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落ち着きとガムシャラと【2012年J2第7節 vs水戸戦@Ksスタ】 [レポート(2012)]

ジェフ1-0水戸


どうも、わたしです。


今節の試合は、

圧勝したわけではなく、

せめぎあいの中、なんとか奪った勝利ですが、


相手も真剣なプレーを見せていただけに、

ジェフの選手達が走りきってプレスを続けて奪い取ったこの勝利が、

ひときわ嬉しいものですね。


いつもどおり、

あんまりとりとめなく、

思うところを書いていきます。


先に、流れを簡単に書いていきます。


試合開始直後から両軍中盤で激しくプレスの応酬となる。ジェフは序盤は水戸のプレスにボールを運べず押し戻されるケースも見られ攻めあぐねるも、守備時は高い位置からのプレスで逆にボールを奪うなど、攻防を徐々に有利に進めていきポゼッションを高めていった。前半は、プレスの応酬で、両軍無得点。後半は、カウンターを含めた攻防が続くが、ジェフが高い位置で押し気味に進める展開になると、71分左からのクロスのクリアボールに大岩が詰め、ラストパスを佑昌が押し込み先制。その後も攻守に走り続けたジェフがしのぎきり、アウェイ勝利を収めたゲームであった。



思うところを書いていきます。


①落ち着きとガムシャラと


メンタルの部分を書いてみたいと思います。



昨年までと比べ、

今年のジェフ、そして特に今節は、

メンタル的に非常に落ち着きがあるように感じています。



前節、勝てる試合を落としており、

アウェイ2連戦となる今節、

PKを外してしまった藤田をはじめ、

責任を感じる選手が入れ込みすぎてしまう可能性があると思っていました。



ところがどっこい、



藤田のポストの収まり具合は、

すごかったですね。神ですわ。



後ろに相手DFを背負った状態で、

自分の足を伸ばした、相手DFに届かないところで、ぴったりポジショニング。

そして、味方の方向にしっかり振る。


今節、ジェフもプレスがしっかりしてましたが、

水戸のプレスと玉際も強く、ジェフのクリアが正確でない部分もありましたが、

藤田がみんなマイボールにしてくれました。


とても落ち着いて、正確なプレーをしてくれたと思います。


そういう落ち着いてプレーできた感じの選手が、

他に、

武田と、サトケン。



武田は、サイドチェンジのロングボールを受ける機会が多かったですが、

相手ディフェンスが追いつかないような鋭いパスを受けても、

ピタリとトラップしていました。


相手ディフェンスは、トラップミスのボールを奪うことを狙っていたんですが、

落ち着いて正確なトラップで、

マイボールにし続けていました。


基本ですけど、

光るプレー。


サトケンは、前にも書きましたが、

こういう玉際の強い厳しい試合でも、

その場面に応じた的確なポジショニングを、常にやってくれて、

攻撃ならいいところにいて、守備なら相手の攻撃をうまく遅らせる、

いいところにいてくれています。



そんな風に、

チームとして選手個人として、

落ち着いたプレーが随所に見られました。




そんな風に落ち着いて、

自分達のサッカーを落ち着いてやっている中にも、

ガムシャラなヤツもいて、

これがいい具合にフィットしています。




深井、大岩は、いつもやってくれていますが、

今節は、佑昌を取り上げないわけにいかないでしょう。



福岡戦でも、非常にガムシャラなプレーを見せてくれましたが、

今節は初ゴールも。


サイドに勢いよく走りこんで行くプレーや、

ジェフが逆サイドから展開しているときは、

ゴール前にどんどん詰め、ゴールを狙っていきます。



この冷静に自分達のサッカーをしているチーム内にあって、

ガムシャラに攻める姿勢が、

勝利を呼んでくれたと思っています。



髪型や風貌、そしてプレースタイルから、

イケイケな感じ選手であることを想像していたんですが、



今節の(今節までの)佑昌のプレーを見て、

彼はとても”素直”な選手なんだなあ、

と思いました。



古巣戦では、

古巣への恩返しに燃え、ブーイングの中、ガムシャラにボールに行っていましたし、

今節のように、途中出場でゴールを奪うことを義務付けられれば、

ひたすらにどんどんゴールに迫っていきます。



わたしの思い出として、

サポフェスのとき、佑昌に握手を求めたら、

”なんでおっさんと握手しなきゃいけないんだ”という雰囲気でムッとしていたのをよく覚えているんですが、



この素直でガムシャラなプレーを見ていたら、

”素直”だからか、と、

なんだか、納得してしまいましたし、



ジェフのためにとことん素直にガムシャラにプレーしてくれる、

佑昌という選手が、

とっても好きな選手になってしまいました。



なんだか、まとまりませんが、

チームとして、

メンタル的に、とても充実しているように感じていますし、

佑昌の起用を見ても、

そのメンタルの部分を、

監督がよく把握して交代策に生かしているように思います。



②少ない手数で素早いカウンターを


まえにも取り上げた、ジェフのサッカーとしての”いい形”で、

少ない手数でゴール前に迫る場面があったので、

紹介します。



以前紹介した形は、

くさびのパスの”受け”の選手の近いところに”パス出し”の選手がいて、

”受け”が落として、”パス出し”が前を向いてボールを貰い、

さらに前にくさびを入れて、前方につないでいく形です。



今節、

41分、中盤で奪ってカウンターからだと思うんですが、

智からくさびが入り、サトケン(受け)→竹内(パス出し)→前方→大介(受け)

さらに、大介(受け)→兵働(パス出し、ワンツーで返す)→大介とつないで、

センターの深井にラストパスを入れたシーンがありました。



各選手ワンタッチでつないでいるので、

智から正味数秒で相手ゴール前に迫っているカウンターです。



はじめに紹介したパターンの流れの形を2回繰り返すだけで、

一気に相手ゴール前へ侵食しています。



こういう形がそうそう簡単には決まらないですが、

水戸のようなプレッシャーの厳しい相手でもできたということは、

いいことだと思います。



こういった手数を少なく、細かいパスワークでつなぐ形が、

より熟練して、

素早いカウンターにつながっていくと、

もっと点につながっていくんじゃないかと思います。




③個人技のプレーも見られていい傾向


前節のレポ記事で、

予想外の個人技で混乱に陥れるプレーがなく、

単調だと書きましたが、


今節は、

レジナルドを中心に、

突破やドリブルを見せるプレーもあったので、

いい傾向じゃないかと思います。


もっとそういうプレーを入れていってもいいように思います。

バランスを崩さない程度にどんどんやって欲しいです。




さて、

ジェフの選手達は、

落ち着いて自分達のサッカーを貫き通すプレーを見せた。



アウェイ戦の重圧や、

前節の敗戦から来るプレッシャーを撥ね退け、

自分達のサッカーに自信をもってプレーした結果が、

勝ち点3につながった。



この勝利で得たものは、

勝ち点3だけではない。



われわれは自信を深め、

より自信をもって昇格を目指した戦いが出来るだろう。



この自信を深め、

さらに目指すのは、

”王者のサッカー”であろう。



有利な試合を圧倒的に制圧し、

厳しい試合でもワンチャンスで勝ち点3を奪う、

そういうチームに進化していこう。


手ごたえは掴んだ。


更なる進化を目指そう。



がんばれジェフユナイテッド。



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WAON_WAON

こんにちは。
無意識に、ゆーすけ選手のチャントを口ずさんでしまいます(笑)
水戸戦はお互いに勝ちたい気持ちがあって、
最後まで諦めなかったからの勝利ですね。
スタジアムでの黄色い力も選手たちの勇気になったかなと思うと、行って良かったと本当に思います。
今度はホーム!よりたくさんのジェフイエローでしっかり選手を後押ししたいですね。
by WAON_WAON (2012-04-10 13:02) 

nuruinu

>WAON_WAON さん
こんばんは!!
わたしは最近、「ひょーどー、おっおっ!!」が頭の中で鳴り響いて止まらなくて困ってます(笑)
水戸もとてもメンタルに強いチームだと思いますが、そこに競り勝てたというのは成長だと思いますし、アウェイまで行ったジェフサポーター達の応援もかなり後押ししてくれたんじゃないかと思います。

ホーム戦では、負けられないですからね。この勢いを継続できるようにがんばっていきたいですね。

ではでは。

by nuruinu (2012-04-10 22:24) 

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