとおり、退場後は、竹内をはじめ、多くの選手の気迫を感じることのできたゲームでもありました。プレッシャーがありいい方向に転がっていないのはもどかしいですが、選手達は誰もが真剣だと思います。
さらに真剣になるべきなのか、肩の力を抜くべきなのか、なんとも難しいところではありますが、サポーターがするべきことについても考えていかないといけないのかもしれません。プレッシャーをかけるべきか、励ますべきか、傍観か、批判か。それぞれのサポーターが選手達の立場で考えて、全力でやることが大事かもしれませんね。

まさに今こそ、WIN BY ALLです。

がんばっていきましょう!!

ではでは。
by nuruinu (2012-09-19 21:03) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。