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縦への意識がこじ開けた【2012年J2第26節 vs岡山戦@カンスタ】 [レポート(2012)]

ジェフ1-0岡山


どうも、わたしです。


非常に暑い気候の中の試合でしたが、

ジェフも岡山も、足を止めず、

必死に戦ったゲームになりました。



ジェフは、前節での一瞬の隙からの敗戦を糧にし、

課題をうまく実践したゲームになったと思っています。




試合の流れを簡単に書いていきます。



序盤、ジェフは鋭い出足からセカンドボールを制しポゼッションを高め、パスを回す。岡山はボールの入り先で激しくプレッシャーをかけ、カウンターを狙った。ジェフが揺さぶりを続けると、徐々に岡山は引いて守る意識が強くなりプレスが弱くなると、25分に右サイド大岩、大塚と経由し上がったクロスに兵働が合わせ先制した。前半は岡山のプレスが掛からずジェフペースで進む。後半岡山はプレスを再び強めセカンドボールを奪うと、サイドを起点に攻撃に転じる。ジェフはGK岡本の負傷で、櫛野が緊急出場するアクシデントもあり、守勢に回る。ピンチを迎えるが、最後まで粘り強く守ったジェフが逃げ切り、1-0の勝利となったゲームでした。


思うところを書いていきます。


①縦への意識がこじ開けた



ジェフは、前節、

ポゼッションで圧倒するも、個人技で突破を許し失点し、

堅い守りをこじ開けられず、0-1で敗戦。



今節は、守備の堅い岡山が相手であることもあり、

前節の課題をもって臨んだ戦いであると言えたでしょう。



ディフェンスについては、裏への飛び出しや突破で抜かれないよう、

細心の注意を払い、

また、強引にこじ開けられることが無いよう、しっかり足を出して、

ボールをかき出して、カウンターでの相手の攻撃を遅らせていたように思います。


また、攻撃については、サイドチェンジを豊富に入れつつも、

縦への意識を強く感じました。


前半の序盤、ジェフは、ポゼッションを高め、無理せずボールを回し、

サイドから崩すケースが多かったです。


また通らないとしても、縦へ果敢にパスを入れ、

相手選手と激しく競り合い、戻すケースも見られました。


これに対し、岡山は、

ジェフのサイドチェンジにより、プレスがうまくかからなくなってきて、

内に絞り、守備を固めるようになっていったと思います。


ここで岡山は、内に絞るだけでなく、ボールホルダーへのプレッシャーも少し弱まり、

ジェフは、後方で前を向いて持てるケースが増えました。


ジェフはここを見逃さなかった。



岡山は、内に絞り下がって構え、プレスも弱まったので、

相手ラインの前のスペースに、早い縦パスが入るようになります。



先制の場面では、相手が5バック気味に最終ラインを作り、ペナルティエリア付近に内に寄って陣を敷いいたが、

すぐ前のスペースに、ジェフは、兵働、ロボ、深井、大塚と4人が内に絞って並んだ状態となり、

そこにサトケンから鋭い縦パスが深井に入ってきました。


相手は、下がって固めるので内寄りに下がっており、

ジェフは、深井からロボにポストし、ロボから大きく空いた右サイドに走り込んだ大岩くんに展開することになります。


フリーとなった大岩くんが持つと、

ジェフはゴール前に4人が入り込む状態となり、

ロボにマークが集中しラインが下がる中、

引いたところで受けた大塚君、さらに、相手ディフェンスより引いたところの兵働が決めて、

先制につながりました。



ここで、先制につながった流れというのは、

相手が下がったことに乗じ、しっかり中央に多い人数が入り、

そこに縦パスをしっかり通したところだと思います。



またそこまでの過程で、サイドチェンジで揺さぶりつつも、

縦パスと、裏へのパスを使い、

縦への意識を持った攻撃を繰り返してきたからこそ、

相手の守備が慎重になり、下がったと言えると思います。



甲府戦では、サイドチェンジが少なく、

また、この縦への意識が継続しなかったことが、

課題の一つだと思いますが、

その課題をしっかり意識して、攻めたと言えるでしょう。



この意識を常に持って、

攻撃をしていけば、相手は崩れていく可能性というのが、

増えていくでしょう。


今節のようなサイドチェンジと、縦への意識を持って、

今後も、堅いゴール前をこじ開けていってほしいなと思います。



②先発ロボという選択も合格点


ジェフは、先発に、

前節途中出場でジェフでの初出場を果たしたリカルドロボ選手を起用しました。



わたしが意外だったのは、

藤田を外し、ロボを入れた布陣でした。



ジェフの攻撃が、というかチーム自体が、

藤田の起点となる力と運動量をベースに作られているように思っているので、

藤田を外すというのは意外でした。



ロボの先発があるとすれば、

藤田、ロボというコンビかなと思っていました。




しかし、

深井とのコンビというのも、及第点以上のものがあったと思いますし、

ジェフの新しい選択肢を作ってくれたと言っていいと思います。



前半の36分にも見られたように、

相手のペナルティエリア内で、ロボと深井がそれぞれボールをキープし、

相手ゴールに迫るなど、



ペナルティエリアに近いところで、

ボールに触りコントロールする時間が長かったと言えると思います。



つまり、

岡山のようにしっかり守りを固め、ゴール前に人数がいるようなチーム相手には、

ゴールに近いところで収めていける可能性のある、

ロボ、深井というツートップが有効な気がします。


実際にシュート数も、

わたしの手元集計で、ロボが6本と、圧倒的なシュートを放っています。



そのため、サイドハーフには大塚君を起用するなど、

中盤から下では、

パスを回してしっかりボールをポゼッションできる布陣となっているのではないかと思います。



これに対し、

固めてこずに、選手個人の力でしっかり守ってくるチームには、

高さもあり、運動量も多く、ポストの起点になれる藤田の起用が有効であると思いますし、

その相方がロボという選択もできていくでしょう。



ロボの加入で、攻撃の選択肢が増え、

ゴール前を固められた際の攻撃は、可能性が増えたといえると思います。



今節は、オーロイや荒田の出番は無かったですし、

ヨネの出場も短かったですが、

彼らとのコンビも見てみたいですし、

ジェフの可能性をどんどん高めていってほしいと思います。



③最後まで切れなかった集中と、しっかりした守備


後半は、アクシデントもあり、

岡山ペースで進む時間も多かったですが、

ジェフは集中切れず、しっかりと守ったと思います。


岡山は、中盤で奪うと、

ボランチから、サイドへ一気に展開する攻撃が多かったですが、

相手の起点となる中盤には、激しくチェックが行き、

攻撃を遅らせます。


その分、ジェフの陣内に人数が揃えることができ、

ブロックを組むことができたと思います。


守備も一度陣を組んでから、ボールホルダーへ寄せていく守備で、

一度セットする分、シュートまでいかれるケースもありましたが、

しっかり陣を崩さず、シュートコースも限定していたので、

守りきることができたと思います。


暑さの中、集中力を切らさず、

最後までしっかり守りきったディフェンスは、良かったと思います。



さて、

今節、ジェフは、

甲府戦で崩せなかったゴール前を崩す為の工夫を持って、試合に臨み、

それをしっかり実践した。


縦への意識、サイドチェンジへの意識、

そして、

連敗しないための強い心を持ち続け、

戦い抜くことができた試合と言っていいだろう。



次節はフクアリで栃木と対戦するが、

6連勝と好調を見せる栃木は、どんな暑さでも激しいプレーを見せてくるだろう。


しかし、今節のゲームを自信に、

次節は、さらに激しいゲームを見せていけるだろう。



なにより次は、

ホームフクアリである。



どんな暑さにも、どんな激しいプレッシャーにも、

サポーターが後押しし、

跳ね返していこう。



ここから、暑さのピークを迎える8月は、

栃木、町田、鳥取、岐阜、水戸と、

気持ちを押し出して、暑い時こそ強いようなチームが続く。



この時期こそ、サポーターの力を発揮する時だろう。



サポーターの力で夏を乗り切り、

基盤を作ろう。



これから迎える8月を終えるとき、

ジェフは胸を張れるような場所に、

いなければいけない。



この夏こそ、

最高の夏にするために、

全力を尽くそう。



がんばれジェフユナイテッド。




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