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リスクを冒した失敗は責められない【2011年J2第26節 vs京都戦@西京極】 [レポート(2011)]

ジェフ1-2京都

TV観戦でしたが、もう一度見てみましたが、内容的にはどうしても悔しい敗戦。


流れを振り返ってみます。

序盤は京都がボール保持するも、ジェフの固いブロックと高い位置からのプレスによりボールの出しどころが無く、無理に出したロングボールをことごとくジェフが拾う展開。
徐々にジェフの攻撃時間が長くなり、ヨネ、孝太を中心にゴール前でプレーする時間が長くなっていくが、
34分、コーナーキックからファンゲッセルのオウンゴールにより失点となりました。
そこまで京都にはほぼ得点機を与えていなかったので悔しい失点。

その後、ジェフはサイドを中心にせめてゴール前にボールを集めるとともに、ヨネや竹内のミドルも打てるようになり、攻勢を掛けていく。

62分、中盤から上がっていた勇人がファーサイドにクロスをあげたところに、村井が走りこみ、ワンタッチで内側に切れ込みシュート。いい形で得点が決まった。

そこからもジェフの攻勢が続いていたが、

73分、左サイドで孝太が倒されていたところで、テレビで映らないうちに何かが起こって、京都FW宮吉に抜け出され、
ジェフDF陣、GK岡本が呆然とし中途半端な飛び出しをするところを鮮やかなループを決められ失点となった。

テレビでの表現では、セットプレーのリスタートのミスからのカウンターによる失点ということだった。

その後、久保、及び、福元を投入しパワープレーを狙ったが、タイムアップで悔しい敗戦となった。



中盤では組織的な動きと全員がしっかり走ってみせて支配し、

すばらしい内容でした。

失点はそれぞれリスクを冒し、もう一段前に出ようとした結果が裏目に出たように思います。


以下注目点として挙げていた点を中心に書きます。


①自分達のスタイルを見せたか

まず今節、自分達のよさは十分に出せていたと思います。

布陣こそこそ4-4-2になっていたものの、しっかりブロック守備を引き、高い位置でプレスをかけて、ボールを奪っていました。

京都も本来は中盤でのプレスを基本としているものの、中盤ではジェフが相手のプレスをさせず、自分達のスタイルで押し切ったと思います。

そして今節はロングボールをあまり使わず、サイド中心にボールを前に運んでいったわけですが、

サイドで孤立してしまうわけではなく、

ボランチ、サイドバックの選手の攻めあがりにバランスが取れており、スムーズであったように感じました。

そのため、サイドで攻めあがると同時にゴール前にも人が入っていて、クロスまであげられる。

フィニッシュまでもう一歩というところでしょう。

京都のチョンウヨンが蹴ったセットプレーのクロスを、京都秋本が前を向いて捉えていましたが、

あんな感じのイメージが出来ればなあ、と思っています。

まだゴール前の選手はマークされていると窮屈そうですが、マークをはずしたところにクロスが上がるような、そんな共通のイメージが、上げる側も決める側も持てれば、すぐにでも点が取れるパターンになるように感じます。

なにせ、村井、太田はエキスパートですから。

それには練習とコミュニケーションあるのみです。楽しみにしましょう。


②さすが我らが隊長

たいちょーーーー。

よかったよ、たいちょーーー。




すいません、ちょっと取り乱しました。

右サイドの攻防を注目点にあげていましたが、

対面選手の個人技による突破には、坂本隊長が体を張りほぼ封殺するとともに、

攻撃時にも激しいマークを受けても必死の抵抗でボールを失わず、

ゴール前で抜け出された場面でのカバーによるファインプレーもあり、

相手FWとの1対1ですばらしい動きをしてくれたと思います。

ここぞという試合ですばらしい気持ちの入ったプレーを見せてくれる坂本隊長。

ジェフに無くてはならない、プレーヤー。

今節のジェフ側のMVPとまではいかないけれど、

よかったところとしてしっかりお伝えしたいと思います。



③リスクを冒したプレーを責められず

今節は、気持ちの入ったプレーを見せてくれた選手が沢山いました。

その中で、プレーが空回ってしまったところがあり失点もあった。

しかし、リスクを冒そうとした失点は責められないと思っています。

ゲッセルのオウンゴール。

今節のゲッセルは、いつもどおり飄々とプレーしているようにも見えますが、

序盤から攻め上がり、トップ下くらいの位置でロングボールを受けるような動きがありました。

そのほかにも、かなり高い位置にいてパスをつなぎ、セットプレーでは伸びきったところでボールを何とか当てようとする。

オウンゴールの場面も、そんなに無理しなくても勝てたように見えます。

飄々とプレーしているけれど、勝とうという強い思いがあったんじゃないかと思っています。

結果としては、頑張りが裏目に出た結果ですが、責められない。

ゲッセルはいろいろな才能を持った選手。

チームとしても、ゲッセル自身も、もう一度相互に”立ち位置”をよく確認したらどうだろうか。

核になる選手であることは間違いないと思うので。

外国籍選手とのコミュニケーションをもう一度とって欲しいと思う。


そして2点目のシーン。

テレビでは映ってないので、はっきりしたところは書けないけれど、

林のすばやいリスタートがカットされたのが基点となる失点という話も聞きました。

途中出場で出場し、なんどもゴール前に切れ込んでいた林。

林がピッチに入る際に京都MF安藤が目立たない程度に軽くタッチを求めていたことや、

林が切れ込んだところをギリギリカットした京都DF森下が軽く林の背中を押していたことを見ると、

京都の選手からも慕われ、林は相当の意気込みで古巣との試合に望んでいたんだろうと思います。

リスタートはリスクを冒して行ったのだと思いますが、意気込みが裏目に出てしまいました。



オシム御大もおっしゃられていたが、ミスがない人間はいないし、リスクを冒さないサッカーはつまらない。

むしろ前節の富山戦はリスクを冒していく姿勢に欠けたとすら思う。

だから、今節結果こそ裏目に出てしまったが、

そのリスクを冒してでも前に出て行く姿勢をなくさずに、前に出続けて欲しい。

昨日の即レポにも書いたけれど、

下を向く必要はない。

今節はタスクを遂行した上で、リスクを冒していったがそれは裏目に出ただけだ。

試合終了後の林の悲しそうな顔は忘れられませんが、

この姿勢を次節も示してくれることを楽しみにしたいと思います。


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