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3バックに代えた効果と課題【2012年J2第30節 vs岐阜戦@長良川】 [レポート(2012)]

ジェフ0-0岐阜


どうも、わたしです。



この岐阜戦は、スコアレスドローに終わりました。

ジェフは、システム変更をしメンバーもターンオーバーでチェンジしたものの、

前半にシュート6本、後半に2本と、後半はやや停滞しましたが、

前半の好調と、後半の停滞から、今後の活路が見えてくる、

そんな引き分けになったのではないかと思っています。




内容を簡単に振り返ります。


中2日となったゲーム、ジェフは3-4-3にシステム変更し、スタメンを5人入れ替えた。岐阜もワンボランチの4-1-4-1に変更してのゲームとなった。前半はジェフがボールを握りパスを回すが、岐阜は深く守りなかなか攻めさせない。それでもジェフは30分、36分など右サイドを起点に中央で決定機を作るが決めきることはできなかった。後半、岐阜はプレッシャーを強め、逆にジェフは疲れが見え始めると、ジェフのパスは前に入らなくなり、岐阜のカウンターが増える。後半は両軍とも下がっての守備を優先し、結果スコアレスドローとなった。



思うところを書いていきます。





①3バックに代えた効果と課題



ここ数戦、守備を固めてくる相手にいい形が作れず、

後半カウンターをあびる試合が続いていましたが、

嫌な流れを変えるべくこの3バックのシステムが導入されたと思います。



このシステムの導入は、課題も残るところではありますが、

今後の試合への活路につながるのではないかと思っています。



まず、効果があったと思うのは、

守備面。



中盤で奪われて、カウンターをあびる場合での、

ケアがしやすいシステムになっているのではないかと思います。



4バックの場合、一見、守備の人数が多いように思いますが、

両サイドバックは、かなり高い位置をとっていて、

ジェフは自陣にCBの2人しかいないことが多く、

カウンターをあびれば、2人で対処したり、サイドから抜けられればケアできない状況で、

失点は少ないにしても、DFに負担が大きかったように思います。



それに対し、3バックでは、実質守備が一人増えた状況ができ、

開いて展開することで、左右のDFがサイドをケアし、相手のカウンターのチャンスをうまく消すことができたと思っています。



そのため、前半は岐阜のMF染谷、地主園をうまく消すことができましたが、

後半、4バックに戻し、運動量も落ちたことから、その2人にかき回される状況ができたのではないかと思っています。



さらにジェフは、ウイングバック、ボランチも守備参加すれば、かなり硬い陣形も作れることから、

この3バックへの変更は、中盤で奪われた際の守備対応が光ったように思います。




攻撃面では、両ウイングバックは、その分、比較的守備を気にせずサイドで動くことができ、

サイドからの攻撃も、スムーズに行っていたのではないかと思います。



ウイングバックと近い位置をとる、兵働がフォローすることで、

サイドからの起点というのが多くでき、

前半はチャンスを作れたと思っています。



いい形があったのは、前半36分で、

まず後方のサトケンから、大きく開いた右サイドの隊長にいいボールが入ります。



右サイドの高い位置に一気にいいボールが入ったので、

岐阜ディフェンスラインは、一気に下がり、

ジェフは押し上げることができました。



坂本はディフェンスが下がり空いたスペースに一度戻し、竹内、大介とつなぎ、

中央に入ったところでは、

相手DF4枚と、ジェフの攻撃陣4枚が、ペナルティエリア内で、並ぶ状況ができていました。



ここで、ペナルティエリア外まで引いてきたロボに入れ、ロボが大介に戻し、前を向いた大介がスルーパスをゴール前に入れましたが、

飛び出した荒田は、ゴールに押し込むも、オフサイドとなったシーンでした。



こういったように、サイドに大きく展開し、相手ディフェンスを大きく下げて、ゴール前でスペースができるような展開ができれば、

中央でも仕事がしやすくなり、得点につながっていくのではないかと思います。



課題としては、櫛野のコメントにもありましたが、

前線の動きの少なさと、連動性ではないでしょうか。



このシステムは、守備に人数がいき、サイドに大きく張った結果、

今まで以上に中央に人がいない状況になってしまいます。



兵働がサイドやワントップのフォローをしていた前半は、

縦パスが入ったときに前を向ける選手もできて、攻撃が機能しましたが、

後半は疲れも出て、多くの選手は前を向くことができず、

攻撃が停滞しました。



どうしても中央で縦パスを受ける選手と、フォローする選手が必要なので、

ワントップが下がってきて受ける動きが必要になるでしょうし、

それをフォローするのに、ボランチが上がっていくか、兵働がサイドとワントップと両方フォローすることになるのか、

ワントップの選手と、兵働と、ボランチの選手が、負担感が増したのではないかと思います



どうしても中盤で前を向く動きができなければ、

先ほどのいい攻撃のような、相手を一気に下げさせるようなサイドへの展開もできませんし、

ゴール前にスペースを作ることもできません。



つまり、いい攻撃をしていくために、

縦パスを受けに行く選手とフォローする選手、さらにサイドへ展開する選手らが、

よく動きながら起点を作り、

さらに連動してチャンスを作っていかなければ、いけないということでしょう。



ジェフの選手たちも、その辺はよくわかっていて、

櫛野のコメントにも出てきたのではないかと思っています。





なんとなくですが、

その辺の、いい部分と、課題が、わかっていて、

それに合わせた選手を使ったり、選手がシステムの良さを引き出したりすれば、




この3バックのシステムというのは、

いいシステムになっていくのではないかと思います。




特に、攻撃陣には、新加入選手も入り、

いろいろな個性が、ジェフにはあります。



前線の負担が増すシステムとはいえ、

4バックの時よりも、前線の選手の個性を引き出すことが可能なシステムにも見え、

多くの前線選手が入ることにより、いい形を作っていくことも可能だと思います。



この3バックのシステム、

絶対的な救世主とまでは行かなくても、

終盤戦のジェフの戦いにとって、

大きなプラスになっていく、オプションではないかと思います。






さて、ジェフはアウェイ2連戦で結果を残すことはできなかったが、

今後への可能性を感じさせるゲームを演じた。



次は、ホーム戦である。



岐阜にも多くのサポーターが駆けつけてくれたが、

ホームでは、より強い団結とサポートが可能だろう。



選手、クラブ、サポーター、

誰もがホームでの勝利を願っている。



その願いを、しっかり形にできるように、

実現させていこう。



選手たちだけに任せず、

ジェフに関わるみんなが、一丸となって、

変えていこう。



がんばれジェフユナイテッド、



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コメント 2

秋津蜻蛉

nuruinuさん
こんばんは。
3バックだと大岩がちょっともったいないかもなぁ~って気もしました。良太や慶じゃダメですかね?
じゃあ大岩どこで使うのって話になっちゃうんですが…。うーん…。監督って大変だなぁ。

ワタシの妄想では……
次節千葉、横浜、栃木、岡山のプレーオフもうちょい組が揃って勝ってJ2ますますカオス状態。
妄想はまればもう一山も二山もある!!
次節万が一負ければプレーオフ挑戦権を水戸に譲ってうちは終戦!!
勝つしかない!!

妄想です。
by 秋津蜻蛉 (2012-08-24 02:38) 

nuruinu

>秋津蜻蛉さん
こんばんは!!
選手は迷いますねえ~。贅沢な意味で。今節、サトケンの代役がどうするかというところで、まずは楽しみ満載です。わたし的には、智、竹内、真ん中に隊長リベロで、両翼に大岩、峻希、ボランチに慶、大介とかも面白いと思っています。こういうときだからこそ、大胆に行くのもまた楽しみです。

J2戦線はもうひと波乱確実にあるので、ジェフは全くこれからだと思います。横浜FCと栃木はプレーオフどころか2位もありだと思いますし、あとの所はどこが勝ち残るかかなり微妙です。調子を落としたのが最終戦付近でなく今だったのはむしろ良かったことだと思いますし、ここからあげあげでいきたいですね!!

ではでは。
by nuruinu (2012-08-25 00:33) 

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