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和の蹴球を極めんと欲す [サッカー]

どうも、わたしです。


先々月は結婚式の間に考えたことをブログに書きましたが、先々月に続き、また結婚式に行ってきました。

サポと選手の絆はどうやって育まれるのだろうか(弊ブログ10月17日記事))

先々月はきれいな教会での結婚式だったんですけど、今回は神前式で、

見事な和の装いに身を包み、日本の神の前で執り行う、身の引き締まる結婚式となりました。


洋式では、神父に見届けてもらいながら、夫婦の契約を行うのですが、

和式では、結婚したことを神に報告する儀式のようです。

その儀式として、夫婦が三々九度の杯を、そして親族一同が固めの杯を交わす。

粛々と静かに執り行われ、いかにも硬い感じの式典です。


ブログを読んでくださる方はわかると思いますが、

古臭い考え方を持っているわたしは、

この”和”式の神前式に、圧倒的な力を感じ、

ここで神に報告した絆は、二度とほどいてはいけないような、そんな身の引き締まる思いを感じました。


その絆をほどいてはいけないという感覚を持てたということは、

夫婦の絆を確認するために行う”結婚の儀式”としては、優れているということでしょうし、

日本には日本の、和の良さというものがあると、感じられる瞬間でもありました。


そのように日本人には、日本独自の、”和の良さ”というものがあるんです。



サッカーでも同様でしょう。



われらがオシム御大が、ジェフの、そして日本代表の監督を務め、

日本人の特徴がよく出せるよう提言してきた、

”人もボールも動くサッカー”

日本人特有のテクニックと、日本人が持っている運動量・走りを融合したサッカーだと解釈しているが、

この考えは、日本のサッカーにかかわる人々すべてが共感し、

そしてチームを作っていくうえでの、土台になっているものと、

ここ数年の日本のサッカーを見て感じています。

この基本的発想を持つことで、日本人の持つ走りの持久力・根性、そして小回りの聞く素早さが生きてくるように思います。



そもそも、戦術的なことだけでなく、

その日本人特有の良さ、和の良さを出していこうという、

取り組み自体にも共感が出来るのです。



外国の真似ではなく、日本の和の良さを出して、それが海外のチームを凌駕する。

それが、日本サッカーが求めていく”本当の醍醐味”ではないかと思う。




そんな風に日本の良さを出していこうという動きがある中で、

一方では海外の様式に統一しようという動きもあると感じています。


セリエA、ブンデス、プレミアなど海外のトップリーグで流行りのシステムが出ると、

こぞって真似をし、

Jリーグでは、おんなじ様なシステムのチームがいっぱい出来上がる。


用語も海外の様式に統一されつつあり、

我がブログタイトルである”アディショナルタイム”も、

一般的にロスタイムと呼ばれていたものが英語の呼び方で統一的に使われるようになったもので、

このように海外でのスタイルを真似し、海外の呼び方に統一する動きがあります。



しかし、みんな合わせようというのはどうなんだろうか。



そもそも”サッカー”という名前は、英語であるが、

英語でも、アメリカで使われる語らしく、

イギリスなど多くのヨーロッパ圏はフットボール、イタリアはカルチョというそうだ。

その”サッカー”というスポーツ名称すら、

それぞれの国が独自の言い回しを用い、こだわりを持っているのに、

日本人は、すぐ真似をして海外にあわせてしまうというのもどうなのかと思うのです。



日本には日本の、和の良さがある。

サッカーでなく”蹴球”でいいし、

ゴールも、ゴラッソなんて真似しないで、”得点”でいいと思うんです。

まあ、用語なんてどうでもいいので例えですけど。



あんまりまとまりませんが、日本の良さあるサッカー”蹴球”を伸ばし、

和の良さを魅せていく、

海外が真似をするような、

いや、

海外が真似したくても真似できないような、

日本にはそんな和の良さある蹴球を作り上げていって欲しいなと思います。


だから、いいところを真似することも必要かも知れないけど、

自分達のものにこだわりをもって、伸ばしていって欲しいなと、

そんな風に思います。



最後に、

相変わらずこんなことを結婚式の間中考えていて、

ゴメンね、友人よ。



友人夫婦のこれから作る家庭が、

自分達の味ある自分達だけのすばらしい家庭となるように祈願したい。



他人の真似なんか必要ない。

自分たちの良さがある家庭。

それがいい家庭だよ。


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あと、この場を借りて、友人に謝ります。

和の結婚式ということで、

披露宴の間ずっと、みんなで樽酒囲んで大騒ぎして、

ごめんなさい。

すごい美味しかったよ、あれ。





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