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明日は天皇杯準々決勝鹿島戦@味スタ [プレビュー(2012)]

どうも、わたしです。



ジェフは、昇格プレーオフ後の初の公式戦であった天皇杯4回戦を5-0で快勝し、

準々決勝で鹿島に挑みます。



J1並みの実力と言われ続けてきたジェフが、実際にそれだけの力があることを、

ナビスコ王者相手に、証明しなければならない、大事な一戦です。




ジェフと鹿島の対戦成績は、リーグ戦でのものですが、
ジェフの11勝27敗2分け(48得点84失点)です。


最終対戦は、2009年10月にJ1第30節をアウェイで戦い、
0-3で敗戦しています。


ここ5試合の鹿島は、3勝0敗2分け(10得点5失点)です。
(ジェフは4勝1敗0分け(14得点1失点))
鹿島について多くの映像を見ていないので間違っていたら恐縮ですが、しっかりブロックを作った堅守から裏への速攻がハマっており、好調を見せている。小笠原・柴崎など中盤に正確なパスを通せるゲームメイカーを配置し、大迫・興梠・ジュニーニョ・ドゥトラらがパスに反応しゴールを狙う。前線で押し込む場合は、サイドやボランチが上がってきて分厚い攻撃も構成する。また天皇杯4回戦ではセットプレーから3得点をあげている。しっかりブロックを作るため、やや中盤の寄せが弱く、サイドが内側にしまっていてサイド攻撃を受けている印象。



今期の鹿島は、J1で、12勝12敗10分け(50得点43失点)で勝ち点46の11位。
ジェフは、J2で、21勝12敗9分け(61得点33失点)で、勝ち点71の5位。




個人的注目点を書いていきます。


鹿島の映像をあまり見れていないのと、ジェフのメンバーが流動的な印象なので、
ご了承ください。





①小細工なしにジェフらしい戦いを



ジェフは、天皇杯4回戦では福島を5-0で破り、

ややパス回しを狙われカウンターを受けることがあったが、




攻撃面では、サイド攻撃でスペースをついていく攻撃がハマり、

またCKからのセットプレーでも得点機を作っており、いろいろな形での得点パターンが見えました。



リーグ戦時と比べ、メンバーがやや変わりましたが、心配はいらず、

むしろ、若手の新しい良さを引き出すことができるのではないでしょうか。



一方の鹿島ですが、リーグ戦序盤はやや不調だったものの、終盤戦を2連勝で締めくくっており、

天皇杯4回戦では磐田を破ってコマを進めてきました。



言うまでもなく、大きな穴のないチームなので、

簡単に崩すことはできないでしょう。



その中で、どれだけジェフらしいプレーができるかが、

注目点です。



印象では、鹿島の守備位置はやや低いように思うので、

中盤ではジェフがポゼッションできる可能性があります。



中央とサイドを揺さぶりながら、

正確なサイド攻撃を仕掛けていく展開が望まれます。



一方、警戒すべきは奪われた時のカウンターで、

今年の鹿島は、特にカウンターに力があるように思います。



ゴール前の堅守でしっかり奪うと、

中盤にしっかり収められる選手を配置し、



FW大迫、興梠、ジュニーニョ、MF西など、

スピードとテクニックで、一気にゴールまで持っていける選手がそろいます。



ファウルで止めれば、

セットプレーで得点を狙う力もあり、要注意でしょう。



守備でもジェフらしい激しいボールチェックで、速攻をくい止めるとともに、

ゴール前では連携の取れた正確な守備を見せてほしいと思います。




また、鹿島が押し込む時間帯があると思いますが、

今期のジェフは、カウンターにも力があります。




押し込まれた時間帯は、しっかり引いて守り、

逆にジェフがカウンターを狙う展開も作れるでしょう。



FW荒田、藤田、深井ら、スピードと倒れない強さのある選手もいて、

ボールを奪えば、MF大介、兵働らから正確にロングフィードが入っていき、得点につなげていけると思います。



パスサッカーに、カウンターサッカーに、

ジェフらしいサッカーができることに注目です。




②バイタルでためる動きが勝利へつながる



ジェフの攻撃についてです。



鹿島の守備を考えると、

しっかり2列でブロックを作って、ゴール前に侵入を許さない堅い守りのように感じます。




中盤でボールを持たせてもらえても、

ゴール前へ侵入できず、苦戦する可能性があります。




ジェフは、4回戦では、試合中なかなか中盤での収まりどころが作れず、

中盤での収まりに苦労していた印象でしたが、



61分に兵働が入ることで、兵働だけでなく大介やサトケンが中央で生きてきて、

中央での収まりどころができ、相手の最終ライン崩し、得点ラッシュを作り上げました。



とくに印象的なのは3点目で、サイドから相手のライン前へ入ってきたボールを、

ヤザが収め、鋭くスルーパス、



裏に抜け出した藤田が、

一気にゴールに流し込んだシーンでした。



こういったバイタルで、ためて素早くパスを入れるようなプレーができれば、

堅いブロック守備からも得点を奪っていけるはずです。



そんな、相手の最終ライン前で、収めて粘ってパスを入れていけるかが、

注目点です。



J2ではボールホルダーへの寄せが強いケースの方が多いですが、

鹿島はおそらくボールホルダーへはそれほど強く寄せず、むしろパスの入り先を狙って固めてくると思います。



サイドも内側に寄り、

中央を固めてくる印象なので、



サイド攻撃を単調に仕掛けるよりも、

サイド攻撃と並行しながら、ゴール前の狭いスペースをどう使って崩すかを考える必要があるでしょう。



そのため、ジェフは選手が運動量を持って動き、

相手のブロックの間でボールを受け、しっかり粘ってラストパスを入れるか、サイドへ振る動きが求められます。



そこにはFW藤田がポストをすることも考えられますし、

ボランチの大介がスペースに飛び出したり、SHヨネがスペースにドリブルで切り込んでいく動きも効果的でしょう。



また、こういうゲームでこそ、

ヤザや兵働の創造力豊かなプレーが光ると思います。



ヤザ・兵働が、相手のディフェンスが密集するエリアで、

どういうボールを供給するか、楽しみでもあります。



裏へスルーパスを入れたり、

サイドの選手に振って切り込ませマイナスのクロスがあげられる形を作ったり、

相手DFが引いていれば、そこからシュートを打ってもいいわけです。



中盤では、寄せはそれほど強くない可能性があるので、

ブロックラインの間の狭いところで、どういうプレーができるかにかかってきます。



相手のブロックの間のスペースへ、どう飛び込み、どうパスを入れ、どう受けるか、

創造力が試されることになるでしょう。



相手のブロックの間でボールを収め、

ラストパスを入れていくジェフの攻撃に注目です。




③一つのミスが致命傷になるかもしれない、正確な守備をしたい



ジェフの守備についてです。



ここについては、細かく言うこともありませんが、

ミスのない正確な守備が求められます。




ジェフは4回戦でも、パスミスから速攻を受けるなど、

ミスからのピンチも多く作ってきました。



これは、

鹿島相手には致命傷になりかねません。



相手のFWには、大迫、興梠、ジュニーニョなど代表クラスの選手が名を連ね、

シュートミスをするとは考えにくいでしょう。



ボールホルダーへの寄せをしっかりするとともに、

寄せた相手に抜かせない守備が必要ですし、



最終ラインは、カウンターから一気にゴールをおとしいれるようなボールにも、

的確に対応することが求められるでしょう。



サトケン、智らが、的確に対応するとともに、

大岩、峻希、井出ら若いメンバーが、気迫の守備で対応してくれると思います。



ミスのない、正確で気迫ある守備に、

注目です。






さて、余談だが昨年はこの時期に、

天皇杯で清水と対戦した。



リーグ戦はすでに終了していたが、直前のリーグ戦5試合で4得点4失点と、

大崩れこそ無くとも、得点力に不安を残し、

わくわくする気持ちが持てないチーム状況であったと思う。




今年のチームは、

違う。




直前の公式戦5試合での得失点は、

14得点1失点。




流れからも、セットプレーからも、

いつゴールが生まれるかわからないから、ひと時も見逃せないというような、

わくわくする攻撃が展開できていると思う。



相手はナビスコ王者である。



しかし、不安よりも、

強い相手からどうゴールを奪っていくのか、

わくわくする気持ちが起こる。




鹿島からも点をとって勝つ、

それが今年のジェフにはできる。



われわれは、

その瞬間を見届けよう。




さあ、戦いの時間だ。



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今日は、皇后杯の準決勝もあります。

がんばれ、ジェフレディース!!
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千葉県民

組み合わせにも恵まれて、ベスト8にしてようやくJ1チームとの対戦ですけど、鹿島戦は結果に一喜一憂する事になるでしょう。
個人的には鹿島に勝利するには延長戦・またはPK戦に縺れさせる事が条件になると思います。
正直、90分で勝利するのは難しいかなと。

来季を占う1戦と位置づけるのは、木山監督が退任する状況では参考外でしょう。
プレーオフで昇格が決定していた状況だったら、見据えられるけど、今となっては野暮な話。
チームにとってどのような決意を持って試合に入るかで勝敗が決まるでしょう。
鹿島は退任する監督のために勝利を捧げて且つACL出場が目標。
千葉は国立で歓喜を味わう為と坂本の花道を飾る事。

この試合はスポーツ番組で結果を知る事になるでしょうけど、ジェフ千葉にとってはレディースも含めて2日連続で応援出来る事を噛み締めたいですね。
レディースの試合はテレビ生観戦の予定です。
by 千葉県民 (2012-12-22 07:06) 

だいすけ

個人的には一発勝負の天皇杯ですから、勝負にこだわったサッカーをして欲しいと思います。

泥臭く、いくら攻め込まれても失点をしないサッカーを徹底し、P
K戦まで持ち込めれば上出来です。
普通のサッカーをしても、勝てる可能性は限りなく低くなります。
それだけ決定的な力の差があることを理解した上で、鹿島戦に臨んで欲しいと思います。
福島ユナイテッド戦で、力の差のあるチームどうしのゲームで、弱いチームが自分たちのサッカーをすればどういう結果になるか、実証されたと思います。

退任するとは言え、木山監督がこのあたりを理解し、勝つためのゲームプランを実行して欲しいと願っています。
ジェフらしいサッカーをして善戦しても、負けて良しとするサポ^-ターはいません。
天皇杯をジェフとして意味のあるものにし、来期につなげるためにも、勝つサッカーに徹することを望んでいます。
by だいすけ (2012-12-22 11:48) 

nuruinu

>千葉県民さん
こんばんは!!
鹿島とのゲームは、わたし個人的には、大きな差は無いと思っていますし、チャレンジできるゲームだと思います。また、チーム的にはサッカーの本質を大きくぶれさせず選手の多数が入れ替わるような事態も無いと思うので、来期につなげるための戦いとしても成り立つと思います。パスサッカーがどれだけ鹿島に通用するか、そして勝てるかということに挑む戦いになってくれると思います。

昨年はFC東京、京都が決勝進出しましたが、今年も旋風を起こしたいところ。

女子では、ジェフレディースが一足先に進出。中盤でものすごくファイトしてましたね。連戦ですが、あさっても楽しみですね。

ではでは。
by nuruinu (2012-12-22 23:34) 

nuruinu

>だいすけさん

こんばんは!!

なんというか、自分の応援するチームを否定するようなお書き振りで、心が痛んでおります。

勝つサッカーを目指すことは同感ですが、それによってスタイルを崩すことは良くないのではないでしょうか。

具体的なお話がないのでなんともいえませんが。

昨年は京都がパスサッカーで決勝進出したように、J1チームに勝てないとは思いませんし、むしろJ2リーグで培われた良さを出していくことができると思っています。例に出されている福島も自分たちのスタイルで甲府・新潟を破っており、ラインを高くすることイコール失敗ではないわけです。もっと自信を持っていいんじゃないでしょうか。

戦術に関しては監督に決定権があり、実行するのは選手ですから、どう戦うのか楽しみに待ちたいと思います。

ではでは。
by nuruinu (2012-12-22 23:44) 

秋津蜻蛉

こんばんは。
鹿島戦楽しみですねー。
nuru さんの言う通りジェフのサッカーがどこまで通用するか見てみたいのは確かですが……。
ワタシもだいすけさんと同じで、とにかく結果にこだわってほしいです。
90分引きこもり。ポゼッションされまくるでも最後の一線は越えさせなければ全然ok!ねちっこいマークで相手イラつかせれば全然ok ! 終了間際に投入する荒田のカウンター一発で全然ok!
…かなり妄想ですが。

今季選手達のコメントでよく聞かれた「相手がどうだろうと関係ない。自分たちのサッカーをするだけ」では5位どまり。涙。
相手の嫌がるサッカーをして地味~に勝ってほしいです。90分で負けないサッカーが見たいです。
ガンバに匹敵するこの強大な敵にどう戦うか、非常に期待しています。
木山さんもタイトル取れば今後の就職活動に少しは有利でしょうし、頑張ってほしいですね!!

レディースっぽい子達、この前秋津で見かけました。大きな声だして練習頑張ってました。
がんばれ!!
by 秋津蜻蛉 (2012-12-23 01:18) 

nuruinu

>秋津蜻蛉さん
こんばんは!!

鹿島戦のあとになってしまいました。
ジェフらしさというのはパスサッカーの部分もありますが、中盤での激しいプレスによる守備にもありますね。これがしっかりできる試合は勝てているように思います。相手の嫌がる守備をまずがっちりやって自分たちのペースに持ち込むのがジェフだと思いますので、そのへんの守備でのファイトする部分をあらためて鍛えていかないといけないのかもしれませんね。地味~に勝つためのスタミナとねちっこいプレス、そして相手のスタミナをじわじわと奪うポゼッション、夏場に威力を発揮するようなサッカーもできるのではないでしょうか。

レディース決勝は、ワールドクラスのチームにアマチュアチームが挑む構図になりましたが、逆に怖いものは無いですね。突っ走って皇后杯奪取して欲しい!!

ではでは。
by nuruinu (2012-12-23 23:21) 

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