SSブログ

明日は昇格プレーオフ決勝大分戦@国立競技場 [プレビュー(2012)]

どうも、わたしです。



昇格へ向けたプレーオフ準決勝で、4得点圧勝で勝ち上がったジェフは、

決勝を、国立競技場で大分と戦います。




奪還へ、

苦しい時期を過ごし、悲願のJ1復帰へ、

絶対に負けられない戦いです。




ジェフと大分の対戦成績は、リーグ戦で、
ジェフの15勝2敗3分け(44得点14失点)
J2ではジェフの4勝1敗1分け(14得点5失点)です。



ジェフと大分の最終対戦は、今年10月にJ2第38節をフクアリにて戦い、
1-2で敗戦しています。
序盤両軍中盤で激しく主導権を争うが、高い位置でプレッシャーをかけるジェフが主導権を圧倒。前半10分に右サイドで細かいパスワークからクロスを入れ、中央でマークを外したヤザが先制。中盤で高い位置でボランチとSBがプレッシャーをかけカウンターをかける展開で前半を圧倒した。一方大分は27分に交代を入れると、徐々にボールがつながりだす。ドリブルでの突破を受けるケースが増え寄せが甘くなってきたところ、56分大分の右サイド三平に突破を許すと中央FW森島に入れられゴールを許す。66分には左サイドから木島に抜け出されクロスを森島に決められリードを許した。終盤オーロイを投入しパワープレーを試みるが、大分の守備に跳ね返され、悔しい敗戦となった。



ここ5試合の大分は、3勝1敗1分け(8得点1失点)です。
(ジェフは、4勝0敗1分け(12得点1失点))
前回対戦時から5試合しかたっておらずで大きな変化はない。3バックでアンカーを置き、4トップ気味の攻撃的な布陣である。前回対戦時ドリブルでアクセントを作りだしたFW木島がスタメンに定着。よりバランスが取れた布陣となっている。
ラインが高くコンパクトにプレスをかけると、シンプルに前に入れてくる攻撃が特徴的。中央でFW森島に収めてサイドのSHへ展開し、サイド攻撃からクロスに飛び込む形が得点パターンとなる。FW森島・高松のポストに、選手が飛び込んでくる形もあり、SH三平、チェ、MF丸谷など飛び出しもミドルもある選手が前線に顔をそろえる。守備は3バックのラインが高く、両脇のサイドだけでなく裏に抜け出されるケースに不安があるように見える。



大分の今期のリーグ戦成績は、21勝13敗8分け(59得点40失点)で、勝ち点71の6位。
ジェフは、21勝12敗9分け(61得点33失点)で、勝ち点71の5位。




個人的注目点を書いていきます。




①攻撃は最大の防御、ジェフらしいボールポゼッションを



今回の対戦では、

昇格プレーオフのレギュレーションにより、




引き分けでもジェフが勝ち上がれるというアドバンテージがあり、

J2で最少失点を誇るジェフは、若干の有利さがあるといえます。



しかし、現実的に、

ジェフは、準決勝で不利なところから4得点圧勝していますし、

大分との前回対戦でも、リードし有利な展開からバランスを崩し、逆転負けを喫しています。



理想としては、ジェフらしくしっかり守備をしつつも、

ボールポゼッションを握り、ショートパスをつなぎながら、先制を奪う展開だと思います。



ポイントは、ジェフらしくというところでしょう。



いつもと違うことではなく、

いま出来上がってきた一番ジェフらしい形を見せられれば、

どんな相手をも凌駕できると自信を持って戦うことだと思います。



このジェフらしく、ポゼッションしていけるかが、

注目点です。



ジェフに関しては、ここ数節で見せている、ワンタッチでボールをつなぎ、スペースをおとしいれるパスワークと、

ドリブルと、ロングボールを織り交ぜた、バランスのとれた崩しができれば、

おのずと相手は崩れていくと思います。



一方、大分の特徴は、高いラインでコンパクトに奪うと、

シンプルに前に入れてきて、前線で粘って、非常に強い競り合いの力で押し込んでくることです。



競り合いの力というのは、J2随一で、

中盤でも、粘り強く競り合い、ボールに足を出してきますし、

ゴール前でも競り合いが強く、そのため、セットプレーでの得点が非常に多いチームとなっています。




ジェフとすれば、ショートパスを回してバランスをとりたいところですが、

高い位置から大分のプレスを受けると、すべて標的になってしまい、一気に失点につなげられる恐れもあります。



ジェフ側で安全なところというのは、

逆に敵陣の深いところ、

大分の高い3バックラインの脇のスペースと、ライン裏だけです。



つまり、攻撃を続け、サイドから崩しているのが、

一番安全だとみています。



中盤で動いて数的優位を作り、ワンタッチのショートパスを粘り、

サイドチェンジから、大分3バックの脇のスペースへ一気に展開し、



分厚いサイド攻撃を、ジェフらしく繰り出していくというのが、

理想だと思います。



そうすることにより、相手の布陣的に人数の薄いサイドで、

三平、チェという超強力なWB2人を押し下げておくことにもつながります。




ジェフらしく、ボールポゼッションし、

攻撃的な試合展開に注目です。




②今節もラインの裏を狡猾に狙え



ジェフの攻撃についてです。



大分の守備陣は、

ジェフのFW藤田・兵働への縦パスの入りを、最も警戒することになるでしょう。



バイタルで、この2人がボールを収めることができるかどうかが、

ジェフの攻撃の大きなポイントで、



そこを起点に、サイド攻撃にも、ラインの裏への飛び出しにも、ドリブル突破でミドルにも、

いかようにも得点につなげられるというのが、ここ数節のジェフの攻撃です。



この2人の後ろには激しいマークがつき、

縦パスの入りに対し、激しいプレッシャーが来ることでしょう。



一方で、ぴったりとマークが寄せてくれれば、ライン裏のスペースは大きくなり、

横浜FC戦のように、ライン裏へのボールが生きてきますし、



逆に裏を狙うと見せて、

縦パスを通すという駆け引きをすることができます。




この裏への飛び出しの隙を狙えるかどうかが、

注目点です。




大分の最終ラインは、

かなり高い位置に出てきて攻撃参加してきます。



ジェフは、この最終ラインの上がりに押し下げられてしまうことなく、

どんどんラインの裏を狙っていき、押し下げていくことが必要でしょう。



藤田、荒田、深井らFWは、裏をどんどん狙っていく必要がありますし、

SHヤザ、ヨネは、ボランチから供給されるサイドチェンジを受け、どんどんドリブルでサイドを突破していくことが望まれます。



これにより、大分の最終ラインは激しく上下動することになり、

バイタルに大きなスペースができ、




ジェフの決定的な形である、藤田が縦パスをポストし、兵働が前を向いて受け、

ラストパスを入れるという攻撃を行う隙が生まれてくるでしょう。



大分側も横浜FC戦の戦いが印象にあり、裏への抜け出しは警戒してくるはずなので、

逆に、どんどんやることで、相手を混乱させるいいチャンスです。



ライン裏への飛び出しや突破を駆け引きとして狡猾に使い、

決定的な形につなげていくジェフの攻撃に注目です。




③FW森島とSH三平・チェを下がらせる守備を



ジェフの守備についてです。



大分の攻撃で怖いところは、

シンプルに縦に入れてきたボールを、前線で何とか粘って収め、

それをゴールまで押し込んでしまうところです。




その形を作ってくる中で警戒するのはいくつかありますが、

まず、収めどころである、FW森島です。



ゴール前での得点力に注目が行ってしまいますが、

中盤に下がってきて収め、ゲームを作る動きを警戒したい。



大分はクリアボールをシンプルに長く蹴ってきますが、

森島がでてきたボールをしっかり収め、攻撃を展開していきます。



そのボールを森島から、サイドへ展開されてしまうと、大分の全体が上がってきて、

分厚い攻撃につなげられてしまいます。



森島へボールが入るところで、

激しくセカンドボールを競り合って、森島にボールを持たせないようにする必要があります。



また、ジェフが攻勢の時間を作ることにより、

背のある森島は守備に下がる時間が増え、




森島が高い位置にいないということは、

ジェフにとってリスクを大きく減らすことになるでしょう。





続いて、大分SHの三平、チェを警戒します。

この2名、非常に得点力もあり、自分でも切り込んできますし、

キープして、サイド攻撃の起点にもなります。



前述のとおり、大分のサイドは人数が薄い布陣であるため、

こちらはジェフが押し込むことにより、できるだけ押し下げる形をとりたいです。



ただし、前回対戦ではジェフが押し込んでいたにもかかわらず、

大分の両SHは高い位置を維持し、結果的に押し戻されてしまったので、

やはり大きく警戒が必要だといえます。



センターでは、ボランチサトケン・勇人、CB智・竹内が、

サイドでは、SHヨネ・ヤザ、SB峻希・圭二が、

それぞれ、体をあてての激しい競り合いを行うことになりますが、

競り合いの強い大分に一歩も引かず、戦いぬいてほしいです。




またセットプレーの非常に強い相手なので、

気迫のゴール前での守備を、岡本にも期待します。




相手に起点を作らせず、

森島、三平、チェを押し下げるようなジェフの守備に注目です。





さて、ジェフは昇格へ向けた最後の決戦の舞台を、

国立競技場で迎える。



ジェフにとって、国立競技場は、フクアリが完成するまで、

多くのホームゲームを行ってきた準ホームといえるスタジアム。



ナビスコ杯では2005年にクラブ初戴冠の舞台となり、

A3杯、レアルとのゲームなど、数々の戦いを行ってきた地である。




しかし、そこでの最後の戦いは、

2006年のナビスコ決勝までさかのぼり、

長い期間華々しい舞台から、遠ざかっていたのである。




一方で、大分は2008年にこの国立で、ナビスコを制覇しており、

大分にとっても歴史のある地なのである。




われわれは、この大事な一戦で、

勝利を勝ち取るため、チームの誇りと自信を取り戻さねばならない。




その気持ちをふるい起すことができるのは、

サポーターの声援だろう。



2005年の初戴冠のとき、延長戦の前に唄いあげられたアメグレは、

ジェフ全員の気持ちを奮い立たせ、



PK戦にもつれ込む厳しい戦いの勝利を、

つかみ寄せた。



この国立での一戦、スタジアムをジェフイエローに染め、

そして大きな声でアメグレを唄いあげよう。



J2というリーグで共に歩んできた”この時”、3年間、

決して忘れぬ誇りを呼び起こせ、熱きプライドを持ち最後まで戦い、



歓喜の奪還を。



WIN BY ALL。



さあ、戦いの時間だ。



にほんブログ村 サッカーブログ ジェフユナイテッド千葉へ   ブログランキング・にほんブログ村へ
  にほんブログ村     にほんブログ村

nice!(0)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 0

コメント 4

千葉県民

思い描いていた今年の昇格ではありませんが、ついにこの舞台まで駆け上がったなと。
共にこの3年間で昇格に向けて、積み上げてきたものを出し切るようなそんな1戦になると思います。

勝敗によって、悲劇と喜劇が必ず訪れる、まさに「日本一残酷な歓喜の1戦」です。
しかし、先の話で想像になりますが試合を終えた時に両サポーターで分かち合える瞬間が訪れると思います。
負けたチームが勝利したチームに1年でJ2に降格するなという意味で起こるチームコール。
昇格したチームをただ見守るしか出来ない悔しい一面。
色んな一面が集約される日になるでしょう。

あいにくの雨予報が残念ではありますが、先週の土曜日のような雨にならないとは思います。
それでも歴史的瞬間を迎えるためにそれぞれのサポーターが昇格に向けてチームを後押しするべく、大挙して訪れるでしょう。

試合に関しては千葉にやや雑音がありましたが、まずは準決勝同様しっかり守備をする事が絶対条件でしょう。
今回は引き分けでもOKという条件が有利になりますが、頼るのではなく生かす事が大切になると思います。
先制点が大事な事に変わりはないし、仮に先制されてもまずは同点という気持ちに切り替えるかというメンタルが重要というのは前回と一緒です。

不謹慎な言い方になるかもしれませんが、どんな結果でも受け入れたいと思います。
千葉にとって、来年がどんな道程になろうとも前を向ける事が大事だと思う。
問われるのは次に向けて、最良の結果が出せるかどうか。
サッカーの神様の採決が下されるそんな試合になる気がします。

この試合も前回同様、仕事から帰って結果を知る形になります。
千葉サポーターにとって望む結果になる事を祈りたいと思います。
by 千葉県民 (2012-11-22 07:58) 

nuruinu

>千葉県民さん
こんばんは!!
とうとう明日、もう24時間を切りましたね。
一方は昇格、一方は残留という現実を突きつけられる試合になるので、厳しい部分はありますが、今年は”奪還”の年、奪い取っていきましょう。

選手達も監督も勝って昇格という意識といつも通りという意識でいけるようなので、先制して無失点で勝利といきたいですね。

お仕事ということで、なかなか気を抜けないかもしれないですが、休憩中などに、念を送って応援していきましょう!!神様仏様福有神社様、神に頼んででも勝ちたいです。わたしも録画観戦になってしまいますが、魂を飛ばして応援します!!

ではでは。
by nuruinu (2012-11-22 23:20) 

秋津蜻蛉

こんばんは。
いよいよですねぇ。
森島のってますねぇ。普段あんまり蹴ってないのにFK入っちゃうって。すごい。
フクアリでのせちゃったかなぁ…。
大分の前線ってめっちゃ真面目ですよね~。
それが一番こわいです。

サイドから森島へ。だろ。
さぁ、かかってこい。準備は出来ているぞ。
多分。

1ボランチですかね…?
宮沢丸谷の2ボランチ…?いや、変にいじってこないか。
宮沢がディフェンスラインに吸収されるほど押し込めれば、ロングフィードの発射台にならなければ一気にワンサイドもあるかもしれません。妄想だと。

さらに妄想だと谷澤が結構自由に動き回れててバチコーンと決めています。

敵は馬場状態とレフェリングかなぁ…。

時は来た。それだけだ!!

ではでは。
by 秋津蜻蛉 (2012-11-23 00:00) 

nuruinu

>秋津蜻蛉さん
こんばんは!!
相変わらず、良く観てますねえ。おっしゃる通りの展開、あると思います。

超プラス思考妄想では、

中盤で森島のところに収まるボールを全てサトケンがカットと竹内が気迫のヘッドで跳ね返し、

藤田がセカンドボールを収め、圭二→ヤザとつなぎ切り込んで、マイナスのクロスに兵働スルーで、ヨネ!!という流れでいきます。

おそらく大分はワンボランチで変えずにくるので、前線のスペースはあり、兵働がいきいきと躍動してくれそうな気も。ヤザの変態ドリブルもそりゃあ活き活きと切り込んでいった日にゃあ、フライング気味でもPKとかもらっちゃうでしょうね。3バックにアンカーという布陣は、大分にとってはリスクある布陣ですね。

全力で勝利と昇格を掴み取っていきましょう。必ず。

ではでは。




by nuruinu (2012-11-23 00:25) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。