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記録に残らない戦いをこそ讃えなければいけないだろう [サッカー]

どうも、わたしです。


【JFL】日本サッカーを救った男・我那覇和樹のリスタート。「やりきる自信が出てきた」(スポルティーバ)



あの「オシムの言葉」を書いた木村元彦さんのコラムです。



コラムは、ドーピングに対するJFAの対応と、その不合理と影ながら戦った”漢”に関するもの。



内容は、ぜひ読んでもらいたいんですが、

かいつまんで書くと、

・2008年にJFA医学委員長は、FIFAなどに無いとんでもないローカルルールを制定した。

・それは「JFAに所属する選手は、ドーピング違反となる治療を受けたら、48時間以内にJFAに申請しなければならない」というもの。

・JFA所属選手全員なので、小学生なども含まれ、48時間以内に申請しなければ永久追放(正式な委員会でそのような説明があり)

・当時のJFA医学委員長は、某選手のドーピング疑惑の際にも、某選手は規定に違反していないにもかかわらず、誤った裁定をしており、それを誤魔化し自己の正当化をするためのローカルルール制定であった可能性がある。

・それを知った某選手は、私財数千万円を投げ打ち、誰にも迷惑をかけないように、国際スポーツ裁定裁判所に提訴し、ドーピングルールの改正に貢献した。

・現在は某選手のおかげもあり、そのようなローカルルールは無くなったが、某選手はその事件には口を閉ざし、後悔も誰かを批判することも無い。選手としてピッチの上で支えてくれた人々に恩返しをするという彼の意思を尊重した筆者は、このコラムではピッチ上での某選手のことを紹介する。

・某選手が所属するJFLの試合を見に行ったら、相手チームは大きいブーイングで迎えつつも、小さく「日本サッカーのためにありがとう」と声を掛けて欲しい。




某選手と、筆者の意思を尊重して、

選手名はわたしも書かないようにし、

某選手と紹介させていただきます。




この記事を読んで、

某選手の心意気に、

心を打たれました。



わたしも全部の流れを知っているわけじゃないですが、



某選手は、自身が日本代表として、そしてチームのエースとして、

一番ノリにノっているときに、件の冤罪事件があり、

選手としてのいい時期を奪われてしまった、

最大の被害者と言っていいと思う。



彼としては、事件のことを忘れて、サッカーに打ち込める環境が欲しかったと思います。



しかし、

日本サッカーのドーピング情勢の不条理を正すために、

私財を投げ打って、

戦ってくれたのです。



これをすることは、

彼にとっては、利益は小さいでしょう。



自分の免罪を晴らすといっても、

代表での地位や、選手としての最高の力を奪われたことのほうが大きいし、

パフォーマンスを戻していくことのほうが大事で、

制度改正のために人知れず戦うことに、利益など無かったと思う。



しかし、彼はその不条理と戦ってくれたのである。



それは彼にしか出来ない戦いだったからであろう。




一番、その不条理に苦悩させられた彼だからこそ、

戦うことができ、

国際スポーツ裁定裁判所やJFAですら心を動かされたのです。



彼が、人知れず戦ってくれたからこそ、

いまの子供達は安心して治療を受けることが出来るし、

サッカー選手を目指すことが出来るのかもしれません。




しかし、

そんなことがあったことというのは、

一部の人しか知らないという現実があります。



誰かがそれを知らせなければ、

讃える者もいない、

そんな孤独な戦いだったでしょう。




サッカーでは、

記録に残るものは、賞賛を受け、脚光を浴びます。


勝利、ゴール、セービング。

そんな結果を残した者たちは、光り輝き、皆から羨望のまなざしを受けるでしょう。




しかし、

そんな結果を度外視し、

人知れず戦っている者たちもいる。



そんな人々をこそ、

われわれは、

讃えなければいけないだろう。



今回、記事で紹介してくれた木村氏や、某選手について感動を受けましたが、

われわれも、記録だけにとらわれずに、



もっと大事なものに目を向けなくてはいけないでしょう。




人知れず戦った者たちの苦労を、

ねぎらい、感動し、讃える、

そんな心をもっていきたいものです。



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