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満足の激戦も選手たちは課題を見つけていますね【2012年J2第21節 vs湘南戦@フクアリ】 [レポート(2012)]

ジェフ1-1湘南



どうも、わたしです。



まずはJ`sGOALより、木山監督のコメントを抜粋


”まあ、勝てなかったですけど、本当に今日はスッキリ(笑)、スッキリ寝られるというか。次、この湘南と(試合を)やる時にはもっといいゲームをして勝ちたいなって素直に思える、終わったあとにそう思えるゲームでした。”



今節の試合は、走りきった激戦でした。

わたしも監督と同様の感想で、

いちサッカーファンとしても見ごたえのある試合を魅せてもらいましたし、

ジェフサポーターとしても、これだけ闘志ある試合を魅せてもらえれば、

次も必ず応援したいと思える試合だったと思います。



下にいくつか思うところを書いていきたいと思います。


まず流れをおおまかに振り返ります。



序盤から湘南が激しいプレスと惜しみない走りで前に出てくると、ジェフも主導権争いで徹底抗戦しプレスの掛け合いに。両軍ライン高くコンパクトに構え攻守の切り替えの速い展開が続く。序盤こそ湘南が押し出していくが徐々にジェフがボールを収め出す。前半の24分、中盤で大介が前を向くことに成功すると、空いている左サイドに展開。左サイドで武田がフリーでクロスをあげ、ゴール前の藤田がやはりフリーで合わせ先制に成功。ジェフは先制しボールを落ち着かせたいが、湘南の激しいプレッシャーに自由にボールを動かせない。固める意識が強くなってきた42分、湘南坂本がロングクロスを入れると、高山がラインを抜けシュート。一度岡本がはじくも押し込まれ失点となった。後半はジェフ湘南ともに中盤で激しくボールを奪い攻撃に転じるが、守備での運動量も激しいものがあり両軍痛み分けた試合となりました。


思うところを書いていきます。



①プレスをかいくぐることができれば得点につながる


先ほども上げたように、

木山監督も納得のゲームだったと思います。



自分の指揮するチームがこれだけ走ってくれたというのは、

サポーターだけでなく、監督からも喜ばしいことだと思います。



こういう試合が見られたことというのは、

結果を抜きにして素直に喜びたいと思います。



一方で、

選手たちからは、かなりの反省のコメントがありました。



”あれぐらいのプレッシャーはかわせないと上にいっても通用しない。(藤田選手)”

”前半のプレッシャーのなかでもできるようにならないといけない。(武田選手)”

”今日みたいに流れの中からなかなか得点できない試合では、セットプレーで点が取れていければ大きいと思います。(大介選手)”

”セットプレーを取るプレーはできたんですけど、そのセットプレーで点が入らないと苦しいなと思いました。(米倉選手)”


激しい試合にも、選手は多くの課題を見つけてくれたようです。



中でも複数見られたのが、

”プレスをかわす”ということと”セットプレー”



今節苦しめられたこの部分が、

やはり重要なのかもしれません。



まずプレスをかいくぐる部分について書きます。



前半のジェフの得点シーンを振り返ると、

右中盤でスローインを入れると、大介が受け、大介は縦パスを入れます。

この縦パスを勇人が相手マークを振り切りながら背負って受け、大介に戻します。


ここで、大介はフリーになり、

この試合ではほとんどなかったといってもいい、中盤でフリーで前を向いて持てる状況ができました。


ここから大きなスペースとなっている逆サイドの左に展開し、

武田がフリーでクロス、藤田がフリーでゴールという流れにつながります。



ここで、重要なのが、

やはり相手のプレスをかいくぐり大介がフリーになった部分。



プレスをうまくかいくぐれさえすれば、得点につなげる力が、

ジェフにはついてきたということを象徴するようなゴールであったと思います。



このプレスをかいくぐるアイデアと技術が、

これから必要になってくるでしょう。



今回うまく行ったケースや、湘南がやっていたのは、

ボランチの縦関係。



ジェフは、勇人が前、大介が後ろでうまくフリーの形を作っており、

縦のコンビがうまく行っていたように思います。




湘南も、ハングギョンが前に入れて、戻してもらったところでフリーになるケースが散見され、

そのようにボランチ選手を絡めた縦関係のコンビを狙っているように感じました。




ジェフも、その関係がうまく成り立つことが分かったなら、

アイデアとしてもっと取り入れていくことができるのではないかと思います。



それだけじゃなく、

相手がプレスに来た時に、うまくいなすやり方、バリエーションを、

いろいろ準備していくと、

こういったゲームも激戦にならず、落ち着いたゲームにできていくのかもしれません。



②セットプレーで決まったら、かなりいいね



選手から上がっていたのは、

セットプレーの課題。


今節、ジェフが最終ラインを突破しかかっているのを、

ファウルで止められるケースも多く、

ペナルティエリア付近でのセットプレーが非常に多かったと思います。


ヨネが言う通り、

セットプレーに持ち込むプレーができているんですが、

得点にまでなかなかいかない。



どうすればいいのかわからないんですが、



わたしが思っているのは、

こぼれ球を押し込む確立を増やすこと。



強いシュートが行けば、ある程度はゴール前でこぼれるわけで、

こぼれたボールは一定数がジェフの選手の前にこぼれてくるはずです。



これが、ジェフの選手の前にこぼれる確率と、

それを決める確率が上がればいいと思っています。



こればかりは確立をあげる話なので、

データをとればいいと思います。



右からのコーナーキックでこぼれやすいのはどこか、

フリーキックを右隅に蹴った場合こぼれやすいのはどこか、

データをとって、

そこに選手を配置することではないかと思います。



ジェフの選手の前にこぼれてくる確率が増えれば、

自然とゴールにつながるんじゃないでしょうか。



なんて、

勝手なことを言っていますが、

今節コメントに出ていたので、

選手、監督が、試行錯誤して対策を練ってくれるでしょう。



そして、期待するのは、

リカルドロボの存在。



ロボという選手は、

ゴール前の混戦で、抜群の嗅覚を持った選手だと見ています。



ジェフは、昨年は、

ロングスローからロボに決められて失点していますが、


ロボという存在で、

実は、セットプレーの決定数が上がるような気がしているのです。



セットプレーにも、

さらに注目してきたいと思います。




さて、

ジェフは監督も満足するほどの激しい試合を見せたが、

選手からは多くの反省と課題があげられた。



これだけの試合をやった選手達が、

一番悔しい結果であっただろう。



しかし、ここでの悔しさをばねに、

選手達は、

更なる成長を魅せるだろう。



いい戦いにも満足せず、

更なる成長を目指し、

練習を重ねよう。



この重ねた練習の成果が出ると一般的に言われているのが、

2ヵ月後である。



つまり優勝戦線が固まりだす、

夏の終盤である。



いまの姿勢次第で、この夏終盤からの、

優勝戦線に差が出てくるのかもしれない。



これから練習には厳しい暑さがやってくるが、

選手達は、自らを奮い立たせ、

この悔しさを跳ね返すために、

やってくれるだろう。



それは、夏の終わりごろ、

優勝戦線の中で、華々しく証明されるだろう。



がんばれジェフユナイテッド。


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