地域で魅力あるクラブには収益性と慈善活動のバランスが必要だね [Jリーグ]
どうも、わたしです。
少し前に書きためていたものなので、
ちょっとタイムラグありますがよろしくです。
日経新聞の春秋(朝日新聞でいう天声人語)の、
3月9日分が面白かったので、要旨を紹介すると共に、思うところを書きたいと思います。
若い女性が理想のホテル作りにまい進するNHKの連続テレビ小説が、賛否両論をよんでいるらしい。品行方正で礼儀正しい歴代ヒロインと正反対のせいか。筆者は遠い昔、学費稼ぎにホテルで働いた経験があり、商売と親切の兼ね合いに悩む姿に、つい声援を送ってしまう。
世界最大のホテルチェーンはどこか。答えは、「普通の人の家」だという。一般人が持つ空き部屋に国境を越えて泊り合う、インターネットを使った会員制サービスの登録部屋数が、商業ホテルチェーン最大手のそれを上回ったそうだ。米国で始まり、日本でも宿泊者や提供者を増やしつつある。
初めて会う人を家に泊め、未知の人の家で眠るのだから、様々な懸念はある。それでも利用者が増えるのは、世界に友達ができ、自分が成長していく魅力が勝るからだろう。朝のドラマの主人公は、いまのホテル業界から薄れた人や文化とのふれあいを新事業の柱にすえる。素人の集うネットが、それを先取りしている。
これは、
興味深いことだと思います。
旅先でホテルに宿泊するという、
昔からの当然のことですが、
いまや、ネットを通じて一般の方の家に泊まるという方法のほうが伸びているというのは、
意外です。
しかもその理由が、
”無料”だから、”費用が安い”からというわけではなく、
交流が増えたり、自分が成長できるからという、
ホテルがいままでに提供できていなかった、新しい付加価値を求めてのことだと思います。
インターネットなどを通じてサービスが多様化するいま、
サービスやする側も受ける側も、どんどん新しいものを求めているのかなあと思います。
逆に、他方が伸びているということは、
ホテルは仕事を奪われている可能性もあるわけで、
サービス業というあり方も、
考えていかないといけないのかもしれません。
さて、プロサッカーについても、
観戦してもらうことを、”サービス提供”だと考えれば、
似た状況が生まれるのではなかろうか。
プロサッカーをお金を出してみるより、
アマチュアサッカーを無料で見たほうが、得るものが大きいということがありえてしまうと思うのです。
スポーツを見る理由が、技術だけでなく、感動や興奮を得ることであれば、
高校サッカーなどのほうが、感動するのかもしれませんね。
ただし、やはり、プロサッカーが魅力があるのは、
技術の高さでしょうから、
技術の高い選手を確保し、チームの質を高くするためにも、
商業的に運営し、お金を取ってサッカーを見せるということが大事なのでしょう。
ただ、何でもかんでもお金を取っていたら、
やはりスポーツらしくなく、魅力は失われてしまうのかもしれません。
例えば、ジェフでは、魅力あるクラブ作りを行うことを目標に掲げ、
地域に根ざしたクラブを目指し、
サッカーお届け隊のように、慈善事業的に地域にサッカーを教えるような、
活動もしています。
こういった活動を通じ、サッカーの楽しさを学び、
そこをきっかけにして、真剣に戦い味わう感動や興奮を発見できるよう、
スポーツ振興にならないといけないのかもしれません。
どこまでが収益を得るためのサービスで、どこからが慈善事業かというすみ分けは、
非常に難しいのかもしれませんが、
収益性と慈善活動のバランスを、
その時代に即してやっていかないと、
時代の流れにのみ込まれて、
すたれていってしまうのかもしれませんね。
そのバランスをとる上で、一つの視点は、今回のホテルづくりのように、
みんながの交流が深まったり、成長するということ。
参加者やサービスを受ける方は、新しい出会いがあったり、新しい発見をすることで、
自分が高まることを望むでしょうし、
クラブは、それを提供することで、
収益を得て、クラブ運営をしていくわけですが、
どちらかができない、もしくは両方できないということであれば、
うまくいかないので、
参加者もクラブも、両方が充実して成長できるような、
そんなバランス感覚が必要なのだと思います。
うまくまとまりませんが、
地域で魅力あるクラブづくりのため、収益性と慈善活動のいいバランス感覚で、
クラブ運営を行って欲しいなあなんて思います。
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少し前に書きためていたものなので、
ちょっとタイムラグありますがよろしくです。
日経新聞の春秋(朝日新聞でいう天声人語)の、
3月9日分が面白かったので、要旨を紹介すると共に、思うところを書きたいと思います。
若い女性が理想のホテル作りにまい進するNHKの連続テレビ小説が、賛否両論をよんでいるらしい。品行方正で礼儀正しい歴代ヒロインと正反対のせいか。筆者は遠い昔、学費稼ぎにホテルで働いた経験があり、商売と親切の兼ね合いに悩む姿に、つい声援を送ってしまう。
世界最大のホテルチェーンはどこか。答えは、「普通の人の家」だという。一般人が持つ空き部屋に国境を越えて泊り合う、インターネットを使った会員制サービスの登録部屋数が、商業ホテルチェーン最大手のそれを上回ったそうだ。米国で始まり、日本でも宿泊者や提供者を増やしつつある。
初めて会う人を家に泊め、未知の人の家で眠るのだから、様々な懸念はある。それでも利用者が増えるのは、世界に友達ができ、自分が成長していく魅力が勝るからだろう。朝のドラマの主人公は、いまのホテル業界から薄れた人や文化とのふれあいを新事業の柱にすえる。素人の集うネットが、それを先取りしている。
これは、
興味深いことだと思います。
旅先でホテルに宿泊するという、
昔からの当然のことですが、
いまや、ネットを通じて一般の方の家に泊まるという方法のほうが伸びているというのは、
意外です。
しかもその理由が、
”無料”だから、”費用が安い”からというわけではなく、
交流が増えたり、自分が成長できるからという、
ホテルがいままでに提供できていなかった、新しい付加価値を求めてのことだと思います。
インターネットなどを通じてサービスが多様化するいま、
サービスやする側も受ける側も、どんどん新しいものを求めているのかなあと思います。
逆に、他方が伸びているということは、
ホテルは仕事を奪われている可能性もあるわけで、
サービス業というあり方も、
考えていかないといけないのかもしれません。
さて、プロサッカーについても、
観戦してもらうことを、”サービス提供”だと考えれば、
似た状況が生まれるのではなかろうか。
プロサッカーをお金を出してみるより、
アマチュアサッカーを無料で見たほうが、得るものが大きいということがありえてしまうと思うのです。
スポーツを見る理由が、技術だけでなく、感動や興奮を得ることであれば、
高校サッカーなどのほうが、感動するのかもしれませんね。
ただし、やはり、プロサッカーが魅力があるのは、
技術の高さでしょうから、
技術の高い選手を確保し、チームの質を高くするためにも、
商業的に運営し、お金を取ってサッカーを見せるということが大事なのでしょう。
ただ、何でもかんでもお金を取っていたら、
やはりスポーツらしくなく、魅力は失われてしまうのかもしれません。
例えば、ジェフでは、魅力あるクラブ作りを行うことを目標に掲げ、
地域に根ざしたクラブを目指し、
サッカーお届け隊のように、慈善事業的に地域にサッカーを教えるような、
活動もしています。
こういった活動を通じ、サッカーの楽しさを学び、
そこをきっかけにして、真剣に戦い味わう感動や興奮を発見できるよう、
スポーツ振興にならないといけないのかもしれません。
どこまでが収益を得るためのサービスで、どこからが慈善事業かというすみ分けは、
非常に難しいのかもしれませんが、
収益性と慈善活動のバランスを、
その時代に即してやっていかないと、
時代の流れにのみ込まれて、
すたれていってしまうのかもしれませんね。
そのバランスをとる上で、一つの視点は、今回のホテルづくりのように、
みんながの交流が深まったり、成長するということ。
参加者やサービスを受ける方は、新しい出会いがあったり、新しい発見をすることで、
自分が高まることを望むでしょうし、
クラブは、それを提供することで、
収益を得て、クラブ運営をしていくわけですが、
どちらかができない、もしくは両方できないということであれば、
うまくいかないので、
参加者もクラブも、両方が充実して成長できるような、
そんなバランス感覚が必要なのだと思います。
うまくまとまりませんが、
地域で魅力あるクラブづくりのため、収益性と慈善活動のいいバランス感覚で、
クラブ運営を行って欲しいなあなんて思います。
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