ラインを上げることをボールホルダーが前を向く材料にしたい<2017年J2第7節群馬戦@フクアリ> [レポート(2017)]
ジェフ1-1群馬
どうも、わたしです。
ジェフ・群馬ともにラインの高い積極的なゲームを展開しましたが、
ジェフはコンパクトをうまくいかせず、ここ数戦うまくいっていなかった群馬がうまく活かしたように見えました。
ジェフは、ハイラインが特徴のようになっていますが、
ボールホルダーがしっかり前を向くための材料としてほしいと思います。
内容を簡単に振り返ります。
ゲームは、両軍ともラインを高くコンパクトを作り、中盤での球際を争い形で始まりました。激しい主導権争いが続いたが、5分に最終ラインがセンターライン付近で球際に競り負けると、相手FWのループシュートがGK優也を越えて決まり、失点してしまう。ジェフは後方からつないで攻めようとするも、群馬の早い寄せに押し下げられ、なかなか前線にボールが入れられず、逆に奪われてカウンターを受け、ライン裏にボールを入れられ下がる展開で、苦しい展開で前半を終えた。後半に入るとジェフは4-1-4-1に布陣を変え、サイドに動かしての展開を増やし、押し込む展開は増え、攻める。しかし、群馬はややコンパクトな守備でライン間で起点を作らせず、ジェフはなかなか崩すことができず、押し込んでいくもなかなか得点につながらない。67分に前を向いた也真人が、北爪くんにスルーパス、北爪くんからのマイナスクロスに、壱晟が合わせて同点に追いついた。その後も、ジェフは押し込んだ展開が続くが、相手を崩すシーンは少なく、カウンターを受けてのピンチもあったが、1-1で引き分けたゲームでした。
思うところを書いていきます。
①ラインを上げることをボールホルダーが前を向く材料にしたい
今節は、ジェフ群馬ともにラインを高くし、
中盤にコンパクトを作る布陣となりました。
ジェフは開幕からハイラインを敷き、
リスクを負ってもラインを高くする戦術をとってきています。
一方の群馬もコンパクトな布陣で守備し、パスをつなぐ戦術をコンセプトにしていますが、
ここまでゲーム中に間延びすることが多く、うまく機能していませんでした。
ただ、このコンパクトを作る目的の部分では、
ジェフと群馬では違い、
今節は、群馬の目的の方がうまく機能したように、
思いました。
まず群馬のほうですが、コンパクトを作ることで相手がライン間でプレーできるスペースを与えず、
また攻撃に転じた時に、距離感が近くパスがつながりやすいメリットがあります。
群馬は今節は、あまりパスをつながずライン裏に入れていったので、攻撃のメリットはあまり出なかったものの、
守備面でのメリットが活きた感じであったのではないでしょうか。
ジェフとしては、ラインを高くする目的は、前に圧力をかけて前を向いていく中で、
相手が先にボールを触った場合でも、ジェフの守備の距離が近く、そこで先に触り、前に圧力をかけ続けることにあると考えています。
ここまでのレポート記事で書いてきましたが、今期のジェフがボールをもって前を向く方法は、
主に
①サイドチェンジなどでサイドに速く入れて、早めにクロスを入れていく形
②アバウトに前線に入れ、セカンドボールに前向きに寄せていく形、
③相手のライン裏にロングボールを入れて、裏に抜ける形、
この3つだと思います。
そのなかで、②③に関しては、相手が攻撃に転じた時に、先にボールを触って、相手が守備に戻る前に、
相手を出し抜いて、ジェフが攻撃に転じるため、ラインを上げて前に圧力をかけることが有効と思います。
つまり、守備で守りきるためにラインを上げるわけではなく、
攻撃に転じやすくするため、ラインを上げることが有効と思います。
しかし、今節のジェフは、ボールを持ったところで少し落ち着いて繋いでしまい、
①~③の形ではなく、ライン間で起点を作ろうとしてしまっていました。
相手がコンパクトを作ってきて、さらにプレッシャーもあり、なかなかパスが出なかった面もありますが、
相手の守備のコンパクトさが活かされてしまった印象です。
ただ、それによってジェフは①~③の攻撃パターンが取れないとすると、
ラインを上げてコンパクトを作って、前線に圧力をかけた意味がなくなってしまいます。
ジェフとすればラインを上げて圧力を前線にかける分、相手が守備に転じる前にボールに先に触り、
相手を出し抜いていかなければいけないでしょう。
また、守備を少なくしている分、前線の数的優位を活かして、
一気に攻め切らないといけません。
時間をかけてつなぐのではなく、
ハイラインの圧力を活かして、すぐに入れていく、
そうすることで、やっとハイラインでコンパクトを作る攻撃のメリットが、
出てくると思います。
これはわたしの見方なので、ややチームとしての見解は違うかもしれませんが、
チームとしてラインを高くしてコンパクトを作る意味をもうい1回確認して、
ゲームに活かしてほしいと思います。
がんばれジェフユナイテッド
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どうも、わたしです。
ジェフ・群馬ともにラインの高い積極的なゲームを展開しましたが、
ジェフはコンパクトをうまくいかせず、ここ数戦うまくいっていなかった群馬がうまく活かしたように見えました。
ジェフは、ハイラインが特徴のようになっていますが、
ボールホルダーがしっかり前を向くための材料としてほしいと思います。
内容を簡単に振り返ります。
ゲームは、両軍ともラインを高くコンパクトを作り、中盤での球際を争い形で始まりました。激しい主導権争いが続いたが、5分に最終ラインがセンターライン付近で球際に競り負けると、相手FWのループシュートがGK優也を越えて決まり、失点してしまう。ジェフは後方からつないで攻めようとするも、群馬の早い寄せに押し下げられ、なかなか前線にボールが入れられず、逆に奪われてカウンターを受け、ライン裏にボールを入れられ下がる展開で、苦しい展開で前半を終えた。後半に入るとジェフは4-1-4-1に布陣を変え、サイドに動かしての展開を増やし、押し込む展開は増え、攻める。しかし、群馬はややコンパクトな守備でライン間で起点を作らせず、ジェフはなかなか崩すことができず、押し込んでいくもなかなか得点につながらない。67分に前を向いた也真人が、北爪くんにスルーパス、北爪くんからのマイナスクロスに、壱晟が合わせて同点に追いついた。その後も、ジェフは押し込んだ展開が続くが、相手を崩すシーンは少なく、カウンターを受けてのピンチもあったが、1-1で引き分けたゲームでした。
思うところを書いていきます。
①ラインを上げることをボールホルダーが前を向く材料にしたい
今節は、ジェフ群馬ともにラインを高くし、
中盤にコンパクトを作る布陣となりました。
ジェフは開幕からハイラインを敷き、
リスクを負ってもラインを高くする戦術をとってきています。
一方の群馬もコンパクトな布陣で守備し、パスをつなぐ戦術をコンセプトにしていますが、
ここまでゲーム中に間延びすることが多く、うまく機能していませんでした。
ただ、このコンパクトを作る目的の部分では、
ジェフと群馬では違い、
今節は、群馬の目的の方がうまく機能したように、
思いました。
まず群馬のほうですが、コンパクトを作ることで相手がライン間でプレーできるスペースを与えず、
また攻撃に転じた時に、距離感が近くパスがつながりやすいメリットがあります。
群馬は今節は、あまりパスをつながずライン裏に入れていったので、攻撃のメリットはあまり出なかったものの、
守備面でのメリットが活きた感じであったのではないでしょうか。
ジェフとしては、ラインを高くする目的は、前に圧力をかけて前を向いていく中で、
相手が先にボールを触った場合でも、ジェフの守備の距離が近く、そこで先に触り、前に圧力をかけ続けることにあると考えています。
ここまでのレポート記事で書いてきましたが、今期のジェフがボールをもって前を向く方法は、
主に
①サイドチェンジなどでサイドに速く入れて、早めにクロスを入れていく形
②アバウトに前線に入れ、セカンドボールに前向きに寄せていく形、
③相手のライン裏にロングボールを入れて、裏に抜ける形、
この3つだと思います。
そのなかで、②③に関しては、相手が攻撃に転じた時に、先にボールを触って、相手が守備に戻る前に、
相手を出し抜いて、ジェフが攻撃に転じるため、ラインを上げて前に圧力をかけることが有効と思います。
つまり、守備で守りきるためにラインを上げるわけではなく、
攻撃に転じやすくするため、ラインを上げることが有効と思います。
しかし、今節のジェフは、ボールを持ったところで少し落ち着いて繋いでしまい、
①~③の形ではなく、ライン間で起点を作ろうとしてしまっていました。
相手がコンパクトを作ってきて、さらにプレッシャーもあり、なかなかパスが出なかった面もありますが、
相手の守備のコンパクトさが活かされてしまった印象です。
ただ、それによってジェフは①~③の攻撃パターンが取れないとすると、
ラインを上げてコンパクトを作って、前線に圧力をかけた意味がなくなってしまいます。
ジェフとすればラインを上げて圧力を前線にかける分、相手が守備に転じる前にボールに先に触り、
相手を出し抜いていかなければいけないでしょう。
また、守備を少なくしている分、前線の数的優位を活かして、
一気に攻め切らないといけません。
時間をかけてつなぐのではなく、
ハイラインの圧力を活かして、すぐに入れていく、
そうすることで、やっとハイラインでコンパクトを作る攻撃のメリットが、
出てくると思います。
これはわたしの見方なので、ややチームとしての見解は違うかもしれませんが、
チームとしてラインを高くしてコンパクトを作る意味をもうい1回確認して、
ゲームに活かしてほしいと思います。
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