主砲の一撃を反攻の合図とせよ【2011年J2第28節 vs岡山戦@カンスタ】 [レポート(2011)]
ジェフ1-0岡山
今日はすこしシンプルな記事を目指します。
いつも長すぎなので。
あと、題名は、赤い主義の人っぽい感じですけど、そんな政治思想はないので念のため。
さて、ジェフの主砲・大島が決定的な一撃を放ち、勝利となりました。
今節はなんといっても”大島”だと思っています。
プレビューでも書いた注目点に沿って書きますが、
流れを簡単に書いていきます。
試合開始直後から両チーム激しくボールに行き、落ち着かない展開であったが、
7分、スローインの返しを山口がノーマークで絶妙なクロス、ゴール前大島はDFに囲まれながらもしっかりヘッドで流し込んで、先制。
その後は、両チームロングボールの精度が悪く、パス中心の攻撃にシフトしていく中で、
ボールを無理に前に運ばないジェフが少しずつポゼッションを高める。
前半はシュート数ジェフ3、岡山1の非常に抑えた試合となっていく。
後半は、一進一退が続くが、ジェフのラインが下がり気味であるのと前線のプレスが弱いことから、
徐々に岡山がペースを掴む。
59分、プレスのかからない岡山最終ラインからのロングパスをチアゴがポストですらして、前線の妹尾へ。
妹尾から岸田へつながり決定的なシュートを放たれるが、わずかに枠をはずれた。
ここからドワイトが動き、60分に渡辺を、67分に米倉を、それぞれ村井、太田に替えて投入。
69分、米倉が右サイドの切込みから倒され、相手DFが退場したこともあり、ボールを落ち着かせることに成功していく。
その後は、前線でのボールキープを含め、クロージングしたジェフが6試合ぶりの勝利を挙げた試合となった。
注目点に沿って書いていきます。
①主砲大島の存在感はジェフを変える
個人的な今節のMOMは大島とさせていただきたい。
ヨネが決定機を決めていればヨネだったと思うくらいで、大島自身にも悪いところもあったんですが、
大島の存在感が光ったゲームだと思っています。
まず前半の得点。
プレビューでも書いたけれど、大島はマークがついていても決められるポテンシャルを示したシーンでした。
ここではクロスを上げた山口がノーマークであったこともあり、大島とタイミングの合った絶妙なクロスとなったが、
今後、大島とタイミングを合わせ、クロスを上げるシーンを作っていけば、
打つ手がない試合や劣勢な展開からでも、大島が何とかしてくれるケースが出てくると、
示したシーンでもあります。
これは流れの中での得点パターンが限られているジェフには非常に大きいカード。
相手もいやがるでしょうから、その分他選手へのマークも空いてくる。
深井、ヨネ、村井、太田らの前線選手のマークが空けば、それはすでにうちのミドルの射程圏。
プレビューにも書いた、
大島の”主砲”の一撃と、前線選手のミドルのよる”マシンガン”の併用が、相手をじわじわ苦しめていけると思います。
そして、今節の大島は、オーロイのように前に前にボールをすらすよりも、ヘッドで後ろに下げるポストが多かった。
そして最後はクロージングのため、コーナーでボールをキープにいった。
各プレーがそれなりに見事なのもあるけれど、大島のベテランとしての動きがよかったと思っています。
前節はチームとして、守るのか攻めるのかの統一が出来ずに、追いつかれ勝ち点3を逃した。
今節は全体的に無理せず落ち着かせる流れであったが、
大島がボールを下げ、キープに行ったことで、全体により明確にその流れが示されたように感じます。
最後は、大島は相当疲れていたはずだが、コーナーでボールキープに行き、
相手からすれば、圧倒的な存在感を示す選手が、飄々と時間を使ってくる、非常に嫌なプレーだったろうし、
ジェフ選手は、若手を中心に、明確な方向性を迷いなく受け取ったと思う。
今節の動きをみて、大島はチームを引っ張っていく、ベテランとしての存在感を示してくれ、
若干リーダー不在であるこれからのジェフを、昇格に向け、1枚も2枚も変えてくれる、非常に頼もしい存在として受け取りました。
そういった意味からも、今節の”主砲”の一撃は、反攻の合図であり、昇格へ向けた反撃の狼煙であります。
②岡山の攻撃を機能させてしまった前線プレスの弱さ
岡山は水曜にも試合があり、中2日であったこと、大敗により選手を入れ替えたことにより、
竹田は出場せず。
残念。
それにより、竹田-金ーストヤノフではなく、千明-仙石-ストヤノフとなったものの、
この3人を機能させてしまいました。
前線選手は、あまりプレスをかけず、この3人を起点に裏へのロングパスが出て、
ラインが下がっていく場面もありました。
昨日は、雨上がりで湿度87パーセントと非常に気候状況もよくなかったようですが、
もっと前線で攻撃の芽を絞ってくれないと、危ないような気がします。
その点では、途中交代で入った、ヨネや孝太がセンターに入り、ボールを収めたり守備をしたりという修正も入ったので、
チームとしても気にはしてるのかなと思います。
次の北九州は、より前線守備が求められる相手となると思ってます。
たのむよ、たのんますよ。
③全員サッカーで勝利を掴んだ
今節は、序盤にリードできたこともあり、前節の意思統一できなかった流れを修正し、
チーム全体で無理に攻撃せず、カウンターを警戒するような試合だったとおもいます。
それがシュート数8という数字に表れています。
この選択と全体での徹底は、よかったと思います。
ドワイトのコメントだけ迷いがあったのが若干心配ですが・・・
アウェイであるので、こういうゲームを取るっていうのが重要だと思います。
その中で、先に書いたように大島・深井らベテランは攻撃を抑える姿勢を明確に見せ、
ヨネ、孝太、渡辺ら、若手の途中出場選手は、その意思に対し、ハードワークしてみせ、
ドワイトも制圧すべきスペースをサイドからセンターへシフトする采配を行った。
全体的にこれらの流れはじつにぎこちないものであったけれど、
チーム全体がひとつの意識の元、それぞれが全力で自分の役割を考えて動いたと感じました。
ぎこちない一戦ではあるけれど、なにかチームが変わったと明確に感じる試合。
目標に向かい、全員サッカーで勝ち点3を奪ってきた試合といえると思う。
この試合の主砲の一撃を号砲とし、
反攻の狼煙を上げよう。
ここからは我々は挑戦者だ。
後ろを振り返る余裕も、味方に疑心暗記する時間もない。
だがJ2昇格戦線に安定政権もない。
迷いなく切り込もう。
いまこそ反攻のときだ。
がんばれジェフユナイテッド。
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今日はすこしシンプルな記事を目指します。
いつも長すぎなので。
あと、題名は、赤い主義の人っぽい感じですけど、そんな政治思想はないので念のため。
さて、ジェフの主砲・大島が決定的な一撃を放ち、勝利となりました。
今節はなんといっても”大島”だと思っています。
プレビューでも書いた注目点に沿って書きますが、
流れを簡単に書いていきます。
試合開始直後から両チーム激しくボールに行き、落ち着かない展開であったが、
7分、スローインの返しを山口がノーマークで絶妙なクロス、ゴール前大島はDFに囲まれながらもしっかりヘッドで流し込んで、先制。
その後は、両チームロングボールの精度が悪く、パス中心の攻撃にシフトしていく中で、
ボールを無理に前に運ばないジェフが少しずつポゼッションを高める。
前半はシュート数ジェフ3、岡山1の非常に抑えた試合となっていく。
後半は、一進一退が続くが、ジェフのラインが下がり気味であるのと前線のプレスが弱いことから、
徐々に岡山がペースを掴む。
59分、プレスのかからない岡山最終ラインからのロングパスをチアゴがポストですらして、前線の妹尾へ。
妹尾から岸田へつながり決定的なシュートを放たれるが、わずかに枠をはずれた。
ここからドワイトが動き、60分に渡辺を、67分に米倉を、それぞれ村井、太田に替えて投入。
69分、米倉が右サイドの切込みから倒され、相手DFが退場したこともあり、ボールを落ち着かせることに成功していく。
その後は、前線でのボールキープを含め、クロージングしたジェフが6試合ぶりの勝利を挙げた試合となった。
注目点に沿って書いていきます。
①主砲大島の存在感はジェフを変える
個人的な今節のMOMは大島とさせていただきたい。
ヨネが決定機を決めていればヨネだったと思うくらいで、大島自身にも悪いところもあったんですが、
大島の存在感が光ったゲームだと思っています。
まず前半の得点。
プレビューでも書いたけれど、大島はマークがついていても決められるポテンシャルを示したシーンでした。
ここではクロスを上げた山口がノーマークであったこともあり、大島とタイミングの合った絶妙なクロスとなったが、
今後、大島とタイミングを合わせ、クロスを上げるシーンを作っていけば、
打つ手がない試合や劣勢な展開からでも、大島が何とかしてくれるケースが出てくると、
示したシーンでもあります。
これは流れの中での得点パターンが限られているジェフには非常に大きいカード。
相手もいやがるでしょうから、その分他選手へのマークも空いてくる。
深井、ヨネ、村井、太田らの前線選手のマークが空けば、それはすでにうちのミドルの射程圏。
プレビューにも書いた、
大島の”主砲”の一撃と、前線選手のミドルのよる”マシンガン”の併用が、相手をじわじわ苦しめていけると思います。
そして、今節の大島は、オーロイのように前に前にボールをすらすよりも、ヘッドで後ろに下げるポストが多かった。
そして最後はクロージングのため、コーナーでボールをキープにいった。
各プレーがそれなりに見事なのもあるけれど、大島のベテランとしての動きがよかったと思っています。
前節はチームとして、守るのか攻めるのかの統一が出来ずに、追いつかれ勝ち点3を逃した。
今節は全体的に無理せず落ち着かせる流れであったが、
大島がボールを下げ、キープに行ったことで、全体により明確にその流れが示されたように感じます。
最後は、大島は相当疲れていたはずだが、コーナーでボールキープに行き、
相手からすれば、圧倒的な存在感を示す選手が、飄々と時間を使ってくる、非常に嫌なプレーだったろうし、
ジェフ選手は、若手を中心に、明確な方向性を迷いなく受け取ったと思う。
今節の動きをみて、大島はチームを引っ張っていく、ベテランとしての存在感を示してくれ、
若干リーダー不在であるこれからのジェフを、昇格に向け、1枚も2枚も変えてくれる、非常に頼もしい存在として受け取りました。
そういった意味からも、今節の”主砲”の一撃は、反攻の合図であり、昇格へ向けた反撃の狼煙であります。
②岡山の攻撃を機能させてしまった前線プレスの弱さ
岡山は水曜にも試合があり、中2日であったこと、大敗により選手を入れ替えたことにより、
竹田は出場せず。
残念。
それにより、竹田-金ーストヤノフではなく、千明-仙石-ストヤノフとなったものの、
この3人を機能させてしまいました。
前線選手は、あまりプレスをかけず、この3人を起点に裏へのロングパスが出て、
ラインが下がっていく場面もありました。
昨日は、雨上がりで湿度87パーセントと非常に気候状況もよくなかったようですが、
もっと前線で攻撃の芽を絞ってくれないと、危ないような気がします。
その点では、途中交代で入った、ヨネや孝太がセンターに入り、ボールを収めたり守備をしたりという修正も入ったので、
チームとしても気にはしてるのかなと思います。
次の北九州は、より前線守備が求められる相手となると思ってます。
たのむよ、たのんますよ。
③全員サッカーで勝利を掴んだ
今節は、序盤にリードできたこともあり、前節の意思統一できなかった流れを修正し、
チーム全体で無理に攻撃せず、カウンターを警戒するような試合だったとおもいます。
それがシュート数8という数字に表れています。
この選択と全体での徹底は、よかったと思います。
ドワイトのコメントだけ迷いがあったのが若干心配ですが・・・
アウェイであるので、こういうゲームを取るっていうのが重要だと思います。
その中で、先に書いたように大島・深井らベテランは攻撃を抑える姿勢を明確に見せ、
ヨネ、孝太、渡辺ら、若手の途中出場選手は、その意思に対し、ハードワークしてみせ、
ドワイトも制圧すべきスペースをサイドからセンターへシフトする采配を行った。
全体的にこれらの流れはじつにぎこちないものであったけれど、
チーム全体がひとつの意識の元、それぞれが全力で自分の役割を考えて動いたと感じました。
ぎこちない一戦ではあるけれど、なにかチームが変わったと明確に感じる試合。
目標に向かい、全員サッカーで勝ち点3を奪ってきた試合といえると思う。
この試合の主砲の一撃を号砲とし、
反攻の狼煙を上げよう。
ここからは我々は挑戦者だ。
後ろを振り返る余裕も、味方に疑心暗記する時間もない。
だがJ2昇格戦線に安定政権もない。
迷いなく切り込もう。
いまこそ反攻のときだ。
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